【Fate/strange Fake 2】 成田良悟/森井しづき 電撃文庫

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冬木と呼ばれる地で語られる、どこにでもあるような噂話『蝉菜マンションの赤ずきん』。その話には、噂では語られぬ続きがあった。米国・スノーフィールドにて紡がれる、都市伝説の後日談。その怪談の主役、アヤカ・サジョウが巻き込まれたのは、生半な流言飛語などよりも遥かに荒唐無稽な―偽りだらけの聖杯戦争だった。「問おう、汝が俺のマスターか」半壊したオペラハウスの中、アヤカの前に佇むのは『セイバー』と名乗る騎士。聖杯戦争の仕掛け人たちですら与り知らぬ謎のサーヴァントの参戦により、事態は混迷を極めていく。そして、市内のカジノビルで賭博に興じるギルガメッシュは、そのとき―。

一巻の感想書いたのが2015年2月なので4年近く間をあけての2巻読破であります。おかげで、内容あんまり覚えてない!!
ギルさまとエルキドゥが再会してギルさま本気出すよー、となってたのは覚えていたのですけれど、他の召喚されたサーヴァントたち、真名明らかになってましたっけ。ジャック?以外は確か明らかになってなかったですよね。結局この巻でも誰も真名名乗ったり呼ばれたりしていなかったですし。
……というか、なんか人数多くないですか? 正規メンバー以外にもなんかいつの間にか増えてないですか? なんか、爺爺が喚ばれて、「!?!?」となってたらアーチャーっぽい人がもうひとり出てきて、いやホントに混迷を極めすぎててわけわかんなくなってきたのですけど。
取り敢えず、正規メンバーたちもまだはじまったばかりで行動方針が定まってないんですよね。エルキドゥとやりあうから今回は本気だぜ、とのたまってたギル様ですが、さっそくカジノで遊んでますし。いや、彼の場合はそれなりに目的ありそうだし、何よりマスターの教育という面も伺えるので一番わかりやすいのですけど。ギル様、ああいう人ですから自分のマスターに対する要求が非常に高い分、マスター大変なのですけれど今回のギル様は非常に優しいというか丁寧に示唆してくれるので、このギル様賢王さまの方のギル様なんじゃないのかしら、と思うくらい。先住民の少女の方も真面目なので盲目的に傅くのではなく、必死に言われたことを噛み締めてひたむきに実践しようと頑張っているので、ギル様としてもかつての自身のウルクの民を想起でもして可愛がっているのではないでしょうか、これ。
見回してみると、一番真っ当なマスターとサーヴァントのコンビがこの二人なんじゃないか、と思えるくらいまあエキセントリックな面々が今回のメンツには多いものでして。あのフラットくんがひとり浮いてないのよ!
まあ死徒のマスターなんてものが出てきた上に、サーヴァントそっちのけで教会の代行者とド派手なバトル繰り広げてたら、そりゃフラットくんも目立たず動けるというものである。目立たず動き回って、目ざとく色々と気がついて情報集めまくっているあたり、この子の天然の抜け目のなさはやはりいすごいのですが。
しかし、死徒のマスターって誰もが一度は想像しちゃう設定ですよね。このFate時空では、月姫時空と違って死徒は盛大にパワーダウンしている、という話からなかなか難しい展開なんだと思ってましたけれど。FGOの方でも出てきちゃったしなあ。
そして、教会の人間の代行者率が高すぎるw しかも、サイボーグ神父だし。あれで埋葬機関は自分なんかとは比べ物にならない人たちだ、と神父がのたまうわけですよ。シエル先輩どれだけすごいんだ、って話ですよね。まあシエル先輩はあれガチで強さランキング最上位クラス、月姫以来今日まで不動であり続けてるっぽい人ですからなあ。
ともあれ、神秘の秘匿という観点に全編に渡って喧嘩を売り続ける展開である。本来秘匿頑張らないといけない神父からして、死徒と大立ち回り繰り広げちゃってるしなあ。本人、真面目にする気はあるみたいだけど。実は監督役として一番真面目にやろうとしてた人かもしれないけど。
でも、公衆の門前で堂々と警察に捕まって連行されて、テレビカメラに向かって演説しちゃうようなサーヴァントを、どうやって秘匿すればいいんだw
ってか、公共の建物がぶっ壊れるのは聖杯戦争の定番ですけど、それで警察に捕縛されたサーヴァントはさすがにはじめてみたよ!! しかも、魔術とかまったく知らない普通の一般警察に捕まったとか! いや、本人が自分からすまんかった、と自首して捕まったわけで警察のお手柄というわけでもないのだけれど。でも、警察ちゃんと仕事しているの、えらいよね。なんか、署長さんは本来の警察の業務そっちのけで部下に宝具もたせてアサシンと遊んでたりするのですけど。
このセイバー、たとえばZEROでのイスカンダル枠だよなあ。色々本人が暴露している情報から正体だいたい想像はつくのだけれど、史実のエピソード見てもキャラがイスカンダル枠だもんなあ。
アヤカ・サジョウがなんかダウナーキマってるのが心配だけど。【氷室の天地】の沙条綾香に近いキャラという話だったけど、あっちのゴーイングマイウェイなふてぶてしいキャラと比べるとだいぶおとなしいというか縮こまって見えるけど、こっから変わってくるのだろうか。

とりあえず、ほんとに混迷しすぎているので一度何らかの形で全体整理してほしい気持ちがあるのだけれど、書いてるの成田さんだからなあ。
内容を忘れてしまわないうちになるべく早めに次を読もう。

1巻感想