【異世界転移、地雷付き。2】 いつきみずほ/猫猫 猫 ドラゴンノベルス

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異世界に送られたナオ、トーヤ、ハルカの幼馴染3人衆の冒険は続いていた。そんな中、離ればなれとなったクラスメイトたちと再会を果たすも、忌まわしい地雷スキルのせいで、すんなり“仲間”とはいかなくて…。魔導書探しに武器選び、猪狩りに物件見学。果ては喫茶店の経営立て直しも請け負うことになり―!?ほのぼの開拓スローライフ第2弾!

これ、スキル取得で地雷スキル取っちゃうケース以外でも、飛ばされた場所によって結構なハンデありますよね。ユキとナツキも、若林くんも地雷スキルは基本取っていないけれど、ハルカたちに出会わなければ詰んでた状況でしたし。特にユキとナツキは生き残るためにおおよそ間違った選択肢は取ってなかったにも関わらず、ハルカたちが探しに来てくれなければ勝ち目の薄い博打に出なきゃならない所まで追い詰められてた訳ですからね。あれ、もし二人だけでもあの街じゃなく、ハルカたちと同じ街くらいの経済規模、雇用状況が良好な場所だったらもう少し地道に活動のための余力を貯められてたでしょうし。なので、自力ではどうにもならない運の要素が結構絡んでる事になるんだよなあ。
それとも、飛ばされる場所に関しても何らかの条件があったんだろうか。

ともあれ、何とか生活に余裕が出来たハルカたちが、隣接する街にまで足を伸ばして現世でも特に仲の良かったユキとナツキを探しにいったら、運良く速攻で見つけられました、合流しました良かったね、というお話でした。現世でも、この五人でつるんで遊んでいたというけれど、女子三人男子二人という構成はなかなか珍しいんじゃなかろうか。しかも、ナオとトーヤの二人は女性陣の用心棒というかお供、みたいな感じだったようだし。
まあなかなか気が利くし出しゃばらないし絡みやすいし女性陣には優しいしいい意味で遠慮なく付き合えるし、いざという時頼もしいし、と一緒に居てストレスフリーで楽しい関係だったんじゃないだろうか。これで恋愛絡むと面倒くさくなってしまうんだろうけれど、基本ナオとトーヤ二人共ハルカにべったりだったわけだしねえ。
しかし、現世はそれで良かったかも知れないけれど、この異世界ではこの五人で生きていかなければならないわけですから、長い人生の大半を共にすることになるわけで、さてどうなるものか。
もっとも、ナオはハルカに一途ですし、トーヤはさっさと自分はケモミミ派と一線引いちゃってるので……ユキとナツキも獣人じゃないんだよなあ。別にハルカの逆ハーレムでもいいのに。

ともあれ、懸案だったユキたちとも合流できましたし、収入も安定して確保できるようになり、じゃあ今度は安心して寝泊まりできる拠点、ホーム、我が家を手に入れようということになり色々と物件を探すことになったのですが、ホームを手に入れたらそれからはどうするんでしょうね。年金も生活保障もなにもないこの世界、先々を見据えてしっかりと蓄えを、なんて事も言っていますけれど、同時にこの世界には銀行などの貯金を預かってくれる金融機関もないのですから、資産は全部手元においておかないといけないわけで。ホームが出来たらそこに置いておけばいい、とも言えるのですけれど、防犯とかどうなってるんだろう。盗みに入られたら終わりのような気もしますし。
……銀行大事、よくわかります。
別に大きな目標もなく、普通に生きていければいい、というのもまた立派な生存目標だとも思うんですけどね。物語としては、そういう平穏な日常、を面白おかしく描くのは相応の手腕が必要だと思いますし。
そういえば、新たにもう一組新たなパーティーをメインに描いた幕間がありましたけど、あっちも今後絡んでくることになるんだろうか。