読んだ本の数:36冊 うち漫画:2冊

年明けは良作が集まるものだけれど、この1月は近年稀に見る傑作名作揃いの月でした。
年始の休みとわりと仕事にわりと余裕があったこともあって、積ん読本の取り崩しも進んだというのもありますが。
とりも取り敢えず【TRPGプレイヤーが異世界で最強ビルドを目指す 3】が最高でした。自分、ちょっとこの作品好きすぎるんじゃないだろうか。でも好きなんだもん。
新作の中では【魔王2099】がやはり目を引かれました。新人作品としても非常にオーラがありましたし、先々も楽しみになる発展性がありましたね。
川上稔先生の短編集はもうひたすら尊かったです。尊いという言葉の意味が痛感できました。尊い、としか言いようがないんだよぅ、この感情わっ。


★★★★★(五ツ星) 1冊

TRPGプレイヤーが異世界で最強ビルドを目指す 3 ~ヘンダーソン氏の福音を~】  Schuld/ランサネ オーバーラップ文庫(2021/1/25)


【TRPGプレイヤーが異世界で最強ビルドを目指す 3 ~ヘンダーソン氏の福音を~】  Schuld/ランサネ オーバーラップ文庫

Amazon Kindle BOOK☆WALKER
感想はこちら

ただでさえ面白かったシリーズがぶっ壊れたみたいに密度を増し充実度を増しひたすらに濃厚で濃密なエンターテインメントと化すのが、この第三巻からはじまる帝都編だ。この右を見ても左を見ても見所しか無い世界観を目撃せよ。


★★★★☆彡(四ツ星Dash) 5冊

戦姫アリシア物語 婚約破棄してきた王太子に渾身の右ストレート叩き込んだ公爵令嬢のはなし】  長門佳祐/葉山えいし アース・スターノベル(2020/11/16)
川上稔 短編集 パワーワードの尊い話が、ハッピーエンドで五本入り 1】  川上稔/さとやす(TENKY) 電撃文庫(2021/1/9)
川上稔 短編集 パワーワードの尊い話が、ハッピーエンドで五本入り 2】  川上稔/さとやす(TENKY) 電撃文庫(2021/1/9)
転生王女と天才令嬢の魔法革命 3】  鴉 ぴえろ/きさらぎ ゆり 富士見ファンタジア文庫(2021/1/20)
異世界迷宮の最深部を目指そう 15】  割内タリサ/鵜飼沙樹 オーバーラップ文庫(2021/1/25)


【戦姫アリシア物語 婚約破棄してきた王太子に渾身の右ストレート叩き込んだ公爵令嬢のはなし】  長門佳祐/葉山えいし アース・スターノベル

Amazon Kindle BOOK☆WALKER
感想はこちら

あらすじにある「ドタバタ戦乱コメディ」という主張に偽りなしの、すちゃらかにイケイケドンドンの楽しい楽しいお祭り騒ぎの大戦争。上から下まで身分を問わずテンションあげあげでノリノリに愉快痛快大騒ぎ。いやあ、ひたすらに楽しかった♪


【川上稔 短編集 パワーワードの尊い話が、ハッピーエンドで五本入り 1】  川上稔/さとやす(TENKY) 電撃文庫

Kindle BOOK☆WALKER
感想はこちら


尊いってなんだ!? どういう意味だ!? と問われたら、この電書を差し出すが良い。読めば伝わる尊い話がならんでいつつ。尊いッ!!と咽び泣くこと必定でございござい。


【川上稔 短編集 パワーワードの尊い話が、ハッピーエンドで五本入り 2】  川上稔/さとやす(TENKY) 電撃文庫

Kindle BOOK☆WALKER
感想はこちら

重ねて5つの尊い話。わりとガチ目に泣いてしまった『禁書区画で待ってる』がストライクすぎて、もうなんかたまんないほど尊いッ!!


【転生王女と天才令嬢の魔法革命 3】  鴉 ぴえろ/きさらぎ ゆり 富士見ファンタジア文庫

Amazon Kindle BOOK☆WALKER
感想はこちら

月並みな言葉で言うならば「感動した!!」。キャラを掘り下げて掘り下げて、奥底から汲み出した彼らの言葉は脚本を読み上げるセリフではなく、その登場人物の心の奥から吐き出された生の言葉だ、というのを久々に実感させて貰った二人の少女の物語でありました。


【異世界迷宮の最深部を目指そう 15】  割内タリサ/鵜飼沙樹 オーバーラップ文庫

Amazon Kindle BOOK☆WALKER
感想はこちら

女性絡みの修羅場というのは、なんだかんだと解決するにしろ破綻するにしろ、否応なく男の側がなんとかするものだと思っていたのだけれど、このシリーズのヤンデレたちと来たら男そっちのけで自分たちで解決してのけたよ。これぞ、自立した女性たち、というやつなのか。すごい。


★★★★(四ツ星) 8冊

最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い 5 無能を演じるSSランク皇子は皇位継承戦を影から支配する】  タンバ/夕薙 角川スニーカー文庫(2020/12/26)
いつか仮面を脱ぐ為に 2.棄てられ軍師と悩める姫君】  榊 一郎/茨乃 角川スニーカー文庫(2020/8/1)
裏世界ピクニック ふたりの怪異探検ファイル】  宮澤 伊織/shirakaba ハヤカワ文庫JA(2017/2/23)
スパイ教室 03 《忘我》のアネット】  竹町/トマリ 富士見ファンタジア文庫(2020/8/20)
董白伝~魔王令嬢から始める三国志~3】  伊崎 喬助/ カンザリン ガガガ文庫(2021/1/19)
剣と魔法の税金対策】  SOW /三弥 カズトモ ガガガ文庫(2021/1/19)
魔王2099 1.電子荒廃都市・新宿】  紫 大悟/クレタ 富士見ファンタジア文庫(2021/1/20)
Dジェネシス ダンジョンが出来て3年 03】  之 貫紀/ttl エンターブレイン(2021/1/26)

【最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い 5 無能を演じるSSランク皇子は皇位継承戦を影から支配する】  タンバ/夕薙 角川スニーカー文庫

Amazon Kindle BOOK☆WALKER
感想はこちら



【いつか仮面を脱ぐ為に 2.棄てられ軍師と悩める姫君】  榊 一郎/茨乃 角川スニーカー文庫

Amazon Kindle BOOK☆WALKER
感想はこちら



【裏世界ピクニック ふたりの怪異探検ファイル】  宮澤 伊織/shirakaba ハヤカワ文庫JA

Amazon Kindle BOOK☆WALKER
感想はこちら



【スパイ教室 03 《忘我》のアネット】  竹町/トマリ 富士見ファンタジア文庫

Amazon Kindle BOOK☆WALKER
感想はこちら



【董白伝~魔王令嬢から始める三国志~3】  伊崎 喬助/ カンザリン ガガガ文庫

Amazon Kindle BOOK☆WALKER
感想はこちら



【剣と魔法の税金対策】  SOW /三弥 カズトモ ガガガ文庫

Amazon Kindle BOOK☆WALKER
感想はこちら



【魔王2099 1.電子荒廃都市・新宿】  紫 大悟/クレタ 富士見ファンタジア文庫

Amazon Kindle BOOK☆WALKER
感想はこちら



【Dジェネシス ダンジョンが出来て3年 03】  之 貫紀/ttl エンターブレイン

Amazon Kindle BOOK☆WALKER
感想はこちら





以下に、読書メーター読録と一言感想



今月のピックアップ・キャラクター

ジークハルト (戦姫アリシア物語)
アリシア・ランズデール (戦姫アリシア物語)
悠己 (隣の席になった美少女が惚れさせようとからかってくるがいつの間にか返り討ちにしていた)
唯李 (隣の席になった美少女が惚れさせようとからかってくるがいつの間にか返り討ちにしていた)
趙雲 (董白伝)
メイ (剣と魔法の税金対策)
ベルトール (魔王2099)
ユフィリア (転生王女と天才令嬢の魔法革命)
アニスフィア (転生王女と天才令嬢の魔法革命)
エーリヒ (TRPGプレイヤーが異世界で最強ビルドを目指す)
ノスフィー (異世界迷宮の最深部を目指そう)




1月の読書メーター
読んだ本の数:36
読んだページ数:10864
ナイス数:263

聖剣士さまの魔剣ちゃん 2~主のために頑張る魔剣を全力で応援しようと思います (HJ文庫)聖剣士さまの魔剣ちゃん 2~主のために頑張る魔剣を全力で応援しようと思います (HJ文庫)感想
★★★☆ 主人公とハイエルフ犬のテンションが常時高すぎて、作品のノリ自体が完全にオカシイですよ!? 事情を全て伝えられた上で本能を抑えて人間らしくなろうと頑張るリーシュ可愛い。その一部始終を漫才実況しながら追跡するケイルとセリスが気持ち悪い! ボケとツッコミを終始入れ替えながら、リーシュ可愛い!でシンクロする二人のハイテンション漫才が、色んな意味でキレキレである。魔剣に纏わる真実とか物語もちゃんと進行しているのだけれど、意味不明な程のテンションの高さとリーシャ&矢文ちゃん可愛いで埋め尽くされた2巻でした
読了日:01月01日 著者:藤木わしろ
最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い5 無能を演じるSSランク皇子は皇位継承戦を影から支配する (角川スニーカー文庫)最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い5 無能を演じるSSランク皇子は皇位継承戦を影から支配する (角川スニーカー文庫)感想
★★★★ シルバーの秘密明かさないの、帝位争いに関係なく自分が楽になる為にバラすのは筋が通らない。一旦秘密にして始めたのだから最後まで覚悟決めてやれ、という執事の叱責には成程なあ、と。エルナのアルへの健気な位の献身を目の当たりにしたら全部告白したくなるのは凄くわかるのだけれど、確かにそれは罪悪感を消したいが為だよなあ。でも、知ってるフィーネに色々と頼るの、それはそれで楽してると思うぞ。
読了日:01月01日 著者:タンバ
『おっぱい揉みたい』って叫んだら、妹の友達と付き合うことになりました。 (角川スニーカー文庫)『おっぱい揉みたい』って叫んだら、妹の友達と付き合うことになりました。 (角川スニーカー文庫)感想
★★★☆ バカップル事始め。向こうの告白からカップルが成立し、初々しいながらもお互い積極的なラブラブカップルがひたすらイチャイチャするのを見せられ続ける……一体、何を見せられているんだろう、と遠い目をしてしまう事を除けば、実に甘々な成り立てカップルの毎日を淡々、じゃなくてキャピキャピとお送りするラブコメである。なるほど、バカップルというのはこんなふうに誕生してしまうのか。父親の前でキスするどころかおっぱい揉ませる未仔さん、つおい
読了日:01月02日 著者:凪木 エコ
ヘルモード ~やり込み好きのゲーマーは廃設定の異世界で無双する~ (アーススターノベル)ヘルモード ~やり込み好きのゲーマーは廃設定の異世界で無双する~ (アーススターノベル)感想
★★★☆ 一巻の時、主人公置かれてる環境はヘルモードじゃないよね、と感想したけれど、周辺環境は良好だったもの、世界情勢ひいては人類の置かれた状況そのものがヘルモードだった! これ完全に人類絶滅戦争真っ盛りじゃないですか。主人公が趣味でヘルモードに挑むのと違って、運営側にもちゃんとヘルモードを提示するちゃんとした理由があったのか。主人公、身内や周りの人達には親愛を抱いて入れ込んでいるのに、世界そのものに対してはゲーム感覚が抜けてないように見える所があったけれど、その辺りの意識も変わってくるのだろうか
読了日:01月02日 著者:ハム男
いつか仮面を脱ぐ為に2 ~棄てられ軍師と悩める姫君~ (角川スニーカー文庫)いつか仮面を脱ぐ為に2 ~棄てられ軍師と悩める姫君~ (角川スニーカー文庫)感想
★★★★ 流言に容易に乗せられて短絡的に排斥をはじめる人間の愚かさにスポットを当ててきたと思ったら、ケモミミ最高! という別のベクトルの人の愚かさというかカルマを目の当たりにする話になってしまったんですが! どうせなら全員ケモミミにしてしまえよ、と大なり小なりみんな思ったんじゃないだろうか。でも、本当にやるパターンははじめて見た! 
読了日:01月02日 著者:榊 一郎
裏世界ピクニック ふたりの怪異探検ファイル (ハヤカワ文庫JA)裏世界ピクニック ふたりの怪異探検ファイル (ハヤカワ文庫JA)感想
★★★★ 怖えぇぇ。異世界じゃなくて裏世界ってなんだ? と思ったら、ファンタジーじゃなくてオカルト的な世界なのか。都市伝説の怪異がうろつく狂気の世界への探検を繰り返す二人組。入り口があって自由に行き来できる、のかと思ったら帰れなくなったり、気がついたら向こう側に迷い込んでたり、とかなり危うい状況だし、向こう側の現象が現実にまで食い込んでくるわ、正気と狂気の天秤が激しく上下するような展開は、正直かなり怖い。ふてぶてしいメイン二人だけど、それでも精神すり減るよこれ。こわい。
読了日:01月03日 著者:宮澤 伊織
物理的に孤立している俺の高校生活 (3) (ガガガ文庫)物理的に孤立している俺の高校生活 (3) (ガガガ文庫)感想
★★★☆ 友達作りで勝負しているはずなのに、高鷲に感情移入して心中で応援してるんですよね、業平。彼らにとって友達を作るというのは大変である以上に真剣に向き合うべき事なのだ。だから叶えそうになりライバルを思わず応援し、自分の時も好きな人に告白するのかと思うほどに必死になる。本気なのだ。だから友達が欲しいという想いの中に邪な自己中心的な考えを含んでいる事を自覚した時、彼らは身を翻した。あの場面で相手ではなく自分を省みる事が出来る彼らには敬意を覚える。
読了日:01月03日 著者:森田 季節
戦姫アリシア物語 婚約破棄してきた王太子に渾身の右ストレート叩き込んだ公爵令嬢のはなし (アース・スターノベル)戦姫アリシア物語 婚約破棄してきた王太子に渾身の右ストレート叩き込んだ公爵令嬢のはなし (アース・スターノベル)感想
★★★★☆ わははは!!(爆笑) いや、これは自分的に大ウケだよ。王国も帝国も軍の連中が面白愉快な馬鹿ばっかりで、笑い転げてました。皇太子もアホ面白い人すぎる。ちらっと読んだウェブ版と内容全然違いましたよ? 即退場する王子の取り巻きや主ヒロインがアリシアと仲良くてイカした味のあるキャラとして活躍してくれるので、王国側の話も大いに盛り上がり、実に楽しかった。アリシアが能力的には突出しているものの、アホさではメインからネームドからモブまで歴戦のアホばかりで少数の苦労人を除いて平等にお祭り騒ぎで、いやあ笑った

読了日:01月04日 著者:長門佳祐
隣の席になった美少女が惚れさせようとからかってくるがいつの間にか返り討ちにしていた(3) (モンスター文庫)隣の席になった美少女が惚れさせようとからかってくるがいつの間にか返り討ちにしていた(3) (モンスター文庫)感想
★★★☆ これだけ好きな人から雑に扱われるヒロインも珍しいよね! しかも、雑に扱われてキレながらも若干嬉しそうだし、Mかよ!? それでいいのか、と思う所だけれど悠己のマイペースさに唯李の方がハマってるからなあ。ちょっとでも構って貰えるだけで満足しちゃってるのがまた残念な。一応、夏休みに進展を、と考えてるだけマシなのだけれど実体が伴ってないよ、でも雑に扱ってるけど邪険にしてる訳じゃなく兄妹共々唯李に助けられてる事を悠己は良く理解している。そろそろ惹かれているのを自覚し始めたか。でも雑に扱うんだよなあ。
読了日:01月08日 著者:荒三水
人生∞周目の精霊使い 無限の歴史で修行した元・凡人は世界を覆す (ファンタジア文庫)人生∞周目の精霊使い 無限の歴史で修行した元・凡人は世界を覆す (ファンタジア文庫)感想
★★★ なにか切実な感情があって、繰り返しを望んだ訳じゃないのか。てっきりシスター助けたいとかの理由があったのかと思ったのだが。どこにあれだけの原動力があったのか。ある意味シスター放置でちょっと可哀想に思える。彼女のみならず、他の登場人物も物語全体が繰り返しのダイジェストで人間関係の積み重ねも無く毎回リセットされて、しかもすぐにルートも外れて関わりすらなくなるので、思い入れも出来ないのが何とも。ずっと見てたクロノス、ガチで退屈してたんじゃないか、これ?

読了日:01月08日 著者:師走 トオル
川上稔 短編集 パワーワードの尊い話が、ハッピーエンドで五本入り(1) (電撃文庫)川上稔 短編集 パワーワードの尊い話が、ハッピーエンドで五本入り(1) (電撃文庫)感想
★★★★☆ 最初の記憶喪失同士の男女のお話も良かったけれど、珠玉が最後の自我を持った航空機と戦略潜水艦のAI同士のラブストーリー。尊い、これは尊い。交戦国の所属でありながら出会い、こっそりと逢瀬を重ねて、運命の時を迎えるAIふたり。何から何までドラマティックでもう全部にキュンキュンしてしまった。ちゃんとハッピーエンドなのも最高でした。前作のラブコメよりも実験作的なものも多かったけれど、よりラブストーリーしていた所もあって、そう……尊い。確かにこれは尊かったッ。
読了日:01月10日 著者:川上 稔
川上稔 短編集 パワーワードの尊い話が、ハッピーエンドで五本入り(2) (電撃文庫)川上稔 短編集 パワーワードの尊い話が、ハッピーエンドで五本入り(2) (電撃文庫)感想
★★★★☆ 第一話「ほぅ……尊い」。第二話「くぅ、尊い!」。第三話「ふぅ、尊い……」。第四話「あぁ……尊いぃ」。第五話「ッッと、尊いィィ!!(号泣」。
実に尊い五本で御座った。
読了日:01月11日 著者:川上 稔
ギャルごはん 8 (ヤングアニマルコミックス)ギャルごはん 8 (ヤングアニマルコミックス)
読了日:01月13日 著者:太陽まりい
俺、ツインテールになります。 (17) (ガガガ文庫)俺、ツインテールになります。 (17) (ガガガ文庫)感想
★★★☆ トゥアールが復帰してよかった。この娘が元気ないと引き摺られて愛香まで落ち込んでしまって、雰囲気暗くなってしまってましたからね。ただ愛香もトゥアールにつられて復調したはいいけれど、ピュア度と蛮族度が諸共あがってしまった気がするぞ。今回は実質尊回と言って良かったんじゃ。そう言えば婚姻届配り大人しくなってましたもんね。今の尊さんなら、むしろ一番最初に籍入れてしまってもいいんじゃないだろうか。
読了日:01月13日 著者:水沢 夢
俺とコイツの推しはサイコーにカワイイ (GA文庫)俺とコイツの推しはサイコーにカワイイ (GA文庫)感想
★★★ 主人公の茶化したような口語の一人称がどうしても合わなくて読むの苦労したのですが、話の内容はぼっち気質で幼い時から一纏めにされながら今まで仲良くなれなかった三人が、アゲハの電脳アイドルデビューをきっかけに心通わせ、本当の友達になる幼馴染の物語として読み込ませてくれる作品でした。これだけ疎遠で幼馴染と言えるのか、とも思えたのですけど、話が進んでくると三人ともお互いの事ずっと気にかけてきた事がわかってくるんですよね。二人じゃなく三人だったから、交わる事の出来た関係でもある。ただ語りが本当に合わなくて……
読了日:01月14日 著者:りんごかげき
転生魔王の大誤算2~有能魔王軍の世界征服最短ルート (GA文庫)転生魔王の大誤算2~有能魔王軍の世界征服最短ルート (GA文庫)感想
★★★ いや、確かに中身ヘタレで日和るし誤解に相乗りして助長させることで保身するケンゴーくんなのだけど、ここぞという時身体張って理不尽に立ち向かい、部下を守る姿は素直にカッコいいですよ。魔将達がオーディエンスになってやんやと喝采するのも場面によっては誤解でも勘違いでもないんだよなあ。ケンゴーの実体を唯一知っているルシ子はそれで苦労しつつ独占感に浸っているとも言えるのだけど、段々と魔将達の抱く虚像と、ケンゴーの実像がスリ合わさっている感じがあるので、ルシ子もうかうかしてられないぞこれ。
読了日:01月15日 著者:あわむら赤光
スパイ教室03 《忘我》のアネット (ファンタジア文庫)スパイ教室03 《忘我》のアネット (ファンタジア文庫)感想
★★★★ 残る四人がメインとなる話。これで全員のキャラが表立ったか。離れてわかる、八人揃っての灯火というチーム。それでもあの問題児揃いにティアは良く頑張った。スパイの資質とは、チームとしての働きとは。敢えて任務外のトラブルで彼女たちに選択肢を突きつける事で、それぞれの在り方が掘り下げられ、未熟さや足りない所を含めて彼女らの目指す所、人としての本質など、彼女らの事がよくわかった気がする。
読了日:01月16日 著者:竹町
悪役令嬢になったウチのお嬢様がヤクザ令嬢だった件。2悪役令嬢になったウチのお嬢様がヤクザ令嬢だった件。2感想
★★★☆ クズは幸せになれない、という話の説得力に深く頷いてしまう。幸せになれずとも不幸になる事を回避できる道はあったはずなのに、それが出来なかったのは自分がクズという自覚がなかったからなのか。相手が悪すぎた、とも言える。相手は正義の味方でも優しい聖女などでもなく、清濁併せ呑むヤクザの女大親分。そりゃヤクザなんだから裏社会もシメるよね。むしろそこが自分のフィールドなんだし筋道の通し方も魂に刻まれてる。粋な気っ風と心意気が痛快な女任侠一代記であり、見事な「ざまぁ」でありました。
読了日:01月16日 著者:翅田 大介
妹さえいればいい。 (10) (ガガガ文庫)妹さえいればいい。 (10) (ガガガ文庫)感想
★★★☆ こ、こう来たかー。千尋の妹告白、何らかの波乱が起こるとは予想できていたものの、今まで培ってきた家族としての積み重ねがある以上、人間関係が拗れるとは思えなかったのでどうなるのかと思っていたのだが、まさか本当の家族となっていたからこそ、そっちに影響出てしまうとは。このスランプはちょっとどう打破すればいいのか、方法が想像つかないぞ。
読了日:01月16日 著者:平坂 読
おお魔王、死んでしまうとは何事か ~小役人、魔王復活の旅に出る~ (講談社ラノベ文庫)おお魔王、死んでしまうとは何事か ~小役人、魔王復活の旅に出る~ (講談社ラノベ文庫)感想
★★★☆ 仔役人とは言い得て妙だが、このクレト、小役人というにはやる事が大胆すぎる。孤児出身の天涯孤独、自分の身一つの保身で済んでいて、組織内での保身には拘りないからか。稀に居る官民政巻き込んで大仕事する破天荒官僚の類かもしれないが、少なくとも小役人ではないわなあ。長い戦争の渦中に民族対立、感情と利害の問題が混沌としている中で理念や正義感を前に押し出して解決しようとしてもより対立が深まる可能性を鑑みれば、クレトのようにただ現場の実情に合わせて対処する方が良いのかもしれない。大目標は定められているのだし。
読了日:01月16日 著者:榊 一郎
董白伝~魔王令嬢から始める三国志~ (3) (ガガガ文庫 い 7-7)董白伝~魔王令嬢から始める三国志~ (3) (ガガガ文庫 い 7-7)感想
★★★★ 悪癖の毒舌封印すると、途端に頼りなくなってしまった董白。いざ追い込まれた時制御効かないとはいえその豹変で一点突破していただけに、心許無さが目立ってしまう。とは言え、堅実かつ穏当に勢力圏の経済を立て直して行こうとする姿勢はもう立派な君主の一人。ただ周りが脳筋ばかりで軍師募集なの、かなり必死なんですよね。それで荀攸と接触できたのは漸く、という所だったのですが。一方で董白に見いだされた趙雲、彼の頑張りと漠然とした夢ではなく確固とした目標の見つかる奮闘回でもありました。
読了日:01月19日 著者:伊崎 喬助
剣と魔法の税金対策剣と魔法の税金対策感想
★★★★ 国が天に税金払ってたら、国民からしたら二重課税じゃん! と、思わず突っ込んでしまったけれど、税金を払うという事の意義に対して色々と考えさせてくれる話でありました。支配とは徴収して分配する事、みたいな話を先日耳にしてなるほどと思ったのだけど、税制を通じて公平な分配をするためのあれこれ、という感じでしたね。銭ゲバワンオペ勇者の本来の目的も、言わば富の分配だった訳ですし。引いては個人の幸せの再分配へと纏まって、ラブコメ的にハッピーエンド、という収束もまたお見事な大団円でありました。
読了日:01月19日 著者:SOW
ウマ娘 シンデレラグレイ 1 (ヤングジャンプコミックス)ウマ娘 シンデレラグレイ 1 (ヤングジャンプコミックス)感想
★★★★ アニメだと食べてばっかりなオグリ、彼女が主人公のこっちでももちろん食べてばかりなのだけれど、地方のカサマツから叩き上げで中央まで駆け上ってくるシンデレラストーリーの主役らしく、泥に塗れ苦境に塗れ、それでも微塵も揺れない鈍感の極みのメンタリティに、そのド迫力の走りの怪物性。まだ地方競馬編だけれど、オグリののほほんとしたキャラクターに、レース時のゾクゾクするような凄みが合わさって、読んでてワクワクしてくる。ここからとてつもなく面白くなりそう。楽しみ楽しみ♪
読了日:01月19日 著者:久住 太陽,杉浦 理史,伊藤 隼之介
薬屋のひとりごと 7 (ヒーロー文庫)薬屋のひとりごと 7 (ヒーロー文庫)感想
★★★☆ 言ったー! 壬氏様ついに言いおったー! それも猫猫が煽ったからなので自業自得なんだが、この娘もキレてたとは言えなんでそういう風に言っちゃうかなあ。どう聞いてもちゃんと告白しろ、と言ってるし。じゃあ壬氏の事好きなのかというと……好きか?というような態度なんですよね。この娘だけは本心がわからん! 好みとしてはネチっこい所のある人より、パリッとしてる人の方が好きそうなんですよね。色んな意味で表裏のないヤオみたいな子は、わりと好みだったのか、結構面倒臭い子のわりに好感持ってましたしね。
読了日:01月19日 著者:日向 夏
魔王2099 1.電子荒廃都市・新宿 (ファンタジア文庫)魔王2099 1.電子荒廃都市・新宿 (ファンタジア文庫)感想
★★★★ いいねいいね、ファンタジーにサイバーパンクを叩き込んで、ディストピアにファンタジー純正の復活魔王を叩き込む。出来上がったのは、いい具合に自己主張を残しながら混在するごった煮だ。このやりたい事とりあえず全部ぶっこんでみました、という大胆贅沢な姿勢、大好きですよ。ヘタに混ぜると良い部分を打ち消し合ったりするものだけど、これは良い意味でそれぞれ本来の要素が煩く喚いている。魔王様、助けられたら誰相手でもちゃんとお礼言えるの、奉仕されるの当然と思ってないんですよね。これ、地味に大事な所だったかと。
読了日:01月20日 著者:紫 大悟
転生王女と天才令嬢の魔法革命3 (ファンタジア文庫)転生王女と天才令嬢の魔法革命3 (ファンタジア文庫)感想
★★★★☆ うわぁ、そこまで内面掘り起こすかー。アニスの心の内にしても、ユフィが自分の考え方に気づいて本心に気づいていく過程にしても、キャラを上っ面で書いてるだけでは決して描き出せない血の通った熱い想いなんですよね。一体どれだけ、キャラと向き合って対話し続けたのか。ある程度方向性は作者自身が決めているとしても、彼女らの叫びは作者サイドが設定として被せたものには見えない、登場人物それぞれの中から汲み出された生の声だ。キャラクターの剥き出しの心にこれほど直接触れる機会は早々ないだろう、触れるのも怖い程熱かった
読了日:01月21日 著者:鴉 ぴえろ
進路希望調査に『主夫希望』と書いたら、担任のバツイチ子持ち教師に拾われた件 (ダッシュエックス文庫)進路希望調査に『主夫希望』と書いたら、担任のバツイチ子持ち教師に拾われた件 (ダッシュエックス文庫)感想
★★★ 学校の面談で私が貰ってやるという教師もヤバいけど、ほいほいついていく高校生もアレだなあ。先生、前から健人に興味があったみたいだけど、スタートが軽すぎてびっくりしてしまった。お互い重いものを抱えていただけに、よく最初の一歩をそんな簡単に踏み出せたな、と。序盤はむしろ千鶴と健人が仲良くなる事の方が重きをなしていましたし。先生の過去、健人は間違ってないと言ってましたけれど、いやそれは後々でもいいのでちゃんと間違ったとして繰り返さないように考え方修正していった方がいいんじゃないだろうか。
読了日:01月23日 著者:yui/サウスのサウス
お酒のために乙女ゲー設定をぶち壊した結果、悪役令嬢がチート令嬢になりました (カドカワBOOKS)お酒のために乙女ゲー設定をぶち壊した結果、悪役令嬢がチート令嬢になりました (カドカワBOOKS)感想
お酒殆ど関係ないじゃない。本人未成年でお酒飲めないし、別に飲兵衛でもないし、そこまでお酒に執着も拘りもしていないし。
かなりふわふわとしたベーシックな悪役令嬢もので、ストーリー展開も人間関係周辺の設定なんかもふわふわしていて、ほわほわとした雰囲気だけで進んでいく感じで結構適当。エルフへの復讐とか、かなり無茶苦茶なことしてるんだけど、あれあんなことして冗談では済まないと思うんだが、なぜか大団円になってしまって、ちょっと「ええ……」と思ってしまった。
読了日:01月23日 著者:ゆなか
両親の借金を肩代わりしてもらう条件は日本一可愛い女子高生と一緒に暮らすことでした。 (ファンタジア文庫)両親の借金を肩代わりしてもらう条件は日本一可愛い女子高生と一緒に暮らすことでした。 (ファンタジア文庫)感想
★★★ これ二階堂の方好きになってたらお金絡んでひどい修羅場になってたんじゃないだろうか。そして、男女が逆だと言い訳しようもなく絵面がヤバいことになってしまう話なんだが、男の方が買われたという一点で何とかなっている、というべきなんだろうか。わりとアウトな気もするけれど。
折角の同棲なのに、ハプニング系のエピソードばかりで落ち着いた日常のワンシーン、何気ない普段の生活感みたいな場面がなかったのはちと勿体なかったかな。
読了日:01月23日 著者:雨音 恵
氷の令嬢の溶かし方(1) (モンスター文庫)氷の令嬢の溶かし方(1) (モンスター文庫)感想
★★★☆ これ、結構タイミングが大事だったんですね。朝陽はお節介と言われていますけれど、拒絶されても強引に余計なお世話を焼こうとする程ではありませんでした。その意味では最初の段階では彼は顔見知り、クラスメイトに対しての常識的な接し方に終始していたと思います。他人を寄せ付けない冬華をしてどうしても独りではどうしようもなかったタイミングで彼が手を差し伸べた事が、彼女の氷を溶かすきっかけになったというのなら、これこそ運命的というべきなのかもしれません。
読了日:01月24日 著者:高峰 翔
TRPGプレイヤーが異世界で最強ビルドを目指す 3 ~ヘンダーソン氏の福音を~ (オーバーラップ文庫)TRPGプレイヤーが異世界で最強ビルドを目指す 3 ~ヘンダーソン氏の福音を~ (オーバーラップ文庫)感想
★★★★★ ぐああ面白いぃ! 下宿で朝目覚めてからシルキーに朝餉を給じて貰い、職場たる魔導院に通う道程の一場面だけで味わえる魔法文化の風景の凄まじい濃度たるや。帝都編で観覧出来る三重帝国や魔導院の歴史風俗の描写の濃密さには思わず酔い痴れてしまいそう。ほんと帝都編大好き。それに負けずのミカとのねっとりとした親密を通り越した濃密な親友関係。「我、終生の友を得たり」の文言と言い、エーリヒてばロールが捗りすぎなんじゃw そして13の子供が潜り抜けるには壮絶すぎる魔宮での激闘。もうあらゆる密度が濃すぎてたまんない!
読了日:01月26日 著者:Schuld
Dジェネシス ダンジョンが出来て3年 03Dジェネシス ダンジョンが出来て3年 03感想
★★★★ 三好ちゃん、脅し方のホラー演出が堂に入りすぎてやしませんかね! 神様との予定にない強制戦闘。今までで一番ハードな戦い、だったはずなんだが、レベルを上げて…この場合はステータスですか、で、物理で殴る、を地で行く展開で神様相手でも平常運転だったなあ。その後大して話題にも昇らない辺り神様の強さ自体は興味なしって感じで、むしろメインはダンジョンの新機能開拓で世界を引っ掻き回す方だというのを如実に示した感がある。そして現行体制とのすり合わせのための皺寄せは全部斎賀さんへ。ご愁傷様です……
読了日:01月26日 著者:之 貫紀
カンピオーネ! ロード・オブ・レルムズ 2 (ダッシュエックス文庫)カンピオーネ! ロード・オブ・レルムズ 2 (ダッシュエックス文庫)感想
★★★☆ 雪希乃、迂闊粗忽のポンコツめいた未熟者なんだけど憎めないなあ。こういうある意味純真な娘がチャラ男に段々心惹かれてしまっていく様子には背徳感を感じてしまいます。悪い男が少女を騙して食い物にしようとしてるようにしか見えないぞ、蓮くんや。久々に登場のアレクが謎解きおじさんと化して英雄界に何が起ころうとしているかを解き明かして行こうとしていましたけど、この人も相応の年になって性格も練れたというか、若い頃ほど刺々しい部分はだいぶ解消されましたね。まあ迷惑度がそれで下がった訳ではないのですが。
読了日:01月28日 著者:丈月 城,BUNBUN
聖剣学院の魔剣使い6 (MF文庫J)聖剣学院の魔剣使い6 (MF文庫J)感想
★★★☆ 修羅に堕ちても外道に堕さず、という咲耶の矜持が見える回でした。同時に、レオにも聖剣が目覚めるという展開には目から鱗。そういう可能性もあったのか。となると、聖剣とは何ぞやというレオの疑問は物語の根幹に繋がってきそう。敵にも正体がバレていないのはかなりのアドバンテージになっているけれど、別名と変装で魔王を名乗って舞台に上がっちゃったの、あとで混乱を催しそうだなあ。セリアにはあそこまでバラしたなら、もうちょっとお話してあげても良さそうなのだけど。
読了日:01月28日 著者:志瑞祐
異世界迷宮の最深部を目指そう 15 (オーバーラップ文庫)異世界迷宮の最深部を目指そう 15 (オーバーラップ文庫)感想
★★★★ ノスティーがイイ子すぎて何かもう胸一杯になりそう。ポンコツっぽいとは思っていたけれど、あのやってる事の悪辣さに比べて起こってる状況が妙に柔らかくてちぐはぐに思えたのは、彼女が良い子だったからという一点によって見事に解きほぐされてしまった。この作品のヒロイン達は人の話を聞かない!と思わされてきたけれど、いつの間にかこっちが人の話を聞かない方になっていたのか。今回に関しては周りのみんなの言う方が全部至極尤もだった。カナミってばクズすぎる。そしてなるほど、カナミにそっくりという事は性質もそっち側なのか
読了日:01月30日 著者:割内タリサ
ダブルクロスThe 3rd Edition リプレイ 春日恭二の事件簿 (富士見ドラゴンブック)ダブルクロスThe 3rd Edition リプレイ 春日恭二の事件簿 (富士見ドラゴンブック)感想
★★★☆ 2つハンドアウトを用意して、一つはPC本人にだけ見せて指定のタイミングまで隠しておく、という手法は面白いなあ。これは確かに裏読みもされて盛り上がる。異能バトルものにも関わらず、ひたすら昭和の空気を押し通す一話も面白かったけど、瞬間最大風速としては二話の春日恭二大増殖が絵面もあって、爆笑してしまったw ただ天さんわりと大人しい方ですよね、いつものはっちゃけ具合に比べたら。
読了日:01月31日 著者:丹藤武敏/F.E.A.R.

読書メーター