【神スキル【呼吸】するだけでレベルアップする僕は、神々のダンジョンへ挑む。3】 妹尾 尻尾/ 伍長  モンスター文庫

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呼吸するだけで強くなるスキル【神呼吸】を手にダンジョンの最下層を目指すラーナと、幼馴染のプリネ。プリネを狙う悪徳領主を倒し、幼き頃の誤解がとけた二人は、晴れて恋人同士となった。ラーナは武道家へ転職。順調に歩みを進める二人だが、今度はその場にいる冒険者と一時的にパーティを組まなければ倒せない、レイドボスの巨大ガニが待ち構えていて…!?フェアリーに猫神官まで登場!? 書き下ろしはあの四兄弟視点のビハインドカットを収録! いちゃいちゃしながら無双します!「小説家になろう」発、大人気正統派冒険ファンタジー第三弾!
だよねー、武闘家と言ったらピラミッドが定番なんですよね! わかりみ、圧倒的わかりみ。
かと言って、武闘家なんて職業一度もならなかったけどな! それでもピラミッドで入手できる黄金の爪というのは一種のロマンだったわけですよ。使わないけどとりあえず手に入れる代表アイテム、みたいな。売ったらやたら高いというのも含めて、貴重品っと。そう言えば、これエンカウント率がアップしてしまうんでしたっけ。なるほど、それもリスペクトされてるのかー。
前回の奇術師と比べて、武道家という職業はまー地味と言えば地味か。前回が派手すぎた気もするのだけれど、こういう武術系スキルはサクサクっとあがっちゃうと有り難みもない、というのもありますしねー。
そのぶん、前回で正式に恋人関係になったこともあり、何かアレばひたすらイチャイチャしだすという呼吸困難レベルのイチャラブ濃度になってて、これもう二人きりの世界すぎてこれ以降一時的にも仲間増えるとか無理っじゃね?無理じゃね? ほんと、ただ雑談しているだけでもイチャイチャしだすし、関係ない話を他の人としてても気がつけばイチャイチャダンス踊りだしているし。もうこれ他人が入る余地ないよなあ。
夢を通して二人の様子を生中継で視聴している昏睡中の妹のテンションが、二人のガチラブっぷりに上がりっぱなしというのがなんともはや。この妹ちゃんを救おうと二人が奮闘しているわけですけれど、助けようとしている側も助けられようとしている側も無駄に悲壮感がなく、楽しく頑張ろうというスタンスなのがホント好きですわー。それにしても、妹ちゃんの寛ぎっぷりと完全にリラックスしての観戦応援モードになってるのも笑ってしまいますが。

さて、呼吸スキルのお蔭でドンドンとレベルがあがって、そのたびに転職して様々な職業のスキルを習得していっているラーナですけれど、魔術師一本で頑張っているプリネの方も一芸強化の強みでやたらと強くなっていってるんですよね。プリネが魔術師専任で後衛としてフォローしてくれているからこそ、ラーナも自由に色々とやれているという自覚もあるのでしょう。
一方で、ラーナの後ろからついていけばいいや、というプリネの引っ込み思案な部分への不安もあるわけで、そこで自分が自分が、にならずにプリネも一緒に強くなろうと彼女を対等に扱おうとするラーナは、これ地味に出来た旦那さんなんですよねえ。完全に安全マージン取れているからの余裕ですけれど、プリネに自分で判断して自分で決断する、ラーナの身命も預かる形でプリネ自身が引っ張るというシチュエーションを用意して、メンタルトレーニングに勤しむのは素直にえらいなーと感心した次第。今でもプリネに助けられているという実感を持っているのだけれど、それ以上にいつかプリネに助けて貰わなければならない時があるかも知れない、というのを自分が彼女を絶対に守るという決意と覚悟とは別にちゃんと保持しているのは冷静であると同時に、それだけプリネと自分が運命共同体だという意識を持っているんですよね、これ。自分に何かアレばそれだけプリネも危なくなる、という危機意識を保っていることが、増長してもおかしくない現状に甘んじていないことへと通じているのか。今の所、能力がチートというのとは関係なく実に安心感のある二人である。

にしても、一見露出の少ない装備のくせにプリネのエロエロさはちょっとヤバイですね。あの下ほぼ裸、というのは実に痴女っぽくて良いですね、良いですね。

シリーズ感想