第17節「征け、黄昏を越えて」

女神の慟哭。
自らの至らなさ、無力さを嘆き、この世界の歪さを噛み締め、しかし在りえぬはずだった奇跡を離すまいと握りしめ、こぼれゆく命に涙しながら、育たぬ世界に胸を軋ませながら、それでもこの小さな世界を守りたいと願った女神の慟哭である。
そうして抗うのだ。巨人王スルトをも破った人の子たちに。
それでいて、抗わないのだ。さながら小さき子らの奮闘を慈しむようにして。

恨まず、憎まず、かの女神は本当に最後まで愛の女神でありました。献身の神であり、慈愛の地母神でありました。
かの神もまた、征けと背中を押すのです。苦しみ藻掻く子らを励ますように。
消される世界のものでありながら、どうしてこんなにも彼ら彼女らは。それが余計に辛く、苦しく、それでも彼らのためにも、という独り善がりを全肯定してくれた彼らの有り様に胸が熱くなるばかりなのです。

ゲルダとは、最後に別れを言うことも出来なかった。最期まで無垢にこの世の善性を体現していた小さな少女。その消えゆく様は、一体どう言葉にしていいものか。
新所長が慰めです。あなた、どこが冷酷な貴族主義で選民主義者なんですか。自分でそう思ってるだけじゃないですか。

ともあれ、ゲッテルデメルング。空想切除完了である。
あの在り得なかっただろうオフェリアとマシュの友達となる夢は、果たしてダレの夢だったのか。


って、いきなり世界2つ滅ぼしておいてからに、海で覚えて全滅だと!?
と思いきや、これが噂の彷徨海。いや、シオンさん、なんでそんなアゲアゲなテンションなんですか!? ホンマにメルティブラッドの頃とはキャラが違うっぽい!? 歴史が違うと、世界が違うと、人生の成り行きが違うとここまでキャラ変わってしまうものなのか。
これはシオンを識ってた人たちの初プレイ時は驚きだっただろうなあ。

イベントには間に合いそうにないのだけれど、それでも第三章シンに突入であります。