前回、五月後半発売新刊のピックアップ記事です。





【<Infinite Dendrogram>ーインフィニット・デンドログラムー 16.黄泉返る可能性】 海道左近(HJ文庫)

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この巻に至ってはユーゴーが主人公。舞台も都市国家カルディナ、とレイたちとは完全に離れた場所、登場人物たちで送る話となっていて、このシリーズが群像劇である事を強く証明しているかのような巻となっている。物語の主人公が多ければ、彼らが駆ける世界もまた加速度的に広がっていき深みを増していくのだと思えば、勇躍の巻ではなかろうか。


【虚ろなるレガリア Corpse Reviver】 三雲岳斗(電撃文庫)

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大作【ストライク・ザ・ブラッド】を完結させた三雲岳斗先生が新たに手掛ける新シリーズ。
ある意味吸血鬼モノと学園異能モノの王道を行く作品だったストブラから一転、本作は初っ端から日本人がほぼ全滅しているというハードな設定の上でのボーイ・ミーツ・ガール。
これもまた、長期シリーズになってくれれば嬉しいのですが。


【ユア・フォルマ II 電索官エチカと女王の三つ子】 菊石まれほ(電撃文庫)

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本格SF作品であると同時に、海外のバディものの匂いを強くまとった作品だった電撃新人賞大賞受賞作品の第二弾。第一巻では、バディものとしてはまだ信頼関係を結べておらず、二人が本当の相棒になるまでを描いた物語だっただけに、続編であるこの2巻ではお互いに相棒と認めあった間柄からスタート出来るであろうだけに、事件へのアプローチもだいぶ変わってくるでしょうから、様相もまた変わってくるはず。その意味でも作品としてどんな新しい顔を見せてくれるか楽しみであり試金石ともなるだろう一作である。