リコリス・リコイル



ストーリー原案:アサウラ
狼と呼ばれる者たちが半額弁当を奪い合い相争う快作【ベン・トー】の作者アサウラさん。最近新作見ないなあ、と思ってたらアニメ制作に携わっていたのか。
アサウラさんと言えばデビュー作の【黄色い花の紅】から少女に銃持たせてガンガン撃ちまくってた生粋のハッピーガンナー。
【バニラ A sweet partner】で銃を手に破滅へと誘われていく百合ガンアクション犯罪小説を描き、【デスニードラウンド】では借金背負ってPMCで傭兵として働くことになった少女が、生体兵器として生み出された某ハンバーガーショップのマスコットなアフロのランランルーを抹殺するという仕事を請け負って血みどろの死闘を繰り広げるという頭おかしいハードガンアクションを手掛けたアサウラ氏である。
日本国内で秘密裏に治安維持のために不穏分子を抹殺して回る少女たちのエージェント リコリスの日常を描くというこの作品、めっちゃアサウラ作品だー、という気配ビンビン出てますよ。
一話からすごい掴みでしたからね。
圧巻だったのが、主人公の錦木千束のガンアクション。凄いガンアクションというとメチャクチャ動きまくる、という印象が強いんだけれど、千束のそれはびっくりするくらい動作少ないんですよね。派手に飛んだり跳ねたりとか全然しないの。相手の視線とか意識の隙間を縫って、最小の動きで制圧していくんですよ。それも、普通にテトテト歩くみたいな動き方で。それが凄味になってて、こういうアクションの表現もあるのか、と圧倒された次第。
相方の色々とやらかして左遷されてきた「たきな」が本当にヤバいやつで。自分が正しいと思ったら上の命令だろうが倫理だろうが全部無視、というコイツアレな意味で処理されても仕方ないじゃないだろうか、という娘だったんだけど、千束はこれの手綱取れるんだろうか。人の言う事なんか聞きやしないぞ?
ともあれ、初っ端第一話からガンガン自分からハードル上げていく面白さで、とんでもないのが来ましたよ。