読んだ本の数:26冊 うち漫画:3冊


今月は一日一冊読む気力が保てなかったというべきか、帰って寝落ちしてしまう日が多かったからなあ。先月より十冊近く下落してしまいました。夏暑い時期にどれだけペース戻せるか。

衝撃の一作だった【幼なじみが絶対に負けないラブコメ】。自爆芸をこれだけ昇華されるともう笑い転げるしかありません。構成も絶妙で、強烈な作品でした。
出る新作全部面白い【天才王子の赤字国家再生術】もさることながら、5月最大の注目はやはり【葡萄大陸物語 野良猫姫と言葉渡しの王】でした。これから先、雄大なシリーズになることを予感させてくれる物語で、ファンタジー戦記の新たな旗手となるのを期待してしまいます。


★★★★★(五ツ星) 1冊

幼なじみが絶対に負けないラブコメ】 二丸 修一/しぐれうい  電撃文庫(2019/6/8)


【幼なじみが絶対に負けないラブコメ】 二丸 修一/しぐれうい  電撃文庫

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人を好きになるということから生じる凄まじいエネルギーを、果たしてこれほど間違った方向に発揮してしまった物語があるだろうか。人の醜さ、卑しさ、器のちっちゃさがこの上なく愛おしく思えてくる最高に馬鹿なやつらのラブコメディである。


★★★★☆彡(四ツ星Dash) 1冊

天才王子の赤字国家再生術 4~そうだ、売国しよう~】 鳥羽 徹/ファルまろ  GA文庫(2019/6/14)

【天才王子の赤字国家再生術 4~そうだ、売国しよう~】 鳥羽 徹/ファルまろ  GA文庫

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今までマスコットだった妹姫フラーニャの覚醒編。帝国にはからずも大きな楔を打ち込んでしまう話でも在り、なんだかんだとロワ皇女とも深く繋がってしまうという、王子さらにどツボにはまってますよ?


★★★★(四ツ星) 9冊

葡萄大陸物語 野良猫姫と言葉渡しの王】 一ツ屋 赤彦/紅緒  角川スニーカー文庫(2019/6/1)
あやかし同心捕物控 とんちんかん】 霜島 けい  光文社時代小説文庫(2018/12/7)
幼女戦記 5.Abyssus abyssum invocat】 カルロ・ゼン/篠月しのぶ  エンターブレイン(2016/1/30)
ラストエンブリオ 7.吼えよ英傑、甦れ神の雷霆!】 竜ノ湖 太郎/ももこ  角川スニーカー文庫(2019/6/1)
ストライク・ザ・ブラッド 20.再会の吸血姫】 三雲 岳斗/マニャ子 電撃文庫(2019/6/8)
ガーリー・エアフォースXII】 夏海 公司/遠坂 あさぎ  電撃文庫(2019/6/8)
ゴブリンスレイヤー 9】 蝸牛 くも/神奈月 昇  GA文庫(2018/12/14)
終末なにしてますか?異伝 リーリァ・アスプレイ】 枯野 瑛/ue  角川スニーカー文庫(2019/6/1)
ロクでなし魔術講師と禁忌教典(アカシックレコード)14】 羊太郎/三嶋 くろね  富士見ファンタジア文庫(2019/3/20)

【葡萄大陸物語 野良猫姫と言葉渡しの王】 一ツ屋 赤彦/紅緒  角川スニーカー文庫

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【あやかし同心捕物控 とんちんかん】 霜島 けい  光文社時代小説文庫

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【幼女戦記 5.Abyssus abyssum invocat】 カルロ・ゼン/篠月しのぶ  エンターブレイン

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【ラストエンブリオ 7.吼えよ英傑、甦れ神の雷霆!】 竜ノ湖 太郎/ももこ  角川スニーカー文庫

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【ストライク・ザ・ブラッド 20.再会の吸血姫】 三雲 岳斗/マニャ子 電撃文庫

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【ガーリー・エアフォースXII】 夏海 公司/遠坂 あさぎ  電撃文庫

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【ゴブリンスレイヤー 9】 蝸牛 くも/神奈月 昇  GA文庫

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【終末なにしてますか?異伝 リーリァ・アスプレイ】 枯野 瑛/ue  角川スニーカー文庫

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【ロクでなし魔術講師と禁忌教典(アカシックレコード)14】 羊太郎/三嶋 くろね  富士見ファンタジア文庫

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今月のピックアップ・キャラクター

シャルネ (葡萄大陸物語)
メル (葡萄大陸物語)
お駒 (あやかし同心捕物控)
ジャバウォック (ミリオン・クラウン)
アヴローラ (ストライク・ザ・ブラッド)
可知白草 (幼なじみが絶対に負けないラブコメ)
志田黒羽 (幼なじみが絶対に負けないラブコメ)
女神官 (ゴブリンスレイヤー)
ウェイン (天才王子の赤字国家再生術)
ロウェルミナ (天才王子の赤字国家再生術)
フラーニャ (天才王子の赤字国家再生術)
六元鏡光 (なぜ僕の世界を誰も覚えていないのか?)
シズマ (友人キャラは大変ですか?)
リーリァ・アスプレイ (終末なにしてますか?異伝)
システィーナ (ロクでなし魔術講師と禁忌教典)
ルカ・ヴァルカ (やがて恋するヴィヴィ・レイン)
岩永琴子 (虚構推理)




以下に、読書メーター読録と一言感想。
6月の読書メーター
読んだ本の数:26
読んだページ数:8080
ナイス数:120

葡萄大陸物語 野良猫姫と言葉渡しの王 (角川スニーカー文庫)葡萄大陸物語 野良猫姫と言葉渡しの王 (角川スニーカー文庫)感想
★★★★☆ これは傑作でしょう! 思わず感極まるシーンが幾つも。ランタン王の遺言とも言うべき数々のセリフに代表されるように、登場人物たちの語る言葉にとても強い力を感じる瞬間が多々あった。新しい時代が生まれる誕生の時間に立ち会っているかのような臨場感。戦記物としても、先王の己の死をも織り込んだ大戦略を、新たに王として擁立された少年少女が引き継ぎ、結実させていく展開が実に手に汗握るもので燃える燃える。かの王が託した夢を自分たちの夢に上乗せし、この小さな国から新たな大陸の歴史が羽ばたく。これはホント、面白いぞ

読了日:06月01日 著者:一ツ屋 赤彦
とんちんかん: あやかし同心捕物控 (光文社時代小説文庫)とんちんかん: あやかし同心捕物控 (光文社時代小説文庫)感想
★★★★ これぞ人情物の極みだなあ。お駒は確かに良い子なんだけれど、この子の純朴な善性と倫理観は良い子なら誰しもが持っているものだと言ってもいい。それを、しみじみと「ああ、お駒は本当に良い子だなあ」と心から感じ入らせる描写は並ではない。登場人物たちの情の深さ、思いやる気持ちの厚さは心が雪がれる思いである。それでいてコメディちっくなテンポの良さもあり、物語の転がり方の奥深さもあり、読み応えのある本当に好きなシリーズです。

読了日:06月01日 著者:霜島 けい
幼女戦記 5 Abyssus abyssum invocat幼女戦記 5 Abyssus abyssum invocat感想
★★★★ 人材が払底してくると余計に今の部下の優秀さが身にしみてくるものです。当初はもっと冷めた見方をしていたはずですが、今のヴィーシャやヴァイスの絶賛に近い扱いを見ると単に利用価値が高いから、という体に収まらない入れ込み方ですよね。しかし内面はともかくとして傍から見る限りは相変わらず理想的な軍人であり上官であり続けてるよなあ、デグ氏は。驚いたのはロリヤ、こいつ本気で優秀だったのか。泥沼化するばかりだった東方戦線、これで潮目が変わってくるのか。
読了日:06月03日 著者:カルロ・ゼン
ラストエンブリオ7 吼えよ英傑、甦れ神の雷霆! (角川スニーカー文庫)ラストエンブリオ7 吼えよ英傑、甦れ神の雷霆! (角川スニーカー文庫)感想
★★★★ この解釈だとゼウスの醜聞がまるっと一気にひっくり返る。まさに大神の名に相応しい偉業じゃないですか。神としての在り方としても根性据わってるし。ともあれ、一連の出来事がどういう思惑で動かされてきたのかが現実世界での怪しい動きも合わせて、一本化されてだいぶスッキリとわかってきたんじゃないだろうか。誰が本当の敵なのか、これが確定しただけでも、突き進むべき方向性がはっきりしたわけですし。あのジェームズ某は奥歯ガタガタいわせてやりたいと素直に思える実に良い思いっきりぶっ飛ばしてやりたい怨敵じゃないですか。
読了日:06月04日 著者:竜ノ湖 太郎
ミリオン・クラウン4 (角川スニーカー文庫)ミリオン・クラウン4 (角川スニーカー文庫)感想
★★★★ 終わってみるとジャバウォック失恋譚になってた気がするぞ。新しい霊長、同族の存在しない孤高の存在であるが故に、他者との関わり合い方を知らず、それでいて不器用な誠実さは種としての経験値の無さ故か、若さ幼さ故なのか。王冠種に対抗する人類のミリオンクラウンたち、人類最強の名に相応しい、みんな次元の違う逸脱者でやはりとてつもない人物揃い。なんだけれど、面白いことに彼らもまた一際「誠実」なんですよね。人類退廃の時代でありながら、なんと人として目一杯の「証」を立てて生き抜いている者の多いことか。
読了日:06月04日 著者:竜ノ湖 太郎
ストライク・ザ・ブラッド20 再会の吸血姫 (電撃文庫)ストライク・ザ・ブラッド20 再会の吸血姫 (電撃文庫)感想
★★★★ 古城には本命がいるから雪菜に靡かないんだよ説は、あながち間違いじゃないのがアヴローラの貫禄でありましょう。過去編からの再登場ながら、相変わらず尋常ならざるその可愛すぎるキャラクターに、作中の登場人物たちも軒並みノックアウトされていく。怒涛のラストの展開でしたが、今の何もかもを失った状態だからこそある意味第四真祖だの剣巫だの関係ない、暁古城と姫柊雪菜の戦争(ケンカ)を見ることができそうで、クライマックス盛り上がりそうで楽しみです。
読了日:06月08日 著者:三雲 岳斗
幼なじみが絶対に負けないラブコメ (電撃文庫)幼なじみが絶対に負けないラブコメ (電撃文庫)感想
★★★★★ わははは、ヤバイ何これ面白い。いやもう大ウケしてしまった。メインの三人、みんな心が醜い! 人間としてちっちゃい! 暗黒面拗らせすぎ! でもそれがどうしようもなく愛おしい、みんな可愛くて仕方がない。この子らみんな好きだわぁ。本末転倒、自爆特攻、一体何がしたかったのか!?とまず誰よりも自分自身がツッコむんだろうどツボのハマり方。アホである。そしてそれこそが素敵なのだ彼らは。
何だろうこのカラッとした陰湿さ、陽性全振りなネガティブさは、とんでもないな。まさにラブコメディで、滅茶苦茶面白かった。
読了日:06月09日 著者:二丸 修一
Landreaall 33巻 (ZERO-SUMコミックス)Landreaall 33巻 (ZERO-SUMコミックス)感想
★★★★☆ ダンジョン遭難編、大事件だー! どんどんと門が通れなくなっていき、杭も行き先がランダムと混乱にタイムリミットが重なりながらも、みんな判断と行動が早くて断固としているものだから最悪は回避できて、ハラハラしながらもワクワクしてきてしまう。上の大人たちの後方支援も的確で体制を整えるのが迅速で頼もしい。神官騎士長、MVPじゃないかしら。事が起こった時の反応にはひっくり返ったけど。久々にイオンが元気に飛び回ってるのが嬉しい。そろそろ彼女の活躍公然となってもおかしくなさそう。「小型のDX」には笑った。
読了日:06月11日 著者:おがき ちか
最弱ランク認定された俺、実は史上最強の神の生まれ変わりでした お姉ちゃん属性な美少女との異世界勝ち組冒険ライフ (角川スニーカー文庫)最弱ランク認定された俺、実は史上最強の神の生まれ変わりでした お姉ちゃん属性な美少女との異世界勝ち組冒険ライフ (角川スニーカー文庫)感想
★★☆ 色々と主人公周りの説明不足が足を引っ張る。情報を伏せることが面白さに繋がるならいいのだけれど、これの場合は単に情報不足としか思えず。アリサがお姉ちゃんするのも唐突だしなあ。キャラの行動に理由はいらないけれど、説得力のある無しは効いてくる。少なくとも自分は感じなかった。あの貴族さまがヒロイン扱いというのも、事前の傲慢で品のない言動を見ているとちとげんなり。
読了日:06月11日 著者:天野 ハザマ
ガーリー・エアフォースXII (電撃文庫)ガーリー・エアフォースXII (電撃文庫)感想
★★★★ 戦略空軍マフィアの夢の世界、オチも含めて面白かった。表紙のアニマについては若干詐欺だと思うけど、シリーズ締めたあとだからか遠慮なくSFしてたなあ。ベルクトは本国ロシアでも癒し系担当だったのか。姐御がメンタルへたってるシーンを見るとは思わなかったけど。後日談がなかったのは、本編でもう書き切ったという自負が感じられて頷くものがあった。これで本シリーズも完全に終了と思うと感慨深い。
読了日:06月11日 著者:夏海 公司
ゴブリンスレイヤー9 (GA文庫)ゴブリンスレイヤー9 (GA文庫)感想
★★★★ 牛飼娘との逃避行。ゴブリン殺しでも冒険でもなく、守るべき人を守り抜く戦い。それはかつて彼が望んで成し得なかったものだと思えば、今回の戦いのゴブスレさんの粘り強い戦いぶりには普段にもまして生き残るという意志が感じられて良かった。最後に偶然でもなんでも仲間が駆けつけてくる展開はやはり胸にくるものがあるよなあ。しかし、女神官はゴブスレさんの影響受けすぎにも程があるぞw それでもあれだけリーダーシップを取れるのはホント偉い。
読了日:06月13日 著者:蝸牛 くも
天才王子の赤字国家再生術4~そうだ、売国しよう~ (GA文庫)天才王子の赤字国家再生術4~そうだ、売国しよう~ (GA文庫)感想
★★★★☆ バカはホント何を仕出かすかわかんない。得てして想像の遥か斜め下を行く行動に振り回されるウェインのご苦労が毎度ながら伺える。幸いにして今回は想像の斜め上を行ってくれたフラーニャの活躍が兄を大いに助けてくれて、知らず知らず帝国内にしっかり足がかりできちゃってるよなあこれ。しかし、敵も味方も誰も彼もが何気にウェインの思惑通りにさっぱり動いてくれていなくて、その意味では適度に振り回しつつもほぼ想像の範疇で動いてくれるロワ皇女はニニムやフラーニャと違う意味でやはり相性いいんじゃなかろうか。

読了日:06月14日 著者:鳥羽 徹
1/2―デュアル― 死にすら値しない紅 (角川スニーカー文庫)1/2―デュアル― 死にすら値しない紅 (角川スニーカー文庫)感想
★★☆ 固いというかぎこちないというか、文章に滑らかさが足りなく、キャラの思考や言動が枠にはめられたみたいなぎこちなさがあって、どうにも読むのがしんどかった。偽生者がなんで殺され直さなきゃならないか、社会的に倫理的にそれが正しいと定められたから、以外に結局理由がないというのも自分としてはキツイ。偽生者側が生存の権利を主張する方が共感できたし、主人公は原点となる行動含めて異常としか思えないんですよねえ。あと主人公サイドの組織、殉職者の扱い含めてガバガバすぎやしませんかね?
読了日:06月15日 著者:森バジル
なぜ僕の世界を誰も覚えていないのか?4 神罰の獣 (MF文庫J)なぜ僕の世界を誰も覚えていないのか?4 神罰の獣 (MF文庫J)感想
★★★☆ 鏡光とバルムンクが訳のわからん相性の良さを見せて、良いコンビになってしまってるのが何とも微笑ましく。ラースイーエが黒幕とはさすがに思わなかったものの、さらに新たな種族が出現という展開は単に歴史の改変を正史に戻したらいい、という段階ではなくなってしまったというスケールアップの様相を呈してきた。シドとは言わば、三体いる預言者の代行者というか執行者みたいな存在なのか? 今のシド、二人共独善的で自分が一番偉い強いと思ってそうな感じ逆に底が浅そうにも見えるけど。
読了日:06月16日 著者:細音 啓
機甲狩竜のファンタジア3 (ファンタジア文庫)機甲狩竜のファンタジア3 (ファンタジア文庫)感想
★★★ ケーニヒスティーガーをあれだけ壊さずに動かせるようになったというだけで大したものすぎる。一方で、ティーガーの戦車としての強大さが見せられたかというと……。戦車で竜を狩るというコンセプト自体、うまく見せられるかという点で難しいところがあったのか。チーム内の人間関係も、わりとトウヤ自身をそっちのけにして女性陣だけで結論出してしまったのが良かったのか悪かったのか。
読了日:06月19日 著者:内田 弘樹
友人キャラは大変ですか? (7) (ガガガ文庫)友人キャラは大変ですか? (7) (ガガガ文庫)感想
★★★☆ シズマがイイ子である以上に優秀で、どう考えてもリューマよりもこの子を主人公にした方がしっくり来ますよ、小林くん。未練がましく友人キャラポディションに拘った挙げ句、肝心の日常回を自らボイコットしてしまい、小林不在の間に激変していく人間関係に置いてけぼりにされてしまうの、読者からしてもお前なんで肝心な時に見てないんだと叱りたくなる。魅怨とリューマ、小林抜きで二人でイチャイチャする前に仲良くなっちゃったの、マジで何があったんだよw 新展開は、亀のこれまでの不自然な扱いがあっただけに納得感はある。
読了日:06月19日 著者:伊達 康
終末なにしてますか?異伝 リーリァ・アスプレイ (角川スニーカー文庫)終末なにしてますか?異伝 リーリァ・アスプレイ (角川スニーカー文庫)感想
★★★★☆ ヴィレムはいつでもどこでもヴィレムだなあ。殆ど登場していないにも関わらず、リーリァの中の彼の重さがそのまま存在感となっているみたいだ。呪詛の熱に冒されて、思わずヴィレム似の人形に甘えちゃうリーリァが可愛すぎて、だからこそ彼女の底の抜けたような諦観と絶望が身にしみる。だからこその正規勇者であり、セニオリス適合者なのだろうが。シリルはその意味では良い仕事してた、彼女からすると見てられない子供だったんだろうけど。セニオリス誕生秘話には思わず涙。あの剣の構造、そんな祈りが込められてたのか。
読了日:06月19日 著者:枯野 瑛
ロクでなし魔術講師と禁忌教典14 (ファンタジア文庫)ロクでなし魔術講師と禁忌教典14 (ファンタジア文庫)感想
★★★★ 白猫の成長が本当に眩しい。一足飛びではなく着実に階段を登ってきたのを知っているからこそ、今の姿に感動を覚える。天才どころか最初は味噌っかすだったのにねえ、戦力としてもヒロインとしても事件の真ん中に入ってこれずに指を咥えて見ているしかない傍観者でしかなかったのに。今回の一件はかなり予想外のものだったけれど、逆に考えるともう白猫って学生が競えるレベルじゃないって事なんだよなあ。ともかく、今回の白猫は胸を張ってメインヒロインを名乗れる威風がありました。大したもんだ。
読了日:06月19日 著者:羊太郎
公女殿下の家庭教師3 魔法革命で迷える聖女を導きます (ファンタジア文庫)公女殿下の家庭教師3 魔法革命で迷える聖女を導きます (ファンタジア文庫)感想
★★★☆ アレン先生、モテるの女の子だけじゃなくて後輩男子も落としちゃってるのかよ。見境なしかよ! ギルくんのワンコのような懐きっぷりに苦笑を覚えるもののアレンの方も同性ということで気兼ねなくイジっているので仲の良さが伺える。ギルはオルグレン公爵家の主流ではないようだけれど、彼の優秀さとアレンが関わる行く末を思うと、オルグレンもアレンに落ちそうな雰囲気出し、残る一家の同行次第では王家いらん子になっちゃいかねないぞこれ。
読了日:06月21日 著者:七野りく
最弱無敗の神装機竜《バハムート》12 (GA文庫)最弱無敗の神装機竜《バハムート》12 (GA文庫)感想
★★★ ソフィス、裏切ってからの展開が早すぎやしませんかね。まあ裏切ったと言ってもそれ以前に大した関係なかったから溜めが感じられなかったのだけど。竜匪賊が結構敵として引っ張ったにも関わらずあっさりだったような。今回はリーシャさまが工学系ヒロインらしく合体ロボを持ち出してきてくれたのが、なんともらしくて嬉しい。コーラルはようやくといえばようやく。随分中途半端な立ち位置続いていたけれど、やっと正体発覚か。
読了日:06月23日 著者:明月 千里
ゆらぎ荘の幽奈さん 7 (ジャンプコミックス)ゆらぎ荘の幽奈さん 7 (ジャンプコミックス)感想
★★★☆ 千紗希さん、妄想捗る女子だなあ。この娘だけエロ妄想の質が他の子と違いすぎるw
新ヒロインかるら登場。ヒロインというか、最初は敵キャラだけれど、これだけストレートにコガラシくんに好意示されちゃうとねえ。好きになった人のこと見に来たら、女の子たちに混浴接待されてました、となったら多少キレるのは理解できます。ただコケシはやばい。それは自分でも黒歴史になるぞw
読了日:06月24日 著者:ミウラ タダヒロ
可愛ければ変態でも好きになってくれますか? 5 (MF文庫J)可愛ければ変態でも好きになってくれますか? 5 (MF文庫J)感想
★★★ 変態だっていいじゃない、可愛いんだもの。発想を転換して、ヒロインたちの変態性を矯正してまともに戻したらいいじゃない、という展開なんだけれど、みんな自分の変態性については悩んでいるどころか全開で受け入れてるんだから、それを治せと言われてもねえ。ただMとSに関しては付き合っちゃえばすぐに消えちゃいそうな気配がするのだけれど。
読了日:06月25日 著者:花間燈
やがて恋するヴィヴィ・レイン (4) (ガガガ文庫)やがて恋するヴィヴィ・レイン (4) (ガガガ文庫)感想
★★★☆ あの状況でなにやってるんだろうというファニアの自問には、ホントになにやってんだ、と思わずツッコミたくなる所だったけれど、積年の想いに対してルカの果断さをこの場合は讃えるべきなのだろう。ファニアの言うこと聞いてたらグダグダになりそうだったし。慣れない指導者なんて役割までこなして革命実現させてまで募らせた想いだ、もう回り道のしようがない。にも関わらず、ここでジェミニに邪魔されたら怒り狂うのも仕方ない。が、結果恐るべき事に、二人の個人的な私情私怨が大戦争へと繋がってしまうのか。ひでえ話だ。
読了日:06月26日 著者:犬村 小六
なんでここに先生が!?(6) (ヤンマガKCスペシャル)なんでここに先生が!?(6) (ヤンマガKCスペシャル)感想
★★★ この先生、一人の生徒にかまけ過ぎじゃあなかろうか。わりと普段の業務に支障が出そうな勢いで、不登校気味な彼のところに通っている気がするんだが。修学旅行とか、引率の先生一人抜けちゃったら他の先生かなり大変だと思うんだけど。あと、黒髪長髪の効果的な利用描写には笑ってしまった。髪の毛だけれど、毛は毛だぞw
読了日:06月28日 著者:蘇募 ロウ
虚構推理 (講談社タイガ)虚構推理 (講談社タイガ)感想
★★★☆ 真実へと昇華させられてしまった虚構を、さらなる虚構でねじ伏せる。人の想像が怪異を産む、という設定は珍しくなくなってしまったけれど、そうして産まれてしまった怪異を、虚構によって解体してしまうという手法には唸らされてしまった。しかし、これはこれでネット文化な解決法だよなあ。虚構の内容も、段階的な構成によって黒幕側の選択肢を封じてしまうという展開は見事だけれど、あの大して論拠や証拠を示さないでっちあげと妄想の産物であれだけ掲示板もりあがるだろうか、と思ってしまった部分はあるんですよね。
読了日:06月30日 著者:城平 京
陰の実力者になりたくて! 01陰の実力者になりたくて! 01感想
★★★ 主人公がひたすら楽しそうでなにより。でもこの子、自分の実力、能力を鍛え上げて実力者に相応しいものを身につける努力は偏執的なまでにやってるんだけれど、陰の実力者プレイをする環境づくりに関しては殆ど何もしてないんですよね。身内が知らないうちに勝手に組織をでかくし、敵対勢力は向こうから勝手に来てくれるという入れ食い据え膳状態。そりゃ楽しかろう楽しかろう。
読了日:06月30日 著者:逢沢 大介

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