【田中家、転生する。4】 猪口/kaworu ドラゴンノベルス

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お米……ではなく皇国のため、 魔物だらけの地へ 楽しい(?)家族旅行!

帰還したメルサよりもたらされた皇国を襲う危機――魔物オワタの侵食。
後1年で滅びる和食……ではなく皇国を救うため、夏休み中に皇国へ家族旅行に出発!
全てのオワタを伐採しようと、魔物だらけの繁殖地へ乗り込む一家。
秘密兵器は猫と虫。
一国が諦めた大災害も、一家にかかればお気軽キャンプに大変身!? 転生一家の異世界奮闘記、第四弾!



ウデムシぃぃ。ついにウデムシの画像見てしまいました。前巻では怖くて見ようという気にならなかったんですよね。でも、本巻ではウデムシ隊が活躍するということで、少なくともある程度形状がわからんとなあ、となったので覚悟を決めて。
なんかパンチの練習してたんで、シャコみたいなのかなと思っていたのですが、想像以上に凄い形状してた。うわぁうわぁ。
あれ、腕なのか。一瞬アゴかと思ったけれど、腕にしてもアゴにしてもすげえ形してるなあ。キモいキモい、と最初は思ったのだけれど、見慣れてくるとそれほどでもないかもしれない。初見のインパクトこそ凄いけど、動きとか生理的嫌悪感を抱く感じではないんですよね。
触るのは勿論ダメですが、ダメですが、見てる分には大丈夫かも。ウデムシってムシと名前になってますけれど、クモとかサソリの系統樹に属する生物らしいので意外とそっち系統は大丈夫なんだよなあ、見てる分には。触るのは無理ですよ!? 無理ですからね!?
さらに巨大化された日には、無理なんてもんじゃないですけれど。いや、巨大化したら普通は人間でもグチャって食べちゃうんじゃないですか!?
ただ、このエマによって巨大化育成されてしまったウデムシちゃんたちはなんか普通に知性まで獲得してしまっているっぽいのですが。いやいや、知性獲得しても何食べてるの!? 食べるのは食べないとダメでしょ!?
とはいえ、猫たちやクモのバイオレットに比べると性格がモブっぽいので非常に大人しそうなのですけれど。エマに無茶振りされてウデムシ隊みんなで焦りまくってムリームリーと必死にゼスチャーするものの思いっきりスルーされて泣き寝入りするくらいには可哀そうな子たちなのですが。
哺乳類はともかく、節足動物って鍛えたら強くなるんだろうかw 筋肉とかなさそうなんだが、あるのか?
何にせよ、完全に勢いで特に根拠もなく対オワタ戦の秘密兵器に任命されて、必死こいて鍛える羽目になったウデムシくんたち、なかなか可愛げのある面白い子たちでした。いや、見た目は本当にアレなんだが、あの腕ならバキッとオワタくらい折れるよね、折れる折れる。

まあ今回はほんと、皇国に家族で乗り込んでわいわい大騒ぎしながら、皇国料理を堪能しまくっていただけのような気がします。国中に繁殖しているオワタを、本当にただの力技だけで討滅しちゃったなあ。いや、巨大ウデムシくんたち百匹近くいたとしても、よっぽど頑張らないと数ヶ月で全部伐採はハードワークどころじゃなかったんじゃないだろうか。何気にウデムシくんたちブラック環境だったんじゃないだろうか。せっかく得た知性が、最終的に筋肉に埋め尽くされて文句も浮かばなかったのかもしれないが、ウデムシくんたち。
田中家の人々は、米に醤油にとこれまで手に入れられなかった材料を手にして、思う存分和食を作りまくる。うん、角煮は美味しそうです。まじ美味しそうです。角煮最近食ってないなあ。角煮でご飯食べたい。

しかし、この皇国の言葉が他の国の人たちには混戦したように聞き取れない、というのはどういう原因があるんでしょうね。単に難しい言葉だから習得が難しい云々じゃなくて、まるでOSが合わないみたいに何を言っているのか聴覚が機能していないみたいな感じになっているし。
ここまで不可解な状態になっているということは、明確な理由や原因があるんでしょうけれど、それが田中家と関係があるのか。
それはそれとして、お兄ちゃんほんとに全然縁談話ないのかー!? 弟の方はまあ問題あるからじっくり腰を据えていかないといけないだろうけれど、ゲオルグ兄ちゃんは性格もいいしいい物件だと思うのだが。エマと仲良くしている令嬢たちの中に候補はいるのかな。いずれにしても、そろそろ縁を結んであげてほしいけれど。
とか言っているうちに、またエマに問題が持ち上がり。と、今度は国際問題かー。皇国みたいな友好関係にある国じゃなくて、揉めてる相手だからこれはまた派手にトラブルになりそう。