ラドンくん、お前……お前w



映画見て帰ってきてから、さらっと検索してみたら、みんな「ラドン、お前」ってなってて吹くw
いやでも、そうなるよね。ラドンお前、てなるよね。




一応、ネタバレも満載なので畳んでおきます。





































謎の秘密組織モナーク……秘密組織とは!? いやまじで、公共電波で「謎の組織モナーク!」「秘密組織モナーク!」と連呼されるの、あれ秘密という言葉の概念が崩壊してませんかね!?
キングコングの時代、ベトナム戦争の頃だから1960〜70年台の頃は予算獲得するにもヒーヒー言ってた弱小組織っぽかったのに、現在はもはや国家に属さない超国家的地球規模の大組織、しかもあれ完全に独自に軍所有してますよね。軍に従わない、と冒頭で批判されてましたけど。
そして、はっきり言ってしまうとモナークの連中総じて頭おかしいですよね。完全にヤベえ奴らじゃん。その完全にヤベえ奴らが全世界規模で基地持ってて、そこに怪獣の封印研究施設おっ建ててて、むしろ構図的にはモナークの方が容易に悪の秘密組織になっててもおかしくないアレさ加減ですよ。ってか、基地何個あるんだよ!!
挙げ句、思想はどちらかというと環境カルトに近いものが……。
ぶっちゃけ、そこから行き過ぎて環境テロに走っちゃう人が出てきちゃうのが、今回のお話ですからね。地球は一度浄化されねばならんのだよ! 的な!? 
敵も味方も人間、頭おかしいのしかいねえ! 辛うじてマシなのって、主人公のお父さんのマークくらいじゃないだろうか。娘のマディだって、当初はまああれ同行してたわけですし。

メインの怪獣の方は、完全に昭和ゴジラの特撮映画をハリウッドがハリウッドしてやったぜ! 的なハリウッド的に全力を尽くしてしまった怪獣プロレスでありました。日本の特撮と決定的に違うのは遠方からのアングルだけではなく、足元からのアングルが多いところでありましょうか。逃げ惑う人間の視点から、真上で繰り広げられる超巨大生物同士の取っ組み合い、光線のぶつけ合い。
雨あられと降ってくる瓦礫、吹っ飛んでくる巨体、のたうち回ってあたり薙ぎ払うでっかい尻尾や首や光線の余波や。
火山噴火の噴石の雨の中の方がマシな感じであれやこれやが降ってくる。ついでに怪獣の巨体も降ってくる。それを全部真下から見上げている構図なのだ。

死ぬわ!!

普通に死ぬわ!!

実際死ぬ。

近いから、ほんと近いから! モナークの兵隊さんや研究者さんたち、わりと平気であの怪獣たちの足元にツッコんでいくから、頭おかしい。突っ込んでいって、結局逃げろー!って逃げて逃げ切れないという。だいたい封印研究施設からして、近いから。怪獣に近すぎるから。もう少し離れて、距離おいて、離れて!!

実際、近すぎてみんな死んでる。

距離感、もっと距離感を大事に。お大事に。

これはもう、映画館の大画面で見んと、という映画でした。でも、画面の動き目まぐるしすぎて追ってけない部分もあったので、ゆっくりもう一度テレビ画面で見直したいというところもあり。ってか、モブに対して相変わらず厳しいw 片っ端から落とされ潰されていく兵器群。ラドン、ほんとおまえそういうところやぞ!?

いやこれ、ラドンさんがあらかた持ってっちゃったんじゃないですか? キャラ立ちすぎでしょう、このラドン。あの炎を帯びたようなデザインといい、あのスタイリッシュな飛び回り方といい、見た目は結構カッコよかったにも関わらず、内面の問題で凄まじい三下キャラにw
ある意味優遇なんだろうけど。

ギドラも、あれ首同士でじゃれ合ってたりと愛嬌があり、表情もあり、何気に感情豊かなキャラしていましたねえ。それでいて、ギドラを見せる構図はどれも神秘的であり、見た目の破壊力は抜群でした。
モスラもあれ、見た目の美しさを追求したような描き方で。ハリウッド映画の「虫」ってどうやったってグロくて気持ち悪いデザインばっかりだったのに、これほど美しく虫を描いたハリウッド映画は初めて見た気がします。あと、幼虫のときの警戒色が赤で落ち着いたら青なの、王蟲w

ゴジラさんはマッスルヘビー級でした。取っ組み合いになると、あの身体の分厚さはど迫力ですなあ、やっぱり。モンスターバースのゴジラと比べると、和のゴジラはだいぶ細身に見えます。肉食えよ、肉。

いやあ、もう終わってみるとなんというか、これでもかというくらい「ゴジラ映画」していました。ゴジラ映画にハリウッドな映像技術と金をかけまくるとこうなる!という感じの。監督、ほんとゴジラ好きだったんだなあ、というのが伝わってくる映画でした。
これぞ怪獣黙示録、てな感じだったなあ、うん。ただ、既存の怪獣のデザインは良かったんだけど、端役の怪獣たちはあれ、どうもデザインがショボいというか。もうちょいプロレスラー体型なデザインの方が良かったんじゃないだろうか。なぜクモンガをチョイスしたし。
アンギラスっぽい感じのも途中居た気がしましたが、最後は確認できなかったんですよね、居たのかな。

ラストは、引き続き次回作への伏線、準備盛りだくさん。このやったるぜぇ、なネタのばら撒き方ほんと好きです。

もうちょっとみんな落ち着け、と言いたくなる部分もありましたが、総じて頭空っぽになって楽しめる作品でした、というかけっこう頭悪い映画だわなこれ、わははは。