中京記念なのに小倉開催の変則でございますよ。
去年も小倉競馬場での開催でしたが、本来は1600戦だったのが1800メートルとなっております。

さても一番人気は15番ファルコニア(川田)5歳。クラシックには縁がなかったものの、トライアルレースでは京都新聞杯3着の実績あり。以来ずっと下積み生活だったわけですが、リステッド競争中心の出走ながらも重賞も3着までは届いてるんですね。
前走ではついにマイラーズカップでほぼ着差なしの3着。強敵のいないこのレースで重賞制覇を、という願いも籠もっての1番人気となっておりました。
2番人気はミスニューヨーク。去年もこの時期に暴れまわっていたいわゆる夏女ですね。暮れにターコイズS(G3)を勝って重賞ゲット。中山牝馬Sでも3着に入り、今が充実期の牝馬であります。
他にも今話題の今村聖奈騎手がまたがるカデナ。
最年長10歳のタイキシャトル産駒にて、近走も重賞4着など元気いっぱいのベステンダンク。
マイル巧者のカイザーミノル。ハンデ戦最軽量のシャーレイポピー。
そして去年のこのレースで2着のカテドラルなどの馬が出走しておりました。

レースは6番人気のベレヌスがポーンと良いスタートを切って、そのまま西村騎手が一気に押してハナを切りました。ただハナに立ってから西村騎手、うまいことグッと抑えるんですね。行きたいのを無理やり押さえつける形ではなく、グッと溜める感じで。
レースは1000メートル59.9のほぼ平均ラップ。でもこの前後から一気にレースが加速していき、隊列も前後が狭まっていくのですが……ベレヌス耐えるどころか一緒に加速してってるんですよね。
早い流れを自ら牽引して、有力馬がまくってくるなかで敢然と直線入ったところで先頭を維持。それどころか突き放しにかかります。
中段からファルコニアが満を持して抜け出し、さらにミスニューヨーク、カテドラルといった所が猛追。後方からヴァリアメンテとカデナが馬体を合わせて後方一気に突っ込んでくる中で、しかし差が縮まらないベレヌス。
テンよし中良し終い良しと言わんばかりのレースで、ゴール前振り切っての勝利。逃げ馬隆盛の2022年に相応しい毅然とした逃げ勝ちでした。ベレヌス、そして西村淳也騎手お見事。

ベレヌスは6番人気。これが重賞初勝利となります。西村騎手は去年の金鯱賞でアッと言わせたギベオンでの逃げ切り勝ち以来の嬉しい重賞二勝目です。良い逃げっぷりしますよね。
2着は猛進で先に抜け出していたファルコニアを躱して、去年に引き続きカテドラルが入線。今年はあんまり良いところないレースばかりだったのですが、小倉はやっぱり得意なんですかね。
3着にはファルコニア。またも3着。重賞初制覇までなかなか遠いです。
4着にミスニューヨーク。ゴール前の競り合いの際に内に切れ込んだカテドラルに進路塞がれた形になりましたけど、脚色が完全にカテドラルの方が上でしたからね。不利がなくてもこの着順だったでしょう。
5着にヴァリアメンテ。6着にはカデナが入りました。テレビ放送ではやたらと注目されていた今村さんですが、歳も8歳で最近はダートばかりで流石にしんどそうだった8番人気のカデナを、最後方からここまでしっかり追ってくるのですから、いい仕事はしています。
ってかカデナは芝路線でいいんじゃないの? 丁度いいレースがなかっただろうか。

ベレヌスはサマーマイルにこのまま参戦してどっかに出走するのかな。いいい逃げっぷりだったんで、今後も期待したくなります。