もう夏アニメはじまっていますが、ようやく大体の最終回まで見られたので。



乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です

はじまった当初はどうにも気持ち悪くて仕方なかった攻略キャラの男連中が使い捨てじゃなく、成長しているのかはかなり微妙だけれど、それぞれに個性を発揮しだして面白いキャラクターになってきて非常に楽しかった。
乙女ゲーネタや悪役令嬢モノの作品って、攻略キャラの男連中や主人公の女性やメインヒロインの立ち場を乗っ取る転生者については使い捨てくらいの扱いの作品が珍しくないんだけれど、本作は男連中のみならず、転生者のマリエについても主人公のリオンとは別に陣営としてずっと描いてくれるのはなかなか興味深かったですね。アニメではまだこう独自の活動というか、目立った動きは見せられていませんでしたけれど。
しかし、特に後半は超女尊男卑の世界観というのがいまいち伝わってこなかったなあ。普通に男の立ち場確立されていたようにも見えたけど。




骸骨騎士様、只今異世界へお出掛け中

令和の黄金バットという呼び方はホントにしっくりと来て笑ってしまった。昔のテレビ番組を紹介するエンタメ番組とかで子供の頃に見たくらいしか知識ないけど、確かにあんな風に笑い声たててましたもんね。OPでラストに高らかに哄笑しているのは、明らかに黄金バット意識してのものなんでしょう。
ネタとしては勧善懲悪の時代劇そのもので、だからこそ安心して見ていられたわけですけれど、それを織りなすアークとポンタ、そしてアリアンのトリオが非常のキャラ立ってて明るいドタバタコメディ風味の道中記になってて、ひたすら楽しかったです。クールでできる女風情だったアリアンも、中盤からやたらとポンコツになっていって愉快要員の一人になってましたしねえ。
チヨメちゃんはまだ本格的には一行に合流せずに終わってしまいましたけれど、二期があれば彼女も加わるわけで、是非に続きを観たいところです。




かぐや様は告らせたい-ウルトラロマンティック-

ラスト、屋上で告白の真っ最中というシチュエーションに気づいてあわあわと発情している早坂がかわゆかったですw
ほぼ主要な登場人物が出揃ってのシーズンでしたからね、じっくりとお互いの関係性を進めるシーズンでもあり、キャラクターが深掘りされたことで見えてきたものもあり、相変わらずのコメディの面白さも相まって味わい深い第三期でしたね。
やはり注目は眞妃ちゃんですよね。これほどの不憫可愛いを体現しているキャラクターはなかなか居ないぞ!




処刑少女の生きる道

正直、パンデモニウムは表現するにも描写がグロすぎて、ゴア表現だけで18禁じゃないの? と思ってたのでどれだけ描けるのか疑問視していたんですが、思ってたよりもとてつもなく頑張ってたと思います。いや、原作だとあれよりも更にヤバい感じなんで、本気でヤバいんですが。小説読んでてこれは本気でヤバイよ! と泣きそうになったのはもう甲田学人さんの【Missing】か【断章のグリム】かぐらいでしたもんね。
でも、グロさ、ゴア云々よりも何よりもパンデモニウムの存在感が素晴らしく描けていたと思います。ボスキャラとして、これほど貫禄というかラスボスってのはこうだろう、という風格威風存在感を示せたキャラクターはなかなかいませんよ。
この処刑少女の生きる道という作品は、思えば先立ってのオーフェル司祭といい、このパンデモニウムといい、ボスキャラのキャラクターが本当に素晴らしかった。強さ強大さという方向だけじゃなくて、台詞回しやその行動原理がもう敵キャラクターとしてこれ以上無い主張の強さを見せてたんですよね。正義とか世直し系じゃない、欲望系としても大げさすぎない、等身大故の狂気と邪悪さ。
対峙する存在として、不思議とワクワクしてしまうような強烈な「敵」だったわけです。
一方で味方サイドの女性陣も個性的な面々ばかりで、それぞれに自分の欲求に対してシンプルであり、半ば狂気に埋没したキャラクターであり、改めてこうしてアニメで見ると、この作品ってホントに面白かったんだなあ、と再確認させてもらいました。いや、これは正直期待していた以上に面白かった。まだまだお話としては序盤も序盤。原作小説では2巻分しかやっていないので、是非に続編やってほしいものです。
しかし、アニメで見るとヤンデレ筆頭に見えるモモが、思ってた以上に都合の良い女扱いだったw




であいもん

雑誌の方で連載読んでいるですけれど、その時の印象では主人公の納野 和(いりの なごむ)っておっとりしすぎて頼りないダメな大人、とまでは言わないまでも頼りない(二回目)感じの人に見えてたんですけれど、改めてアニメでこうして通しで見ると……いや、和さんめっちゃ出来た大人やなあ、と感心してしまいました。
名前を体現しているといいますか、なごむという名前通りに周囲を和ませてともすればギスギスしそうな展開になっても、彼が間に入るというかサッと間を通るだけで和が結ばれちゃうんですよね。
とても気遣い上手だし、気配り上手。強い感情をぶつけられてもそれに応じる事なく、ニコニコと受け流したり柔らかく受け止める。そういうのを意識してやってる部分もあるだろうけど、ほとんど無意識にやってるっぽいんですよね。
本来なら反発しそうな父親に対しても、あれだけきつい言葉で色々言われても全然応えた様子もなく応じているのは、ほんとすげえと思いますよ。あれが鈍感力ってやつなのか。だからこそ、親父さんもあんまり遠慮なくガンガン言ってるんだろうけど。というか、親父さんに限らず身内みんな和さんに容赦なさすぎw
いやでもアニメ見て、本当にすげえ人だと尊敬するに至りましたよ。その鈍感力ゆえに、自分を間に挟んだ修羅場にまったく気づいていないというのもアレですが。なんでか、関係ない一果のメンタルが毎度ゴリゴリ削れていっているのは笑ってしまいますが。
しかし、相変わらず一果と和さんの関係性がなかなか掴みづらいですよね。当初と違って今は一果も和さんと打ち解けて心開いていると思いますけれど、和の期待では父親みたいに思って欲しいんでしょうが流石に父親代わりとは彼女も思ってなさそうだし。やっぱり年の離れた兄くらいな感じなんだよなあ。
本作も、期待していた以上にじっくりと描かれた素晴らしい出来栄えのアニメ化で、あと9ヶ月くらい続けてずっと観ていたいと思わせてくれる名作になってました。まだ、一果の父親の登場もありませんでしたし、そこを解決せんとスッキリしないもんなあ。これもまた、続編希望。




デート・ア・ライブIV

五期制作決定! いや、そりゃそうでしょう。これまでのシーズンとくらべても思いっきり途中で話ぶった切られたぞw 分割クールと捉えてもいいくらい。
取り敢えず、狂三分身体四天王は全員アニメで観ないと気が済まない。というか、一人だけ出ても他と違う格好した狂三にしか見えないので、やはり生きる黒歴史として全員揃って登場してくれないとw
だいたい、ついに黒幕の正体が明かされ! となって、しかもその彼女が二人いる!? という謎展開に突入したところでひとまずの終幕、ですからね。かなり凶悪な〆方ですよw
今期は制作会社も変わったからか、絵柄もだいぶ変わってはいましたけれど基本整った基調で進んで安心して観ていられました。かなり変転するストーリーも綺麗にまとめられていましたし、総じて良かったんじゃないでしょうか。
ただ、増えすぎた精霊たちの描き方については苦労していた様子も。アニメは限られた時間枠しかありませんからね、一人ひとりにスポットをアテて存在感を示すチャンスがなかなかなくて、みんなの出番そのものが少なくなってしまっていたようです。
これに関しては、この数の精霊たちを見事に捌き切ってそれぞれに見せ場やキャラ立てに隙がなく描ききっていた原作の方の凄みを思い知らされた気がします。




パリピ孔明

面白かったです。でも、孔明と英子の二人の関係にスポットがあたっていた前半と比べると、登場人物が増える後半の方は、なんていうんだろう、孔明が英子によってハッとさせられる、新しく何かを得させて貰う、という孔明の心が震える描写があんまり観られなくなったのは、なんか物足りなさを感じたかも。そんな時の孔明の表情に、グッと観ているこっちも胸打たれたり、心震わされることが多かっただけに。まあこれはアニメ云々じゃなく原作の流れ故なんでしょうけれど。



まちカドまぞく 2丁目

いつの間にか登場人物も増えてきたなあ。
行方不明のモモのお姉ちゃんの件も含めて、色々とわかってきたことも多いけれど、それ以上にモモとシャミ子の蜜月っぷり、というかどんどんとドロドロになっていく関係性がさらに粘度を増して言って、モモが平易に闇落ちしだしたあたりは、なんともアレですねえ、ねっちょりですねえw
そしてみかんさんのママっぷりがより堪能できる環境になってきた気がする、うん。





勇者、辞めます

今期のライトノベル原作作品は、総じて急がす雑に原作を処理せず、じっくり少ない巻数分を描いていた印象ですけれど、その中でも特に本作は第一巻だけを1クール使って描いただけあって、実に丁寧な仕事っぷりでした。人と悪魔の融和を成したというインプの物語、彼とレオの回想だけで一話使ったのは驚きましたよ。
それだけに、この紆余曲折の上に前提となる話の筋立てをそれこそ180度ひっくり返す逆転の展開も、すごく丁寧にわかりやすく伝わるように描けていたと思います。これは本当に良いアニメ化をして貰えたと思います。原作未見の人も、最初の印象とは全然異なってくる話の展開には引き込まれたんじゃないでしょうか。
ただ、さすがにところどころ話のススメ方が冗長だったり、クドいなと感じた部分もなくはなかったので、スピーディーさについては考える部分があったかもしれません。ちょっと物語に対して話数を持て余した部分もあったのかも。
なにはともあれ、一番素晴らしかったのはリリの人の演技でした。あの幼子が無防備に慕ってくる懐っこさの声は、なんかたまらんものがあった。ただ幼女幼女したキャラキャラした演技じゃ出せない、深い深い信頼を感じさせる演技。だからこそ、終盤の泣きながらの訴えはザクザクと心を八つ裂きにされそうなくらいキツかったですけど。ほんと、リリ泣かせたらあかんやろ!!