3歳以上オープン別定 中山競馬場芝2200メートル。
馬場は良馬場でしたけれど、前日までの雨の影響もあって午前中は稍重だったんですよね。なので、若干柔らかくはあった模様。
ただ、どうも芝レース、内側前残り傾向が続いてたみたいで、あんまり外が伸びてこないみたいだったんですよ。まさか、この傾向がここまで顕著にレースに影響を及ぼすとは。

このレース、4強を形成したディアリングタクト。ソーヴァリアント。ヴェルトライゼンデ。テーオーケインズがまさかの全滅! 全滅!
いや、まず間違いなくこの4頭で決着するかと思われてたんですよね。紛れがある可能性は低かろう、と思っていたのですが……。

長期休養からの復帰後、激戦の宝塚記念で見事に3着に入って復活を知らしめた無敗の三冠牝馬ディアリングタクト。
去年の師走に3歳で古馬重賞チャレンジカップを制して初重賞をゲットしたものの、その後骨折。9ヶ月の休養明け初戦ながら、調子抜群の調教内容だったソーヴァリアント。
こちらも前走1年4ヶ月もの長いブランク開けを鳴尾記念で見事に復帰戦勝利。平地重賞最長間隔勝利の記録を刻んだヴェルトライゼンデ。
ダイヤモンドS含む4連勝で挑んだ天皇賞秋で、タイトルホルダーの3着にはいったテーオーロイヤル。

まあどの馬も仕上がりよくて、秋初戦に挑んだわけですけれど……。
なんか4頭とも、前に行かず、行けず? 中団より後方に位置。前目で競馬するソーヴァリアントまで後ろに下がっちゃうわ、ディアリングタクトもスタート悪くなかったのに集団からやや離れての後方三番手。それより後ろに居たのが調子メチャメチャ悪そうだったアドマイヤアルバと、これも2年5ヶ月ぶりという凄まじいブランクで、取り敢えず無事に走って帰ってきてくれたらそれでいいから頑張って!と割り切ったかのように調教もユルユルだったクリスタルブラックでしたからね。実質本気で走ってるメンツの中では最後方だったんじゃないでしょうか。

4コーナーに差し掛かるあたりでようやくディアリングタクト、押し上げていったものの一番大外を回る羽目に。手応えはあったんだけど、どうも推進力に結びつかないもどかしい感じの走り方でした。
ソーヴァリアントは直線で急減速。心房細動を起こしたみたいでこれはどうしようもなし。
テーオーロイヤル、ヴェルトライゼンデ、ディアリングタクトはこの順番で大外から前を伺ったのだけど、全頭全然伸びず。いや、一頭だけ伸びないならともかく、真ん中から外に位置した馬ぜんぶ伸びなかったんですよね。かなりスローペースだった展開もあり、外が伸びない馬場状態もあり、こりゃあ失敗しましたねえ。

勝ったのは終始内側につけていたジェラルディーナ。名牝ジェンティルドンナの娘で、善戦続くもどうしても重賞勝ちきれなかった良血が、ついに重賞ゲットしました。おめでとう!
調子そこまでシャキっとしてる感じの評価じゃなかったんですけどねえ。
2着は伊藤 工真騎手鞍上のロバートソンキー。この馬もずっと最うちでなりをひそめていて、ずっと後方つけてたんですよね、この馬。前があくか分からない中、我慢の競馬でした。テーオーロイヤルが脚止まった横をグイグイと躱していったのが印象的でした。
3着、ウインキートス。この馬も良いときに比べると、下降線を辿ってるみたいな感じだったんですけれど、内々での前残りに地力を発揮したって感じですねえ。
4着は逃げたバビット。この馬も屈腱炎で1年7ヶ月くらいの休んでの復帰戦でした。見栄えの良い綺麗な馬で逃げ馬ということもあってファンもけっこう居る馬なんですよね。ただ陣営も今回はまず一叩きして様子見ようという感じでいきなりはしんどいだろう、という風情でした。それが、内有利とはいえ、4着だから頑張ったんじゃないでしょうか。
で、5着にようやくテーオーロイヤル。続いて6着にディアリングタクト。前につけていたヴェルトライゼンデを躱して、ですから脚が使えてなかったわけじゃないと思います。てか、上がりは35.7でメンバー同率三位なんですよね。ただ、1着2着の馬が35.1なんで内と外で伸び方全然違った模様。
それに1000メートル1分1秒越えてるゆったりしたペースのわりに上がり34秒台が一頭もおらずですか。今日は芝レース総じてそんな感じだったみたいだからなあ。
うーん、デアリングタクトも今回の負けはそこまで深刻に考えなくても良いですよ。度外視度外視。
なにはともあれ、ジェンティルドンナがひとつ勲章ゲットできたのはおめでとうです。こうなったらもう一つ二つは欲しいと欲出てきますね!