去年は熊本産・九州産馬の星であるヨカヨカが快勝した小倉競馬場芝1200メートル・ハンデ戦。
夏の短距離戦線の花形レースの一つであり、秋のスプリンターズSを目指す馬たちの登竜門。
さて今年は桜花賞3着から前走函館スプリントステークス(G3)を快勝。その才能を開花させた浜中騎手騎乗のナムラクレアが一番人気。
今話題の今村聖奈に重賞初勝利をプレゼントしたテイエムスパーダが2番人気(鞍上は主戦騎手の国分恭介くんに戻ってます)。
3番人気はCBC賞のテイエムスパーダの2着に入ったタイセイビジョン。3着のアネゴハダが続く4番人気とCBC賞組が人気上位となっているレースでした。

レースはスタートからアイビスSDなど1000メートルレースで好走を続けるシンシティがスタートダッシュを見せたものの、テイエムスパーダがハナを譲らず先頭に。
ただ前半かなり飛ばしたせいか全体的にスピードが落ちず600メートル32秒8と相当のハイペースになったんですよね。
これは先行勢、持ちませんでした。
唯一先頭集団で粘ったのが内々を走っていたアネゴハダ。それ以外は軒並み力尽きて後方に脱落。あれだけ飛ばして7着に粘ったテイエムスパーダは、まだ実力を出し切ったと言えるのかもしれません。
アネゴハダが一着から0.3秒差の4着に残ったのはなかなか凄いのかも。

勝負は、コーナーから直線に入って一斉に各馬が外に広がった中で、内側に息をひそめていた川須騎手騎乗のボンボヤージが見事にうちから抜け出して、16番人気で大穴をあけての勝利。
川須くんは2015年のレッドアリオン以来の久々の重賞勝利となりました。これは好判断好騎乗でしたね。ボンボヤージはずっと二桁着順で精彩を欠いていたので、これは人気落としていても仕方ないところでしたが……。
2着は同じくうちから切り込んだ川田騎手のタイセイビジョン。コース取りはうまいこと稼ぎましたけれど、ちょっと位置取りが後ろ過ぎましたね。前との差が詰まりませんでした。
3着にはナムラクレア。直線入ったところで膨らんだ上に前が塞がってしまい、前に出るタイミングがズレてしまったのが痛かったですね。いざ、脚を使いだしたら馬群の隙間を縫うようにして他馬とは全く違う脚色で伸びてきての3着だっただけに、ちょっともったいないレースでした。
でも見るからに強いレースをしてみせただけに、本番のスプリンターズSでも人気を集めそう。
ナムラクレア、負けて強しのレースだったと思います。