読んだ本の数:32冊 うち漫画:6冊


めっちゃ豊作! と言っても、2月発売作品じゃないのもあるんだけれど、それでも今月は読んだぞー、という読み応えタップリの傑作をたくさん読めてお腹いっぱいである。

新作で注目は電撃文庫の新人作品である【声優ラジオのウラオモテ】と、【俺の女友達が最高に可愛い。】。後者は自分の趣味趣向にどストライクすぎて、若干泣きそうになったくらい好き。前者も、声優ラジオというジャンルについて全く無知であったのだけれど、そういうの関係なしに熱いお仕事モノでした。
期待のシリーズとしては【やがて僕は大軍師と呼ばれるらしい】が二巻目でも相変わらず滅茶苦茶面白くて、このまま大長編となってほしいところ。是非に是非に。
【りゅうおうのおしごと!】は、もうなんか尋常でなさすぎて筆舌に尽くしがたい。なんだこれ、ほんとに。


★★★★★(五ツ星) 2冊

七つの魔剣が支配する V 】 宇野 朴人/ミユキ ルリア 電撃文庫(2020/2/7)
りゅうおうのおしごと! 12】 白鳥 士郎/しらび GA文庫(2020/2/14)

【七つの魔剣が支配する V 】 宇野 朴人/ミユキ ルリア 電撃文庫

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なぜこんな事になってしまったのだろう。それは誰よりもオリバー自身が抱いている思いなのだろう。なぜ、なぜ、なぜ。
敵討ち、その二人目の討滅はこの物語が徹頭徹尾悲劇であることを伝えてくれた。救いは果たしてどこにあるのか。


【りゅうおうのおしごと! 12】 白鳥 士郎/しらび GA文庫

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現代にも命懸けの戦いは存在する。お互いの人生を叩き潰し合う殺し合いは存在する。親しい友と、兄弟と愛する人との殺し愛は存在する。これは、それらの存在証明である。


★★★★☆彡(四ツ星Dash) 4冊

魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんんだが、どう愛でればいい? 10】 手島史詞/COMTA HJ文庫(2020/1/31)
声優ラジオのウラオモテ #01 夕陽とやすみは隠しきれない?】 二月 公/さばみぞれ 電撃文庫(2020/2/7)
異世界迷宮の最深部を目指そう 13】 割内タリサ/ 鵜飼沙樹 オーバーラップ文庫(2020/1/23)
俺の女友達が最高に可愛い。】 あわむら赤光/mmu GA文庫(2020/2/14)

【魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんんだが、どう愛でればいい? 10】 手島史詞/COMTA HJ文庫

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物語の核心とも言うべき事実が明らかになる一方で、各カップルがあちらこちらでひっきりなしにイチャイチャしているものだから、ニヤニヤが止まらない。どっちを見ても幸せそうなカップルばかりだ!

【声優ラジオのウラオモテ #01 夕陽とやすみは隠しきれない?】 二月 公/さばみぞれ 電撃文庫

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本気でいがみ合う相性の合わない二人の女子高生声優。しかし個人的な感情は二の次。そこにあるのは若くとも高い意識で仕事に向き合うプロフェッショナル。そういう二人だからこそ、嫌いという感情の上に、相手を意識し認め背中を預けるだけの信頼が湧いてくる。まさにこれこそ、プロのお仕事。戦友の誕生である。



【異世界迷宮の最深部を目指そう 13】 割内タリサ/ 鵜飼沙樹 オーバーラップ文庫

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ライトノベル史上最強にして最高にして最凶の茶番劇。まさに阿鼻叫喚の最大喜劇。統制された混沌にして、この世にまたとない喝采されし破滅であり祝福である。なんて素敵なスプラッター。目を覆わんばかりのハッピーエンド。ああ、これは酷い(笑


【俺の女友達が最高に可愛い。】 あわむら赤光/mmu GA文庫

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時として、女友達という存在はカノジョよりも最高である。それが唯一無二の親友ならば尚更に。そんな真理を余すことなく語り尽くす、これはそんな作品である。

★★★★(四ツ星) 11冊

ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さん】 恵ノ島すず/えいひ カドカワBOOKS(2019/4/10)
86―エイティシックス― Ep.4 アンダー・プレッシャー】 安里 アサト/しらび 電撃文庫(2018/5/10)
インフィニット・デンドログラム 11.栄光の選別者】 海道左近/タイキ HJ文庫(2019/10/31)
現実主義勇者の王国再建記 Ⅺ】 どぜう丸/ 冬ゆき オーバーラップ文庫(2019/10/24)
絶対城先輩の妖怪学講座 十二】 峰守 ひろかず/水口十 メディアワークス文庫(2019/12/25)
天才王子の赤字国家再生術 6 〜そうだ、売国しよう〜】 鳥羽 徹/ファルまろ GA文庫(2020/2/14)
魔弾の王と凍漣の雪姫(ミーチェリア)4】  川口 士/美弥月 いつか ダッシュエックス文庫(2019/9/25)
魔弾の王と聖泉の双紋剣(カルンウェナン)】  瀬尾つかさ/八坂 ミナト ダッシュエックス文庫(2019/9/25)
ゴブリンスレイヤー 11】  蝸牛くも/神奈月昇 GA文庫(2019/9/13)
やがて僕は大軍師と呼ばれるらしい 2】  芝村 裕吏/片桐 雛太 MF文庫J(2020/2/25)
ロクでなし魔術講師と禁忌教典 16】  羊太郎/三嶋 くろね 富士見ファンタジア文庫(2020/1/18)


【ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さん】 恵ノ島すず/えいひ カドカワBOOKS

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【86―エイティシックス― Ep.4 アンダー・プレッシャー】 安里 アサト/しらび 電撃文庫

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【インフィニット・デンドログラム 11.栄光の選別者】 海道左近/タイキ HJ文庫

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【現実主義勇者の王国再建記 Ⅺ】 どぜう丸/ 冬ゆき オーバーラップ文庫

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【絶対城先輩の妖怪学講座 十二】 峰守 ひろかず/水口十 メディアワークス文庫

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【天才王子の赤字国家再生術 6 〜そうだ、売国しよう〜】 鳥羽 徹/ファルまろ GA文庫

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【魔弾の王と凍漣の雪姫(ミーチェリア)4】  川口 士/美弥月 いつか ダッシュエックス文庫

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【魔弾の王と聖泉の双紋剣(カルンウェナン)】  瀬尾つかさ/八坂 ミナト ダッシュエックス文庫

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【ゴブリンスレイヤー 11】  蝸牛くも/神奈月昇 GA文庫

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【やがて僕は大軍師と呼ばれるらしい 2】  芝村 裕吏/片桐 雛太 MF文庫J

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【ロクでなし魔術講師と禁忌教典 16】  羊太郎/三嶋 くろね 富士見ファンタジア文庫

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以下に、読書メーター読録と一言感想



今月のピックアップ・キャラクター


シャスティル (魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんんだが、どう愛でればいい? )
ジーク (ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さん)
佐藤由美子 (声優ラジオのウラオモテ)
オリバー (七つの魔剣が支配する)
カナミ (異世界迷宮の最深部を目指そう)
ライナー・ヘルヴィルシャイン (異世界迷宮の最深部を目指そう)
御屋川ジュン (俺の女友達が最高に可愛い。)
空銀子 (りゅうおうのおしごと!)
ガーディ (やがて僕は大軍師と呼ばれるらしい)




2月の読書メーター
読んだ本の数:32
読んだページ数:8832
ナイス数:265

魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんんだが、どう愛でればいい? 10 (HJ文庫)魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんんだが、どう愛でればいい? 10 (HJ文庫)感想
★★★★★ ああもう、どのカップルも愛で力が捗りすぎて、たまらん! さらにステラ姉とショタ騎士団長の間にまで新たな愛でカップルの兆候が。ゴメリ婆ちゃん流れ弾が自分に飛んでくるのホント可愛いし、拗ねた黒花は実にイイし、バルバトスの事もう無意識に自分の連れ合い扱いしちゃってるシャスティル可愛いし、もう尊いが詰め込まれすぎじゃないですかね!? お風呂を作ろうなんて呑気な話の一方で、五年前の事件やマルクなどの真実が明らかになり、そしてついにアザゼル出現、ビフテロスの真価など本筋も激しく動き、目が離せない
読了日:02月01日 著者:手島史詞
紫電改のマキ(13) (チャンピオンREDコミックス)紫電改のマキ(13) (チャンピオンREDコミックス)感想
★★★☆ ゼネラル・リィの格好、タイツ系の全身フィットした服…じゃないのか? あれ、裸じゃないのか!? わからぬ、わからぬ。槇の軌跡を追って信州、甲府、清水と旅をするマキたち。ってか普通に旅行ですよね、土地の景色と食べ物と温泉楽しみまくってますよね? 
読了日:02月01日 著者:野上武志
ばらかもん(18)(完) (ガンガンコミックスONLINE)ばらかもん(18)(完) (ガンガンコミックスONLINE)感想
★★★★ 完結でありました。書道教室の先生として教える楽しみを知ると同時に、なるたちによってもう一度自分の書を書く道も取り戻す。両方選べて良かったね。島の生活にも馴染みきり、器相変わらず小さいながらも人間としても成長し、続いていくは平和で笑顔の絶えない日々。善き哉善き哉。しかし、作中ではガラケー全盛期なのねー。なるも今頃は成人近いのかと思うと感慨深いものがある。
読了日:02月01日 著者:ヨシノサツキ
ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さん (カドカワBOOKS)ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さん (カドカワBOOKS)感想
★★★★ 小林さん、高校生とは思えない包容力で慈母のようじゃないですか。普段は明るい普通の女子高生なのに。遠藤くんが惚れてしまうのもわかるわー。フィーネ、メインヒロインなのにゴリラ呼ばわり酷いんですけど、ゲーム始まるまでの人生がハードモードすぎて、これゴリラじゃなかったら死んでたんじゃないの? その割に脇も甘いし放っとけない感じがして、リーゼロッテが一生懸命世話焼いちゃうのもよくわかる。リーゼ可愛いんだけど、素直になってフィーネとイチャついてる時が一番輝いていたかも。王子が嫉妬するのもこれまたわかるw
読了日:02月01日 著者:恵ノ島すず
86―エイティシックス―Ep.4 ―アンダー・プレッシャー― (電撃文庫)86―エイティシックス―Ep.4 ―アンダー・プレッシャー― (電撃文庫)感想
★★★★ シン、どん底から脱して顔を合わせるのは初めてなレーナとも変にギクシャクせずに、そこはかとなくイチャイチャしてて、初めて順風満帆だなあと思ってたら、それでもまだ、まだ、86の若者たちの心の傷は根深く血を流し続けているのか。現代にも通じる少年兵達の拭い去れないまでに深く抉られた精神の傷というものを、本作は一切安易に妥協せずに掘り下げ浮き彫りにし続ける覚悟なのだろう。書く方も辛く痛いだろうに。レーナはまさに血塗れになりながら彼らに手を差し伸べる、作者の尖兵となるのだろうか。ハッピーエンドに至るための
読了日:02月02日 著者:安里 アサト
超人高校生たちは異世界でも余裕で生き抜くようです! 9 (GA文庫)超人高校生たちは異世界でも余裕で生き抜くようです! 9 (GA文庫)感想
★★★ 人間として踏み外してしまっている高校生たちの中で、確かに暁だけが普通の子なんですよね。桂音や葵が特に彼のことを可愛がっているのも、仲間の中に彼のような真っ当な心の方向性を保っている人がいる事が救いだからじゃなかろうか。丁度司も悩んでいるけど、このメンツでマトモな幸せな人生というものを受け入れる奴、少なそうだもんなあ。
読了日:02月03日 著者:海空りく
このあと滅茶苦茶ラブコメした 本当はあなたのこと大好きだけど、絶対バレてるわけないよね!! (角川スニーカー文庫)このあと滅茶苦茶ラブコメした 本当はあなたのこと大好きだけど、絶対バレてるわけないよね!! (角川スニーカー文庫)感想
★★★ このボケとツッコミの乱打戦はM1の漫才を思い出させる勢いだ。そのネタのキレは素晴らしいのだけれど、その分ネタそのものの強度が強すぎて、ストーリーどころかキャラすらもネタの勢いに持っていかれている気がする。女性陣、ここまでおバカヒロインとしてキャラ立てまくっているのでキャラが弱いとは間違っても言えないのだけど。この作品のコメディ要素をよく練習した漫才ネタ、として見れば実に練度は高く方向性としてはこれもありなのかもしれない。
読了日:02月06日 著者:春日部 タケル
声優ラジオのウラオモテ #01 夕陽とやすみは隠しきれない? (電撃文庫)声優ラジオのウラオモテ #01 夕陽とやすみは隠しきれない? (電撃文庫)感想
★★★★☆ 若くてまだ実績も少ないけれど、プロとしてのプライドと責任感を持った声優少女達のお話でした。プロだからこそ嫌いであっても認めあえる、性が合わなくても尊敬し合える。一緒に仕事をするのが楽しくなる。いいなあ、熱いなあ! 緩く仲良くなるんじゃなくて、馴れ合わずぶつかりあいながら、お互いを理解しあって行く展開がホント素晴らしい。ぶつかりあいながらも、本当に悪いと思ったら謝れたりお礼を言えたりするあたり、いい意味でプロとしてのプライドを持ってるホントにカッコいい女の子たちでした。面白かった!!
読了日:02月07日 著者:二月 公
七つの魔剣が支配するV (電撃文庫)七つの魔剣が支配するV (電撃文庫)感想
★★★★☆ なんでこんな事になってしまったんだろう、と思いながらも誰もが突き進まなくては済まなくなっている。誰も幸せになれない予感が酷い。オリバーの一番奥底に残された願いは未練ではなく望みだと思いたい。しかし、どうしてナナオが彼らから着目されているのか。ここほんとに重要っぽいんだよなあ。
読了日:02月08日 著者:宇野 朴人
異世界迷宮の最深部を目指そう 13 (オーバーラップ文庫)異世界迷宮の最深部を目指そう 13 (オーバーラップ文庫)感想
★★★★☆ これは酷い!w いやホントに一体なにを見せられたんだこれ。いきなり現れて全部出会い頭に台無しにしてしまうカナミが、存在自体酷いという感じで目を覆わんばかりだけれど、速攻で全部自分が酷い目を引っ被る有様になってしまい別の意味で目を覆わんばかりの惨状に。ラスティアラも大概酷いのでお似合いカップルだよ。これで何だかんだと上手く行ってしまうのは流石というべきか、やっぱり酷いというべきか。ライナー、ご愁傷さまだけど自分で選んだ主だからね。ボロクソ言ってるけど、その二人わざわざ選んだ自分も大概だよ?
読了日:02月08日 著者:割内タリサ
<Infinite Dendrogram>-インフィニット・デンドログラム- 11.栄光の選別者 (HJ文庫)<Infinite Dendrogram>-インフィニット・デンドログラム- 11.栄光の選別者 (HJ文庫)感想
★★★★ 怪獣映画じゃないかこれ。グローリアが人前に初めて現れるシーンなんかモロにそんなイメージだし。これを人間サイズで相手しろとか。しかもギミックがちょっとエグすぎやしませんかね! これが自然発生ならまだしも、意図をもって送り込まれるというのは手段を選ばないを通り越して悪意すら疑ってしまうくらい。ティアンの命も国すらも眼中にない在り方は怖いなあ。ゲームと割り切っているならともかく、彼らは彼らで本気なわけだし。熊兄は予想以上に世界の秘密に踏み込んでいるのかこれ。
読了日:02月09日 著者:海道左近
神装魔法少女ハウリングムーン 2 (ドラゴンコミックスエイジ)神装魔法少女ハウリングムーン 2 (ドラゴンコミックスエイジ)感想
★★★ 思ったより拗れずにヒマワリ戻ってきてしまった。もっとすれ違いが続いてヒマワリが致命的な所まで行ってしまうかと思っていたのだけれど。人の心を解さないはずの後藤佐藤さんが、幼女の尊さに見事に陥落してしまうの笑ったですw
読了日:02月09日 著者:佐藤 ショウジ
ポンコツ風紀委員とスカート丈が不適切なJKの話(1) (シリウスKC)ポンコツ風紀委員とスカート丈が不適切なJKの話(1) (シリウスKC)感想
★★★★ ぽえむさん、でら可愛いのう。ってか家斜め前でなんで知らないんだよ、学区違うとそんなもんなのか!? もはや幼馴染であってもおかしくない生活圏の近さなんだけど、新しく始まる関係もまた素晴らしき。統吾の距離感がハチャメチャなものだから、それに振り回され巻き込まれてついつい相手の距離感に付き合っちゃって、気がつけば随分近づいてしまっている事に気が付きあたふた赤面しながらも今更離れられない、面倒見の良いぽえむさんめっさ可愛いです。素晴らしきラブコメ♪
読了日:02月09日 著者:横田 卓馬
賢勇者シコルスキ・ジーライフの大いなる探求 痛 ~愛弟子サヨナと今回はこのくらいで勘弁しといたるわ~ (電撃文庫)賢勇者シコルスキ・ジーライフの大いなる探求 痛 ~愛弟子サヨナと今回はこのくらいで勘弁しといたるわ~ (電撃文庫)感想
★★★☆ おばあちゃんをボッシュートしなかったり応募枠に対応が優しかったりするあたり、やりたい放題好き放題やっているようで作者の真っ当な倫理観を感じる。本当に頭おかしい人が天然でやらかしているわけではないあたり逆に凄いとも思うのだけれど、まともな人がこれやるとそりゃ疲弊する。でもただメタネタやシモネタを思いつくまま書き散らしているのではなく、ところどころ技巧を感じさせたり見せ方に凝っているあたりが何とも小憎たらしい。

読了日:02月10日 著者:有象利路
現実主義勇者の王国再建記Ⅺ (オーバーラップ文庫)現実主義勇者の王国再建記Ⅺ (オーバーラップ文庫)感想
★★★★ 嫁さん方、みんな表に出て違う仕事に従事しているので、奥での閨閥争いみたいなの毛ほどもなさそうなんですよね。というか、奥さん4人も居るのに共働き夫婦感があるの面白い。トモエちゃんは学園編へ。ヴェルザってちびっ子イメージだったのですが、グループ内では大人っぽい方なのか。ハルの前出ると馬脚現してたけど。魔物研究はこの世界の成り立ちの方まで波及しそうな勢いで結構グイグイ踏み込んできたなあ。そして魔族との接触の前に国民の生理的な忌避感を避けるためにソフトパワーからアプローチするというのがこの作品らしい
読了日:02月10日 著者:どぜう丸
絶対城先輩の妖怪学講座 十二 (メディアワークス文庫)絶対城先輩の妖怪学講座 十二 (メディアワークス文庫)感想
★★★★ いつまでも続けていけそうだけれど、ここで一区切り。まさか先輩が燃え尽き症候群に罹るとは思わなかったが、妖怪学というものにこれからどう向き合っていくかの良いステップになったのではなかろうか。礼音がほんと良い内助の功、というほど大人しくはしていなかったけれど、この娘の前向きさと直向きさは元気を分けてくれる源でしたね。仲睦まじいカップルになってしまって、幸せになってほしいものです。終わるのが実に寂しく感じる親しみ馴染んだ作品でした。
読了日:02月12日 著者:峰守 ひろかず
処刑少女の生きる道(バージンロード)3 ―鉄砂の檻― (GA文庫)処刑少女の生きる道(バージンロード)3 ―鉄砂の檻― (GA文庫)感想
★★★☆ おおっと、これは予期せぬ展開になってきたか。メノウ本人にこの手のスポットが当たって来るとは思わなかった、師匠がそんな余地を許すとは思わなかっただけに。処刑人として育成された分、必要な疑り深さは持っているものの、モモへの信頼、アカリに入れ込んでしまうなど、無防備なほど染められやすい部分があったけれど、それがメノウの本質とするとこれ物語の着地点って単純なメノウの生存、アカリの救済では済まなくなってくる。せめて師匠の思惑がわかれば、見通しも立ってくるのだけれど。
読了日:02月15日 著者:佐藤 真登
俺の女友達が最高に可愛い。 (GA文庫)俺の女友達が最高に可愛い。 (GA文庫)感想
★★★★☆ 週五は凄いな!入り浸り遊び倒し家族とも仲良く晩御飯も食べていく。趣味はぴったり息も合い以心伝心、一緒にいる事がひたすら楽しい。だから親友、最高の友達だ。でも恋人じゃない。恋人と友達の違いってなんだろう。ケースによるけれど、彼らはそれを自身たちには不必要な枠組みと捉えている。恋人関係になると恋人だから、と強いられる柵は多い。そんな軛に問われない自由だからこそ確かな繋がり。それを何よりも大切にしているからこそ彼らは親友なのだ。好き同士でも友達で、友達のまま結婚だってできるだろうそんな親友関係なのだ
読了日:02月15日 著者:あわむら赤光
天才王子の赤字国家再生術6~そうだ、売国しよう~ (GA文庫)天才王子の赤字国家再生術6~そうだ、売国しよう~ (GA文庫)感想
★★★★ フェリテってある種綺麗なウェインというべき人物でしたね。だからこそウェインの奸雄っぷりが際立ったとも言える。でもこれだけ黒いにも関わらず、信頼度は高いんだよなあ。利に聡いけど、それだけで軽々に切り捨てる事をしなかったり、ニニムへの一途さがそれを浮き立たせているのだろうけど。しかし、ロワがトータル1ページくらいの出番だったにも関わらず、美味しい所持ってってるあたり優遇されてますよね。やはりセカンドヒロインは彼女なのか。
読了日:02月16日 著者:鳥羽 徹
りゅうおうのおしごと! 12 (GA文庫)りゅうおうのおしごと! 12 (GA文庫)感想
★★★★★ これは本物の殺し合いだ。比喩じゃなく命懸けの殺し合い。それも、親しい友を、兄弟にも等しい仲間を、ずっと世話してもらった恩人を、自分が生き残るために縊り殺す戦いだ。これが、実際に現実に存在しているという事実に振るえが止まらなくなる。でも、その殺し合いの中で失われない慈しみが、愛情が、相手への切なる思いがこの戦いをただ相手を蹴落とすだけの醜い闘争から逸脱させる。才能を超えた、人を超えるための意志の力、或いは運命の力か。よくここ迄描くと呆然とさせられた。こんな世界が、現実にあるのか。
読了日:02月16日 著者:白鳥 士郎
監獄勇者のやり直し2 貶められた最強の英雄は500年後の世界を自由に生きる (ファンタジア文庫)監獄勇者のやり直し2 貶められた最強の英雄は500年後の世界を自由に生きる (ファンタジア文庫)感想
★★★☆ 五百年為政者として現実と戦って折れなかった理想主義者が最強すぎる。解放されて伸び伸び暴れまわるミルさんが楽しそうで何よりです。しかしコガネとミルで英雄の中でも短気直情のトップ2だったのか。七英雄の頭良いのが全部いなくて脳筋しか残っていない現パーティーが色んな意味でヤバいのだけど、五百年の経験で落ち着いた分マシになってるんですねえ、これで。ほぼノリと勢いな気がしないでもないですけど。残りの英雄たちの顛末ここで語っちゃったという事は既に纏めに入ってるのだろうか。ここで終わってもいい感じになってるなあ
読了日:02月20日 著者:瀬尾 つかさ
俺がラブコメ彼女を絶対に奪い取るまで。 (ファンタジア文庫)俺がラブコメ彼女を絶対に奪い取るまで。 (ファンタジア文庫)感想
この主人公はバカなのか?(真顔 いや、思っていたのと全然違っていて、本気の略奪愛なんかじゃなくてヒロインたち既に主人公が好きな状態なのを勘違いしていて、というのははっきり言って拍子抜けだった。主人公はこいつはこいつで別にヒロイン達の事好きでも何でも無い癖にちょっかいかけようとしているし。思い込み決めつけを非難しておいて自分が、というのはわざとにしても笑えない滑稽さ。ヒロイン達もなんで好きな相手の前で違う男の話をあんな楽しそうにするんだ? あれは勘違いされても仕方ない。どうも好きになれるキャラがいなかった。
読了日:02月21日 著者:戸塚 陸
魔弾の王と凍漣の雪姫 4 (ダッシュエックス文庫)魔弾の王と凍漣の雪姫 4 (ダッシュエックス文庫)感想
★★★★ ロランとティグルのタッグがちょっと相性良すぎじゃないですか? 別史も含めて戦姫たちよりも息ピッタリに見えたのは、純粋に技量で噛み合っていたためだろうか。
リーザは可愛そうだけど、暗殺者紛いの事やらされてるあたり、また良いように使われてるんじゃなかろうか。
読了日:02月21日 著者:川口 士
魔弾の王と聖泉の双紋剣 (ダッシュエックス文庫)魔弾の王と聖泉の双紋剣 (ダッシュエックス文庫)感想
★★★★ そうか、リムも戦姫としてヒロインになれる資格はあるのか。別史でも教育係としてティグルと密接に関わるリムだけど、今回は特に自分が彼を見出し、本隊とはぐれてからはずっと二人きりでいたせいかティグルの隣に自分が立ちたいという想いが強くなっている。エレンへのコンプレックスよりも切実で、双剣という力を手に入れてなお自信の拠り所に出来ないあたりが実にリムらしく、彼女らしいヒロインムーブをしてるんじゃなかろうか。
読了日:02月23日 著者:瀬尾 つかさ
ゴブリンスレイヤー11 (GA文庫)ゴブリンスレイヤー11 (GA文庫)感想
★★★★ 砂漠の国のゴブスレさん。冒険だ、冒険してるよ! アドベンチャーだよ! いつものゴブリン討伐なんだけど、それ以上に異国情緒を堪能し、見たことのない光景を望み、強大なモンスターと戦うという冒険者の醍醐味を味わい尽くす旅でありました。ゴブスレさんが密かに感動しているのが楽しいやら嬉しいやら。女商人さん、今回限りの一党入でしたけど、三人娘の仲の良さが微笑ましく、戦場は違えどゴブスレ一党名誉メンバーですね、これ。仕掛人たちの活躍も今回も見れて良かった。
読了日:02月23日 著者:蝸牛くも
からかい上手の高木さん (8) (ゲッサン少年サンデーコミックス)からかい上手の高木さん (8) (ゲッサン少年サンデーコミックス)感想
★★★☆ 今回の高木さんは全般的にからかいに甘さがあったように見受けられる。西片がストレートに好意を示してグイグイ来たら、わりとすぐに土俵を割ってしまうんじゃないか、というような。それとも、わざと隙見せてる? どちらにせよ、西片が攻撃力なさすぎるので可能性皆無に近いのですが。それを見越しての事なのか、それとも「期待」しての事なのか。
読了日:02月23日 著者:山本 崇一朗
董白伝~魔王令嬢から始める三国志~ (ガガガ文庫)董白伝~魔王令嬢から始める三国志~ (ガガガ文庫)感想
★★★☆ 呂布怖ぇぇ。軽薄なチャラ男という呂布にあるまじきキャラなんだけど、信義を欠片も持たず軽いからこそ命も約束も何もかも軽く、本心では何を考えているかわからない闇の深さがあって、とかくヤバい。そんな呂布を罵倒したおす董白ちゃん、その口の悪さは人生踏み外すに十分だわ。ただ煽りスキルとしてはピカイチ。あれは言われたらキレる、という文言はなかなかないよ。そしてそれがご褒美になってしまう李傕は別の意味でヤバい。正直、ヤバいやつしかいないじゃないか。一件まともな馬超も百合系ロリコンでヤバいし。
読了日:02月24日 著者:伊崎 喬助
やがて僕は大軍師と呼ばれるらしい2 (MF文庫J)やがて僕は大軍師と呼ばれるらしい2 (MF文庫J)感想
★★★★ 純粋無垢で人を好き嫌いしないヤン・ウェンリーが「A君(17)の戦争」をするのを司馬遼太郎風に小説する、と言うと語弊がありまくりですか。ガーディのあの軍師に似つかわしくない優しさを根幹とした性格は他に類を見ないキャラですし。でも、後世の視点から資料を解釈しつつ執筆者の見解や想像する登場人物の心境を地の文にふんだんに挿入していくのは、司馬先生リスペクトじゃなかろうか。MBTと随伴兵の運用、ひいては諸兵科連合を諸種族連合を称して転がしていく所なんぞ実に「アレ」ですし。ガーディ勇躍の回、実に面白かった!
読了日:02月25日 著者:芝村 裕吏
ロクでなし魔術講師と禁忌教典16 (ファンタジア文庫)ロクでなし魔術講師と禁忌教典16 (ファンタジア文庫)感想
★★★★ あれ? これってエンディングまでに必要なピースがほぼ粗方盤上にぶち撒けられたんじゃないですか!? いきなりだったのでびっくりしたけれど、今まで謎だった部分がこれである程度霧が晴れて作品の全貌が見えてきたんじゃなかろうかって、ちょっとこれ想像以上にごっつい話だったんじゃないの? 魔王とか邪神関連、実感なくて今まではある程度ヤバそうな敵というくらいの認識だったのですけれど、これガチで外宇宙のアレじゃないですかー。一方で味方側も英傑としての駒が揃ってきた感があり、ラスト展開含めてクライマックス突入か。
読了日:02月25日 著者:羊太郎
アイドランク(3) (メテオCOMICS)アイドランク(3) (メテオCOMICS)感想
★★★★ もはやオモテで飲んでいいものか、と悩む素振りすらしなくなり、変装して正体を隠す気すらなく、酔っぱらいムーブをかましまくる公称未成年のアイドルたち。いや、この娘ら実年齢が二十歳以上じゃなくて、飲酒歴が二十年以上じゃないのか? それくらい凄まじい貫禄の飲みっぷりですよ。その中でもほのかは完全にアル中を通り越した酒の神の類のなにかに成り果ててる。アルコールモンスターじゃ。
読了日:02月25日 著者:宮場 弥二郎,さきしまえのき
陰に隠れてた俺が魔王軍に入って本当の幸せを掴むまで (角川スニーカー文庫)陰に隠れてた俺が魔王軍に入って本当の幸せを掴むまで (角川スニーカー文庫)感想
クロの不満って人間社会でも、魔王軍でやったように直向きに頑張れば、同じかそれ以上に彼の望んでいたような正しく報われる状況になってたと思うんですよね。決して不当に虐げられてたわけじゃないし。ただ幼少から続くライナーとの関係がクロを僻ませたまま固定させてしまったのだろう。彼にとって環境を変える必要があったのだ。ただ、報われないのはライナーで、彼の方は僻まずクロに勝つべくずっと直向きに頑張ってきていたのに、現状放置でこの扱いは可哀想。クロにとってこの幼馴染はなんだったんだろう。
読了日:02月25日 著者:松尾 からすけ
ワトソン・ザ・リッパー ~さる名探偵助手の誰にも話せない過去~ (LINE文庫エッジ)ワトソン・ザ・リッパー ~さる名探偵助手の誰にも話せない過去~ (LINE文庫エッジ)感想
★★★ あれ? ワトソンは? ホームズは? と、冒頭にチラッと登場した以外はまったく現れずに全く別の主要人物たちで進んでいく話に首を傾げていたら、これって実質前日譚みたいなものになるのだろうか。異能を持って生まれた者としての苦悩、生まれて来てはいけない存在などいない、という祈りにも似た結論を貫き通そうとする神父の意志を嘲笑うかのように、悲劇をもたらす切り裂きジャック。それでもなお、と折れぬ所に「御方」は尊きを感じたのか、それとも弄んでいるのか。ともあれ、着地点の人物配置はあんたがそれかよ!と、うん驚いた
読了日:02月29日 著者:SOW

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