【デート・ア・ライブ アンコール 8】  橘 公司/つなこ 富士見ファンタジア文庫

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「なんでよりにもよって私が教師なわけ?」
七罪が先生になって精霊たちのクラスを担当!?
「民を幸せにできずに何が王だ!」
国のため、民のため、そしてきなこのため十香は圧政をしく王を倒す!?
「また逃げたわね本条ぉぉぉッ!」
琴里編集長の怒号が響き渡るラタトスク編集部発行『フラクシナスマガジン』の校了!?
「―店は決まっておるのか?」
六喰太夫が遊郭でお座敷遊び!?これは世界から否定されなかった精霊たちの、もうひとつの物語。五河士道はいくつもの『IF』の世界を渡り、ある真実に辿り着く―。ありえたかもしれない戦争を始めましょう。


【七罪ダブル】
いやそりゃ七罪以外に先生出来るような人材、精霊の中にはいないでしょうに。タマちゃん先生でも出来るんだから誰でも出来るだろう説はあるけれど、二亜とかにやらせると普通にダメ教師になるしなあ。
ちみっこい方が先生役というのも大正解である。久々に七罪の大人バージョンも見れて良かった、というか今回は女子高生バージョンか。自信がなかなか持てないちびっ子七罪の憧れは、やはり大人な自分なんだろうけれど、内面の成熟度からすると今の七罪の方がしっかりしているんですよね。女子高生な妹の方の七罪が、姉である本当の小さな七罪への憧れを語るのはさて、いったい誰の思いなのか。
あと、二亜は女子高生はさすがにコスプレ感が酷すぎてアウト。ってか、学校でビール缶カラにして酔っ払うな!


【十香ブレイブ】
前回の七罪二人に引き続いて、今回も反転十香と純正十香の対決ということで本作のコンセプトって自分との対峙なのか、と勘ぐったのだけれど後々見ると別にそんなことなかったぜ。
最近十香の成長著しいんですよね。今回も真っ当に勇者して、民の安寧を語ってたりするし。前はそんな難しい話できなくて、ひたすらハングリーモンスターしてたのに。
何気に今回も二亜がやりたい放題酔っ払っていて、この呑んだくれ本当に誰かなんとかしろ。まあ何故かこの人、自分から小物ロールはじめて自分からギャフンと言っちゃうので放っておけばいいような気もするんだけれど、美九の方はあれ放って置くと際限なくやらかすので、あちらこそ誰かなんとかしろ! 今回なんか本人登場していないにも関わらず、酷い存在感でした。被害者七罪が可哀想過ぎるw
前は変態は折紙のワントップだったのだけれど、美九と二亜が加わったことで酷さが三倍になってきたなあ。


【琴里エディター】
うちの妹は頼もしいけれど、それ以上にダダ甘なお兄ちゃんっ子なのです。琴里編集長のもと、新人編集士道が難儀な精霊作家たちから原稿をもぎ取るお仕事編。
だから本当に二亜と美九はなんとかしろw って、本作ではそればっかり言ってるような。このあともそればかり言うしかないのである。折紙もあれはあれでブレないのだけれど、彼女って意外とちゃんと与えられた役に乗っ取りつつそこで変態プレイかましてくるので、世界観には従順なんですよね。対して、二亜と美九はブレなさが貫かれすぎていて、どこの夢でもやってること変わらないw
さて、しかし作品名を見ると琴里も相当にガチである。血のつながらない義妹というポディション、活用する気満々じゃないか。でも、士道もラストみると相当甘やかしてるよね、これ。


【六喰ゲイシャ】
何気に一番しっとりとしたラブストーリーしてたのが、この六喰をヒロインとした苦海編。十香と同じ無垢で純心なタイプな六喰なんだけれど、まだ子供っぽさがつきまとう十香に対して六喰の方は艶が全然違うんだよなあ。一途だけれど湿潤な色気が醸し出されていて、なるほど六喰の花魁はまさに適役でありました。イラストもまた気合入ってて。花魁六喰の後ろの禿な七罪と四糸乃のコンビも可愛らしさ突き抜けてましたけれど。
これ、全員分描いておくべきなんじゃなかろうかw
何気にお座敷遊びも知らないのがあって、勉強になりました。


【士織スピリット】
本作随一の怪作!! って、これ誰の夢なんだ!? 新たに出現した士織という精霊をデートしてデレさせて攻略することになった五河士道。しかし彼は知っている。彼女・士織は自分が女装した姿! どうやら本当に女体化しているようだけれど、あれは紛れもなく自分さー。というわけで、自分を攻略するはめになった士道。ちなみに相手の士織の方も士道が自分だとわかっている。お互い自分同士とわかっていながら、デレさせることが出来るのか。という倒錯極まった話であり、シリーズ通して実は士織が一番可愛い、という説を鍛造して鍛え上げるかのような話である。
てか、ガチでデレやがった二人共w
士道くん、今まで数あったデートの中で今回が一番楽しそうだったぞw


【その幕を下ろすのは】
さても今回の夢のお話の黒幕の登場である。なんかその多重存在な設定、ほんと便利ですよね狂三さん。
CRユニット装備の狂三とか、いつもの黒ゴスロリと全然印象違っててこれはこれで眼福!!
逆に白ゴスな真那がこれまた今まで可愛らしい格好をしたことがなかっただけに、さすがは士道の実妹というポテンシャル。そうですよ、彼女って士織の妹でもあるんですから可愛くならないわけがないじゃないですか。
狂三の夢でのドMっぷり、或いは士道のドSっぷりも笑いましたけれど。狂三はほんと色々と美味しすぎる。

シリーズ感想