読んだ本の数:29冊 うち漫画:1冊

なんか今月はひたすらに現代ラブコメばっかり読んでいた気がするぞ。
ただ実際に数を数えてみると、6冊だけだったので気の所為だったのか。ただ、読んだ作品がそれだけみんな良質のお話で印象深かった、という事なのかもしれない。
それに、複数のヒロインが登場するものよりも、確かに一対一のものばかりなんですよねえ。今の隆盛はまさにそれなのか。

11月の注目はやはり涼宮ハルヒの新刊でした。でも、言うほど話題にはなっていなかったような気もする。
個人的には【限界超えの天賦は、転生者にしか扱えない】が良質の冒険ファンタジーしていて、期待のシリーズになっています。
【友人キャラは大変ですか?】は10巻で無事完結。これも実に良いキレキレのコメディでした。このノリは作者独特の武器だよなあ。新作も楽しみです。


★★★★★(五ツ星) 0冊



★★★★☆彡(四ツ星Dash) 1冊

天才王子の赤字国家再生術 8 ~そうだ、売国しよう~】 鳥羽徹/ファルまろ GA文庫(2020/11/12)

【天才王子の赤字国家再生術 8 ~そうだ、売国しよう~】 鳥羽徹/ファルまろ GA文庫

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周りの顔色を伺い、おべっかを使っていい顔を振りまいて自分の立場を曖昧にして利を掠め取っていくコウモリと呼ばれる立ち振舞い方は、本来蔑まれ見下されるようなやり方にも関わらず。
なぜウェイン王子はあらゆる陣営から畏怖し慄かれるのか。こんなコウモリがいるかー! と言わんばかりに、妖怪怪物傑物揃いの会議で主導権を握り続け翻弄するウェイン王子、大暴れの回であります。

★★★★(四ツ星) 10冊

終末なにしてますか? もう一度だけ、会えますか?#09】 枯野 瑛/ue 角川スニーカー文庫(2020/11/1)
俺、ツインテールになります。 16】 水沢 夢/ 春日歩 ガガガ文庫(2018/10/18)
やたらと察しのいい俺は、毒舌クーデレ美少女の小さなデレも見逃さずにぐいぐいいく 2】 ふか田さめたろう/ふーみ GA文庫(2020/11/12)
信長の庶子 三 織田家の逆襲】 壬生一郎/土田健太 ヒストリアノベルズ(2019/12/5)
友人キャラは大変ですか? 10】 伊達 康/紅緒 ガガガ文庫(2020/11/18)
限界超えの天賦は、転生者にしか扱えない 1 -オーバーリミット・スキルホルダー-】 三上 康明/大槍 葦人 富士見ファンタジア文庫(2020/11/20)
世界一かわいい俺の幼馴染が、今日も可愛い】 青季 ふゆ/Aちき 富士見ファンタジア文庫(2020/11/20)
涼宮ハルヒの直観】 谷川 流/いとう のいぢ 角川スニーカー文庫(2020/11/25)
魔弾の王と凍漣の雪姫(ミーチェリア) 6】 川口 士/美弥月 いつか ダッシュエックス文庫(2020/7/22)
放課後は、異世界喫茶でコーヒーを 5】 風見鶏/u介 富士見ファンタジア文庫(2019/2/20)



【終末なにしてますか? もう一度だけ、会えますか?#09】 枯野 瑛/ue 角川スニーカー文庫

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【俺、ツインテールになります。 16】 水沢 夢/ 春日歩 ガガガ文庫

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【やたらと察しのいい俺は、毒舌クーデレ美少女の小さなデレも見逃さずにぐいぐいいく 2】 ふか田さめたろう/ふーみ GA文庫

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【信長の庶子 三 織田家の逆襲】 壬生一郎/土田健太 ヒストリアノベルズ

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【友人キャラは大変ですか? 10】 伊達 康/紅緒 ガガガ文庫

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【限界超えの天賦は、転生者にしか扱えない 1 -オーバーリミット・スキルホルダー-】 三上 康明/大槍 葦人 富士見ファンタジア文庫

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【世界一かわいい俺の幼馴染が、今日も可愛い】 青季 ふゆ/Aちき 富士見ファンタジア文庫

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【涼宮ハルヒの直観】 谷川 流/いとう のいぢ 角川スニーカー文庫

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【魔弾の王と凍漣の雪姫(ミーチェリア) 6】 川口 士/美弥月 いつか ダッシュエックス文庫

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【放課後は、異世界喫茶でコーヒーを 5】 風見鶏/u介 富士見ファンタジア文庫

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以下に、読書メーター読録と一言感想

今月のピックアップ・キャラクター


ティアット (終末なにしてますか? )
トゥアール (俺、ツインテールになります。)
ウェイン (天才王子の赤字国家再生術)
白金小雪 (やたらと察しのいい俺)
笹原直哉 (やたらと察しのいい俺)
魅怨 (友人キャラは大変ですか?)
小林一郎 (友人キャラは大変ですか? )
レイジ (限界超えの天賦は、転生者にしか扱えない)
浅倉凛 (世界一かわいい俺の幼馴染が、今日も可愛い)
リュディエーヌ・ベルジュラック (魔弾の王と凍漣の雪姫)
セレティナ (剣とティアラとハイヒール)




11月の読書メーター
読んだ本の数:29
読んだページ数:8781
ナイス数:314

失格から始める成り上がり魔導師道! 〜呪文開発ときどき戦記〜 3 (GCノベルズ)失格から始める成り上がり魔導師道! 〜呪文開発ときどき戦記〜 3 (GCノベルズ)感想
★★★☆ 以前から外国勢力の諜報の手が伸びてきていたけれど、ついに国境あたりが不穏になってきた。というわけで、これまで王都を中心に進んでいたアークスの物語は辺境の地へ。王都に軍人たちも十分濃かったけれど、辺境を守る領主たちも個性的を通り越して殆ど蛮族じゃね、これ? 貴族というイメージからは程遠いまさに最前線を担う武門の豪壮さである。その嫡子と同世代という事で仲良くなるわけだけど、こいつ流石に男の子だよね。また伯父に匹敵する最強の敵とも巡り会い、時々戦記のパートに入ってきました。
読了日:11月01日 著者:樋辻臥命
聖剣士さまの魔剣ちゃん 1~孤独で健気な魔剣の主になったので全力で愛でていこうと思います~ (HJ文庫)聖剣士さまの魔剣ちゃん 1~孤独で健気な魔剣の主になったので全力で愛でていこうと思います~ (HJ文庫)感想
★★★☆ 本気で愛でまくるな聖剣士。だがしかし魔剣ちゃんがひたすら可愛い以上それは仕方がない。なんせ可愛いんだもの。本来なら封印されるはずの魔剣ちゃんを守るために国を捨て魔剣ちゃんと生きる事を選ぶものの、魔剣ちゃんは健気で素直で善良でとてもイイ娘なのだけれど、しかし血に飢え斬り裂きぶっ殺すのが大好き! それが剣の使命、と目をキラキラさせて主に斬っていい?殺していい?と求めてくる。それもまた可愛い、ものの彼女の魔剣としてのプライドと平和な世界の中で生きていく折り合いをつけるため今日も頑張る聖剣士様であった。
読了日:11月01日 著者:藤木わしろ
終末なにしてますか? もう一度だけ、会えますか?#09 (角川スニーカー文庫)終末なにしてますか? もう一度だけ、会えますか?#09 (角川スニーカー文庫)感想
★★★★ 五年は長い。少女が大人の女性になり、幼子が一廉の少女になるくらいには。いつも終わりが直ぐ側にあった世界は後もう幾許も持たないと言われながら、不思議と今、随分と遠くが見えている。不要と廃されるはずだった妖精たちは幼子を加えながら続いていて、とうに終わりを迎えているはずだった彼女達はそれぞれの人生を歩んでいる。最終決戦を間近に控え、しかし今最も終末から程遠く見えるのは気の所為だろうか。命を懸けて繋いできた未来は、ここを超えればもう途切れる事がないと思えるほどに、結実しているんじゃないだろうか。
読了日:11月02日 著者:枯野 瑛
この素晴らしい世界に祝福を! よりみち2回目! (角川スニーカー文庫)この素晴らしい世界に祝福を! よりみち2回目! (角川スニーカー文庫)感想
★★★☆ 作中での時系列でのどのあたりの出来事か分からない話が多いのだけれど、あんまり支障もないか。男装のクリスはイラストもあって、何気に作中随一のイケメンだったんじゃないだろうか。ダクネスとの出会いも描かれていたけど、クリスの財布強奪勝負ってマトモに成功したことないんじゃないのか、これ?
読了日:11月03日 著者:暁 なつめ
クラスメイトが使い魔になりまして (4) (ガガガ文庫)クラスメイトが使い魔になりまして (4) (ガガガ文庫)感想
★★★☆ よく誰も悪くないのに酷い事になってしまう展開があるけれど、これの場合誰も彼もが悪かったんじゃないだろうか。自己満足で相手の意思なんか関係ないという傲慢さが拍車をかける。美沙神の所業がクローズアップされるけど多かれ少なかれ全員その傾向があるからこそ酷い事になったわけで。想太の各人への仕打ちは美沙のそれに通じるものがあったし。今回大いに反省後悔していたけどほぼ千影しか眼中になく、まだ足りないと思うぞ。美沙のみっともないほどの突き抜けっぷりはあそこまで行くとなんか絆されてしまった。
読了日:11月06日 著者:鶴城 東
幼馴染の妹の家庭教師をはじめたら 疎遠だった幼馴染が怖い (ファンタジア文庫)幼馴染の妹の家庭教師をはじめたら 疎遠だった幼馴染が怖い (ファンタジア文庫)感想
★★★☆ 一旦疎遠になってしまっていた幼馴染関係。本人達も述懐しているがどれほど家族のような関係であっても他人同士であるから一度距離を置くと容易には元の関係には戻れない。本作はその元に戻るまでの過程をわりとじっくり目に描いた作品と言える。愛沙が康貴をずっと好きなままだったのに対して康貴は自己防衛や愛沙の狷介な態度もあるのだろうけど、無関心に近い心の距離になっていたんじゃないだろうか。嫌われてる所じゃなく、妹ちゃんのナイスなリリーフがなければかなりヤバかったと思われる。
読了日:11月07日 著者:すかいふぁーむ
完全無欠の新人魔術生 伝説の最強魔術師、千年後の世界で魔術学校に入学する (角川スニーカー文庫)完全無欠の新人魔術生 伝説の最強魔術師、千年後の世界で魔術学校に入学する (角川スニーカー文庫)感想
★★★☆ 主人公、結構迂闊だし隙も多いので完全無欠な最強感はあんまりない。現代の魔術も一方的に劣化している訳ではなく進化している部分もあるし達人もいる。でもそのお陰かわりと主人公、変に周りと壁を作らず等身大で年相応に学校での青春模様を満喫している様子もあるので、これはこれでいいんじゃないだろうか。ドロシーのように踏み込んで付き合ってみると努力家で直向きな娘だったり、レンやベルのように抱えるものがありながら頑張る少年少女たちが揃っていて、暗躍する何者かの謎も含めて学園モノとしてなかなか面白い。
読了日:11月09日 著者:五月 蒼
お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件3 (GA文庫)お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件3 (GA文庫)感想
★★★☆ 周が本当に面倒くさい。好きになって貰ってから告白すると決めながら、真昼が自分を好きだとは決して認めない。じゃあどうすれば彼女が自分を好きだと認めるんだ? 作中でも指摘されているけれど完全に意固地になっている、頑なになっている。友人の言葉は受け入れないし、自分の感覚も信じない。なんか別方向で駄目人間になってるぞ。これはもう確かに、真昼の方からアプローチしないと二進も三進もいかない所に来てしまっているだけに、彼女の判断は正しいのだろう。むしろ、もっと一気呵成に行ってもいいくらいだ。
読了日:11月09日 著者:佐伯さん
俺、ツインテールになります。 (16) (ガガガ文庫)俺、ツインテールになります。 (16) (ガガガ文庫)感想
★★★★ そうか、これがトゥアールの旅の本当の終わりになったのか。ただツインテールである事だけが正義なのではない。魔道に堕ちたツインテールと相対し、ツインテールとは愛なのだという真理を掴み取った時、喪われたはずのツインテールが復活する。変態集団エメリアンに対抗する味方側の最高変態戦力として蛮族に毎回叩き潰されていたヨゴレ芸人トゥアールが最初から最後まで正統派ヒロインとして踊りきってみせた奇跡の回。王道だけど、やはりクライマックスは燃えるなあ。
読了日:11月12日 著者:水沢 夢
パワー・アントワネット (GA文庫)パワー・アントワネット (GA文庫)感想
★★★ 力こそパワー、筋肉こそフランス! 究極にまで鍛え上げられた筋肉には美が宿る。ギロチン台に露と消えるつもりだったマリー・アントワネットは己の子供たちをも貶める民衆の声についにブチ切れ、自らの首を切り落とすはずだったギロチンブレードを片手に革命の歌声にその鍛え上げられた筋肉を持って立ち向かう。欧州各国の宮廷はどんな虎の穴なんだ? 戦わなければ高貴ではないのか。取り敢えず共和制も筋肉で対抗しようとしなければよかったんじゃないのかこれ?
読了日:11月13日 著者:西山暁之亮
週4で部屋に遊びにくる小悪魔ガールはくびったけ! (GA文庫)週4で部屋に遊びにくる小悪魔ガールはくびったけ! (GA文庫)感想
★★★☆ 青いなあ。これが若さか、などと言ってしまうのは年寄りの傲慢なんでしょうかね。人生を賭けていたバスケを怪我をした事で挫折し、両親の離婚を期にバスケにも仲間にも見切りをつけて転校した聖也。十代の少年にこれからまだまだ長い人生があるんだよ、なんて言っても意味ないんですよね。彼らにとって、今生きている時間が全てでそれを全部注ぎ込んでいたモノを手放すのは、人生そのものの放棄と一緒。抜け殻を自認する彼の前に現れた美沙の存在は、そんな空っぽな自分に勤しむ聖也にとってどういう意味を持つのか、吟味したい。

読了日:11月14日 著者:九曜
ゴブリンスレイヤー外伝2 鍔鳴の太刀《ダイ・カタナ》 中 (GAノベル)ゴブリンスレイヤー外伝2 鍔鳴の太刀《ダイ・カタナ》 中 (GAノベル)感想
★★★☆ こうしてみると女司教がメインヒロインだなあ。ただ内気に見える彼女だけどゴブリン以外ではかなりしっかりして危地でも揺るがない。従姉のぽやぽやしてるのに危急時に冷静沈着に臨時のリーダーシップを見せたように女性二人がメンタル強いのに対して、何気に女戦士が一番弱々なんですよね。彼女へのフォロー含め、女司教の弱気と迷いを受け止めたりと、従姉に女性の扱い云々を苦言される君だけど、いやホントにそんなことないと思うぞ、ちゃんと気が利いている。リーダーとしてもどんどん頼もしくなっている感じ。
読了日:11月15日 著者:蝸牛くも
天才王子の赤字国家再生術8 ~そうだ、売国しよう~ (GA文庫)天才王子の赤字国家再生術8 ~そうだ、売国しよう~ (GA文庫)感想
★★★★☆ 本来なら選帝会議に呼ばれた時点で詰んでいて、それどころか様々な策謀が彼を追い詰めていくにも関わらず、片っ端から自分に向けられた謀略をひっくり返して蝙蝠外交を貫くウェイン。ここまで堂々と有無を言わさず蝙蝠たるを標榜して、食い物にされるどころか心底恐れられる蝙蝠が居ただろうか。相手が無能どころか誰も彼も怪物に等しい魑魅魍魎達である事が王子への凄味に拍車をかける。会議がどうしようもなくグダグダになる事をここまで凄え、と思える事になるとは。
読了日:11月16日 著者:鳥羽徹
やたらと察しのいい俺は、毒舌クーデレ美少女の小さなデレも見逃さずにぐいぐいいく2 (GA文庫)やたらと察しのいい俺は、毒舌クーデレ美少女の小さなデレも見逃さずにぐいぐいいく2 (GA文庫)感想
★★★★ ちょっと待って。もうこの二人の関係って直哉の告白に小雪がちゃんと答えていない保留、というその一点以外はもう恋人同士とどこが違うんだこれ? 好きと小雪は答えていないだけで、直哉が好きな事は直哉自身も周りも知ってるし小雪も知られているのを分かっている訳で。そして周囲の目も憚らずイチャイチャして、友人の助言に従ってデートして、風邪のお見舞いに入り浸って、とやってる事はホントに恋人。両片思い、どころじゃない両思い。ここまでズブズブの恋人未満はあんまり見たこと無いぞw
読了日:11月16日 著者:ふか田さめたろう
信長の庶子 三 織田家の逆襲 (ヒストリアノベルズ)信長の庶子 三 織田家の逆襲 (ヒストリアノベルズ)感想
★★★★ 信長モノの特異点の一つである宇佐山城の戦いにて死地を潜り抜ける帯刀。本作の注目点として他ではスルーされる織田一族の末端の方まで描かれる所があるけれど、叔父織田信治の死は壮絶で帯刀に大きな影響を遺す事になる。一連、武装した仏門との争いにスポットが当たる巻でしたけれど、延暦寺焼き討ちでの随風との出会いは印象的でした。彼との出会いが仏門全体に不信を抱きそうになっていた帯刀に清風を吹き込むきっかけになったわけですし。しかし、随風の書き下ろし短編はその来歴正体含めて面白かったなあ。
読了日:11月18日 著者:壬生一郎
友人キャラは大変ですか? (10) (ガガガ文庫)友人キャラは大変ですか? (10) (ガガガ文庫)感想
★★★★ 龍牙の性別や三姫との同居など、秘密知ってる人と知らない人が錯綜してるのどうするのかと思ったら、一挙にまとめてバラしやがった。ある意味個別に告白するよりややこしくなくて良かったのだろうけど。今度こそ自分の意志で主人公キャラとしてラスボスに挑む決意を固めた小林。テッちゃんとコントンが敵に周り、キュウキとトッコが味方とシリーズ前半をひっくり返したような構図になったのは面白かった。あと、バアルが友人キャラとして完璧なムーブを見せてくれて、小林くん形無しじゃあないですか。
読了日:11月19日 著者:伊達 康
限界超えの天賦は、転生者にしか扱えない 1 -オーバーリミット・スキルホルダー- (ファンタジア文庫)限界超えの天賦は、転生者にしか扱えない 1 -オーバーリミット・スキルホルダー- (ファンタジア文庫)感想
★★★★ ああ、面白い。主人公のレイジがホントいい子なんですよ。薄っぺらい善人とかじゃない、血の通った情の厚い少年なのだ。利害とか恩義とか関係なく、初対面だったミミノさんの危機に自分の置かれた立場も忘れて咄嗟に声をかけてしまった。そこに彼の本質が垣間見える。そんな彼からこぼれだす切なる想いには思わずグッと胸を締め付けるものがある。そんな彼の在り方に、善意を持って応えてくれる人たち、より厚い情を以て少年の行道を照らしてくれる人たち。少年の成長譚であると同時に、素晴らしき人達との出会いの物語でもありました。
読了日:11月21日 著者:三上 康明
デート・ア・ライブ フラグメント デート・ア・バレット7 (ファンタジア文庫)デート・ア・ライブ フラグメント デート・ア・バレット7 (ファンタジア文庫)感想
★★★☆ 悪役令嬢要素はあんまりなかったのでちょっと残念。さても白の女王との決戦に際して、総力戦。疑ってしまうのは信じたいからこそ、というアリアドネ達の想いには打たれた。思えば、狂三は恋する少女である以上に、友情に殉じた精霊でありました。今、この世界で狂三は殉ずべき友情を見つけようとしている。出会った準精霊の少女達がそれぞれ抱えていたのも友情の物語だ。そして最後の敵は親友、最初の仲間もまた恐らく親友。本作は、きっと少女達の儚くも力強いキラキラとした友情の物語だったのだ。
読了日:11月22日 著者:東出 祐一郎
幼馴染の妹の家庭教師をはじめたら2 怖かった幼馴染が可愛い (ファンタジア文庫)幼馴染の妹の家庭教師をはじめたら2 怖かった幼馴染が可愛い (ファンタジア文庫)感想
★★★☆ 夏休みともなるとなかなか連絡も取り合えないものなのだけれど、まなみの家庭教師という縁もあって自然と家を行き来出来るし、家族ぐるみの付き合いもあるし、とむしろ学校があるときよりも密度の濃い二人の時間を過ごす康貴と愛沙。ってか、ほんとに一から十までまなみのお陰じゃないですか。これだけお膳立てして助言して機会繋いでプロデュースして、と妹による至れり尽くせりのフォローも相まってついに思いきれなかったハードルを乗り越えて結ばれる二人。これもう一生二人共まなみに頭上がらないでしょ。
読了日:11月22日 著者:すかいふぁーむ
異世界の貧乏農家に転生したので、レンガを作って城を建てることにしました異世界の貧乏農家に転生したので、レンガを作って城を建てることにしました感想
ちょい微妙。魔法がやたら都合がいいのはあるあるなんだけど、さすがに都合良すぎてなんでもあり、理屈もルールもあったもんじゃないしリスクもない、というのは読んでてもワクワクしないんですよね。それに開拓や改革ものって変化への期待や喜びを共有してくれる相手が居てこそ盛り上がるのだれど、家族とすら殆ど交流の様子が描かれず1人で黙々とやるばかり。終盤ようやく名前付きの他の人が出てきて協力しはじめるけれど、遅きに失した感あり。人間関係も家族の間柄も取ってつけたような感覚。周りの世界と繋がってない感じだなあ。
読了日:11月23日 著者:カンチェラーラ
このライトノベルがすごい! 2021このライトノベルがすごい! 2021感想
ランキングに載っている作品、全然読めていない事に愕然。40冊中半分くらいの22冊か。うち新作は15/26冊。一位の作品は読もうと思ったまま積んだままだったんですよね。これを機会に手に取ろう。こうして見ると現代モノラブコメものが非常に多くなっている。青春モノは読むのそれなりにパワー居るんですよね、面白ければ尚更に。次々と摂取するのはキツイ時があるのは歳を感じるなあ。しかし楽園ノイズを積んでたのは痛恨だった。読んでないのもあらかた積んではいるのでそれぞれ優先順位上げていってみよう。
読了日:11月24日 著者:
世界一かわいい俺の幼馴染が、今日も可愛い (ファンタジア文庫)世界一かわいい俺の幼馴染が、今日も可愛い (ファンタジア文庫)感想
★★★★ 幼馴染キャラのの利点は多々あるけれど、その一つが最大の理解者であるということ。考えていること、気分の上下、感情の機微、場合によっては家族よりもお互いに伝わる。お互いに見つめ合う人生に寄り添う関係だ、抱きしめるように支え合う関係だ。そんな幼馴染同士の育みを余すこと無く描いた睦まじい愛情深い物語である。幼馴染二人だけに焦点を当てた恋する幼馴染同士を描いたお話である。良き!

読了日:11月24日 著者:青季 ふゆ
涼宮ハルヒの直観 (角川スニーカー文庫)涼宮ハルヒの直観 (角川スニーカー文庫)感想
★★★★ すごく丁寧にミステリー小説の読み方を多面的に説明した上ではじまる鶴屋さんの挑戦。なるほど、古泉のミステリー語り、読者への挑戦がないミステリーの説明は鶴屋さんが送ってきた謎解き、その文章の中身だけを読み解くものではなく構造まで目を向けてねという示唆にあたっていた、のか? 取り敢えずエピ2の温泉の辺りで登場人物には勘が働いたものの、謎解き自体はさっぱりでそこから「問題」の外側まで広がっていく真相は素直に面白かった。しかし、古泉君前より内面豊かになった気がするなあ。
読了日:11月26日 著者:谷川 流
殺したガールと他殺志願者 (MF文庫J)殺したガールと他殺志願者 (MF文庫J)感想
★★★ 登場人物捻れているようで付与された設定属性?に対してストレートだなあ。こんなキャラだという定義付けに則って定規で線を引いたように結末まで一直線である。分かり易いが性急で遊びや迷いがなく予想を外れず見える範囲に限られ見えない奥が無い。当人達は迷いに迷っているが、それもその設定ならそう悩むよね、という既定であるので話としてはブレなく直線だ。なぜそんな願望を抱くに至ったかも右から左で一直線。人間関係の成り立ちから結論も同様に見える。分岐のない舗装された道路をスタスタとゴールまで歩いていくような読感だった
読了日:11月26日 著者:森林 梢
魔弾の王と凍漣の雪姫 6 (ダッシュエックス文庫)魔弾の王と凍漣の雪姫 6 (ダッシュエックス文庫)感想
★★★★ セカンド…いや、ティッタが居るからサード幼馴染きたー! キャラ的には年下風味なのにお姉さん風を吹かせる活発少女リュディエーヌ。あかん、キャラが良すぎる。ミラ最大のライバル出現じゃないのかこれ。女として危機感を抱きつつ、どうしても敵意を抱けないリュディの天真爛漫さがつおい。オルガもそうだけど、ミラってこの手の純真で邪気がない系には滅法弱いな。バシュラル王子がロラン級の戦士ときてタラードまで参戦。各国各所に英雄が立つ群雄伝の色がさらに濃くなってきたなあ。

読了日:11月28日 著者:川口 士
好きで鈍器は持ちません! ~鍛冶と建築を極めた少女は、デカいハンマーで成り上がる~ (ファンタジア文庫)好きで鈍器は持ちません! ~鍛冶と建築を極めた少女は、デカいハンマーで成り上がる~ (ファンタジア文庫)感想
★★★ あたぼー、が口癖の気っ風の良い娘さんが主人公だが、冒険者として成功することで鈍器を使う大工や鍛冶職人への偏見と差別を覆そうと頑張る、志の高さを感じさせられる話である。殴ってぶっ飛ばして済むのなら簡単なんだけど、世間の意識そのものを変えるのは難しいね。彼らはそれを正しいことと信じて、自分の卑しさ醜さに気づかない。叩いて治るものじゃない以上、どうするんですかね。あれだけ嫌らしい事されて叩いて改心したらそれはそれで興醒めですし。
読了日:11月29日 著者:山田 どんき
はぐれアイドル地獄変 (9) (ニチブンコミックス)はぐれアイドル地獄変 (9) (ニチブンコミックス)感想
★★★★ 完全に負けフラグな煽りをやりまくった上で、宣言どおりに瞬殺してみせるユニちゃん、ここまで来るとカッコええわ。それだけにロボット相手は彼女のポテンシャルを全部引き出せたかというと微妙な所で、未練が残る。魔弾のセコンドにつくことである程度解消してくれそうだけど。多種多様な格闘技の鬩ぎ合いというのは、やっぱり燃えるなあ。
読了日:11月30日 著者:高遠 るい
放課後は、異世界喫茶でコーヒーを5 (ファンタジア文庫)放課後は、異世界喫茶でコーヒーを5 (ファンタジア文庫)感想
★★★★ この世界の人々とより繋がり親密になっていく。店は誰かの居場所になり、店やマスターであるユウをきっかけに自分の往く道を見つける人たちがいる。でも、そうして世界や人との繋がりを深めるほどに、より孤独を感じていくユウ。自分と店が居場所になれたとして、そこは果たして自分自身の帰るべき場所なのか。喫茶店という止り木であるが故に、いつしか離れていく人々を見送るしか無い、置いていかれる孤独感。リナリアの旅立ちが近いこともあるのでしょう、アイナの物語を中心にしながらもユウの切ない心情が伝わる巻でありました。
読了日:11月30日 著者:風見鶏
剣とティアラとハイヒール〜公爵令嬢には英雄の魂が宿る〜剣とティアラとハイヒール〜公爵令嬢には英雄の魂が宿る〜感想
★★★☆ 母の公爵夫人には驚かされた。典型的な格式に拘る大貴族の夫人で騎士を目指すセレティアの障害となる人かと思ったのですが。なるほど、そういう背景あって厳しく淑女教育を躾けていたのか。思っていた以上に絆が深く愛情で結ばれた家族で、前世の英雄の魂を宿していてもセレティアは娘として家族を愛し、両親や兄もまた幼い娘をこの上なく愛おしんでいる様子が胸を温かくしてくれる。英雄となるにしても、こういう明確な守りたい人たちが居ると、戦う理由が際立つしキャラの気合の入り方も全然違って、盛り上がるんですよね。
読了日:11月30日 著者:三上テンセイ

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