ふと過去の雑記を改めた際に、結構競馬のレースについて触れている記事があるのを見つけました。
これがなかなかおもしろい。
ウマ娘の影響もあってか、過去の名馬の実績というのを振り返る機会も多いのですが、「現在」という「未来」においては、名馬ってのは既にイメージというのが出来上がってるんですよね。既に現役生活での栄光の記録というのを知ってしまっているので、そのイメージを持ったまま過去のレースを振り返ってしまうので、その当時に抱いていたイメージとかなり差があったりするのである。
後の偉大な名馬がまだ無名だったりモブ扱いだったり、その後名脇役となるような馬が注目度ナンバーワンだったり、いつの間にか音沙汰なくなって消えてしまうような馬がこれから幾つもG1を取るような馬になるに違いないという風な評判のもと、扱われていたり。
当時の生の声、という奴だ。案外、自分でもよく覚えていなかった事を過去の記事を見返すと思い知らされるんですよね。

なので、なるべく雑感でも記録として残して置こうかな、と思い立ち、記事にした次第です。
毎週とはいかないでしょうけれど、余裕があれば書き残しておこうかと。

神戸新聞杯


京都競馬場改修に伴う番組変更に伴って、去年に引き続きいつもの阪神競馬場ではなく中京競馬場にて行われた神戸新聞杯。神戸なのに名古屋とはこれいかに。
行われる競馬場自体が変わってしまうと、過去のレースデータが意味をなさなくなってしまうので困ってしまう人も多いでしょう。
さても本日は中京はあいにくの朝からの雨。芝馬場は不良。重を通り越して不良という馬場状況になるのは相当な事だと捉えて貰ってもいい。ほぼ、馬場は緩みきって硬度は失われグズグズの状態だろう。
実際、レース後の様子を見るとゴールした後、騎手の頭のてっぺんまで泥だらけであった。

中山を走っていたレイパパレはむしろ、こっちの馬場の方が合っていたのかもしれない。

レースの方は皐月賞馬エフフォーリアをダービーで競り落としたシャフリアール(鞍上・福永祐一)が1.8倍で圧倒的な一番人気。調教もびっしりと追われて絶好調という評価が飛び交っており、勝ちにキている仕上げだった。ダービー馬はその後、パタリと勝てなくなってしまうパターンが少なからずあるので、ステップ戦とは言え勝っていやなジンクスを払拭しておきたいという気持ちは大いにあっただろう。
2番手はステラヴェローチェ。朝日杯で2着に入り、クラシックロードも皐月賞・ダービー共に3着という世代間でも最有力馬となってもおかしくない一頭なのだけれど、春はなんでか人気がなかった。皐月賞6番人気。ダービー9番人気と。勝った重賞は2歳のサウジアラビアRCのマイル戦、というのもあったのか。それでも、皐月賞3着だったのにダービー9番人気だったのはよくわからない。距離が伸びたのが嫌われたのか。
ともあれ、低人気を覆すように馬券圏内に飛び込んできていた実力馬だった。
馬体重前走から18キロアップというのは驚いたが、太め要素は見受けられずこれ全部成長分だったのだろう。
ほかは青葉賞を買ったものの、春は休養に入っていたキングストンボーイ。そして、ワンダフルタイムとレッドジェネシスのダービー惨敗組。どの馬も調教は抜群の様子を見せていたようなので、春は凡走しても夏を経て本格化してくる馬も珍しくないので、秋のステップ戦はそういう馬を見つける楽しみもあるのです。

レースはドロドロの馬場の中、案の定スローペース。1000メートル63。8秒かしら、これ。
シャフリアールは中団に位置づけて、4コーナーに入るところで外の良い馬場の方に持ち出してゴーサイン。同じくその外についたルメールのキングストンボーイと叩き合うものの、これが伸びてこない。かなり走りにくそうにシャフリアールが脚をばたつかせているように見え、残り50メートルくらいになったら馬がもう力抜いちゃってたように見えたのだが、どうだろう。
一方、足元の緩さなど気にも止めずに、直線に入ったときにはまだ最後方近くだったのに、スルスルとうちに入って伸びてきたのがステラヴェローチェ。勝ったサウジRCも不良馬場だったので、こういう馬場を苦にしない馬なのだろうけれど、馬場適性以上に馬の充実が垣間見える迫力の差し脚で秋のクラシック戦線に高らかに名乗りを上げる勝ち星でした。
バゴ産駒は、ビッグウィークが菊花賞を勝っているので、実績はあるんですよね。菊花賞本番でも、これで人気の一角を数えるでしょう。

シャフリアールは結局4着。今回は道悪で度外視、と思いたい所。
2着は京都新聞杯勝ち馬のレッドジェネシス。この馬もダービー二桁惨敗したものの、ここで立て直してきたと見るべきか。


オールカマー


一番人気は強豪揃う大阪杯を無敗で制し、宝塚記念は3着だったレイパパレ。
2番人気は日経賞勝ち馬で牡馬の牙城たる天皇賞・春を牝馬ながら5着に入ったウインマリリン。
3番人気が香港帰りのグローリーヴェイズ。
そしてヴィクトリアマイル2着のランブリングアレーに、目黒記念勝ち馬ウインキートスと続く。

結果だけ見ると、終始2番手で先行したレイパパレはターゲットにされたというべきか。とはいえ、ペースは1000メートル60秒台の平均ペース。そんなに苦しいレースではなかったはずだけれど。
レイパパレは前で粘ったものの、脚色は伸びずにウインマリリンにあっさりと交わされ、ゴール前では追い込んできた各馬に抜かれて4着。ちょっと物足りない負け方でした。
一方、勝ったウインマリリンは強かった。一旦、前を塞がれて進路がなくなってしまい、一度完全に馬が勢い殺されちゃってたんですよね。でも、そこから仕切り直して追い込み態勢を作り直し、進路を外に変えて猛追。並ぶまもなくレイパパレを置き去りにしてのゴール。
レイパパレを相手にして別格、と言える勝ち方でした。
内枠得意という話でしたけれど、これホンマに強いですよ。秋競馬は注目の一頭になるかもしれません。
2着はウインキートス。実況でもWin-Win!って言われてましたが、同じ馬主のワンツーとなりました。夏の札幌記念は案外の9着だったのですが、ちょっと後ろ目につけたのが功を奏したのか。目黒記念が斤量52キロでの勝ちだったので、今回55キロで2着に入れたのは良かったんじゃないでしょうか。
3着は後方からまくってきたグローリーヴェイズ。この馬も大崩れしませんね。堅実で信頼できますが、そろそろ勝たないと善戦マンになってしまいそう。