まずは上半期の記事がこちらになります。

以下に今月下半期の新刊から、注目作品を。




【Unnamed Memory -after the end-1】 古宮九時(電撃の新文芸)

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王と魔女の物語は、永き時に刻まれていく――大ヒットファンタジー、新章!

「魔女が貴方に、永遠に変わらぬ愛情を捧げましょう」

オスカーとティナーシャが呪具エルテリアを破壊したことにより、歴史の書き換えは終わった。そして、もう二度と書き換えられない歴史で王と魔女は結ばれ、二人の恋物語は幕を閉じる――はずだった。
世界の理から逸脱したオスカーとティナーシャに託されたのは、残された九つの呪具をすべて破壊するという使命。死と再生を繰り返しながらの、王と魔女の果てしない旅がいま始まる。

こうして若き王と魔女はいつまでも幸せに暮らしましたとさ、めでたしめでたし。
そうなってくれれば、良かったんですけどね。いや、ある意味はそのとおりになったのかもしれない。でもそのいつまでも、は随分と永い永い話になってしまった。幸せの意味も形も変わってしまうのだろう。【BABEL】で姿を現した彼らの事情も、これで少しはわかるだろう。付き合うには覚悟がいるかもしれませんが。



【剣と魔法の税金対策 5】 SOW(ガガガ文庫)

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脱税のにおい?今度はクゥが潜入調査だ!
「我が配下となれば世界の半分をくれてやろう!」
「え、マジ?わかった!」
魔王ブルー♂と勇者メイ♀が交渉成立!と思ったら、天から「贈与税がかかります」の声。
絶対なる税金徴収者である「税天使」ゼオスが現れた!え、神様に税金とられるの!?
“世界の半分”という莫大な資産にかかる超高額の贈与税に焦ったブルーは税金逃れのためにメイと偽装結婚!
そして、そんな二人を助ける「ゼイリシ」の少女クゥも登場!みんなでいろいろ頑張って、魔国の超赤字経営のトンネルに出口が見えてきた!そんなある日、ゼオスがクゥたちに助力を求めに現れた。
「人類種族の聖地・大神殿に、自分の代わりに潜入税務調査をしてほしい」と。
宿敵の「税悪魔」ノーゼがどうやら暗躍しているらしい「大神殿」。
そこは「天使」立ち入り禁止なのだという。
引き受けたクゥはまんまと「大神殿」に潜入成功、ポエルという名の美しい神官長に出会う。
慈悲深く、貧民たちに施しを与えるポエルは、まさに街の聖女。しかし、彼女の「慈悲」に言い知れぬ違和感を持ってしまったクゥは…。
「異世界初の異世界税制コメディ」、風雲急を告げる第5弾!
あ、なんか脱税してそうなシチュエーションだな、と思ったら脱税の話だった。いやでも、税理士が脱税調査ってするんだろうか。それはマルサのお仕事ですよ! と、ついついそっちを思い浮かべてしまうのは、自分が「マルサの女」世代だからでしょうか。むしろマルサとかトッカンでバリバリ働くクゥやメイというのも結構面白そうなのですがw



【ロクでなし魔術講師と禁忌教典 20】 羊太郎(富士見ファンタジア文庫)

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託した想いが、奇跡を起こすーー!

「天の智慧研究会」の最後の猛攻が、フェジテを飲み込もうとしていた。グレンたちが不在のなか。イヴ・アルベルト・リィエルーーそして、あの人物も。圧倒的な危機のなか、グレンの想いを受け継ぎ、誰もが戦い抜く!
長期シリーズ作品、それも特に成熟した物語になるとこうして主人公不在でも十分話を回して盛り上げることが出来るという強みがあるんですよね。
それだけ、独り立ち出来ているキャラクターがたくさんいるということでもあるわけで。


【異世界忠臣蔵 〜仇討ちのレディア四十七士〜】 伊達 康(ガガガブックス)

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ーーこの仇討ちは、伝説となる。

聖塩に護られし地、レディア王国。
だが悪臣キーラによって王は殺され、国家存亡の危機に立たされる。

列国最強と謳われたレディア騎士団も、護国派と仇討ち派で分裂の危機ーー。
現代人の寺坂喜一がやってきたのは、そんなときだった。

美少女団長クラノスの信頼を得て、仇討ち派の女騎士アンスヴェイを説得にかかる!

「黙れ乳騎士!」「何よ尻騎士!」
「やめろ! 過度な個人攻撃は、俺の世界でも問題になってるぞ!」

……おのおの方、頼むから仲良くしよ?

再現せよ忠臣蔵! 痛快“討ち入り”ファンタジー活劇、ここに開宴!
【友人キャラは大変ですか?】の伊達康さんが送る新作は、異世界を舞台に美少女たちの騎士団によって繰り広げられる仇討ちファンタジー。え? 美少女全員切腹するんですか? と、思わず気になってしまうのは、やはりモチーフが忠臣蔵だからでしょうか。ここでもすっとぼけたあの愉快なノリが炸裂するのを期待してしまいます。


【TRPGプレイヤーが異世界で最強ビルドを目指す 5〜ヘンダーソン氏の福音を〜】 Schuld(オーバーラップ文庫)

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外道に巻き込まれ、新たな世界(サプリメント)の扉の先へ!?

ツェツィーリアを巡って帝都を駆け回った事件も解決し、どうにか帰還を果たしたデータマンチ転生者エーリヒ。
しかしエーリヒの知らないところで事件の波紋は大きく広がっていて、雇用主であるアグリッピナに望まぬ栄達が押し付けられる事態に。
しかも与えられた伯爵領は利害関係が絡まり合う厄介極まりないもので、どう考えても面倒ごとが待ち受けている様子。
そして当然のように巻き込まれるエーリヒは“貴族の側仕え”としてアグリッピナに連れ回され、今まで以上の激務の日々を送ることになるが……?
ヘンダーソンスケール行方不明のデータマンチ冒険譚、策謀渦巻く第5幕!
巻が進む度に、あれ?ここらへん読んだ記憶がないんですけど!? と、混乱するはめになるウェブ版既読派。そのくらい、どんどんと加筆パートが増えていく本シリーズでしたが、今回はもうほぼほぼ新作なんじゃないですか? というくらいのありさまになっているご様子で。
そもそも誰だよ表紙の人!?w 百足人の従僕の女性!? ほんとにウェブ版では一瞬しか出なかった人じゃないんだろうか。 いずれにしても、こっからはアグリッピナ師のターンである。