読んだ本の数:33冊 うち漫画:5冊

年末進行中。もう少し積み崩ししたかったのですけれど、仕事納めが29日ともなるとなかなかそうも行かず。年度分のまとめ記事などにも掛かっていただけに思うようには読破できなかったのですが、それでも先月よりは安定して読めた気がします。

師走はなにはともあれ、紙城境介さんの両作品がラブコメとして至高すぎました。八岐史上でも指折りの好みドストライクなんですよね、この人の描く甘酸っぱいラブコメって。

思わぬ拾い物だったのが【勇者の剣の〈贋作〉をつかまされた男の話】。これに関しては全くマークしていなかったので、全然構えていない所にとんでもない面白いものを突っ込まれてきて度肝を抜かれました。こういうのがホイっとこぼれてるから油断できんのだよ。
【おひとり様】は残念ながらここで終わってしまいましたが、順当に面白さを加速していっている【聖剣学院の魔剣使い】に、芝村先生の新作【やがて僕は大軍師と呼ばれるらしい】が素晴らしく面白くて、先々期待が募るばかりです。

★★★★★(五ツ星) 2冊

継母の連れ子が元カノだった 3.幼馴染みはやめておけ】 紙城 境介/たかやKi 角川スニーカー文庫(2019/12/1)
最強カップルのイチャイチャVRMMOライフ 温泉旅行編:繋いだ手だけがここにある】 紙城 境介/きただ りょうま ダッシュエックス文庫(2019/12/20)


【継母の連れ子が元カノだった 3.幼馴染みはやめておけ】 紙城 境介/たかやKi 角川スニーカー文庫

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幼馴染という関係は因縁でもある。良縁であり悪縁であり、いずれにしても容易には引きちぎれない……なんてものでもない。実のところ、あっさり消え去ることの出来る程度の縁だ。所詮は他人、どれだけ家族のように過ごしていても、避ければ遠ざけられる関係だ。それでも離れられないのなら、腐れ縁が続くのなら。それはきっと……。
これはそんな最高に因果な話である。


【最強カップルのイチャイチャVRMMOライフ 温泉旅行編:繋いだ手だけがここにある】 紙城 境介/きただ りょうま ダッシュエックス文庫

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恋人よりも彼氏彼女よりも特別で唯一の関係をお互いに求め課した一組のカップルは、だから普通にしているだけでイチャイチャしてることになるんだぜ、たまらんね。
あと、謎の光だけで大事な所が隠された状態って、全裸よりもえちぃくね? そんな状態で混浴旅行とか、なにしてんでしょうねこのお二人。

★★★★☆彡(四ツ星Dash) 3冊

迷宮の王 3.神と獣と人と】 支援BIS/かとろく レジェンドノベルス(2019/12/7)
勇者の剣の〈贋作〉をつかまされた男の話 1】 書店ゾンビ/赤ミソ オーバーラップ文庫(2019/4/24)
異世界迷宮の最深部を目指そう 12】 割内タリサ/鵜飼沙樹 オーバーラップ文庫(2019/7/24)


【迷宮の王 3.神と獣と人と】 支援BIS/かとろく レジェンドノベルス

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かれは魔物にして王であり、勇者であった。人の勇者の血族と魔物の勇者、その背中合わせの関係は神話とも伝説とも言えるだろう結末へと至り、そしてそのさきへ。そのミライへ。
まさに現代に描かれた最新のヒロイックサーガでありました。


【勇者の剣の〈贋作〉をつかまされた男の話 1】 書店ゾンビ/赤ミソ オーバーラップ文庫

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神や王や剣に選ばれた選定の勇者ではない、自ら勇者を名乗り世界を覆おうとする絶望の魔に立ち向かった男の話であり、人々に勇気と希望を与え続けた男とその仲間たちの物語である。


【異世界迷宮の最深部を目指そう 12】 割内タリサ/鵜飼沙樹 オーバーラップ文庫

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それは永く永く一緒にいることの出来なかった姉と弟の結末。それはきっと完全無欠の大団円。
それはきっと別れではなく再会の物語。帰郷の物語。祝たる果ての物語。


★★★★(四ツ星) 4冊

聖なる騎士の暗黒道 2】 坂石遊作 /へいろー HJ文庫(2019/11/29)
やがて僕は大軍師と呼ばれるらしい】 芝村 裕吏/ 片桐 雛太 MF文庫J(2019/9/25)
聖剣学院の魔剣使い 2】 志瑞祐/ 遠坂 あさぎ MF文庫J(2019/9/25)
お前ら、おひとり様の俺のこと好きすぎだろ。4】 凪木 エコ/あゆま紗由 富士見ファンタジア文庫(2019/12/20)

【聖なる騎士の暗黒道 2】 坂石遊作 /へいろー HJ文庫

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【やがて僕は大軍師と呼ばれるらしい】 芝村 裕吏/ 片桐 雛太 MF文庫J

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【聖剣学院の魔剣使い 2】 志瑞祐/ 遠坂 あさぎ MF文庫J

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【お前ら、おひとり様の俺のこと好きすぎだろ。4】 凪木 エコ/あゆま紗由 富士見ファンタジア文庫

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以下に、読書メーター読録と一言感想
今月のピックアップ・キャラクター

セイン (聖なる騎士の暗黒道)
ガーディ (やがて僕は大軍師と呼ばれるらしい)
リーセリア (聖剣学院の魔剣使い)
川波小暮 (継母の連れ子が元カノだった)
南暁月 (継母の連れ子が元カノだった)
ミーア (ティアムーン帝国物語)
ザーラ (迷宮の王)
ミノタウロス (迷宮の王)
ジュール (勇者の剣の〈贋作〉をつかまされた男の話)
真理峰桜 (最強カップルのイチャイチャVRMMOライフ)
古霧坂里央 (最強カップルのイチャイチャVRMMOライフ)
美咲華梨 (お前ら、おひとり様の俺のこと好きすぎだろ。)
姫宮春一 (お前ら、おひとり様の俺のこと好きすぎだろ。)
氷川真白 (氷川先生はオタク彼氏がほしい。)




12月の読書メーター
読んだ本の数:33
読んだページ数:9194
ナイス数:223

聖なる騎士の暗黒道 2 (HJ文庫)聖なる騎士の暗黒道 2 (HJ文庫)感想
★★★★ ほんとイイ子だよなあ、主人公のセイン君。それだけに断罪者的な振る舞いを要求される暗黒騎士が務まるのだろうか、とちと心配になってしまう。彼なら新たな暗黒騎士道を見出だせるのではないか、と思わせてくれるほどに清々しい好漢なんですよね……まだショタだけど。可愛い男の子なんだけど。あの直向きさは尊敬に値する。ずっと傷ついていただろうマーニが心開くだけの説得力がセインの言動にはあるんですよね。だからこそ正体バレた時も拗れず信じてくれたんだろうし。うん、地に足がついた面白さを備えた良作です。
読了日:12月01日 著者:坂石遊作
魔王学園の反逆者 ~人類初の魔王候補、眷属少女と王座を目指して成り上がる~ (角川スニーカー文庫)魔王学園の反逆者 ~人類初の魔王候補、眷属少女と王座を目指して成り上がる~ (角川スニーカー文庫)感想
★★★☆ ヒロイン陣がチョロいのは当然としても、それ以上にゲルトくんがチョロすぎて笑ってしまった。君、そんなに友だち扱いされたの嬉しかったんかい。典型的なツンデレヒロインな顛末を辿っているのだけど、親友キャラとして出世していくのだろうか、だとするとちょっと楽しいぞ。
その点、今回の敵役の魔王候補の方がよっぽどしっかり噛ませ犬してたかもしれん。
本物のヒロイン衆の方だけど、三人ともセクシーヒロインとしてそれぞれの方向性で煮詰めたような濃さがあり、存在感はバッチリなんじゃないだろうか。
読了日:12月02日 著者:久慈 マサムネ
エクスタス・オンライン 08.それはまだ見ぬ、仮想と現実の彼方 (角川スニーカー文庫)エクスタス・オンライン 08.それはまだ見ぬ、仮想と現実の彼方 (角川スニーカー文庫)感想
★★★☆ 振り返ってみると、二足のわらじを履いてかなり無理をしながら駆け回っていた堂巡くんが一番信じられて、自分の秘密も知っていて、脱出するという目的も共有できていて、全部さらけ出せたのって哀川さんだったんですよね。哀川さんの方も大人な故に子供である堂巡くんとの関係に後半悩む姿がソソられるものがあり、あのエンドは納得でした。まあ、朝霧さんてば全く諦めてない様子が修羅場を予想させますけど。終わってみれば真相に至るまでの筋立てもしっかりした完成度の高い作品だったように思います。
読了日:12月02日 著者:久慈 マサムネ
かぐや様は告らせたい 16 ~天才たちの恋愛頭脳戦~ (ヤングジャンプコミックス)かぐや様は告らせたい 16 ~天才たちの恋愛頭脳戦~ (ヤングジャンプコミックス)感想
★★★★ デート回での藤原さんのこいつと遭遇しただけで何もかもが終わってしまうというお邪魔虫モンスター感の威風が凄まじすぎて、滅茶苦茶笑ったw どのカップルも次のステージに差し掛かっている中での藤原後輩のあれはもう何というか。しかし、つばめ先輩をここで掘り下げてくるのかー。
読了日:12月02日 著者:赤坂 アカ
未確認で進行形 (10) (4コマKINGSぱれっとコミックス)未確認で進行形 (10) (4コマKINGSぱれっとコミックス)感想
★★★★ 色々と気遣ってくれる白夜の様子にちゃんと気づいて、それに対して気遣い返してる小紅の嫁力の高まりには戦慄かざるを得ない。ちょっと雰囲気違って燥いでる感じな紅緒お姉さんがなかなか新鮮でもあった。このはのお見合いの方もこれニやけてしまうのう。
読了日:12月02日 著者:荒井 チェリー
やがて僕は大軍師と呼ばれるらしい (MF文庫J)やがて僕は大軍師と呼ばれるらしい (MF文庫J)感想
★★★★ ……面白いぞ、これ! 作者の傾向からして主人公、内向的かダウナー系かと思ったらどこかフワフワとした所のある前向きさと優しさを兼ね備えた少年で、起伏の少ない感情もむしろ「ぽやぽや」してる感じに見えるのが面白い。それに、この子人の良い所を見つけるの得意なんですよね。それもまた観察眼が優れていると言われる側面なんだろうか。敵味方含めてキャラも非常に立ってる一方で戦場描写は流石の硬派っぷり。相乗効果で物語そのものが極めて映えて面白くなってる、これは凄いぞ。
読了日:12月04日 著者:芝村 裕吏
聖剣学院の魔剣使い2 (MF文庫J)聖剣学院の魔剣使い2 (MF文庫J)感想
★★★★ 筋立て自体はわりとオーソドックスの部類だと思うんだけれど、ホント面白い。起承転結もさることながら、個々のキャラの魅せ方の配分がうまいんだよなあ。ストーリー展開に合わせて、無理なく自然に全員に見せ場がくるようになってて、それぞれアクション的な派手さだけではなくバックグラウンドを引き立たせるキャラの掘り下げに繋がる描写にもなってるし。全体的に実に「巧い」、それが作品としての勢いにもなってて、これはここからシリーズ長くなればそれだけ伸びそうな感じ。
読了日:12月05日 著者:志瑞祐
ワールドエンドの探索指南 (電撃文庫)ワールドエンドの探索指南 (電撃文庫)感想
★★★ いくら正しい事を言い募ったからと言って、正しいから受け入れられる訳ではない。言い方、伝え方はホント大事。答えに至る筋道を、計算過程を納得できる形で伝えてくれなければ、人間なかなかそれを信じられるものではない。タイキはその辺、頭の良さと裏腹に致命的に下手くそっぽい。その点、トモヤスは同じステージで話が出来、ヤヒロは結論さえあればよかったのだろう。でも、何気にヤヒロにはタイキ、ちゃんと筋道立てて説明してるよなあ。だからこそ彼女は納得して足を止めている。さて、同じ事を彼は以前からやっていたのかどうかしら
読了日:12月07日 著者:夏海 公司
賭博師は祈らない(4) (電撃文庫)賭博師は祈らない(4) (電撃文庫)感想
★★★☆ ふええ!? と、思わず自分も奇声をあげてしまったラストの展開。いやそれいいの!? 既に今まで積み上げてきた賭博師としての自分が失われてしまっていたにも関わらず、そのまま続けようとした結果の破綻。そこから今の自分を認め、義父の教えを飛び越え、新生したラザルスにとってフランセスも乗り越えるべき過去なのだと思ってたけれど、なるほど新生ラザルスの在り方にはフランセスも見捨てない大切な対象だったのか。こればっかりはお見逸れした。したけどさ、どうするんだよこれw
読了日:12月08日 著者:周藤 蓮
継母の連れ子が元カノだった3 幼馴染みはやめておけ (角川スニーカー文庫)継母の連れ子が元カノだった3 幼馴染みはやめておけ (角川スニーカー文庫)感想
★★★★★ 幼馴染み! その功罪清濁正邪の精髄を極めたようなとある幼馴染カップルの顛末。凄えと絶句するグチャグチャさ。でもこれ中学の段階でやらかしていて幸いだったと言えるのかも。大人と言わず高校生になってからでも致命的だったんじゃ。そこで思い知って反省できるだけの余地と成長があったからこそ、ここで留まれたとも言えるわけで。でも二人だけだったらそのままポイント・オブ・ノーリターンを過ぎちゃってたんだろうなあ。その意味での伊里戸兄妹の貢献は大きい。外からの観測というのはホント馬鹿にできん。
読了日:12月08日 著者:紙城 境介
ティアムーン帝国物語2~断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー~ティアムーン帝国物語2~断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー~感想
★★★☆ 頭が良すぎるので周りの人も同レベルで扱ってしまうので言葉が足りない、と誤解されてるミーア。逆に周りが頭良すぎるので、言わなくても勝手に思いついてやってくれるという素敵なお話。まあミーアの言動が発想のきっかけにもなっているし、小麦の備蓄など押さえる所はちゃんと自分の意見で押えているので、過大評価ではあっても筋違いではないんだよなあ。相変わらず努力家だし。そして、あの機を見るに敏な、寄せてくる波には積極的に乗る、波乗りミーアのお調子者加減はどうしたって憎めない。
読了日:12月10日 著者:餅月望
ダンジョン・ザ・ステーション (LINE文庫エッジ)ダンジョン・ザ・ステーション (LINE文庫エッジ)感想
★★★ 面白そうな設定が盛りだくさんの現代ダンジョンものなんだけど、その折角の設定群が殆ど活かされていないのが極めて残念。シスターやヤクザ兄貴のバックグラウンド、それぞれ一本の作品が描けるくらいのものがありそうなのに、箸の先でちょこっと摘んだだけなのが勿体ない。切符を使っての強化も、倍率上げるだけというのはイマイチ広がりがないよなあ。話もこれ一巻で切りよく終わっているとも言えるし。
読了日:12月10日 著者:大泉貴
浮気は恥だが役に立つ ハイエルフ嫁の嫉妬は100年単位 (ダッシュエックス文庫)浮気は恥だが役に立つ ハイエルフ嫁の嫉妬は100年単位 (ダッシュエックス文庫)感想
★★★ パロディものは基本好きなのだけれど、本作は少し方向性が自分にはキツイものがある。浮気自体は不可抗力なんだけど、やっちまった後が不誠実ではあるよなあ。相手さんの方が誠実な愛を貫いているのがまた……。
読了日:12月10日 著者:早矢塚 かつや
恋は光 7 (ヤングジャンプコミックス)恋は光 7 (ヤングジャンプコミックス)感想
★★★★☆ 話せばわかる。これは真理であると思うのだけれど、肝心の話すべき言葉を中々人は持てない。本作は、そんな難しい言葉の中でも特に難易度の高いだろう恋愛感情の言語化を追求した話だった。自分の中の感情、相手との関係性を妥協せず中途半端にせず、徹底して考え考え自分の思考を明確化し掘り下げて論理的な言葉にしていくのはしんどかったろう。でも、登場人物も作者も素晴らしく真摯に突き詰めきった結果がこれなのだから、納得させて貰えた。私は圧倒的北代派ではあったけど後書きの話も含めて心から頷くことが出来た。超力作。
読了日:12月10日 著者:秋★枝
マジカル★エクスプローラー エロゲの友人キャラに転生したけど、ゲーム知識使って自由に生きる (角川スニーカー文庫)マジカル★エクスプローラー エロゲの友人キャラに転生したけど、ゲーム知識使って自由に生きる (角川スニーカー文庫)感想
★★★ 主人公の能力がなかなか尖ってて面白いのだけど、元のゲームが戦闘重視のモノの割に戦闘シーンはヒロインとの連携など殆どなく個人で戦ってばかりだったのはちと拍子抜け。あと、元は友人キャラという設定だけど、これ普通に主人公キャラになっちゃってますよね。友人キャラならではの立ち位置が完全に消えちゃっているので、友人キャラにした意味があんまりなかったような。これから本来の主人公と絡んでいく事でそのへん変わってくるのだろうか。
読了日:12月10日 著者:入栖
女賢者の明智光秀だが、女勇者の信長がパーティーにいて気まずい (LINE文庫エッジ)女賢者の明智光秀だが、女勇者の信長がパーティーにいて気まずい (LINE文庫エッジ)感想
★★★☆ ホント気まずいなこれ!! 戦国武将から直で異世界に転生したのではなく、一度現代日本で女性化した人生を経験するというワンクッションを置いてからの転生と再会になっているので、メンタルも現代に適応してるのでまずまず理性的に話し合えているのだけれど、やっちまった事実は事実だし現代に転生した時に歴史の勉強はしてるので、お互い手探りに真意を探り合いぶっちゃけあった結果の凄まじい気まずさがやたらツボ。秀吉のキャラが凄え生々しいのもさることながら、ノッブが近年の学説風の気遣いキャラになってるのが面白い
読了日:12月12日 著者:森田季節
綾瀬さんは貢ぎたい! (GA文庫)綾瀬さんは貢ぎたい! (GA文庫)感想
★★★ 変態を通り越して、ほぼ全員アウトライン超えちゃってると思うんですけど!? 一番比較的マトモなのが課金少女というのは如何なものか。ここまでヤバそうな女性が相手だと本能的に逃げ腰になっても当然だろうに、貪欲に妥協ラインを探る主人公がアグレッシブすぎる。ある意味お似合いなのか。一応、言えば聞いてくれる余地がありそうに見えて、独自解釈で暫時アウトラインを乗り越えてくる姿勢はやっぱり無理じゃないのか!?
読了日:12月14日 著者:空上タツタ
迷宮の王 3 神と獣と人と (レジェンドノベルス)迷宮の王 3 神と獣と人と (レジェンドノベルス)感想
★★★★☆ 本邦最高峰であろうハイファンタジーもついに完結。パーツィバルからはじまり、パンゼル、そしてアルスへと至った英雄の系譜とミノタウロスとの因縁、と呼ぶには余りに輝かしい運命。その果てに、ただ倒し倒される関係ではない共に背中を合わせて強大な敵と戦う場面は感動に打ち震えるものでした。まさに心震える英雄たちのサーガ、美しい物語だった。ただ後日談の「春の山辺に降る雪は」は最後に入れておいて欲しかったかな。あれこそ、アルスの次代へと繋がる、系譜の物語の幕に相応しいお話でしたし。
読了日:12月14日 著者:支援BIS
勇者の剣の〈贋作〉をつかまされた男の話 1 (オーバーラップ文庫)勇者の剣の〈贋作〉をつかまされた男の話 1 (オーバーラップ文庫)感想
★★★★☆ これは……傑作、傑作でしょう。勇者とは、選ばれし者、または勇気ある者として描かれる事が多いけれど、これほどに「人々に勇気と希望を与える者」として描かれた勇者譚はないだろう。誰かに選ばれたのではなく、自ら勇者を名乗り、人々の絶望に立ち向かった底抜けに馬鹿な漢と、その掛け替えのない仲間たちの物語。いっそ、勇者の隣はハゲでも良かったんじゃ、と思えるほどに相棒とのコンビが熱かったんだよなあ。この上なくキレイに終わってると思うのだけれど、続くとすればどんな話になるのかしら。
読了日:12月15日 著者:書店ゾンビ
公女殿下の家庭教師4 氷炎の姫君と夏休みに王国を救います (ファンタジア文庫)公女殿下の家庭教師4 氷炎の姫君と夏休みに王国を救います (ファンタジア文庫)感想
★★★☆ これだけ愛してくれている両親に、顔を見せずにいたというのは親不孝も良い所だろうに、リディアやカレンに対してもそうだけど、愛してくれる相手への報い方をアレンはわかってないか難しく考えすぎている気がする。しかしリディアは既にご両親への挨拶も済ましてもうこれ式は何時ですか?というレベルじゃね? 逆にここまでされてはっきりしていないアレンが不誠実じゃないか、と思えてくるくらいなんですけど。
読了日:12月16日 著者:七野りく
世界の闇と戦う秘密結社が無いから作った(半ギレ) 2 (オーバーラップ文庫)世界の闇と戦う秘密結社が無いから作った(半ギレ) 2 (オーバーラップ文庫)感想
★★★ マッチポンプもそこまでするかぁ!? という所までやっちゃって。ババァの論旨はわかるんだけど、遊びならともかくそこまでやってしまうと子どもたちの人生観まで左右してしまうだろうに、いいのかしらと思ってしまう。二度と元の世界に戻れない異世界転移をする方も見送る方も軽くやっちゃうババァ側の価値観も微妙にわからんので、ちと感性が自分とズレてるかもしれない。それはそれとして、鏑木さんをちゃんと幸せにする方の決着もつけて欲しかったかな。
読了日:12月17日 著者:黒留ハガネ
新米錬金術師の店舗経営01 お店を手に入れた! (ファンタジア文庫)新米錬金術師の店舗経営01 お店を手に入れた! (ファンタジア文庫)感想
★★★☆ こういう一国一城の主となって地道に店舗経営していくような話、地味に好きなんですよねえ。しかし主人公、平民出身とは言え師匠は超有名人だし自身も首席とってるんだからスーパーエリートのはずなんですよね。色んな所から引く手あまたでもおかしくなかったのに、そういう話が殆ど見られなかったのは師匠が手を回していたのかしら。あの田舎に店を与えて独立させたのも明確な意図がありそう。

読了日:12月18日 著者:いつきみずほ
氷室行進曲 冬木GameOver(1) (4コマKINGSぱれっとコミックス)氷室行進曲 冬木GameOver(1) (4コマKINGSぱれっとコミックス)感想
★★★★ 氷室本編で流行っている歴史上の偉人たちをカード化して対戦する英雄大戦、そこに本物のサーヴァントをカード化してカードバトルな聖杯戦争だー、とばかりに始まった氷室外伝。でも、実際の英雄のチョイスが、チョイスが酷いw 腹抱えて笑ったわぃ! いやもう、メカエリチャンはズルいわ!!
読了日:12月19日 著者:磨伸 映一郎,TYPE-MOON:原作
最強カップルのイチャイチャVRMMOライフ 温泉旅行編:繋いだ手だけがここにある (ダッシュエックス文庫)最強カップルのイチャイチャVRMMOライフ 温泉旅行編:繋いだ手だけがここにある (ダッシュエックス文庫)感想
★★★★★ 息を吸うようにイチャつくお二人さんだが無自覚状態ですら凄まじい糖度なのに、偶に本気でイチャつき出した際の破壊力は化物級でヤバいのなんの。でもカップルネタばかりじゃなく、背景のMAOというゲームの世界観が本当に面白いんですよね。みんなが全力で本気で真剣に遊んでいるのが見ててもワクワクさせられる。フェンコール戦の盛り上がりたるや、もうテンション上がりっぱなし。この舞台だからこそ、このゲームだからこそケージとチェリーがあれだけ全力で遊べていると言っていいんじゃなかろうか。
読了日:12月22日 著者:紙城 境介,きただ りょうま
お直し処猫庵 お困りの貴方へ肉球貸します (富士見L文庫)お直し処猫庵 お困りの貴方へ肉球貸します (富士見L文庫)感想
★★★☆ 店の名前、それはそない読めへんわー。でも読めないけど実際いい名前だと思いますよ、可愛らしくて。よいセンスしていると思う。主張している猫店長がおっさん臭いから余計に。これが女性だとかシュッとした猫だったりすると、あざとい! って感じになると思うけど。話はそれぞれちょっとした後押しで行き詰まっていたものをほんの少し崩してくれるだけなんですけどね、でもその貸してくれる猫の手が沁み入る温かさがあって、人情を感じさせてくれる。明日頑張ってより良い日に、と思わせてくれる良作でした。
読了日:12月22日 著者:尼野 ゆたか
お前ら、おひとり様の俺のこと好きすぎだろ。4 (ファンタジア文庫)お前ら、おひとり様の俺のこと好きすぎだろ。4 (ファンタジア文庫)感想
★★★★ 姫宮こいつホント凄えな。美咲が敗北感を感じてしまうのも無理はない。ウェブで公開中の後日談で美咲の心中が語られてるのだけれど、彼女としてはまず並び立たないと始められなかったんだろうけど、ハードル高いわなあ。とはいえ、美咲と英玲奈が姫宮のスタンスに変化をもたらしたのも確かなわけで。姫宮のみならず、この祭りで階層は違っても在り方はそのままでも、お互い受け入れれば楽しく一緒に遊べるよ、という共存融和のお話だったんではないかと。
読了日:12月24日 著者:凪木 エコ
氷川先生はオタク彼氏がほしい。1時間目 (ファンタジア文庫)氷川先生はオタク彼氏がほしい。1時間目 (ファンタジア文庫)感想
★★★☆ 可愛い先生だなー。先生と生徒の禁断の恋ではあるのだけれど、付き合い始めた時はお互いの立場を知らなかったので、不思議と教師と生徒だから別れなければならないというのが理不尽に思えてくる。大人として教師として一線を引こうとする先生の姿勢は立派だと思うし、悩んだ末に好きを貫く覚悟を決めたのもまた認めてあげたい。お互い先生と生徒という重大な関係性に意識を取られて迷走しかけてたけど、本来はオタク趣味で気があって付き合い始めた原点に立ち返る所は実に良かった。
読了日:12月26日 著者:篠宮 夕
覇逆のドラグーン1 ~落伍竜機士は運命の姫と、暁の極光世界を翔け上がる~ (HJ文庫)覇逆のドラグーン1 ~落伍竜機士は運命の姫と、暁の極光世界を翔け上がる~ (HJ文庫)感想
★★★☆ 群像劇という事で榊先生の作品では見ない多数のキャラが登場。ちゃんと全員キャラ立てているのは流石。男キャラ三人なんかそれぞれ榊作品の主人公的キャラ付けじゃないですかね。いい年したおっさんと委員長系の娘にフラグ立ってるのが唆られるw 話としては世界の敵となってしまった同じ世代の若者達が寄り添い理不尽に抗い、自分たちの国を打ち立てるというゾンビパニック的な逃走劇と建国モノのハイブリッドで、孤立し一蓮托生となった仲間たちとの生存のための戦いというシチュはやはりワクワク感がある、楽しみ。
読了日:12月26日 著者:榊 一郎
魔法少女育成計画「黒(ブラック)」 (このライトノベルがすごい! 文庫)魔法少女育成計画「黒(ブラック)」 (このライトノベルがすごい! 文庫)感想
★★★☆ スノーホワイト未だ心折れず! さすがに前回の一件でもう立ち上がれないほどのダメージを心に負ったかと思ったけれど、それでもこの娘は引かないのか。リップルも未だ攫われたままですしね。しかし、ついに小雪としての日常からはドロップアウトしてしまったのは象徴的かもしれない。さて、物語の方は魔法少女学園という学園モノに、のはずなんだけどここでも想像を絶する人間関係のギスギス感が。でも素人と玄人が入り混じって妙な歪さも目立つんですよね。いつ血まみれ学園になるかと恐々としていたのだけれど、次に引っ張るのかー
読了日:12月28日 著者:遠藤 浅蜊
大魔法師の息子 Lesson1 最強の愛弟子と復讐に囚われる少女 (オーバーラップ文庫)大魔法師の息子 Lesson1 最強の愛弟子と復讐に囚われる少女 (オーバーラップ文庫)感想
★★★☆ 入学初っ端からお調子者だけれど友達甲斐のある親友が出来るというのはイイなあ。こういう得難い友人がいると展開にも映えが出来るし、主人公自身にも親しみが湧くんですよね。主人公の行動原理も極端すぎず、人間味があって共感しやすい。しかし主人公が放逐された事にはどうやら裏があるようで、家族との断絶も他所からの悪意が介入しているようなのですが、今回動いていた黒幕たちはどうやら関係なさそうだし、そもそも主人公がそんな目に合わされる原因が今の所見えない。これはだいぶ話が進まないと見えてこないのかしら。
読了日:12月30日 著者:大菩薩
異世界迷宮の最深部を目指そう 12 (オーバーラップ文庫)異世界迷宮の最深部を目指そう 12 (オーバーラップ文庫)感想
★★★★☆ アイド戦決着。彼との戦いは彼を打ち破るというよりも、どうやってティティーの元に弟としての彼を取り戻すか、という戦いだっただけに満点だったよなあ。にしてもアイドに限らず、みんな人の話を聞かないで思い込んで盛大に自分を見失っていくものだから、わからせるのは本当に大変だ。その意味ではアイドは変に屈折していない見失いっぷりだったので、むしろ素直だったのかも。ヤンデレと比べてはいけないと言ってはいけないw 
読了日:12月30日 著者:割内タリサ
容姿端麗、文武両道な生徒会長は俺のストーカーではない(願望) (ダッシュエックス文庫)容姿端麗、文武両道な生徒会長は俺のストーカーではない(願望) (ダッシュエックス文庫)感想
★★★☆ なんちゃってとかファッションじゃなくてこれガチ目のストーカーじゃないですか!? 元々執着的な気質だったならともかく、恋した途端の変容ですからね。怖い! 廉くんに関する事以外は極めてマトモなだけに余計に怖い! 廉も満更ではない、わけではなくて普通に胃に穴があきそうなんですけど。逆説的にいつも綾会長を制止してくれる常識人な雫が救いで癒やしになってて、ガンガン好感度あがってる気がするのですがw 
読了日:12月30日 著者:恵,ぎうにう
がっこうぐらし!  (11) (まんがタイムKR フォワードコミックス)がっこうぐらし! (11) (まんがタイムKR フォワードコミックス)感想
★★★★ 最終回を読む前に。
現実を直視させ辛辣な態度に終始していながら、その裏ではずっとあんな優しい言葉を送り続けてくれていた椎子さん。きっついなあ、これは先生以来のショックかもしれない。直接手を下す事になった美紀がまたキツイよなあこれ。くるみがあんな状態では、他の子には任せられないにしても。常に明るくい続けていたユキですら、弱音を吐くほど追い詰められ、ヒタヒタと身を浸していく絶望感がたまらない。最後の声掛けが救いへの道であればいいのだけれど。
読了日:12月31日 著者:原作:海法紀光[ニトロプラス],作画:千葉サドル

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