もうちょっとだけ、続くんじゃよ。

過去三回の記事がこれらです。






<小説家になろう>から

泡沫に神は微睡む (のら)


この世界に産まれたものは、必ずその身に精霊を宿す。
 いかなる生物であろうと例外なく、精霊は宿るはずであった。

 しかし、高天原と呼ばれる島国で武家の長男として生を受けた雨月晶は、精霊を宿さずに産まれたため、家族から疎まれ、ついには故郷から追放されてしまう。

 それから3年、晶は故郷から遠く離れた南の地で、穏やかに日々を営んでいた。


 だが、平穏な日々は終わりを告げ、晶は自分を知る旅へと、一歩、足を踏み出す。


 一話の文字数が大体5000超あります。
 是非とも、読んでいただいたら嬉しいです。
いわゆる追放モノを題材とした作品で、話の流れそのものはベーシックと言ってもいいと思うんだけれど、同じ素材を使っても料理法というか書く人によって面白さって全然違ってくるんですよね。
ってか、めちゃくちゃ面白い! 知らず物語に、世界観に没頭してしまうほどの濃密さ。心情描写も、主人公が実家から虐げられ挙げ句追放された事でどれほど傷つき苦しみ、そんな中で与えられた僅かな暖かさにどれほど助けられ、身一つで追放されて生き足掻いてきたか。主人公の生き様に引き込まれていくんですよね。
その上で、和風ファンタジーの世界観がまた重厚で味わいぶかく登場人物の描写や動向も緻密というか自然な中に躍動があって、いいなあこれこそ本格ファンタジーですよ。
まだ一章が終わって二章がはじまったばかり、という始まって間もないタイミングも良かったです。おすすめ。




転生!? 蛮族令嬢! (✝漆黒の陽炎✝ )

容姿端麗頭脳明晰、膨大な魔力と公爵令嬢という地位にも関わらず奢らずに謙虚であり、その立ち振る舞いから完璧な公爵令嬢と呼び名の高いアンジェリーク・フォン・ザクセンは、ある日突然、前世を思い出しました。
 前世を思い出した彼女は思いました。人を選べば好きなだけ斬りたいほうだいなんて、なんて良い世界に生まれ変わったんだと。

 なんということでしょう。
いやもうホントになんということでしょうw と嗤うしか無い蛮族なんですけど。首狩族か、血を頭から浴びるのを幸いとする蛮人なのか、いきなり脳みそが戦闘脳を通り越して確かに蛮族としか言いようがない様に成り果ててしまうのも面白いのですが、その上で頭脳明晰で貴族としての気品と聡明さも喪っていないので、ちゃんと麗しの貴族令嬢と蛮族を不可分に融合させてしまってるんですね。
ただその御蔭で普段は貴族令嬢らしくしているのに、突然謎の蛮族的価値観に基づいて動き出すので周りからすると油断も隙もないというか精神的なダメージが半端ないというか、突然家から飛び出したと思ったら盗賊の生首持って帰ってきて戦果として見せつけられたお父様、心中お察ししますw
とにかく、彼女の巻き起こす騒動に毎度阿鼻叫喚となるさまがほんと、面白いw