マンハッタンカフェ



前々からそのデザインの好みさ故に来たら絶対引くの新年をたぎらせていたマンハッタンカフェが、ついに実装と相成ったので、ガチャしましたガチャ。
天井も覚悟していましたけれど、80連で何とか来てもらえました。他の未ゲットウマ娘では黒マックと格闘家エルコンドルパサーがすり抜けで来ましたけれど、もう少し色々来るかなあとちと期待してたのですが、仕方ないか。

マンハッタンカフェはアグネスタキオンと同期で、クラシック01世代。
ただ体質の弱さで本格的にレースに挑めるようになったのが3歳秋以降。アグネスタキオンとは、弥生賞で相まみえた一度だけの対戦でした。
皐月賞を勝ったのちに怪我で引退したアグネスタキオンの居なくなったクラシック戦線で、カフェは菊花賞を勝利。その後、同年の有馬記念でテイエムオペラオーとメイショウドトウという一時代を築いた二頭に勝利。翌年の天皇賞・春も勝って他に類を見ない長距離G1レースの三連勝を飾ったのでした。
が、カフェの栄光はここまで。その後、凱旋門賞に挑んだものの屈腱炎を発症してそのまま引退。タキホンほどではないですけれど、鮮烈な戦歴を残して短く駆け抜けていった馬でした。

ウマ娘では、アグネスタキオンのシナリオでライバルとして登場。タキオンが皐月賞で引退せず、なんとか現役を続行した際にタキオンが目指したウマ娘が走るその向こう側を見るためのライバルとして、正史では成立することの出来なかった好敵手として並び立ったカフェですけれど。
カフェが主役となる育成シナリオでは、今度はタキオンは皐月賞でレースの参戦を休止して、カフェのアドバイザーとしてタキオンが目指した先をカフェが代わりに見てくれるように支えてくれるようになるんですね。
トレーナーとの二人三脚ならぬ、トレーナーとタキオンのダブルトレーナー体制で。

カフェ、キャラとしては他の人には見えない「お友だち」というイマジナリーフレンドと戯れる不思議ちゃんとして描かれていたんですが、育成シナリオだとその「お友だち」……見えないけど完全に居るんですけどw ってか、これ守護霊というか背後霊というか群体霊というか、ヤバい奴じゃないですか? かなりカフェさん、取り憑かれてるんですが。
そして、見えないけどもメチャメチャその存在を「感じ」ちゃってる、霊感高そうなトレーナー。「お友だち」の存在を完全に受け入れたうえで、「お友だち」の姿をレースで追いかけ追いつこうとするカフェの願いを叶えるために没頭するトレーナーは、これはこれでなんか取り憑かれてるようで傍目かなりヤバい人である。
ここにタキオンが加わるのだから、完全にヤバい3人組になっててなんかもうヤバいw

ただシナリオは非常に引き込まれるもので、霊に取り憑かれたカフェがあちらの世界に行ってしまいそうなのを、敢えて引き止めずに自分も引っ張られそうになりながら、うまくバランスを取りつつカフェのハマっていく世界の方向性を魔でも闇でもなく、正道へと整えていくトレーナーの手腕が秀逸なんですよね。
また、タキオンが現実の向き合う相手として、お友だちばかりを負っていたカフェが意識せざるをえない相手として大きな存在感を示し、またアドバイザーとして進むべき道を示し、最後の再びライバルとして、いや並び立つ現実の「友だち」として立ち塞がる。
幻想的でありつつ、熱いシナリオでなかなか没入してしまいました。

タキオンやカフェの01世代は、彼ら以外にも名馬が揃っているのですけれど、本来カフェが海外挑戦で引退してしまうはずだったのが、ゲームでは海外挑戦を回避して国内のG1戦線を戦うのですが、そこで同世代たちと対戦することになるんですね。
ですが、彼らはウマ娘として実装されていないので、代わりに今いるウマ娘たちがライバルとして立ち塞がることになっています。

天皇賞・春のスペシャルウィークは、ジャングルポケット。
宝塚記念のサイレンススズカはダンツフレーム。
そしてジャパンカップの一世代下のシンボリクリスエスは、ゼンノロブロイで。てなところでしょうか。
やっぱり、この世代はジャングルポケットがいないと完成しないよなあ、と思ったり。

ラストはカフェが追いかけていた、或いはカフェに取り憑いていた「お友だち」、或いは守護霊の正体、いや正体の一つがカフェに瓜二つだったという偉大なるSS、サンデーサイレンスだというのを匂わせながらの幕引きで、なかなかいろいろな意味でゾクゾクさせてくれるシナリオでした。