【真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました 5】 ざっぽん/やすも 角川スニーカー文庫

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賢者アレスの強襲を退けたレッドは、最愛の妹ルーティ、そしてその親友であるティセと共に幸せな日常を過ごしていた。闘いの果てに生涯の愛を誓い合ったリットへ最高の宝石を贈ろうと決意したレッドは“世界の果ての壁”に向かったのだが、その旅の道中でかつての仲間と再会して!?
「ねぇ、私とあなたが恋人になった可能性―あったと思う?」
美しきハイエルフや仲間達との宝石を巡る冒険の旅。そして愛する人と絶景を眺めながらの美味しい食事、ゆったり温泉へと浸かる至福のひとときがここに。完全書き下ろしで綴られる超人気スローライフ・ファンタジー、待望の新章開幕!

ヤランドララ襲来。なんか、名前が怪獣みたいだなあ、と思ったら怪獣みたいに暴れだしたぞ、この人。災害扱いされてしまってるし、いいのかエルフ怪獣w
価値観の違いか微妙に話が通じない人っぽかったので心配したけれど、少なくとも暴れだしたのは当初だけだったので良かった。ヒロイン候補のように見えて、以前からリットとは凄く仲が良かったようだし、レッドとリットが一緒にいるというのを喜んでいるようだったのでそれほど揉める心配はしていなかったのだけれど、思っていた以上にヤランドララってレッドたちの事保護者感覚で見ていたのね。
話を聞いていると、彼女ハイエルフの中でも結構御年配みたいなこと言ってたんですよね。
……この人、オバちゃんじゃないのかもしかしてw
だから、種族的に人間よりも長く生きているから、という感覚よりも単に精神年齢的にも一回り上だったから、若い子たちを見守り庇護する感覚だったんじゃないだろうか。若い子どころか子供を見ている感覚だったかもしれない。具体的には30代以上の妙齢の女性が十代後半の若い子を見ているような。発言からすると、未亡人属性もありそうな素振りでしたし。
さすがにレッドやリットからはそんな風に見てはいないだろうけど。
勇者の加護の束縛から脱したルーティとの接し方も、単に仲間というんじゃなくて年上目線な感じでしたし。でも、お姉さんというのはちょっとしっくり来ないかなあ、というのでおばちゃん呼ばわりしてしまった、正直申し訳ないw
ともあれ、引き取って自分の家に連れて帰ろうとした子供たちに、結婚してここで暮らすから大丈夫心配しないで、と断られて、そっかーとその成長を喜びつつちょっと寂しい親戚のおばちゃんの図である。ちなみに、ちょっと若いツバメを狙ってた節も有りw

結婚準備のために指輪に使う宝石を入手するために、辺境のさらに奥地へと冒険に向かうレッドたち。勇者関係なしにお兄ちゃんのために力を振るえることに喜ぶルーティが実に可愛い。可愛いんだけれど、この娘「妹」の定義をやや勘違いしている節があるので、何気に爆弾継続中なのか? ティセさん、先送りして知らんふりしないでください、ほんとに。
魔王軍との戦争からはドロップアウトしたにも関わらず、変なところで伝説級の魔物と戦うハメになったり、のんびり暮らしているわりにやたらとハードル高い所跳んでるなー、と。ともあれ、知性あるモンスターたちと交流して知遇を得たり、商売ルートを開拓したり、と平和は平和なのかもしれない。
それでも、流れ者訳ありの人間が集まる辺境では、因果が相まってトラブルも舞い込んでくるわけで、次は他国とのイザコザが持ち込まれてくるのかしら。
そして、何気に今回もうげうげさんがイケメンムーブしまくってて、うげうげさん主人公のハーレムものがはじまっても、全然納得してしまえそうなんだけどどうしよう。ゴドウィンみたいなおっさんをトキメかしてどうするんだ、とも思うのだけれど、一人の人間の人生を真人間に戻してまっとうな道を歩ませるに至ったわけだから、大した蜘蛛である。

シリーズ感想