強ぉぉい!!

タイトルホルダー、圧巻の7馬身勝利。
スタートで17番のシルヴァーソニックが躓いて、鞍上の川田騎手を落としてしまい、初っ端からカラ馬が一緒に走る波乱のレースに。
大外枠で不利が予想されたタイトルホルダーでしたけど、スタートダッシュを決めて一気に内に切り込んで先頭に。
ラップタイムを見ると、最初の1000メートルでほぼ1分。これはだいたい中距離の平均ペースで3200のレースとして見るとそれなりに飛ばしてるんですよね。
外回りコースで後続をかなり突き放しての競馬になりました。
彼が一旦ペースを落とすのは1400メートルを経過してから。だいたい一周目のゴール板を過ぎたくらいからですか。ここで息を入れたのでしょう。後続も追いついてきて、急速に間が詰まります。
ところが、後ろが追いついてきたと見るや、またタイトルホルダーは加速を開始するんですね。3コーナーから内回りコースに入る前あたりから再び200メートルを12秒台前半で刻み始めます。
これに多くの馬がついていけなくなって、2番手を走っていたクレッシェンドラブをはじめとして、ズルズルと下がっていってしまうんですね。
我慢して追いすがったのが、テーオーロイヤルとディープボンド。でも、必死で追うこの2頭と比べても、直線に入ったタイトルホルダー、余裕たっぷりなんですよ。
2400から3000までを11秒台で突っ走り、スタミナをすり潰された後続はもう全然追いつけず。さすがに残り200メートルで勢いを落として一気に13秒台になりましたけれど。その頃にはもう他の馬は遥か後方だった上に、完全にスタミナ切れ。
テーオーロイヤルも、直線で力尽きてまっすぐ走れなくなってヨレちゃってましたしね。
いやもう、完勝という他ない完膚なきまでの勝利でした。カラ馬の影響もあったでしょうけれど、それにしても内容が圧巻すぎました。正直、ここまで強いのか、というような勝ち方でしたね。
戦前は、陣営もこの距離は適性よりも長いんじゃないか、みたいな話をしてたみたいですし、今回はかなり自由に逃げることが出来た、ということもあったんですが、それでも想像以上のスタミナと競馬の上手さでありました。これが適正距離じゃないとしたら、2400とか2500とかでハマった走りが出来た時は、果たしてどうなるんだろう、と余計に期待膨らんじゃいます。
これで21世代はクラシック3冠を分け合った三頭が全頭古馬G1(海外含む)を奪取してしまう、という凄まじいことに。
まだ四歳の春ですぜ。この世代、ほんまに凄いわ。

鞍上の横山和生騎手はG1初勝利。弟に続き、兄にもタイトル獲らせて、菊花賞に引き続いて親子三代G1制覇(今度は天皇賞春)まで叶えてくれるという、もう横山家で祀ったらどうでしょうw
これはエフフォーリアとシャフリヤールとの再戦が楽しみですわー。

一番人気でここでG1タイトルを取るんだ、という意気込みも凄まじかったディープボンドですが、あかんかったなー。いやこれはタイトルホルダーがほんまに強かった、というのもあるんでしょうけれど、あれだけ和田竜二ジョッキーが追ってるのに。反応が鈍い鈍い、ズブいズブい。ぶっちゃけ、他の馬と比べたらまだスタミナ残ってそうだったのですが(テーオーロイヤル躱しちゃってますしね)、あれは追いつきませんわー。正直、ここで勝てなかったのは痛い。距離にしても、荒れたタフな馬場にしても、馬の充実度にしても、ここがディープボンドにとっての最適解だったはず。あと、どこで勝てるチャンスある? 宝塚記念は厳しいでしょう。ジャパンカップは府中だしなあ。もう一回、有馬記念に賭けますか? それとも海外?
なんとか、この馬と和田竜二にはG1獲らしてあげたかったのだけれど。いや、同じくらいタイトルホルダーも応援してたんで、この馬のスタイル好きですし、なので嬉しいは嬉しかったのですが。
同時にブポくん、悔しかったなあ。

シルヴァーソニックは、ゴール後になんでか外ラチに突撃して、昏倒してしまうという最後の最後になにをしてくれてるんだ、という。いや、普通に馬群と一緒に帰っていくと思ったのにさ!!
あれだけ豪快にぶち当たっていながら、怪我の方は全然大したことなかったみたいで良かったですよ。

タイトルホルダーの半姉にして、馬体重今回は352キロだったちっちゃいお姉ちゃんことメロディーレーンは、16番人気ながらも9着入ったのはめっちゃ頑張りました。消耗戦になりながらも、ずっと我慢に我慢を重ねて落ちていかなかったんですよね。ほんと、根性あるんだよなあ、ちっちゃいお姉ちゃん。