ラストのトレーナーさんの叫びは、見てるこっちの気持ちをこれ以上無く代弁してくれてたなあ……。

結局、スピカの他のメンバーのレースはダイジェストで。ぶっちゃけ、他の子たちの本番は後回しにしておいて、第二期でやってくれてもよかったんじゃよ? 特にトウカイテイオーとかさ。
OVAでレースの模様とかやるんだろうか。
とりあえず、スペの本来のラストレースであるところの有馬記念、グラスとの決着編をアバンでとはいえなかったことにせずやってくれて良かった。
あの瀬戸際の攻防は、グラスとしてはやっと出来たスペとの本気の競り合いでしょうし。喜ぶグラス、可愛かった。そして、やはり負ける主人公w

最終話でチーム・スピカの成り立ちを振り返る形で語ってくれるのは良かったですねえ。ってか、ゴルシが最古参だったのか。一番新しい世代の子なのに。
ゴルシ、振り返ってみるとあれだけフリーダムで好き放題やっている子なのに、ここぞというときはいつも仲間思いで、影に日向にみんなのこと支えてくれてるんですよね。一時はどん底だったトレーナーをも、見捨てず一緒に居続けてくれたって、どんだけいい子なんですか。
ただのお笑い枠ではなく、話数が進むに連れて一番株あげたのこの子じゃなかろうか。

細江さん、第一話のあまりの棒っぷりに苦笑したものですけれど、回を重ねるごとに目に見えてうまくなって、これは本当にすごかったなあ。実況解説でも声に感情が乗ってこっちまで震える場面ありましたし、最終話ではついに普通にドリームレースの抽選会の司会なんてことまでできちゃってるし。


しかし「ウィンタードリームトロフィー」、これ東京芝2400ってマイラーには厳しいレース設定ですねえ。タイキシャトルの姿がないのも無理からん。わりとスズカもこなせなくはないけれど厳しい距離。
香港やドバイのように、同日に複数の距離や馬場でのレースをやるお祭りみたいなのならもっと盛り上がるかしら。
でも、勝負服はドリームトロフィ用のじゃなくて、それぞれの勝負服で走ってほしかったかなあ。祖の方が見栄えとしては壮観だった気がする、ってか見たかった。
これだけのメンツが揃うと、それぞれに因縁とか実際ではつけられなかった決着とかが絡む馬同士の関係があって、みんなが主役張れるんですよねえ。
一頭一頭、ちゃんと実況解説でもコメントつけてくれて、あかん否応なく盛り上がる!
これはシリーズ最初の方から感心させられたのだけれど、レースの模様、上から見下ろす俯瞰アングルだと、髪の毛と尻尾の靡き方もあってか本当に馬が走ってるみたいに見えるんですよね。あれはすごい。
レース中、一度全馬の位置が落ち着いてから、先頭から一頭一頭名前を読んでくれるの、本当のレース実況みたいで嬉しいのなんの。これまでのレースはなんだかんだとモブで名前を呼べないウマが多かったので、これ出来なかったもんなあ。
そんでもって、全馬の位置取りがもうまさに「その通り!」と言いたくなる順番で、文句のつけようがないのである。これ、だいぶ吟味したんだろうなあ。
これだけのメンツだと、確かにはっきりと誰が勝った、となってしまうと角が立つかもしれないけれど、でもこれだけのメンツだと逆に誰が勝っても納得は出来るんですよね。こいつが勝つのは無いよなあ、と思ってしまうのが1人もいない。
ほんと、スタートしたところでおしまい、かと思ったらゴール板直前まで描いてくれたのはもうたまらんかった。ありがとう、ありがとう。

と、最後にトレーナーがまたぞろかつてのスペちゃんみたいにセクハラした、上京してきたばかりと思しきウマ娘。
あの見事な流星と見事に野暮ったいババシャツみたいな茶色の服からして、かなりキタサンブラックですよね!? 特に、あの茶色は印象的なキタサンの勝負服が想起されてしまいますし。
まあさすがに、二期がキタサン主役となるのは大変でしょうけれど。同世代のウマ、全然ウマ娘にいないわけですし。

ともあれ、本当に面白かった。古くからの競馬ファンとしてもクリティカルを食らう演出や展開ばかりでしたし。これだけしっかり史実寄せで描いてくれたら、たまりませんよ。
そして何より、サイレンススズカの名前を悲嘆とともに思い起こさなくてはならなかった20年の呪縛を、解き放ってくれたことには深い感謝しか抱けません。ありがとう、ありがとう。

レースの模様はどれも見てて盛り上がるものだっただけに、映像特典でもなんでも色々とつくってほしいなあ。
そして何より、二期。二期。二期。あと、出せないウマはしょうがないけれど、出せるウマはもっとどんどんウマ娘としてデザインして欲しいなあ。

そう言えば、アプリはどうなってるんでしょうね。いやまじで。

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