【その着せ替え人形は恋をする 3】  福田 晋一 ヤングガンガンコミックス

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GALだけどコスプレしてもいいですか…?

「てかこれ、おうちデートってやつ?」
初のコスプレイベントを乗り越え、海夢の心境に変化が…!!
そして、次のコスプレの原作アニメを観るため、部屋に二人きりに…!?
一方、新たな美少女コスプレイヤー、ジュジュが新菜の家を訪れて…。
3人の今後は一体!?


コスプレ界隈で名うてのレイヤーとして知られるジュジュに見込まれ、衣装を依頼されることになった五条くん。
見ず知らずの人から依頼されるって、それもう仕事だよね?
マリンと一緒にコスプレ衣装を作るのも微妙なボーダーラインだと思っていたけれど、あれはまだ最終的に五条くん自身がやりたいこととして、友達と一緒に趣味として衣装作ってコスプレして撮影して、と身内事に収めようと思えばそうなんだけど、全くの他人からの依頼となるとやっぱりお仕事だよなあ。
そのあたりのコンセンサスは五条くん、どうしてるんだろう。実質オーダーメイドだぜ?
次の巻を見ると、ちゃんと必要経費はマリンから含めて貰っているみたいだけど、技術料の相場ってどんなもんなんだろう。
いやー、これコスプレ関連はやっぱりお金かかりますよね。ジュジュ様たちと撮影スタジオ借りる話も出ましたけれど、高校生でこれだけの料金払うのはやっぱり大変でしょう。マリンの方はギャルとしての体裁整えるファッションのためのお金もいるだろうし、交際費にアニメやゲームなどの趣味に費やすお金もいるだろうし……バイトしてるらしいけど、このあたりの金銭感覚はちょっと想像付かないなあ。社会人、社会人は偉大だぞ。何しろ、お金を稼ぐことに一日の大半を費やせるんだから。学生時代とは桁外れに違う収入がある。まあ支出も莫大になるし、そもそも使う時間がなくなるし、いざ使おうとすると肝心のお金が何故かなくなっていたりして、そう簡単ではないのだけど。
それでもやっぱり学生とは段違いなので、学生の身の上でこれだけ趣味に労力を注げている子らには敬意を抱いてしまう。好き、にそれだけ没頭できるってイイですよねえ。
……カメラ沼は社会人でもハードル高いぞ、あれは。とはいえ、コスプレを突き詰めていったら撮影は妥協きかんよなあ。

これまでわりとマリンと五条くんの二人劇だったけれど、ジュジュと心寿という新しいキャラクターが介在したことで、メインの二人の新たな側面が……いや別に新しくないかな。他の人と接することになっても変わることのない二人の姿に頼もしさを覚える。というか、マリンはあれ無敵ですよね。
ジュジュからあれだけガツンと拒絶食らっても、全く堪えた様子もないどころかウケた感じで笑っていられるメンタリティ。あれ、本心隠したり押し殺したりしてじゃなくて、本気でいや〜参った拒否られちゃったー、となってるあたり凄えなあ、と。
それでいて、笑いながらもアプローチ変えてジュジュの軟化しそうな方向性に転換しつつ、なおもグイグイ押していく硬軟取り混ぜたコミュ力よ。
しかし、この娘マリンの恥辱心のポイントはやっぱりわからんなあ。恥ずかしいという感覚はちゃんと持ち合わせているにも関わらず、自分の女性的な部分、性的な魅力に関してはまったく無頓着なんですよね、これ。敢えて魅せてるという感じでもなく、一方でカラコン入れてない事を恥ずかしがったりと、五条くんによく見られたい、変なみっともない姿は見せたくないという感情はあるわけで。
五条くん、これは男の子としては大変だなあw
これでマリンは今、まさに恋に浮かれる女の子なわけで、五条くんにドキドキしまくってテンション振り切っちゃってるあたり、ほんと可愛いんだけど、距離感とかどうしたいんでしょうね?
もう既にお互いの部屋に入り浸ったりして、お互いの家でご飯食べたり、と客観的に見るとえらい関係な気がするんだけど、それは置いておいて海まで遊びにいってはしゃいだり、夏休み一緒にずっと遊びまくろうと約束して浮かれ切ったり、とそういうコスプレ抜きの二人の時間にも夢中になっていく。
何にせよ、今ほんとに幸せそうなマリンさんである。そんな彼女、もっと先を望むんだろうか。いちいち変に深く考えないか、この娘なら。