異世界おじさん

2017年秋――。
17歳のときにトラックにはねられ、
それから17年の間ずっと昏睡状態だった叔父が目覚めた。
病室を訪れた甥のたかふみが目にしたのは、意味不明な言葉をつぶやき、
異世界「グランバハマル」から帰ってきたと話す叔父の姿だった。

……叔父さんは、頭がおかしくなっていた。

絶句するたかふみだったが、おじさんは異世界にいた証拠を見せると言って魔法を使う。
おじさんの力を金にかえて食っていこうと心に決めたたかふみは、
身寄りのない彼を引き取りルームシェアを始めることに。

おじさんとの生活の中で聞かされる、異世界での冒険譚と溢れんばかりのSEGA愛。
孤独で過酷なおじさんの半生に、時には歓喜し時には胸をいためるたかふみ。
動画配信業に勤しむ世代の離れた男二人、団地の片隅にて繰り広げられる、
新感覚異世界コメディ!
おじさんの声ってそう言えば子安武人さんだった。原作漫画でも子安武人さんだった! と、思ってしまうくらいぴったりすぎて笑ってしまった。
何気にずっと部屋の中でのお話で、おじさんが見せてくれる異世界の動画を見ながらおじさんとタカフミでコメントし合うという作品ですから、アニメだと見せ方うまくやらないと面白くならないんじゃ、と心配もしていたんですが、いや全然心配いらなかったですね。漫画のテンポ通りにあのノリを見事にアニメ化していて、めちゃくちゃおもしろいです。
エルフさんやメイベルなど、向こうの美人さんもちゃんと可愛いし、おじさんの笑顔ちゃんとキモいし。……ただなあ、おじさんが時々自分よりも歳下であるという事実を度々突きつけられる時の地味な衝撃よw
何気にアクション描写が凄まじい漫画だったんで、アニメの方で動きや音がついての映像と成るのがホント楽しみです。






うたわれるもの 二人の白皇

「頼んだぜ、アンちゃん。」
帝の崩御から始まったヤマトの動乱。
ヤマトの皇女・アンジュの毒殺未遂の嫌疑から追われる身となった右近衛大将・オシュトル。
彼は戦いの末、仮面<アクルカ>の力を使い果たし、肉体と魂は世界の一部と化した。その別れ際、友であるハクにアンジュとネコネの未来を託す。

オシュトルから仮面と意思を託されたハクは、ハクとしての人生を捨て、唯一事実を知るネコネを除いた皆に正体を偽り、仮面とともにオシュトルとして生きることを選んだ。

そしてエンナカムイに逃れ、回復の兆しを見せたアンジュは、父である帝が残した皇女の地位を取り戻したいと立ち上がる。

一方、ヤマトでは混乱に乗じて、八柱将であるライコウが偽の皇女を擁立し、国を掌握しようとしていた。やがてヤマト軍の侵攻は、本物の皇女を排除すべくエンナカムイへも及び……。

ヤマト全土を巻き込む戦乱が、幕を開ける。

「うたわれるもの」シリーズ最終章。
全ての謎が、今解き明かされる。
うわぁ、これ続きが出るとは思わんかった。ハクを主人公とした【うたわれるもの 偽りの仮面】は2015年の10月からでしたからね。もう7年である。衝撃的なラストのまま放りっぱなしだったもんなあ。
そしてその7年間の間にハクを演じた藤原啓治さんは亡くなられちゃったですよね。
結果、この二人の白皇でハクを演じることになるのは、前作でオシュトルを演じていた利根健太朗さんなんですよ。アニメ作中ではオシュトルに死によってハクがオシュトルを演じることになるわけですが、声的にはオシュトルを演じていた利根さんが、藤原さんの代わりにハクを演じて、さらにハクが演じるオシュトルを演じる、というある種凄まじい演技を要求されているわけである。
実際、かつて演じていたオシュトルとは微妙に演じ方変えてる……んでしょうかね。さすがに7年前どんなだったか細かくはおぼえてないのですけれど、何となく抑揚つけた喋り方になってる気がします。そんで、ふとした瞬間に戻るハクの演技がまた……。
ともあれ、内容の方もハクの死に千々に乱れる仲間たちの思い。特にメインヒロインのクオンはショックで実家に帰ったまま新しいシリーズ始まってからこっち姿を見せず、そして自分のせいで兄を死なせハクをも社会的に死なせてしまったネコネの曇りっぷりは、なにか目覚めてしまいそうw