【この素晴らしい世界に祝福を! よりみち2回目!】 暁なつめ/ 三嶋 くろね 角川スニーカー文庫

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短編集第2弾! 新規書き下ろし豪華2本収録!!

今回は異世界にもよりみち!? エピソードたっぷり全10編!!

ウィズが仕入れた魔道具で転移した先には、見慣れた日本の風景が広がっていた!?
――『そうだ、異世界へ行こう!』

暴走した嵐の大精霊を相手にアクセルの冒険者たちが【水着】で大暴れ!!
――『レッドストリーム・エクスプロージョン!』

「私……! 私……!! カズマさんのコミュ力が欲しいっ!」カズマとゆんゆんがついに!?
――『ぼっちをプロデュース!』

入手困難だった限定特典に、カズマたちの日常の一幕や本編では明かされなかった
ダクネスとクリスの出会いなどを描く、スペシャル書き下ろしが詰まった、豪華短編集第二弾が登場!

現在では手に入れられない各種特典としてつけられた短編小説を中心に集めた「よりみち編」の第二弾。というわけで、結構作中での時系列的にどのあたりの話なのかわからないものも多いんですよね。序盤の方が多いのかな、作中で語っている内容からして。
ただ、まああんまり時系列わかんなくても支障がない話だったりする。

「拝啓、紅魔の里の皆様へ」
めぐみんがカズマたちのパーティーに加わって、ダクネスも参加してしばらくの頃のお話。ふるさとの紅魔の里の面々へのお手紙という形式で、うちのパーティーの連中ちょっと頭おかしいんですけど、という内容を書き綴っているが、めぐみんがそんな手紙里に送っても、お前が言うな、で終わってしまうと思われるので、まだ序盤も序盤、紅魔の里とか描写されてない頃の作品だったのだろう。カズマたちもマメに冒険しているし。アクアも文句言わず被害を出して泣いてるし。
あ、でももう「ちょむすけ」がいるので、ちゃんとめぐみん主役の外伝が出たあとの話になるのか。


「そうだ、異世界に行こう」
「そうだ、京都へ行こう」とかのキャンペーンってどれくらい昔になるんだろう。このフレーズって今でも通じるんだろうか。
日本に転移する話を神様関係なく、ウィズの謎アイテムでやれてしまう、というのがさすがこのすばというべきなのか。お手軽である。
しかし、折角この面々で日本に行ったのにエクスプロージョンの一発も打たないとは随分とおとなしい話ではあった。アクアも別にやらかして泣き出さないし。アクアが日本に行ったらとりあえず警察のお世話になって留置場に入るくらいは普通にしてくれると思ったのだが。それにこの駄女神、日本担当だったくせに根本的に近代科学文明まったく理解してないやんw


「この過酷な世界に祝福を」

この世界って農作物を相手にする農家の人とか、野生動物を相手にする猟師の人とかって、モンスターを相手にする冒険者と対して難易度というか修羅度変わらないんじゃないだろうか。
特に農作物の凶暴性が段違いなんだが。普通の野生動物の鹿なんかでも、兵器でそこらのモンスターと変わらない凶暴度出しなあ。雑草にも負けるカズマさんw 自宅の周りの草抜きまで命がけかよ。


「白虎に加護を」

白虎の子供をアクアが親から預けられるの巻き。子猫かわいい、のお話。まあ猫派は問答無用で陥落するよね。白虎って結局神獣なの? モンスターなの? とりあえずアクアは相手がなんであろうとナメられてるのは変わらないみたいだが。


「レッドストリーム・エクスプロージョン!」
めぐみんの新技か、進化必殺技か!? というタイトルであるが、あんまりエクスプロージョン関係ないよね。
そしてまさかの水着回である。そう言えば本作って水着になるような回ってなかったんだったっけ。そもそも、海に行く機会がないもんなー。アクセルの街に引きこもり、が基本だし。湖とか言ってもアクアが漬けられるだけだったし。水の女神の癖に水着を着ないとかどういう了見だい。まあ、エリスさまならともかく、アクアの水着とかまあどうでも、だしなあ。
そして空気を読まぬ駄女神である。わりとあのラストのあとアクアってば男冒険者たちからガチ泣きさせられたんじゃないだろうか。

「○○料理をめしあがれ」
クリスって案外出番ないのよねえ。というわけで、今回はがっつりクリスが参加して、ご禁制の品を使った料理会が催されているのではないか、という宴へと潜入捜査。いや、ダクネスはララティーナ様として出席しているので潜入ではないのだけれど、クリスの男装姿が見られるまさに特典回。三嶋くろねさんのイラストも相まって、超絶イケメンのクリスが見られてしまう。これガチで今まで出たキャラの中で一番イケメンなんじゃないだろうか、クリスってば。
カズマと出会うまではパーティーを組んでいたというダクネスとクリスの出会いの話もあって、そこは前から気になっていただけにありがたかった。でも、クリスってばダクネスにまで財布盗んで勝負挑んでいたのか。まともに勝負してもらえないという意味で、クリスのこの財布のパーティーイベント成功した試しないんじゃないだろうか。


「ぼっちをプロデュース」
ゆんゆんが思い余ってカズマにコミュ力をあげてもらう相談をしてしまう話。言われてみると確かにカズマ、男友達多いし結構男同士で飲み歩いたりしている印象あるね。引きこもっているとき以外の遊び歩いている時はけっこう男連中と管巻いていることもあるし。目の付け所は悪くないのか?
むしろ問題はやはりゆんゆんの方にあるわけで、あと余計なちょっかいかけてくるめぐみんと。
既にカズマパーティーの面々とは普通に友達だよね、という爽やかな結末は爽やかすぎてむしろこのすばとしては違和感がw


このすば完結あともこうして彼らのドタバタを堪能できるのは嬉しいことですが、やっぱりちょっと物足りなくもあり、本編完結が惜しまれるところであります。まだよりみち編やるネタは残っているのかしら。