【可愛ければ変態でも好きになってくれますか? 5】 花間燈/ sune  MF文庫J

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ついに瑞葉さえもが変態であることが発覚した。もう終わりだ。きっと俺を好きなまともな女の子なんて存在しない…いや、ちょっと待て。俺のことを好きな女の子が変態なのであればその子が変態じゃなくなりさえすれば全ては解決なのでは?「俺は、みんなを普通の女の子に変身させようと思う!目指せ、脱・変態!」一方、合法ロリストーカーな小春先輩が落ち込んでいた。何やら翔馬に浮気疑惑があるらしい。筋金入りのロリコンイケメン、翔馬がそんな簡単にまともになれるはずがない!小春先輩のためにも俺が疑惑を晴らさなければ!中高生男子に圧倒的支持な変態湧いてくる系ラブコメ、新章突入な第5弾!女子も読んでね!
表紙、これ小春先輩なのか。確かに先輩としてはちっちゃいけれど、そこまでロリという感じはしないなあ。
周りの女子はみんな変態。ちょっと変態は受け付けないし、さりとて他のまともな女性と付き合おうとしてもこの変態たちはその変態的行動力からきっと邪魔してくるに違いないから、こいつらの変態性をなんとかしなきゃにっちもさっちもいかないぞ、という事実に気づいてしまった慧輝。ここで諦める、という選択肢が出てこないコヤツは根がタフなんだろうか。
ただ変態をやめさせる、というのはどうなんでしょうねこれ。見ている限りでは彼女たちは全員自分の変態性について悩んでいる節はなく、受け入れているどころか大いに好んで変態に勤しんでいるわけですから、それをやめさせるというのは余計なお世話になるんじゃなかろうか。
もちろん、変態が無理ーというのもまた個人の自由ですから、慧輝に我慢しろというのもおかしな話。
ただねー、Sの子とMの人に関してはあれ、自分の性癖と恋のどっちを取るんだと選択を迫られた場合性癖の方を我慢して恋人に染まってあげる、というルートを選んでもおかしくない感じはあるんですよねえ。二人共口ばっかりでそれほどキツイ性癖ではないみたいですし、唯花なんか付き合うと勘違いした時の反応とかその後の態度とか普通の女の子でしたしねえ。
いずれにせよ、恋人になるという踏み込んだ関係に挑んでも居ない友達の段階で、変態やめろと言われてもそれは虫の良い話じゃないですか、というお話。

逆のそのあたり、しっかり覚悟決めたのが友達の方の翔馬と小春先輩のカップルなんですよね。お互い性癖がマッチした、というのもあるんでしょうけれど、それでも年上である小春先輩に対して姉に対するトラウマから年上に対して忌避感を持ってた翔馬がロリ好きとはいえ躊躇していたところから、ちゃんと踏み込んで正式にお付き合い叶ったのは二人共まー立派だったと思います。慧輝がちといい加減に見えるぶん尚更に。あれ、長瀬愛梨に誤解されたのよく考えると全然誤解じゃないんじゃないの?
どうせこのパターンだと愛梨も何らかの変態なんだろうけれど、そろそろ普通の子が居てもいいよなあ、というのは作品の趣旨から外れてしまうのか。

シリーズ感想