読んだ本の数:27冊 うち漫画:0冊

漫画、買うだけ買って全然読めてね〜〜。雑誌読み放題の契約してしまったので、そっち読むのでリソース全部費やしちゃってる、というのもあるのですけど。
それにしても3月は疲れた。コロナ禍で自宅待機させつつ人員減らして作業回す、のはまだわかるのですけど、なぜ人員減らしてるのに仕事増やす! コロナ関係なしに増やす!? なんで調整しないの? 結局休日出勤に残業まで増えて、むしろ自分の場合出勤日数増えてるんですけど!?
自分の場合、引きこもり気質なものですから家から出ないのは全く苦痛でないので、家籠もりもっとしたいです。車通勤だし、現場でもまず感染しそうにない環境だからマシなのですけど。
ともあれ、お陰で家帰っても疲れてて読書というインプットもあまり捗らず。5月はGW休みがあるのでガンガン読んでいきたいけど、はてさて。

さて、4月ですがやはり一番ヤバかったのは、本気を出した【継母の連れ子が元カノだった 4.ファースト・キスが布告する】でした。間違いなく本年度のナンバーワンを争うクラスの凄まじいクオリティの青春ラブストーリー。今までも凄かったけど、この巻はちょっと段違いです。
そして、ついに発売されたTRPG狂垂涎の一作【TRPGプレイヤーが異世界で最強ビルドを目指す 1 〜ヘンダーソン氏の福音を〜】。今時これほどの密度、濃厚さに満ち満ちた世界観の作品は滅多と読めないですよ。色んな意味でたまらん。
そして、ライトノベルでガチの不倫モノ浮気モノとして勇躍とびこんできた【カノジョの妹とキスをした。】
なろう小説産でも古参で屈指の本格ファンタジー戦記であり、そのドラスティックな展開からファンも多い(自分も!)名作である【亡びの国の征服者 〜魔王は世界を征服するようです〜】の開幕など、見どころの多い月でもありました。


★★★★★(五ツ星) 2冊

継母の連れ子が元カノだった 4.ファースト・キスが布告する】 紙城 境介/ たかやKi 角川スニーカー文庫
TRPGプレイヤーが異世界で最強ビルドを目指す 1 〜ヘンダーソン氏の福音を〜】 Schuld/ランサネ  オーバーラップ文庫


【継母の連れ子が元カノだった 4.ファースト・キスが布告する】 紙城 境介/ たかやKi 角川スニーカー文庫

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今回に関してはラブコメというよりも、繊細なタッチで綴られる純正の恋愛小説へと昇華されていたのではないだろうか。文学少年と文学少女の舞踊のように清廉に整えられた文字列で描かれた恋模様。同じ人に二度目の恋をするまでの過程を、心の内側をここまで引き出し浮かびあがらせながら描かれれば、陶酔するように夢中になるしかない。決意の涼やかさに、想いの強さに、魅入られる。恋に恋する時期を越え、これはその人の人生そのものを掴み取るための大人の恋のはじまりなのだ。


【TRPGプレイヤーが異世界で最強ビルドを目指す 1 〜ヘンダーソン氏の福音を〜】 Schuld/ランサネ  オーバーラップ文庫

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なんて濃厚! 読んでて文章の情報密度が半端なくて読み応えが尋常でない。派手なイベントは最後だけなのだけれど、世界観の緻密さと世界を謳歌するエーリヒの楽しそうな振る舞いのお陰で、田舎の町暮らしの様相がべらぼうに面白く味わえる。最強ビルドを目指しながら、割とその場のノリで熟練度使っちゃうエーリヒは自分への無駄な言い訳含めて何とも可愛げの塊である。そして幼い容姿と裏腹の妖艶の塊みたいな幼馴染のアラクネの色っぺー事。世界観の解説であるTIPSもただの説明でなく諧謔混じりの妙味ある詞になってて味わい深い。


★★★★☆彡(四ツ星Dash) 0冊




★★★★(四ツ星) 5冊

疎遠な幼馴染と異世界で結婚した夢を見たが、それから幼馴染の様子がおかしいんだが? 2】 語部 マサユキ/胡麻乃 りお 角川スニーカー文庫
ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? Lv.21】 聴猫 芝居/Hisasi 電撃文庫
カノジョの妹とキスをした。】 海空りく/さばみぞれ GA文庫
かくりよの宿飯 七 あやかしお宿の勝負めし出します。】 友麻碧/ Laruha  富士見L文庫
亡びの国の征服者 1 〜魔王は世界を征服するようです〜】 不手折家/ toi8 オーバーラップノベルス


【疎遠な幼馴染と異世界で結婚した夢を見たが、それから幼馴染の様子がおかしいんだが? 2】 語部 マサユキ/胡麻乃 りお 角川スニーカー文庫

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【ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? Lv.21】 聴猫 芝居/Hisasi 電撃文庫

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【カノジョの妹とキスをした。】 海空りく/さばみぞれ GA文庫

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【かくりよの宿飯 七 あやかしお宿の勝負めし出します。】 友麻碧/ Laruha  富士見L文庫

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【亡びの国の征服者 1 〜魔王は世界を征服するようです〜】 不手折家/ toi8 オーバーラップノベルス

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以下に、読書メーター読録と一言感想


今月のピックアップ・キャラクター



天音 (疎遠な幼馴染と異世界で結婚した夢を見たが)
伊理戸結女 (継母の連れ子が元カノだった)
時雨 (カノジョの妹とキスをした。)
リシア (城なし城主の英雄譚 )
マルギット (TRPGプレイヤーが異世界で最強ビルドを目指す)
エーリヒ (TRPGプレイヤーが異世界で最強ビルドを目指す)
ユーリ・ホウ (亡びの国の征服者)




4月の読書メーター
読んだ本の数:27
読んだページ数:7080
ナイス数:236

疎遠な幼馴染と異世界で結婚した夢を見たが、それから幼馴染の様子がおかしいんだが? 2 (角川スニーカー文庫)疎遠な幼馴染と異世界で結婚した夢を見たが、それから幼馴染の様子がおかしいんだが? 2 (角川スニーカー文庫)感想
★★★★ 油断大敵、人目のある所でイチャツイたら、国民総記者な昨今ではニュースをバラ撒くようなもので。まあ本気で隠すつもりが無いだろうからこそ、無自覚にやらかしているのだろうけど。しかし女神様これ相当働き者なんじゃなかろうか。これだけせっせと関係者を転生、それも異世界に時間またいで放り込んでいるあたり、凄腕ネゴシのきらいさえ伺える。異世界編と両跨ぎで展開すると思われた物語は思いの外現代に腰を据えているあたり、中々の長編を企図しているのだろうか。だとすると嬉しいのだけれど。
読了日:04月03日 著者:語部 マサユキ
塩対応の佐藤さんが俺にだけ甘い (ガガガ文庫)塩対応の佐藤さんが俺にだけ甘い (ガガガ文庫)感想
★★★☆ タイトルで根性ねじ曲がった悪役令嬢が主人公だけ特別扱いするような難儀な話なのかと思ってしまったのだが、普通に考えたらそんな話にはしないですよね、うん。鈍感野郎という意外は完璧超人かという涼やかな性格イケメンな主人公で、お互いに好き同士だけど相手の気持ちに気づいていない両片思いな状態なので比較的サクサクと進展していく。佐藤さんは対人関係下手くそではあっても面倒くさいタイプじゃないし、主人公も卒なく距離詰めていくし、佐藤父を呼び出して啖呵切るほど熱い所もあるしと、もう何の問題もないんじゃないか。
読了日:04月04日 著者:猿渡 かざみ
継母の連れ子が元カノだった4 ファースト・キスが布告する (角川スニーカー文庫)継母の連れ子が元カノだった4 ファースト・キスが布告する (角川スニーカー文庫)感想
★★★★★ 今回に関してはラブコメというよりも、繊細なタッチで綴られる純正の恋愛小説へと昇華されていたのではないだろうか。文学少年と文学少女の舞踊のように清廉に整えられた文字列で描かれた恋模様。同じ人に二度目の恋をするまでの過程を、心の内側をここまで引き出し浮かびあがらせながら描かれれば、陶酔するように夢中になるしかない。決意の涼やかさに、想いの強さに、魅入られる。恋に恋する時期を越え、これはその人の人生そのものを掴み取るための大人の恋のはじまりなのだ。
読了日:04月05日 著者:紙城 境介
ウィッチクラフトアカデミア2  この世の果てを目指す魔女 (LINE文庫エッジ)ウィッチクラフトアカデミア2 この世の果てを目指す魔女 (LINE文庫エッジ)感想
★★★☆ ティノくんがショタ可愛すぎて、自分もお姉様になって愛でてあげたい。ティノも含めて、誰もが箒に掛ける想いがある。ティノは情熱こそ目一杯だけれど、その熱量を向ける方向性が手探りの状態。そこに行き会うのが普段陽気にふざけてばかりの直線馬鹿のレッタの命をかけた夢。こうやってティノは相手の領域に踏み込んで一緒に羽ばたいていくのか。マルタちゃん様の背景も伺い知れたのだけれど、やはり不気味にわからないのがウルスラか。はぐらかしてばかりの彼女の世界を、いつ覗けるのか。
読了日:04月09日 著者:逢空万太
ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンラインX ―ファイブ・オーディールズ― (電撃文庫)ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンラインX ―ファイブ・オーディールズ― (電撃文庫)感想
★★★☆ 今回はいつもにも増して、映像で見たいゲームだったなあ。アマゾネス軍団は、ピトさんの素性を知ったのもあるのだけど、いつもの強面女猛者集団というよりも女子高生チームな雰囲気になっていた気がする。まあ文章オンリーな小説ならではで、絵面はいつも通りのはずだけど。シャーリー、誘ったら普通にチームに参加してくれるくらいになってるのか。一方でピトさん暗殺には結局今回もうまくいかず。今回は一番チャンスだったはずなのに、詰めが甘い! そして何気に全員女性という編成の中でエムさん、黒一点じゃないですかー。
読了日:04月10日 著者:時雨沢 恵一
異世界国家アルキマイラ ~最弱の王と無双の軍勢~ (GAノベル)異世界国家アルキマイラ ~最弱の王と無双の軍勢~ (GAノベル)感想
★★★☆ ああ、本当に凡人じゃないですか。能力が最弱というだけでなく、メンタルも決して強くなく最初は現実逃避し続け、自分を殺せる配下たちに怯え続け、保身に汲々とする。王を演じながら中身は基本的に情けない一般人に過ぎない。でも、その彼がただの弱者と違うのはたとえ演技であったとしても王として果たすべき責任から逃げ出す事だけはしなかった事。一度結んだ約束は、身を削ってでも守ろうとした事。虚像ではない王としての資質が彼にはある。どれほど弱くても、彼の芯には強さがある。彼の弱さは慕われるに足る守るべき弱さなのだろう
読了日:04月11日 著者:蒼乃暁
ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? Lv.21 (電撃文庫)ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? Lv.21 (電撃文庫)感想
★★★★ ホワイトデー2年分の回想、という事で一年経って人間関係が…変わってないよね。もう最初の時でカンストしてるじゃないですか。敢えて言うならセッテだけれど、この頃にはもう十分良い距離感になってたなあ。にしても、一対一なお陰で本当に仲の良い友達なのが良く分かる。異性でこれほど「一生付き合える友」という関係を描けているのを他に見たことがない。青臭い青春!友情!という肩肘張ったものではない自然な関係。あと半歩踏み込めば恋が始まる本当にギリギリのラインなんだろうけど、彼女たちはこれを絶対に越えないんだろうなあ
読了日:04月12日 著者:聴猫 芝居
痴漢されそうになっているS級美少女を助けたら隣の席の幼馴染だった (GA文庫)痴漢されそうになっているS級美少女を助けたら隣の席の幼馴染だった (GA文庫)感想
★★★☆ 匂わせるとか素振りを見せるどころじゃなくて、完全に好き好きアピールじゃないですかー。これで気づかないのはちょっとおかしい、と最初は思ったんだけれど逆に疎遠状態から話すようになった途端にあそこまでグイグイ来られると、むしろ何これどういう事?と腰が引けて無意識に間を開けようとしてしまうかもしれないので、気持ちはわからなくない。とは言え避けたり邪険にしたりせず、意外と他人と距離のある彼女の事フォローしてるので、姫としてはますます好きになっちゃいますわなあ。
読了日:04月13日 著者:ケンノジ
スカルアトラス 楽園を継ぐ者〈2〉 (電撃文庫)スカルアトラス 楽園を継ぐ者〈2〉 (電撃文庫)感想
★★★☆ ファイゼルに関しては後書きで力説しているだけのものを作中で描けていただろうか。クレイやレーティアとの関係を後書きで語っていたほどに描けていたら、もっと魅力的に映ったのだろうけど、作中ではクレイたちとそこまで踏み込んで関われなかった気がするんですよね。描きたい事は後書きで伝わっただけに、勿体無い。
読了日:04月13日 著者:羽場 楽人
神スキル【呼吸】するだけでレベルアップする僕は、神々のダンジョンへ挑む。(4) (モンスター文庫)神スキル【呼吸】するだけでレベルアップする僕は、神々のダンジョンへ挑む。(4) (モンスター文庫)感想
★★★☆ 道化師職で得たスキルや経験、何度転職しても大事な場面で役立つので何気に一番なってよかった職業なんじゃないだろうか。これまでもラーナに依存するプリネの成長を促してきたのだけれど、本格的にプリネひとりで試練に立ち向かうことに。ここをクリアしないとどれほどラブラブカップルでも対等にはなれなかっただけに、大きな山を越えたと言えるのかも知れません。
読了日:04月13日 著者:妹尾 尻尾,伍長
カノジョの妹とキスをした。 (GA文庫)カノジョの妹とキスをした。 (GA文庫)感想
★★★★ これはガチでドロドロの愛憎劇をやるつもりなのか! 時雨が最初から引っ掻き回すつもりの小悪魔キャラじゃなく、終盤まで普通に姉を応援するつもりだった事が逆に彼女の本気さを伝えてくる。欲するモノは義兄の心。それ以外は恋人という関係も温かな家庭も当たり前の幸福すらいらない。その猛毒のような愛情に、果たしてどれほどの男が抗えるか。その人生そのものを堕するような真剣さに、抗し得るものか。不純な愛の、これは堕落の物語。青春の清々しさなど何処にもない泥沼の溺れるような不倫のお話だ。これをこの年代でやるのかー♪
読了日:04月16日 著者:海空りく
城なし城主の英雄譚2 彼女の愛が止まらない! (GA文庫)城なし城主の英雄譚2 彼女の愛が止まらない! (GA文庫)感想
★★★☆ 今回はオリヴィアがメインの話となるのだけれど、その裏側でリシアが堅実に株上げていた印象なんですよね。レオンが能力が秀でているだけじゃなく人格も出来た好人物なのに対してリシアは問題児として登場しましたけれど、荒ぶっていたのは一巻の序盤だけでこの二巻となるとレオンと凄く真っ当にデートしていい雰囲気になってるわ、レオンの居ない所でギスギスなってた即席チームの間を走り回って間取り持ったりする人間の出来た面も見せてくれて、正妻の貫禄すら出てきたんじゃないだろうか。
読了日:04月17日 著者:阿樹翔
ようこそ最強のはたらかない魔王軍へ! ~闇堕ちさせた姫騎士に魔王軍が掌握されました~ (ファンタジア文庫)ようこそ最強のはたらかない魔王軍へ! ~闇堕ちさせた姫騎士に魔王軍が掌握されました~ (ファンタジア文庫)感想
オークと後から増員したダークエルフだけしかいない魔王軍。いやデーモン族もいるのか。でもスケールがどうにもショボい。軍の運営資金とかどうしてるんだろうとか組織的に細かい所はコメディなので気にしないとしても、シーナが魔王軍乗っ取る理由にしても魔物への偏見をなくす過程にしても判子押すような定番の展開で、心の動き方も突き詰めたものがなくユルくてヌルい。闇堕ちと言ってもダークサイドに堕ちたというほど変わっても心変わりもしていないので変化も少ないし、あんまり見るべき所はなかったかなあ。
読了日:04月18日 著者:永松 洸志
スパイ教室02 《愛娘》のグレーテ (ファンタジア文庫)スパイ教室02 《愛娘》のグレーテ (ファンタジア文庫)感想
★★★☆ 表紙の娘まったく出てこなかったんですがw それについては次ページでグレーテが種明かししてるのでいいのですけど、何故出てこない娘で表紙飾ったしw 
色々と読者への騙しを入れてくるのは前回と同様だけれど、今回は四人の選出やグレーテについてなど明かされて、なるほど!となるものでわかりやすく楽しめたと言える。ようやくリリィとエルナ以外のサラ、グレーテ、ジビアのキャラも掘り下げてくれたし。
読了日:04月19日 著者:竹町
お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件2 (GA文庫)お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件2 (GA文庫)感想
★★★ 完全に新婚夫婦である。年末年始も実家に帰らず二人水入らずで過ごす熟達振り。周の両親が訪ねてくるのも、夫の両親が遊びに来て、というシチュ。姑さんと仲良いと雰囲気いいですね! ただここまで密接な関係を築いていながら、予防線を張り続ける周は男らしくないんじゃなかろうか。今の関係のままがいいというのならそれも選択なのだけれど、真昼は別に自分の事を異性として好きではない「に違いない」と相手の気持ちを都合よく勝手に決めつけ言い訳にして予防線を張り続けるのは些かズルい。そういう意味では駄目人間になってるね。
読了日:04月20日 著者:佐伯さん
アガートラムは蒼穹を撃つ 1.三日月学園機関甲冑部の軌跡 (オーバーラップ文庫)アガートラムは蒼穹を撃つ 1.三日月学園機関甲冑部の軌跡 (オーバーラップ文庫)感想
★★★☆ 一度心折れてる主人公。理屈屋で理論家なだけにここぞという時に踏ん張れず諦め逃げてしまう事に上手いこと理由付けして逃げ腰を糊塗してしまうので言い訳している事に自分ですら中々気づかず余計に足踏みしてたんだなあ。なまじ筋が通っているのがたちが悪い。気づいてなお克服出来ずに停滞して、気合と根性だけではままならず、ぶつかり合って拗れて衝突して、それでも乗り越えられたのはこれは幼馴染という比翼の時間の強みかねえ。
読了日:04月22日 著者:山口隼
魔王学園の反逆者2 ~人類初の魔王候補、眷属少女と王座を目指して成り上がる~ (角川スニーカー文庫)魔王学園の反逆者2 ~人類初の魔王候補、眷属少女と王座を目指して成り上がる~ (角川スニーカー文庫)感想
★★★ 今度の敵は「恋人」とは不倶戴天とも言える愛情を壟断する「悪魔」。気持ちのよいくらいクズでロクでなしのゲス野郎、ということで実にぶっ飛ばし甲斐のある敵でした。典型的なウェーイ系の方だったのは何ともはやですが。ほんとにウェーイって言ってるしw 雅は上品なお嬢様の方が本性に近いと思っていたのだけれど、今のギャルやってる方が無理していない自然体で居られるのか。とはいえ、根っこは品の良さが垣間見えるので、ギャルとは言ってもだらしない感じはないんですよね。
読了日:04月22日 著者:久慈 マサムネ
かくりよの宿飯 七 あやかしお宿の勝負めし出します。 (富士見L文庫)かくりよの宿飯 七 あやかしお宿の勝負めし出します。 (富士見L文庫)感想
★★★★ 大旦那様が囚われてしまった事で落ち込んでしまう葵。居なくなって初めて気づくその存在感。いつも元気でめげない娘だっただけにこれだけ弱気になっている葵は見たことがなくてちょっとこっちまでショックを受けてしまったのだけれど、出張販売や律子さんの所でお世話になる事で元気を取り戻せてよかった。葵の料理がこの局面で何の役に立つのか、というのが突きつけられたけれど、そこで大きく揺らがずに要られたのは今回の竹千代はじめ、既に彼女の料理に心救われた人が沢山いるからなんですよね。もう葵の料理は影響を広げているのだ。
読了日:04月22日 著者:友麻碧
結婚が前提のラブコメ (ガガガ文庫)結婚が前提のラブコメ (ガガガ文庫)感想
★★★ 結婚相談所ってこんなんなの!? 実態を全く知らないので、主人公の営む相談所には呆気にとられてしまった。婚活関係なく日常的に相談所に遊びに来てる契約上の関係というよりプライベートの繋がりが深そうな会員たち。仲人がそこまで会員と仲良くなっていいのかしら。会員の為人を理解してこそ、相応しい相手を紹介できるというのもあるのだろうけど、仲人自身がその女性の最大の理解者で仲の良い異性になる、というのはどうなんだろう。イマイチまだ彼女たちの結婚願望の根源みたいなものがわからない、というのもあるし。

読了日:04月22日 著者:栗ノ原 草介
クロの戦記 1 異世界転移した僕が最強なのはベッドの上だけのようです (HJ文庫)クロの戦記 1 異世界転移した僕が最強なのはベッドの上だけのようです (HJ文庫)感想
★★★☆ なんでこのタイトルにしたし。しかも床上手とかではなくただ節操がないだけじゃないのかしら。一方で戦場で見せたその手腕はまさに偉大なる凡人の歩みの始まりである。辺境貴族子息の新米士官という立場から指揮官と普通の兵が逃げ出していきなり亜人の部隊の指揮を押し付けられたクロノの、嘆き愚痴りながら死地を潜り抜けていく戦場シーンが殺伐と映える。振る舞いこそ情けなく気合に欠けるものの、戦場の狂奔狂気の中で淡々と「為すべき事」を貫き通す姿にはどこか底冷えするような畏怖を抱かせる、かなり面白い戦記物だった。
読了日:04月23日 著者:サイトウアユム
茉莉花官吏伝 皇帝の恋心、花知らず (ビーズログ文庫)茉莉花官吏伝 皇帝の恋心、花知らず (ビーズログ文庫)感想
★★★☆ 能力があるからと出来るからとやりたくない子に仕事押し付けないであげて〜。身につまされる茉莉花の境遇に胸が痛むというか胃が痛むというか。でもこの娘の場合はやる気の問題ではなく、自身の能力を活かせず期待に応えられなかったというトラウマから身を縮こませていただけで、それが解消されたなら能力を発揮する手応えに、与えられた責任に応える事に喜びを覚える事が出来る娘だったので、陛下の見込みは間違っていなかったのだろう。能力を開花させるのもまた教育次第なんだなあ。
読了日:04月24日 著者:石田 リンネ
TRPGプレイヤーが異世界で最強ビルドを目指す 1 〜ヘンダーソン氏の福音を〜 (オーバーラップ文庫)TRPGプレイヤーが異世界で最強ビルドを目指す 1 〜ヘンダーソン氏の福音を〜 (オーバーラップ文庫)感想
★★★★★ なんて濃厚! 読んでて文章の情報密度が半端なくて読み応えが尋常でない。派手なイベントは最後だけなのだけれど、世界観の緻密さと世界を謳歌するエーリヒの楽しそうな振る舞いのお陰で、田舎の町暮らしの様相がべらぼうに面白く味わえる。最強ビルドを目指しながら、割とその場のノリで熟練度使っちゃうエーリヒは自分への無駄な言い訳含めて何とも可愛げの塊である。そして幼い容姿と裏腹の妖艶の塊みたいな幼馴染のアラクネの色っぺー事。世界観の解説であるTIPSもただの説明でなく諧謔混じりの妙味ある詞になってて味わい深い
読了日:04月26日 著者:Schuld
王女殿下はお怒りのようです 4.交錯する記憶 (オーバーラップ文庫)王女殿下はお怒りのようです 4.交錯する記憶 (オーバーラップ文庫)感想
★★★☆ ドロッセルとレティシエルは完全に別人で憑依したものと思っていたのだが、レティがドロシーに転生したという可能性もあるのか。ドロッセルをはじめとして多くの人の人生を捻じ曲げてしまった第一王女の死にまつわる事情がようやく明らかになったけれど、火事の原因などまだわからない事も多い。ポツポツと誰かの秘密や裏事情、過去から続く因縁などが明らかになってきているんだけれど、今の所一つ一つが孤立していてそこから全体像が見えてこない。ただ、何かのきっかけで一気に連鎖的に全て繋がっていきそうな気配もあり、次回が楽しみ
読了日:04月26日 著者:八ツ橋皓
現実主義勇者の王国再建記Ⅻ (オーバーラップ文庫)現実主義勇者の王国再建記Ⅻ (オーバーラップ文庫)感想
★★★☆ 本当に今更なんだけど、獅子が虎のマスク被ってるってシュールだ。ゲオルグの名誉回復問題は関係者も多いだけにもっと早くやっておかなければならなかったのかも。ミオに野心も復讐心もなかったから良かったものの、下手をすれば利用されてた可能性もあるわけだし。その辺カゲトラが予防してたのかもしれないけど。ゼムという国が絡んでくる問題になるかと思ったけど、ミオ個人の話に留まってよかった。諸島連合との話に移行しましたけど、マリア陛下との約束がまた気になるなあ。帝国との関係が将来どうなるのか。
読了日:04月26日 著者:どぜう丸
信者ゼロの女神サマと始める異世界攻略 4.死を纏う亡国の巫女 (オーバーラップ文庫)信者ゼロの女神サマと始める異世界攻略 4.死を纏う亡国の巫女 (オーバーラップ文庫)感想
★★★☆ 桜井君がガチで種馬扱い過ぎる。これで楽しんでるならイイのだけど、彼の場合義務感でやってるポイのでキツそう。そんな彼の唯一の癒しなのが幼馴染のマコトでめっちゃ好き好き光線出してるのが何ともはや。頼られる一方の中でマコトだけが突拍子もない行動で幼い頃から自分を色々と助けてくれた事が彼にとってどれだけ大きかったのか。好青年だけにもちっと幸せになって欲しい。王女や横山など本当に彼の事を好きな人もいる訳だし。にしてもフリアエはどっちのヒロインなんだ?
読了日:04月27日 著者:大崎アイル
亡びの国の征服者 1 〜魔王は世界を征服するようです〜 (オーバーラップノベルス)亡びの国の征服者 1 〜魔王は世界を征服するようです〜 (オーバーラップノベルス)感想
★★★★ この作品を書籍として読める日が来るとは感慨深い。古参の作品の中でも何故これが書籍化されないんだと常に思っていた本格ファンタジー戦記でしたからね。やがて滅びゆく事が決定づけられている国、種族に生まれ、その運命に抗うように愛する人たちを守るために幾つもの試行を始める主人公。どこか乾いた淡々とした語り口から描かれる登場人物たちの瑞々しいほどの生き様、世界の在りよう、人の心の闇の深さに圧倒され、その心の輝きに魅了される大河ロマンのはじまりである。ああ、改めてルークとスズヤの両親が本当に素敵で、胸を打つ。
読了日:04月29日 著者:不手折家
外れスキル【地図化(マッピング)】を手にした少年は最強パーティーとダンジョンに挑む 1 (オーバーラップ文庫)外れスキル【地図化(マッピング)】を手にした少年は最強パーティーとダンジョンに挑む 1 (オーバーラップ文庫)感想
★★★☆ 地図化自体決して役立たずではなかったものの決してチートなどではなく、主人公が新たな仲間たちに支えられて、自分を甘やかさず克己心を強く努力したからこその躍進、というのが心擽られる展開じゃないですか。一方で、全くの役立たずの半端な素人を時間をかけて鍛え上げようというパーティーもまた生半じゃない忍耐力と先を見据える展望があって凄いなあ、と。とはいえ、自己改革編に終始して肝心のダンジョンアタックはまだなので、本格的に話が動き出すのは次回から、ということになるのか。
読了日:04月29日 著者:鴨野うどん

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