3歳オープン 中京競馬場芝2,200メートル。
菊花賞トライアルであります。今年も引き続き、京都競馬場改修の影響から通常の阪神競馬場での開催ではなく中京競馬場での開催となっています。
おかげで、春の京都新聞杯と同じ舞台になってるんですよね。

例年通り、日本ダービーからの参戦組と、夏に勝ち上がってきての新規組の激突と相成っています。
が、今回の神戸新聞杯ではダービー参戦組の最上位が、プラダリアの5着。他はジャスティンパレスの9着、ビーアストニッシドの10着。アスクワイルドモアの12着と惨敗を喫しての秋初戦でしたので、新規組との差はそこまでないと見ても良かったのでしょう。

1番人気は2戦2勝のパラレルヴィジョン。鞍上はルメール。デビュー前の骨折で3歳4月に初出走とだいぶ出遅れたわけですけれど、勝ったレースが2戦とも非常にスケールを感じさせるレースっぷりだったせいもあり、人気を集めていました。ただ、本当の一線級と当たるのはこれが初めてだったんですよね。

2番人気は青葉賞を勝って、本番ダービーでは5着だったプラダリア。皐月賞組以外で唯一上位に食い込んだだけあって取り敢えずの実績一番はこの馬だったのでしょう。ただ、トライアル戦ということで目いっぱいは仕上げてきてはいなかった模様。

あとは重賞勝ちこそ無いものの7戦して3着を一度も外していない堅実派なヴェローナシチー。
スローペースだと無類の強さを発揮するボルドグフーシュ。
ホープフルSでG1を2着の実績持ちのジャスティンパレスあたりが上位人気でした。


レースは想定通り1番のリカンカブールが平均ペースで牽引。リカンカブールはよく粘ったのですが、他の先行勢はまとめて脱落。
好位につけていたジャスティンパレスが4コーナーから直線入るところで先頭を伺い、残り200を切ったところで爆速にギアチェンジしましたね。それまで粘っていたリカンや後方からジリジリと距離を詰めてきていた馬たちを軒並み置き去りにして、3馬身半ちぎっての圧勝。
今回、どこの調教評価見てもジャスティンパレスは仕上がり抜群と評価が一致していたので、本当に調子良かったんでしょう。
ホープフルから皐月賞、ダービーと強敵相手のG1しか走ってきませんでしたけれど、バチッとハマればこのくらいの相手なら敵じゃないぞ、という2歳から一線で走り続けてきたプライドを見せつけてくれる快勝でした。
2着は、いつの間にか最内柵際を走っていて、残り100メートルでいつの間にかうちからスルスルと抜き出てきたヤマニンゼストが入線。いや、まじでどこから出てきた!?
12番人気でまるで重賞を走ったこともないどころか、2勝クラスでだらしない負け方してたくらいだから、全然注目されてなかった馬なんですよね。鞍上の武豊のうまさが光った2着でした。
3着は後方一気のボルドグフーシュ。遅いペースからでも長くいい足を使えてロングスパートで前をふん捕まえられる馬なんですが、ほぼ平均ペースでも最後方からガッツリと3着に食い込めたのは成長が伺えるんじゃないでしょうか。まだふらふら左右に揺れながら追い込んでて体幹決まってない感じも見受けられるんで、さらに成長すればもっといい足を見せてくれるかもしれません。

1番人気のパラレルヴィジョンは馬群をうまく捌けずに6着。強い馬と当たったことのない経験不足が露呈してしまいましたか。いくらルメールでも何でもかんでもうまく操縦できるもんでもないしなあ。
他は……サトノヘリオス。終始、馬が暴れているのを騎手が抑え込んでる状態で、折り合い全然でしたね。レコード勝ちしてるように能力はあるはずなんだが、それを生かせない競馬が続いているようです。15着。
2番人気のプラダリアもあまり良いところ無く8着でした。