この素晴らしい世界に祝福を!14 紅魔の試練 (角川スニーカー文庫)

【この素晴らしい世界に祝福を! 14.紅魔の試練】 暁なつめ/三嶋 くろね 角川スニーカー文庫

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ゆんゆんの依頼で紅魔の里へ向かったカズマたちは、恒例となった頭の悪い歓迎を受けつつ、族長試練の対策を練っていた。ゆんゆん曰く、二人一組で受ける試練で紅魔族らしい斜め上を行く面倒な内容とのこと。なぜそこまでしてゆんゆんは族長を目指すのか?そこには里を想う、彼女なりの考えがあり―。一方、夜な夜な爆裂魔法を放つ輩がいると騒ぎになり、真っ先に疑われためぐみん。ゆいゆいの厚意で夜をともにしていたカズマは“爆殺魔人もぐにんにん”の仕業であると知らされる。紅魔を恐怖に陥れる“爆殺魔人もぐにんにん”とは、一体…!?全てのエピソードが終結する時、新たな扉は開かれる!

めぐみん、なんてエロい娘!! この場合、年上のおねいさんに手伝ってもらうのも同級生の娘に手伝ってもらうのも、年下の女の子に手伝ってもらうのもそれぞれ充分エロいのだと思うんだけれどめぐみん、それはエロ漫画のヒロインが事に及ぶときの導入のセリフだぞ。
一応、ゆんゆんメインの話のはずだったのだけれど、開けてみればひらすらめぐみんのヒロインっぷりを堪能するお話でありました。ある意味、ゆんゆんとめぐみんがイチャイチャしている話でもあったのですけれど。
めぐみん、昔はもっとゆんゆんに対して塩対応だったと思うのだけれど、男ができると余裕が出来るタイプの女子なのか、わりとわかりやすくゆんゆんのこと庇って助けてるんですよね、今回。
しかし、意外だったのはこの紅魔の里ですら、爆裂魔法を日課爆破してると怒られるんだ。いや、さすがに王都とか普通の街なら、凄まじい大爆発が毎日起こるとかそりゃ衛視が出てきて捕まるよなあ、と思うところだけれど紅魔の里なら普通に受け入れられそう、と思っていた自分は少々アクセルの街を舐めていたのかもしれない。
紅魔の里ですらアウト、という状況をあっさり風物詩にしてしまっているアクセルの街、紅魔の里やアクシズ教団の本拠と変わらないレベルで聖域になりかけてるんじゃなかろうか。実際、魔王軍幹部何人も滅殺されているわけですし。まあ、前者2つの街と比べて見た目の脅威度が判断つかないだけに、ほいほいみんな引っかかりにくるのだろうけれど。

というわけで、ついに最終ラインが見えてきたといえる魔王軍の影の参謀、現る、の回が訪れてしまったわけだ。
ウェブ版にも登場していた彼女だけれど、この娘、何気に一番アクアを追い詰めたキャラクターでもあったので、書籍版ではどうなるかと思ったらこれわりとマイルドになってません? いや、けっこう深刻になる前にウィズが全部台無しにしていったというか……いや、マジで酷いからな、ウィズさん。仮面の悪魔氏の場合ちゃんと悪意ある作為でネチネチ悪感情を育てる言動で追い落としにくるけれど、ウィズさんてば完全に天然だもんなあ。
今回に関しては、彼女に関しての疑惑って殆どまだ生じてないレベルだったので、この段階で全部ぶちまけていったウィズさん、マジ鬼畜、てな感じになってますよぃ。
魔王軍幹部連中、往々にして酷い目にあって行ったわけですけれど、この方、歴代でも屈指の身も蓋もない可哀相なことになりそうで、今からゾクゾクしてきそうです。

それはそれとして、ダクネスが物凄い間女臭をますます垂れ流しにしだしてて、この残念さが最近たまらなくなっていました。ドM気質が段々と抑え気味になってきて、その分乙女成分が湧き出しているのですが、なぜかそれが純真できれいな愛情へと傾かずにひたすらダメ女の方へと転がり落ちていく原動力になってしまっているという不思議。
被虐嗜好な頃よりもむしろダメさがマシている感すらあるのは、ある意味すごい。もうペットでいいからめぐみんとの夫婦で飼ってあげたらどうだろう。

シリーズ感想