<Infinite Dendrogram>-インフィニット・デンドログラム-  5.可能性を繋ぐ者達 (HJ文庫)

-インフィニット・デンドログラム- 5.可能性を繋ぐ者達】 海道左近/タイキ HJ文庫

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王国へ仕掛けられたテロは、レイたちルーキーの活躍によって鎮静化しつつあった。しかし、“勝つ"ためには手段をえらばないフランクリンによる最後の切り札が発動し、大量のモンスターが王国へと進撃を開始する。
限られた人数、閉じ込められた上級マスターたち。再び王国が危機に陥ったその時――あの男がついに動き出す!!
『今夜お前が開いたゲームで、お前は最大のミスを犯した――それは“弟"と“俺"を敵に回したことだ』
勝ちに不思議な勝ちあり、負けに不思議な負け無し、という名言はジャンルを問わないのですねえ。王国側からすれば、この勝利は幾つもの偶然と運と奇跡が幾人もの奮迅の活躍によって紡がれたもので、まあなんで勝てたんだろうという代物だったのに対して、フランクリン側からすると明確にフランクリン教授の歪んだ性格によってもったいぶった戦争計画がなんもかんも悪かった、と。まあ作中でも指摘されていますけれど、典型的な戦力の逐次投入ですよね。さらに、作戦目的の度々の変更。ただ、これがゲームの難易度バランスという観点で見ると実に絶妙な塩梅なんですよね。まあ、折々に触れて特定の強キャラの投入がないとクリアできません、というのはクソゲー以外のなにものでもないのかもしれませんが。
しかし、フランクリン徹底的に悪キャラで行くのか。この段階でなんでそこまで歪んでいるのかわからないのもモヤモヤするのだけれど、妹の方ではなくこのお姉ちゃんの方がリアルでレイに縁ができそう、というのが大きなポイントなのかも。あれ? もしかして、フランクリンの方がヒロイン枠なの、まさかまさか。
ともあれ、満を持してクマニーサン出撃。破壊王の名は伊達ではなかった、どころか貴方出るゲーム間違えてませんか? というレベルで。これ超級とそれ以外に格差ありすぎやしませんかね!? むしろ、ちゃんと準超級レベルの人っているんだろうか。ジャイアントキリングって主人公以外でも出来るんだろうか。いや、マリーさんは確かそれを成し遂げていたんだったか。
マリーの正体、レイがとっくに気づいていたというのは流石に驚きましたが。そのへんもっと鈍感なのかと思ってた!!
しかし、クマニーサンの戦闘スキルがリアルのプレイヤースキルに寄ってるとなると、どれくらいリアルの技術とか身体機能とか反映されるんですかねえ。ってか、このお兄さんをして比べ物にならない、という一番上のお姉さんが何者なのか気になって仕方無いんですけど!! 既にアラサーらしいですけど、言及だけされて登場しないリナ・インバースの故郷の姉みたいなポディションなんだろうか。
さて、なにやらどうもビジュアル的に変な方向に言っているらしいレイくん。イラストがそのへん、写実的じゃなくて茫洋とした作風なんで、具体的な今のレイくんのデザインがわからなかったんですが、そんな凶悪なことになってたのか!! いや、職業的に「聖騎士」のわりに周りからの反応がそっちの清廉な白系の正義の騎士、という感じがしないなあ、と思ってたんですが……。そう言えば、装備品、どれも怨霊系とか血塗れ系とか獄卒系だ!!

シリーズ感想