【マジカル★エクスプローラー エロゲの友人キャラに転生したけど、ゲーム知識使って自由に生きる 2】 入栖/神奈月 昇 角川スニーカー文庫

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愛するゲームヒロイン達をハッピーエンドに導く為に。不遇な友人キャラでありながら“最強”になる決意を固めた瀧音。チート主人公・聖伊織との出会いを果たし、遂にゲーム本編の舞台であるツクヨミ魔法学園に入学する。勝手知ったる美少女キャラ・そして新たな友人との出会いに胸躍らせる瀧音だったが、浮かれることなく貪欲に強さを追い求めていく。そして、ゲーム知識を活用し隠れダンジョンの深層へと潜るのだが…
「茶目っけ溢れるわたくしの、新たなご主人様は貴方―?」
待ち望んだ相棒との邂逅で瀧音のマジエク攻略は加速する!話題沸騰の転生魔術学園譚。入学、そして飛翔の第二幕!!
一巻では、この瀧音幸助、友人キャラを標榜しながらやってることはまんま主人公キャラそのもので、折角の友人キャラのポディション全然活かせてないじゃん! と、不満が溜まってしまったのですが、この二巻でゲーム本編の時期に突入した事により、ようやく本来の主人公である聖伊織が登場して幸助も友人キャラらしい立ち位置を享受するようになったので、なんとか脇役である友人キャラポディションからゲームに介入していくというスタイルとして安定してきたかな、と。
それでも、肝心の主人公な伊織がどうも主人公のくせに存在感が薄くて、特に目立つ事なにもしてない気がするんだけど。初心者ダンジョンでイベントバトル繰り広げてたみたいだけど、又聞きだしなあ。キャラクターも大人しいものだから、幸助のあの馴れ馴れしいくらいの友人キャラムーブに対しても反応が薄いし。ちゃんとヒロインな女の子キャラと仲良くなってるんだろうか。
幸助の方はメインにリュディと順調に同居生活を楽しみつつ、カトリナといったツンデレクラスメイトとも仲良くなり、と順調に交友関係広げてってるんですね。カトリナ、伊織じゃなくて幸助の方に流れてきてない、これ? 
それに、本来なら伊織が拾うはずのダンジョンで出会うメイドさん・ななみも幸助が先に拾っちゃうし。この娘、2Pキャラで伊織も拾えるんだろうか。
ともあれ、この天使なメイドさんがまたイイ性格したキャラで。最近もこの手のご主人さまを弄りにかかるフリーダムメイドキャラにはお世話になったばかりのような気がしますが、自分的には大当たりなキャラクターなので、なんぼでも来いってなもんである。
それに、一巻からリュディに並んでメイン級で登場している雪音先輩を差し置いて、このななみが2巻の表紙を飾ってるわけですから、その存在感たるや強烈なものがありました。ダンジョン攻略の相棒候補として、ななみをゲットした幸助ですけれど、相性ピッタリというか丁々発止のリズムがピッタリなんですよね。ただの戦闘の相棒だけではなく実生活から何から全部の相棒、パートナーをやってしまいそうな勢いで。これリュディはうかうかしてられないですよ?
一巻のはじめの段階では、俺は最強になるんだ! と勢いよく目標を立てながらもどうも地に足がついていないというか、「瀧音幸助」の目標目的としては下地のようなものがない、なんで最強になりたいのかという理由のない、中身のない目標のための目標だなあ、という印象があったのですけれど、一巻でリュディがテロに見舞われ彼女の厳しい立場や、今後ゲームの展開によっては過酷な状況に追い込まれるヒロインたち。彼女たちとゲームの向こうの存在ではなく家族同然の付き合い、友人としての付き合いで身近な人間として実感できるようになり、彼女たちを守るために、という中身の詰まった目標になってきたことで、幸助の言動にも「映え」のようなものが張りはじめたような気がします。
できれば、彼の鏡となるべき伊織の方も、もう少し存在感みせてほしいなあ。友達にしても好敵手にしても、もっとキャラが立ってくれないと相乗効果も発生しないですし。
それにしても、式部のベニート先輩、典型的な嫌な野郎で女性キャラからの評判も最悪に近いのですけど、やたら「人気がある」と幸助に語られるのはなんでなんだろう。ゲームプレイヤーからは妙に評価高いみたいなんだが、その根拠となる描写が肝心の本編からは全く伺えないので、妙に浮いた表現になってる気がする。
あと、ただのギャルゲじゃなくてわざわざ「エロゲ」と称しているのに肝心の18禁イベントはなんでスルーするんですかね? ガチのエロゲプレイヤーならイベントは100%コンプリートは基本でしょう!? もっとこう、エロゲの世界に居るという自覚と誇りをもって頑張って欲しいですね!!