前回の記事です。8月前半分。



【デート・ア・ライブ アンコール 10】 橘公司(富士見ファンタジア文庫)

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十香と再会した「その後」を語りましょう
狂三と紗和の学園生活、士道の両親と真那の邂逅、美九の提案で開催される精霊たち全員集合の卒業旅行。やがて来る十香との別れの前の平穏な日常。そして「――みんな、ただいまだ!」十香と再会後の物語も語られる。
本編完結後で初めてとなる短編集であり後日談。「デートか死か」ではじまった精霊少女たちとの物語もついにこれで……、なんですかね? 粗筋ではそこらへん触れられていないのだけれど。


【いつか僕らが消えても、この物語が先輩の本棚にあったなら】 永菜葉一(MF文庫J)

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青春の全てを捧げた、小説の世界は――戦場だった。

柊海人の日常は全てが灰色だった。可愛い妹と何かと気に入らないことがあればすぐに激昂してしまう父。アンバランスな家庭を守るため、アルバイトに明け暮れ、将来のことなんて考えられなかった。
天谷浩太の日常は全てが虹色だった。幼いころから欲しいものは何でも与えられ、何をしたって上手くいった。そんな二人に文芸部部長・神楽坂朱音は小説の世界の素晴らしさを説いた。そして、囁く
「君たちのどちらかがプロデビューして、私を奪って欲しい――」
いびつな関係の3人が小説という名の戦場に出揃うとき、物語は動き出す。小説に魅せられた少年少女が贈る、本物の青春創作活劇!
【天空監獄の魔術画廊】をはじめとした、わりと癖のある主人公とそれに振り回される、或いは振り回し返すヒロインたちとのラブコメを描いてきた永菜さんの新作は、小説家を夢見る若者たちの青春譚……というには、粗筋が不穏というか昼ドラめいているんですが。タイトルの「いつか僕らが消えても」というのも、小説家を主題にしているということは物理的な話ではなくて、作家としての話だと気づくとなかなか考えさせられるタイトルなんですよねえ。


【TRPGプレイヤーが異世界で最強ビルドを目指す2 〜ヘンダーソン氏の福音を〜】 Schuld(オーバーラップ文庫)

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この出会いは致命的(ファンブル)!?

魔導師アグリッピナに窮地を救われたデータマンチ転生者のエーリヒ。
彼はアグリッピナから、妹のエリザが「半妖精」であると告げられる。
そして「半妖精」の悲惨な運命を避ける唯一の道として、契約を結ばないか、と――。
契約により、エリザは弟子として、エーリヒは丁稚としてアグリッピナと帝都の魔導院へ行くことに。
故郷を離れるエーリヒは、マルギットに一つの誓いを捧げるのだった。
一路帝都へ向かう旅路の中、エーリヒの前に現れた妖精。
彼女がもたらす新たな物語の行方は、どうしようもなく致命的……!?
ヘンダーソンスケール行方不明のデータマンチ冒険譚、待望の第2幕!
最近のウェブ連載の方でマルギットがガッツリ再登場してご満悦なわたしです。
今月発売のオーバーラップ文庫の中でも売れているみたいなので、これは安心して追いかけていられるでしょうか。
舞台は辺境から世界の中心に等しい帝都へ。どうしても田舎でしか無かった故郷から、文化文明の中枢である帝都へと向かうことで、この世界に纏わる様々な設定がダムが決壊するように押し寄せてきて、これがまた楽しくて仕方なくなるんですよね。そして何よりTRPGの花であるシティアドベンチャーの解禁ですよ!?