読んだ本の数:17冊 うち漫画:0冊

2月はあかんかった。1月の半分しか読めませんでした。
この月は年間通しても屈指の名作揃いのラインナップだったのですが、本当にそれだけを読むのに精一杯で、新刊以外を殆ど読めなかったのが痛かった。
それでも、読めた作品は文句なしに粒ぞろいでした。
【筺底のエルピス】久々の新刊に、大河ファンタジー戦記【亡びの国の征服者】、正統派ファンタジーの金字塔にも成り得る【限界超えの天賦は、転生者にしか扱えない】。そしてラブコメからストレートな直球青春ラブストーリーへと覚醒していく【継母の連れ子が元カノだった】に、演ずる者たちの真髄をこれでもかと描いてくれるエンタメ作品【ホラー女優が天才子役に転生しました】、と目白押しでした。
中でも注目は【継母の連れ子が元カノだった】の作者である紙城さんが描き出す新感覚ミステリー【僕が答える君の謎解き 明神凛音は間違えない】。これほんと推理に対するアプローチが面白くて、読む手が止まりませんでした。これは続刊に期待大、ですね。


★★★★★(五ツ星) 2冊

継母の連れ子が元カノだった 6.あのとき言えなかった六つのこと】  紙城 境介/ たかやKi 角川スニーカー文庫(2021/1/29)
筺底のエルピス 7.継続の繋ぎ手】  オキシ タケヒコ/ toi8 ガガガ文庫(2021/2/18)

【継母の連れ子が元カノだった 6.あのとき言えなかった六つのこと】  紙城 境介/ たかやKi 角川スニーカー文庫

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「好きってなんなんだ!?」
真剣に苦悶する水斗にいさなが提示する、シンプルな定義。シンプルだけれどこの上ない真理であるそれが、水斗を貫く。モノクロだった彼の感情がフィルムを剥がすように色づいていく姿がとても綺麗なラブストーリーのワンシーンでした。

【筺底のエルピス 7.継続の繋ぎ手】  オキシ タケヒコ/ toi8 ガガガ文庫

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それはきっと奇跡の切っ先。幾多の絶望を貫いてきた希望の突端。その闇が深く深く奈落のように底なしだったからこそ、それをぶち抜くだけの質量を備えた奇跡はきっと、最強無比の希望なのだ。


★★★★☆彡(四ツ星Dash) 1冊

ホラー女優が天才子役に転生しました 2 〜今度こそハリウッドを目指します!〜】  鉄箱/きのこ姫 ガガガ文庫(2021/2/18)


【ホラー女優が天才子役に転生しました 2 〜今度こそハリウッドを目指します!〜】  鉄箱/きのこ姫 ガガガ文庫

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人生の岐路はいつ来るかわからない、それこそまだ小学生にあがったばかりの6歳の少女になる前の幼女にすら。とある稀代の天才女優の誕生に生きあったばかりに、僅か6歳にして女優として、人間としての成長を通り越した覚醒を迎えてしまった子役女優である彼女たちの明日は如何に。



★★★★(四ツ星) 5冊

-インフィニット・デンドログラム- 15.<GAME OVER>】  海道左近/タイキ HJ文庫(2021/2/1)
処刑少女の生きる道(バージンロード) 5.約束の地】  佐藤真登/ニリツ GA文庫(2021/2/10)
僕が答える君の謎解き 明神凛音は間違えない】  紙城 境介/羽織 イオ 星海社FICTIONS(2021/2/17)
限界超えの天賦は、転生者にしか扱えない 2 オーバーリミット・スキルホルダー】  三上 康明/大槍 葦人 富士見ファンタジア文庫(2021/2/20)
亡びの国の征服者 3~魔王は世界を征服するようです~】  不手折家/toi8 オーバーラップノベルス(2021/2/25)


【-インフィニット・デンドログラム- 15.<GAME OVER>】  海道左近/タイキ HJ文庫

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【処刑少女の生きる道(バージンロード) 5.約束の地】  佐藤真登/ニリツ GA文庫

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【僕が答える君の謎解き 明神凛音は間違えない】  紙城 境介/羽織 イオ 星海社FICTIONS

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【限界超えの天賦は、転生者にしか扱えない 2 オーバーリミット・スキルホルダー】  三上 康明/大槍 葦人 富士見ファンタジア文庫

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【亡びの国の征服者 3~魔王は世界を征服するようです~】  不手折家/toi8 オーバーラップノベルス

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以下に、読書メーター読録と一言感想


今月のピックアップ・キャラクター

東頭いさな (継母の連れ子が元カノだった)
空星つぐみ (ホラー女優が天才子役に転生しました)
伊呂波透矢 (僕が答える君の謎解き)
明神凛音 (僕が答える君の謎解き)
百刈圭 (筺底のエルピス)
レイジ (限界超えの天賦は、転生者にしか扱えない)
エヴァ・スィリーズ (限界超えの天賦は、転生者にしか扱えない)
佐藤草介 (犬と勇者は飾らない)
ユーリ・ホウ (亡びの国の征服者)
花魁・山吹 (江戸の花魁と入れ替わったので、花街の頂点を目指してみる)




2月の読書メーター
読んだ本の数:17
読んだページ数:4784
ナイス数:179

マジカル★エクスプローラー エロゲの友人キャラに転生したけど、ゲーム知識使って自由に生きる4 (角川スニーカー文庫)マジカル★エクスプローラー エロゲの友人キャラに転生したけど、ゲーム知識使って自由に生きる4 (角川スニーカー文庫)感想
★★★☆ 式部会、こういう目的で役職として設置されているの、面白いアプローチだなあ。まあ現実では成立せんだろうけど、と思ったら作中でも自発的に突っ込まれてた。まあ現実には「強くなる」事を目的として戦う事が学業になってる学校は存在しませんし、わざとヘイトを集めるとか学生じゃ負いきれませんもんね。ただ、ライバルキャラとしてはこの上なく上等な役職だわ。そんで聖の義妹の結花がこれはメインヒロイン入りですか。さらっと物語上も重要な立ち位置みたいですし。結構いきなりだったけど。
読了日:02月03日 著者:入栖
いっつも塩対応な幼なじみだけど、俺に片想いしているのがバレバレでかわいい。1 (HJ文庫)いっつも塩対応な幼なじみだけど、俺に片想いしているのがバレバレでかわいい。1 (HJ文庫)感想
★★★☆ 但し告白されると呪いで死ぬ。嫌われても死ぬ。タイトル通りなら普通にイチャイチャするラブコメみたいなのに、主人公の幸太に課せられたのは激難度の綱渡り。幸太、何も悪い事してないどころか命懸けで猫助けた報いがこれかよ。思いっきり恩を仇で返されてるんですけど。自分の命が危ういという時に、しかし幸太が心配するのは自分ではなく綾乃の事。この主人公、ほんとに良い奴なんですよね。綾乃は男を見る目あると思う。その前に自身のやべえストーカー気質なんとかするべきだと思うけれど。
読了日:02月04日 著者:六升六郎太
<Infinite Dendrogram>-インフィニット・デンドログラム-15. <GAME OVER> (HJ文庫)<Infinite Dendrogram>-インフィニット・デンドログラム-15. <GAME OVER> (HJ文庫)感想
★★★★ 世界を覆っていたベールが開いて秘されていた事実が開示されていく。邪神、龍帝、大賢者。それぞれ似たように過去から続く宿命を背負っていながら、その在り方が三者三様なのが面白い。そして管理AIでありながら情を捨てきれないドーと、同じ情をそれぞれ全く違う方向に熱している他のAIたち。人として懸命に生きるティアンたちと、人である事すら捨て去って己の生き方に邁進する者たち。そして、人であるのに倫理の欠片も持ち合わせていない人でなしたち。内包する物は複雑で単純なレッテルを晴れないそれぞれの生き様が面白いなあ。
読了日:02月06日 著者:海道左近
継母の連れ子が元カノだった6 あのとき言えなかった六つのこと (角川スニーカー文庫)継母の連れ子が元カノだった6 あのとき言えなかった六つのこと (角川スニーカー文庫)感想
★★★★★ 出てくるサブキャラ、みんな別の話で主役張れるだろう存在感を確立させているのはホント凄いと思う。そしていさな。この作品において最大の怪物がこの子だったのでしょう。5巻でも随分と度肝を抜かれたけれど、もはや彼女がこの物語の穿孔役であり牽引役である事は疑いようがないでしょう。なんか、彼女が水斗の恋人にならず、親友以外の何者でもない存在になった事にとてつもなく納得がいってしまった話でもありました。今回動きとしては地味だったかもしれない、でも確かに結女が決意する回に勝るとも劣らない水斗の側の転換点だった
読了日:02月07日 著者:紙城 境介
邪神官に、ちょろい天使が堕とされる日々2 (GA文庫)邪神官に、ちょろい天使が堕とされる日々2 (GA文庫)感想
★★★☆ アストリッド、年齢も神格も上なのにチェルシーのが姉のポジションに収まるのか。実際チェルシー、姉として振る舞うためかギィが驚くほど落ち着いた言動になってるんですよね。背伸びしてる感もなくて、そっとアストリッドに寄り添っている姿は確かに自然とお姉さんでした。今回の敵はアストリッドの縁のある相手であるが故に彼女が苦悩する事になったけれど、周りの支えもあってか迷いは少なく、だからこそ健気さが引き立っていた気がします。
読了日:02月07日 著者:千羽十訊
ドラキュラやきん!2 (電撃文庫)ドラキュラやきん!2 (電撃文庫)感想
★★★☆ 何事も卒なくこなしコミュも熟れている虎木がいざ女性の思慕と真剣に向き合うとしどろもどろになってオタオタしてしまう様には微苦笑が浮かんでしまった。つい先程アイリスに告げた正論は何だったのか。意外と女性との経験が不足しているのか、思いの外アイリスの事が頭にチラついているのか。でもそういう所、年齢相応に老成している虎木の可愛げ、になるんじゃなかろうか。アイリスも虎木もお互いには色んな意味で遠慮なくなってるのはそれだけ距離が近づいてる証拠なのか。
読了日:02月11日 著者:和ヶ原 聡司
処刑少女の生きる道(バージンロード)5 ―約束の地― (GA文庫)処刑少女の生きる道(バージンロード)5 ―約束の地― (GA文庫)感想
★★★★ メノウって、その名の意味は酷すぎじゃないか。自分で名乗ったのが無意識とはいえ彼女らしいのかもしれないけれど。見事に上げて見事に落とす。師との死闘で本当の自分を見つけ本当の望みを見つけ自身で定義づけた在り方を乗り越えて、アカリと一緒になる事で独りでは越えられなかった壁を越えた。万事喝采、と思いきやそれらの要素を全てひっくり返し踏み躙る、アカリとの絆すら食い潰す真実の満を持しての登場だ。メノウの決意も願いも何もかもが裏返る。なんて周到なエグさだろうか。
読了日:02月13日 著者:佐藤真登
我が驍勇にふるえよ天地10 ~アレクシス帝国興隆記 (GA文庫)我が驍勇にふるえよ天地10 ~アレクシス帝国興隆記 (GA文庫)感想
★★★☆ わざわざ敵にもこれだけ多士済々用意したら手間隙かかりますわなあ。ただ沢山多種多様なキャラを出した分、個々にスポットが当たりきらずに意外とあんまり印象に残らなかった気がする。マルドゥカンドラ自身の将としての存在感も多様の中に埋もれて目立たなかった気がするなあ。アレクシス軍と似たような編成の敵軍だったけれど、決め手は軍師の差。これ、いわゆる戦う前にあらかた勝負はついている、というタイプの戦いでしたね。
読了日:02月14日 著者:あわむら赤光
ホラー女優が天才子役に転生しました: ~今度こそハリウッドを目指します!~ (2) (ガガガ文庫 て 4-2)ホラー女優が天才子役に転生しました: ~今度こそハリウッドを目指します!~ (2) (ガガガ文庫 て 4-2)感想
★★★★☆ やべえ、面白え。鶫さん死んでしまった事で相当数の人が人生や人格歪んでしまったんじゃないだろうか。何だよ、鶫さんならCG無しでも空を飛べるって……飛べるのかもしかして? いや、でも天井に貼り付くとか人外魔境を素でできるみたいだし、鶫なら何らかの技法で出来たりとかあり得なくないのか?(マテ
幼少組が本来なら思春期や青年期に最初に対峙する事になるだろう劣等感や家庭環境、人間関係の歪みからくる壁を僅か6歳前後で超克して役者として以上に人間として一皮剥けてしまったの、これ将来どうなるんでしょうね!
読了日:02月18日 著者:鉄箱
双神のエルヴィナ (ガガガ文庫 み 7-26)双神のエルヴィナ (ガガガ文庫 み 7-26)感想
★★★☆ 12歳の誕生日に脂が乗った年齢だと自負する小学生に戦慄させられる。いや、早熟すぎるだろ君! でも彼だけが特別ではなく、なんか世界そのものが10歳前後で既に大人とみなす社会なんじゃ、と思わせる素振りもあるんですよね。一度滅びかけた世界というのも相まって、どこか薄氷を踏むような緊迫感を感じさせる世界観でもあるんですよね。そんな触れれば壊れそうな世界に襲来する「ヤバい」しかない女神達。もはやこれ怪獣じゃね?
読了日:02月20日 著者:水沢 夢
僕が答える君の謎解き 明神凛音は間違えない (星海社FICTIONS)僕が答える君の謎解き 明神凛音は間違えない (星海社FICTIONS)感想
★★★★ これは面白い! 無意識下の演算で過程を経ずに答えを出してしまう凛音。なので当人もどうして答えがそうなったかわからない。その為、答えと凛音が得ていた情報から逆算して、彼女が無意識下でしたはずの推理がどんなものだったかを推理していくのですが、通常の謎解きと工程が色々と異なってくる、これがやたらと面白い!答えを出した凛音は高みの見物、かというとこれが違って、透矢と一緒に自分の推理を推理するんですよね。透矢が見出した真相に至る過程に、凛音自身が疑義を問いただしていくの、倒錯感すらあってゾクゾクさせられる
読了日:02月22日 著者:紙城 境介
筺底のエルピス 7 -継続の繋ぎ手- (ガガガ文庫 お 5-7)筺底のエルピス 7 -継続の繋ぎ手- (ガガガ文庫 お 5-7)感想
★★★★★ 初っ端からの朋之浦夫婦の人生楽しそうな愉快な様子に明るい気持ちにさせて貰えたお陰で、どう考えても無理ゲーな詰みの状況にも関わらず、絶望に負ける気がしなかった。これまで深い深い奈落のような絶望を前にしても立ち止まらず突き抜けてきたからこそ、ここが希望の突端なのだと心の底から信じられる。どれほど絶望的であっても、目標が定まったのなら尚更だ。今までは、終焉を先延ばしにするしか処置がなかったのに比べれば。と思うのだけど次巻のサブタイに堂々と絶望なんて単語がついてると挫けそうになる。大丈夫だよね圭さんや
読了日:02月22日 著者:オキシ タケヒコ
隣のクーデレラを甘やかしたら、ウチの合鍵を渡すことになった (電撃文庫)隣のクーデレラを甘やかしたら、ウチの合鍵を渡すことになった (電撃文庫)感想
印象に残るエピソードらしいエピソードが全然なかったなあ。家庭の境遇がシンデレラという事なんだろうか。なんで外国人にしたんだろう。外国人らしさも一切なかったように思えるし。ほぼメイン二人に絞った登場人物ですが、その肝心の二人が面白味のないキャラクターに見えてしまって、話の展開も平坦に感じてしまいました。残念ながら、総じて退屈だったかな、という所。
読了日:02月23日 著者:雪仁
限界超えの天賦は、転生者にしか扱えない 2 -オーバーリミット・スキルホルダー- (ファンタジア文庫)限界超えの天賦は、転生者にしか扱えない 2 -オーバーリミット・スキルホルダー- (ファンタジア文庫)感想
★★★★ これ、一人の幼い貴族令嬢という雛が鳳になって巣立つ成長譚なんですよね。同時に、一組の父娘の親子の物語でもある。唯でさえ聡明な娘だったエヴァがどんどんと意識を高め自立した考えを持ち外見の美しさ以上に魂が輝いていく行程が本当に眩しいくらいで。側で見守るレイジが身分でも義務でも責任でも恩義でもなく、ただ彼女個人の気高さに引き込まれていくのが良く分かる。ここでレイジが出会った人達は総じて人間的に魅力的な人物ばかりでしたが、特にエヴァ親子の行く末に関わり支えられた事はレイジ自身の大きな柱足り得たように思う
読了日:02月25日 著者:三上 康明
犬と勇者は飾らない 2 (オーバーラップ文庫)犬と勇者は飾らない 2 (オーバーラップ文庫)感想
★★★☆ ……あれ? 終わった? 終わっちゃった? まだ何も事らしい事は起こってないんだけど!? てっきりページ数少ないのかと思ったら普通くらい。いやかなり没頭して読んでいたので、それだけ読んでいる意識が全くなかった。それだけ面白かったという事なのでしょう、それもまだ物語が動き出す前の段階で。にしても、ホントにここまで何も起こさないまま終わってしまうというのは、せめて上下巻表記にした方が良かったんじゃないだろうか。マジで起承転結の承に差し掛かったかどうか、というくらい序盤だぞこれ。
読了日:02月25日 著者:あまなっとう
亡びの国の征服者 3 ~魔王は世界を征服するようです~ (オーバーラップノベルス)亡びの国の征服者 3 ~魔王は世界を征服するようです~ (オーバーラップノベルス)感想
★★★★ 斗棋戦決勝の顛末はある意味象徴的だ。ユーリはクレバーで賢明だけど、それ故に魂から腐った存在の愚かさを本当の意味で理解できない。これは彼に限らず、マトモな人間であればあるほど、というべきなのかも。想像を絶する卑しさは容易に人の人生そのものを踏み躙る。恐るべきはその腐臭が魔女家全体に蔓延ってしまっている事か。そりゃシャン人滅びるわ。
読了日:02月27日 著者:不手折家
江戸の花魁と入れ替わったので、花街の頂点を目指してみる (富士見L文庫)江戸の花魁と入れ替わったので、花街の頂点を目指してみる (富士見L文庫)感想
★★★☆ 元ヤンの総長という武闘派で、大学主席の学歴でもトップ、ナンバーワンキャバ嬢というコミュ力最強、トドメに人生傾けるレベルの歴女、それもちょっと齧った程度じゃない深度の歴戦の歴女というロイヤルストレートフラッシュか数え役満みたいな属性を抱えて、江戸は吉原の花魁へと転生?してしまった山吹の花街英雄譚。当時の風俗をかなりの量の注釈と共に非常に解りやすく描いてて、面白いと同時に結構勉強にもなるくらい。やたらと大立ち回りが多いのはヤンキーの血が騒ぐのか。ある意味江戸時代のアイドル譚なんですなあ。
読了日:02月28日 著者:七沢 ゆきの

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