【Landreaall 35】 おがきちか   ZERO-SUMコミックス

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騎士団の大哨戒中、転送門のトラブルが原因で遭難したDXたち。生還を目指してダンジョンを突き進む一行の前に、危険種(モンスター)が立ちはだかった! 何とか危機を脱するも、力を使い果たしたDXは倒れてしまい――!?


突然みんなゴリラになってゴリランドリオールがはじまった時には何が起こったんだー!? となりましたがなw
ライナスがニンジャの隠形術を使ったDXにおまえ何を目指してるんだ、と突っ込んでるけどホントDXって多芸すぎてどこに行こうとしているのか。ただこのタンジョン編で特に顕著になってきているのが、彼の生存能力なんですよね。咄嗟の判断力や行動力もさることながら、生存率を高めるためにこの脱出行を通じてパーティーメンバーがスキルアップするように上手いこと調整なんかもしてたりするんですよ。また、地道に各階層のスライムが溜め込んでいたスライム水を味見することで、フロアの安全を確認してたりもするし、万が一に備えて奥の手なんかも用意している周到さもある。
とかく、生き残るための能力のみならず、それを扱うための考え方がちょっと並の人間と違うんですよね。まあ彼の思考が一般的から外れているどころか、他に類を見ない独自のものなのはこの長いシリーズを通じてわかっていることでしたが。妹のイオンも結構似たような傾向だったりするので育ちによるものなんだろうか。二人の両親もそれぞれ独特の他に類を見ないタイプの傑物なんだけど、それでもDXとイオンとは種類が違うようにも見えるしなあ。でも親子らしく似た部分も多分にあるんですけどねえ。
さても、母親譲りの傭兵としての戦い方生存戦略考え方をベースに、幼い頃から学んでいたニンジャの術を駆使して生きてきたDXが、学園編になってから騎士としての在り方を学び同世代の様々なタイプの友人たちと行動することで、新しい価値観、新しいDX像を獲得してきたわけですけれど、このダンジョン編では久々にDXの本能というか根幹全開、でありつつ一番親しい友人たちとの冒険行という事もあって一人で全部解決するのではなく、仲間たちと協力して全力で、というパターンが見られてやっぱり楽しいですなあ、こういうのは。
にしても、DXが色んな意味でキレキレなのですが。
とはいえ、ティティが妹トリクシーとの共感を通じて外と連絡を取れて、メイアンティアたちが深層の情報をひっくり返してバックアップしてくれてるからこそ、生き残れているわけで、ティ・ティが居なかったらと思うとホントゾッとするよなあ。まあ、このメンバー誰が欠けてもやばかっただろうけど。で、おそらくDXは一人ならここでも生き残れる、と。
ティ・ティとフィルの一蓮托生は、良かったなあ。下町出身のガラの悪い従騎士候補と王位継承権もある貴族との、今更だけれどずっと続いている友情をもう一度おさらいするみたいな感じで。今更、命預け合うなんてどうってことないんですよね。ほんと、今更なんだ。

イオンちゃん、一旦救出した他のパーティーと脱出したと思ったら、今度はさらにちゃんと装備整えて六甲と五十四さんと一緒にもう一度潜るのかー! なんちゅうタフな娘さんだ。ニンジャ適正はもしかしたらDXよりもイオンの方が高そうではあるんだけど。
ってか、イオンの実力知らなくてただのお転婆な小娘だと思ってるの、もうライナスだけなのか。他はあらカタみんな知っちゃってるんですね。今回の一件を通じて、他の生徒たちにもだいぶ知れ渡っただろうし。そんな中でどうして未だにライナスだけ知らない人枠のままなんだろう。なにか理由があるんだろうか。いや、面白いからいいんだけど。