【転生令嬢カテナは異世界で憧れの刀匠を目指します! 2 〜私の日本刀、女神に祝福されて大変なことになってませんか!?〜】  鴉ぴえろ/JUNA オーバーラップノベルス

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仲間との刀づくりのため――隣国に巣くう魔を斬り伏せます!

日本人だった記憶を持つ、男爵令嬢カテナ。
彼女は魔神の襲撃からマイアの街を護ることに成功し、その功績により研究室として工房を下賜されていた。
そんな折、神器の力を確かめたいという王子ベリアスと摸擬戦をすることになり!?
激しい剣戟の末、勝利するカテナのもとに、その強さを知った学院の留学生、隣国の王女シャムシエラがやってきて弟子入りを志願される!
話を聞くと、シャムシエラはカテナの武器が神器だと気付いているようで……?
戸惑うカテナだったが、シャムシエラの魔法の才能を知り、自分の技術を習得できる逸材だと、弟子入りを受け入れることに。
さっそくシャムシエラへの鍛錬を開始するカテナ。
魔法の制御や体力づくりと、共に過ごすうちに二人は親交を深めていく。
そして、日本刀づくりにも集中できると思いきや、今度は彼女の故郷の問題に巻き込まれ始めて!?
刀匠令嬢のチートな異世界ファンタジー、第2巻!

ベリアス王子、一時の面倒くさいアレはなんだったのか、というくらい精神的に落ち着きましたよね。落ち着いたというか、固くなりすぎていたのが柔らかくなったというべきか。
色々と仰々しいには相変わらずなのですが、思い込みの強さと頑固さはだいぶ甲斐性された模様。
第二王子や双子姫といった弟妹への、不器用を通り越して無骨すぎる距離の置き方を頑なに堅持していたのを見ると、自分を追い込んでかなり視野狭窄に陥っていたんでしょうね。
それが解消されたことで、だいぶメンタルに余裕出てきたんじゃないでしょうか。
そうなると、ベリアス王子って行動力はあるし理性的であれば非常にロジカルで物事への対応も的確だし、普通に頼もしいんですよね。
シャムシエラの身の振り方についても相談に乗ってくれてカテナじゃ判断のつかない、知識の乏しい分野についてもちゃんとアドバイスくれましたし、ラトナラジュ王国のアシュガル王子が絡んできたときには王子という立場をちゃんと使って適切に対応してくれましたしね。

前巻ではお互い性格的にも相性悪いし、あんまり関わり合いになるのはやめましょう、的な線引きがなされていたような気もするのですけれど、ガッツリ関わり合いになってるなあw
ただ今回の一連の一件を通じても、カテナとベリアス王子の間にはちゃんと信頼関係が結ばれ信用もおける関係になった感じなんですよね。なんだかんだと問題への対処に関しては息もあっていましたし、パブリックな事柄に関しては非常に良いパートナーシップを結べる間柄なんじゃないでしょうか。
まあ、お互い生理的に受け付けない感じみたいですけれど。
ただなあ……カテナもベリアスも恋愛についてはさっぱり興味も関心もない風なんですよね。カテナについては、自ら結婚しません宣言までしちゃってますし。神子という立場上、子供を作ることは王室との関係上ややこしいことになるから、という事みたいですけれど、本当に最適解はベリアス王子と結婚することなんですよね。お互い恋愛そのものに興味ないんだから、割り切って愛の無い結婚してもわりとこの二人ならうまいこと行くんじゃないだろうか、なんて今回の二人の様子を見てたら思えてきてしまいました。変にお互いプライベートは干渉しないでしょうし、カテナが百合に走っても王子べつにごちゃごちゃ言わないだろうし。
まあ妃殿下になったらただでさえ忙しくて刀鍛冶できていないの、さらにやる時間なくなるでしょうし、彼女が本来求めていた自由を立ち場によって失ってしまいかねないので、何れにしてもカテナが嫌がるでしょうが。
でも、現状でも全然刀鍛冶できていないんですよね。てか今回、刀打ってるシーン殆どなかったんじゃないだろうか。そもそも、打ってる時間もあんまりない様子でしたし。
結局、王子と結婚しなくても忙しくてやりたいことあんまり出来てないじゃん、て。

まあ今回については、仲良くなって自分の持つ特有の技術を継承出来る相手とも見込んだシャムシエラの身に色々と問題が起こるわ纏わりつかれるわで、それどころじゃなかった、というのもあるんですけどね。隣国にまで乗り込んで、大本から問題解決したるわー、となったらそりゃ悠長に刀打ってる暇もないわなあ。
ただ、本格的にメインが刀を打つことではなくて、魔神と対決し魔族と戦うという女神様の神子という立ち場でのお仕事がリソースの大半をしめてきた気がするので、カテナも結局やりたいことやれてないなあ、と同情してしまいます。まあ、今回はほんとそれどころじゃなくて、彼女の頭のなかはシャムシエラでいっぱいだったんでしょうけれど。
神子である以上、魔族との対決はどうしたって避けられず、また王室との関係も政治との距離も無視は出来ないんだよなあ。今回はベリアス王子にずいぶんと助けてもらいましたし。
だから、この際王子と結婚しちゃえばどうせ忙しいの変わらないんだから、色々と権力とか融通きいてトータルで見ると自由も増えるんじゃないですか?w

あと、神様関係も色々と面倒くさいというかややこしい事になってそう。女神様は具体的に言及できないよう制限されているみたいだけど、魔神=純粋悪というわけではないっぽいし。そもそも魔族の正体からして、悪堕ち云々でしたからねえ。もしかして、ヤンデレ案件なんじゃないの、これ? という疑念がw