【悪役一家の奥方、死に戻りして心を入れ替える。2】  丘野 優/TEDDY エンターブレイン

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貴婦人が、教師に!冒険者に! エレインの無双(むちゃくちゃ)は続く!!

陰謀に巻き込まれる貴婦人!?
悪逆を尽くした公爵夫人エレインは、我が子に殺された瞬間、30年前に時間が戻っていた。
20代の貴婦人となったエレインは、過去を悔い改め、人生を再スタートさせる。
魔術学院の院長に功績を見込まれ、特殊魔力を指導する教師となったエレイン。
だが、特殊魔力はあまり認識されてない魔力ゆえに、障害にぶつかることも多々。
教師、研究者、母として忙しい毎日を送るなか、院長から更なる依頼が舞い込んだ。
――聖国の次期聖女の能力を調べてきてほしい。
才能ある教え子を連れ短期留学を装い、聖国に降り立ったエレインの前には更なる苦難が続々と!?

相変わらず人妻なのに、なんちゅうえっちい格好してるんだ。ハイレグ系の全身ボディスーツですよ!? しかもスカート履き忘れてる系の。
二人目の子供である長女のノエルも生まれたので、二人の子供持ちであるというのに何という何という。でも、ジーク生んだのが十代で、今もまだ二十代の若さだと思えば全然イケるのか。
……旦那、ガチで羨ましいんですけど。
エイレンって非常に精力的に貴族社会の中で立ち回っていて、魔術師としての名望が高まると同時に働く貴婦人のモデルケースとして、貴族の女性の間でも憧れを集める存在になってきていて、エイレンの一挙手一投足が注目される状況になってるんですよね。エイレンの何気ない行動が貴婦人たちの流行を生み出すきっかけになってて、本来なら自分で料理をしない貴族の御婦人方の間で料理が流行ったり、と流行の発信源みたいにもなってるんですよね。貴婦人がたの社会進出の発端にもなってて、何気に貴族社会の在り方から徐々に変わってきてるんですよね。さすがにそこまでエイレン全然気づいていないみたいだけれど。
ともかく、そんな流行の発信源的なエイレンがあんな格好しているのですから、既婚未婚問わずにあの色っぽすぎる格好が流行ってしまったりはしないんだろうかと心配になってしまう。嘘です、心配してません、期待してます。
今はまだちびっこいイリーナとか、エイレンの事尊敬しまくっているだけに長じて似たような衣装着ちゃったりしないだろうか。
長男のジークの幼馴染である辺境伯の娘イリーナですが、本編ではどういう立ち位置か彼女視点の話がなかったのでちょっとわかりにくかったのですけれど、電子書籍特典のSSを読むとこの娘ポディションが将来婚約破棄されてしまいそうな意識高い系悪役令嬢タイプなんですよね。生真面目で努力家で向上心高くて、それでいて周りにも気にかけて結構世話好きだし、なんか自然と取り巻きができはじめてますよ!? いや、今周りにいる娘達は身分関係なく胸襟開いて付き合えている生涯の親友たちなのですけれど。
ともあれ、この娘がどうやらジークのお相手候補筆頭みたいで。ただ、後半で知り合いになるジークの再従姉妹になるのか。アンナも何気に絶妙の立ち位置に入ってきそうだし、ジークくんまだ小さいのに将来大変そうですなあ。

さて、エイレンはというと相変わらず精力的に働いていて、この人絶対社畜気質ですよね。まあ使われるのではなく、自分で色々と事業起こしてやってるのですから、創業者タイプなんでしょうけれど。
それでも、まだあと子供二人は生む予定なのにそんな暇あるんだろうか。旦那さん、寂しくしていないだろうか。ってか、長女のノエル生まれたあとちゃんと育休取ってたんでしょうかね!? 貴族だから乳母雇って、と他人任せにはしていないみたいなのでちゃんと腰を据えて育児やってたんだろうなあ。もちろん、大貴族なのですから侍女がたくさんいて全部自分でやるみたいにはなってないでしょうけれど。
ともあれ、今度は特殊な力を持ってしまっている子供たちの為に、これは頼まれてという事になりますけれど、新設された初等部の学部長に就任し先生としてもほんと精力的に子どもたちの教育にも関わっていて、ほんと過労死とかしないだろうか。
一方で、未だに前世で末娘に殺されてしまったのがトラウマになっているのか、自分を超える人類の枠を突破した大魔術師だった末娘リリィの未来の戦力を削ぐべく、今度は娘のメインウェポンだった遺跡に眠っていた神器に等しい魔術杖を、先にゲットしてしまおうと冒険者雇って自ら遺跡探索に突入することに。
いやもう、これだけ心入れ替えて未来も変わってきてるんだから、さすがに娘に殺されるような未来はなくなってると思うんだけれど、これに関しては彼女の中でゆるぎのない最優先事項になってるっぽいんですよねえ。

かつての野心を捨て、心を入れ替えて謙虚に生きることで前世では敵対していた人達とも仲良く以上に付き合えている現在。今、聖王国で聖女を務めている従姉のシルヴィとも、かつて聖女の座を巡って争った因縁もあって、前世では険悪な仲だったのですが。
偏見を捨ててフラットな心持ちで再会して見ると、全然思っていたのとシルヴィの人となりとか思惑とか違っていたことに気付かされるんですね。思わぬ側面とかじゃなくて、完全に誤解と思い込みによって相手のキャラクター決めつけてたんだなあ。
そうして虚心坦懐でもって話してみると、聖女としてのシルヴィの立場が実際どんなものか。次期聖女候補である娘のアンナへの考え方も、想像とは全然違っていたことがわかってくるんですね。
これは……従姉妹であるという以上に……同じ年頃の子供を持つママ友になれそう!!
いや、最終的にシルヴィがエイレンを頼ってきたのは従姉妹という血縁関係があってこそなんだろうけど。まあそれだけではなく、昨今のエイレンの評判も相まってでしょうが。そして実際に再会してみて人となりを見て、でしょうからね。そうかー、嫌ってるどころか元々は結構好きだったのかー。
こういうもう一度繰り返してみて初めてわかる、人の本心というか心情というか、そういうの好きですねえ。
さて、そろそろ三人目が生まれる頃なのかしら。話が進むに連れて子供たちもちょっとずつ成長していくのを見るのも、これ楽しいですね。