前回、12月前半に刊行される新刊ライトノベルのピックアップ記事です。


さあ、本年度最後の半月間。年度末に発売の注目作品をピックアップしていきますよ。


【Babel III 鳥籠より出ずる妖姫】 古宮九時(電撃の新文芸)

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文庫版ではついに到達しなかった新章に突入。そう、この物語における真ヒロインの満を持しての大登場である。
真ヒロイン!(右じゃなくて左、左)。
エリクと離され本当の意味で頼るもののない独りとなった雫が立ち向かうは、魔女よりも恐ろしき残忍なる姫オルティア。それは、エリクとはまた異なるこの異世界での雫にとっての運命の出会い。さあここからが雫とこの物語の飛躍の時である。


【現実でラブコメできないとだれが決めた? 2】 初鹿野 創(ガガガ文庫)

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現実世界でラブコメ時空をリアルに作り出してやる、と舞台を整え配役を集めマッチポンプにラブコメを演出する耕平とその協力者にして共犯者にさせられた疑似幼馴染の彩乃とのでこぼこ二人三脚、第二弾。まさかの「後天的幼馴染」の創造を目撃させられた時は唖然としたものですが、この文化祭の準備期間めいたドタバタは、果たして本物のラブコメへと発展していくのか。それとも、ラブコメを創ることが既にラブコメしているのか。


【古き掟の魔法騎士 1】 羊太郎(富士見ファンタジア文庫)

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【ロクでなし魔術講師と禁忌教典 】もクライマックスに突入する一方で、新シリーズを開幕する羊太郎さん。これもいわゆる教官・先生ものになるのか。背中合わせの構図がなかなか目を引く表紙イラストになっていますけれど、ヒロインは男装の王女様ですかこれ?



【ロード・エルメロイII世の冒険 1.「神を喰らった男」】 三田誠(TYPE-MOONBOOKS)


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【ロード・エルメロイII世の事件簿】の見事な閉幕から一年。ついに我らがロードの新たな冒険がはじまる。と、キャッチコピーめいた前フリではじめてしまいましたが、ロード・エルメロイII世の再始動は冬木の聖杯戦争が終りを迎えたその後から。遠坂の姿が見える表紙に、あの赤い悪魔がどのようにロードに関わってくるのか、突撃してくるのか、引っ掻き回してくるのか、非常に楽しみ。
でも、舞台はどうやらロンドンではなく真夏のシンガポール。まさかの東南アジア。そして関わってくるはアトラス院と彷徨海バルトアンデルスの二大魔術教会の影。事件簿では時計塔という魔術協会の深淵を嫌というほど覗いたわけですけれど、今度はアトラスに彷徨海と来たかー。これはまたぞろ、溺れそうだ。


【フシノカミ 4〜辺境から始める文明再生記〜】 雨川水海(オーバーラップノベルス)

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開拓だ開発だ内政だというのを通り越した、文明再生文明復古の進撃譚も第四巻。
大騒動を起こして整理し解決する。この三点セットを一纏めにやっちゃうものだから、周りの人たちは事が起こると同時に解決しているので、目を白黒させて「お、おおぅ!?」となるしかないまま、激変の渦に押し流され、いつの間にか自身も波にノリノリになっているという痛快っぷり。この巻き込まれる対象が最初は辺境の村規模から、領都へと広がり、今まさに辺境領全土へと広がろうという第四段である。


【隣の席になった美少女が惚れさせようとからかってくるがいつの間にか返り討ちにしていた 3】 荒三水(モンスター文庫)

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今、最も自分が推すドタバタラブコメディがこれ。見事返り討ちにされ、隣の席の少年に惚れ尽くしてしまった美少女が、七転八倒しながらパーフェクトスルースキル(でも結構マメに相手してくれる)彼にアタック(自爆系)しまくる今一番笑えて楽しく、甘酸っぱいラブコメであります。