そういえば、いつから府中牝馬ステークスにアイルランドトロフィーの冠がついたんでしょう。2017年から? もう5年くらい前からなの? 
アイルランドトロフィーというと、自分みたいな古い人間だとOP特別のアイルランドトロフィーの方が印象強いんですよね。確かウイニングポストみたいなゲームでも、使い所の良いレースだったんで。
なので、なんか悪魔合体したレース名に見えてしまうのでしたw

3歳以上牝馬限定 東京競馬場芝1800 別定戦。

現状ではエリザベス女王杯の前哨戦という形になってますね。勝った馬には優先出走権が与えられます。

注目はやはり純白のアイドル「ソダシ」の出走でしょう。いや、なんでここで出るんだ?
前走札幌記念では5着。そこから次はどこに出るのかと思ってたら、まさかの府中牝馬ステークスである。てっきり、エリ女にしてもマイルチャンピオンシップにしても直行かと思ってたんだが。
なんか相当に調子良かったみたいで、ここで一度使っておきたかったのかな。
他にも牝馬のマイルから中距離戦線で活躍する一線級が出揃ったレースとなりました。

夏にクイーンCで2着に入り、重賞戦線に殴り込んできたフランケル産駒のサトノセシル。
ヴィクトリアマイルでは大敗してしまったものの、復仇戦と意気込むエアグルーヴの孫娘アンドヴァラナウト。
牝馬限定戦の常連アブレイズあたりが人気を集めていました。
と言っても、ソダシが1.9倍であとは横並びというくらいだったかもしれませんが。2番人気のサトノセシルで7.7倍でしたからね。
他にもブラストワンピースの妹であるホウオウピースフル。
距離が1800だとめっぽう強いクリノプレミアム。
海外を暴れまわった三女神の一柱ラヴズオンリーユーの全妹ラヴユーライヴ。
オークス馬シンハライトやマーメイドSを勝ったリラヴァティの妹であるライティア。
ローズSの勝ち馬で牝馬クラシック戦線でデアリングタクトと戦い続けたリアアメリア。
由緒正しきメジロの血統クールキャット。
何気にアンドヴァラナウトとは姉妹対決になるグルヴェイグの娘ゴルトベルク
府中牝馬ステークスで2年続けて2着1着と連対している前年の覇者シャドウディーヴァ。
そして前年のエリザベス女王杯の勝者アカイイト。

こうしてみると、良い血統の馬多いですなあ。
とはいえ、このメンツ相手ならソダシなら絶対に勝たねばならないレース……でしたが、最後の直線でスルスルと内側から抜け出してきて、簡単に他馬を抜き去って先頭に立つまでは完璧と言って良い競馬だったのですが……。
油断大敵というべきか。
ちょうど、並んだ最内福永のアンドヴァラナウトとその外を抜けていくソダシの後ろをついていくように上がっていった岩田パパ騎乗のイズジョーノキセキ。これが本当に気配消したままひょいひょいと前の方にあがってきて、完勝モードだったソダシをゴール前でアタマ差躱してしまったのである。
豪脚、という印象はまったくなく、本当にスルスルと、スーッといつの間にか現れて躱してしまった感じで、唖然というかあっけに取られるというか。
上がり時計を見てみると、2着ソダシと3着アンドヴァラナウトが33.8。最後方にいたシャドウディーヴァが33.5で追い込んできていますが(7着)。それ以外が34.0以下なのを見ると十分他馬を寄せ付けない脚を見せていたのですが。
33.3である。イズジョーノキセキ。一頭だけ、脚色がぜんぜん違っていたんですね。
いやー、ソダシ決して最後油断したとは思えないんですけど。最後まで一生懸命走ってましたし。それでもこれは、岩田騎手の妙手に見えたなあ。久々に岩田パパのゴール際のえげつない強さを見た気がします。
イズジョーノキセキは12番人気と完全に伏兵でしたけれど、調子はかなり抜群に良かったみたいですし、武器となる末脚が決まるとこれは強いですなあ。
ソダシは悔しい2着でした。やっぱり本質的にマイラーなんですかね? 止まった、という程ではありませんけれど、最後の最後にぐいっと伸びるところがなかったですし。次はどうするんだろう。
アンドヴァラナウトは前走大敗から立て直して、3着に入りましたがソダシにはこれ完敗だったなあ。さて、このままエリ女の方に行くんですかね?