【ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さん [Disc Ex]】  恵ノ島すず/ えいひ カドカワBOOKS

Amazon Kindle BOOK☆WALKER DMMブックス
大量書き下ろしとSS再録で綴られる、ハッピーエンドの後日譚!

ゲーム実況を通じて、最高を越えた最高のハッピーエンドを導いた遠藤と小林の二人は、女神リレナの計らいでジークとリーゼロッテの結婚式に参列できることに!

異界の友人たちとついに対面を果たした四人。思い出話にも花が咲く中、『リーゼロッテの手記』の実物を目にした小林のテンションは最高潮に達してしまい……?

大量書き下ろしとSS再録で綴られる後日譚。手記の内容はどれくらい変えられたのか――答え合わせが始まる!


アニメ化おめでとうございます♪ いやー、これは普通にやったらそれだけで絶対に面白いしリーゼにキュンキュンできるはずなので、ほんとうまいことやって欲しいものです。
ちなみに、コミカライズの方も素晴らしい傑作になっているので物凄い勢いでオススメです。リーゼの赤面顔の破壊力がえらいことになってるから。

さて、今巻はExのタイトル通り、本編ハッピーエンド後のファンディスク的詰め合わせな内容で。
リーゼとジークの結婚式に女神さまの力を借りて直接参加することができた遠藤くんと小林さんとリーゼたちが思い出話に花を咲かせる形式になっております。
そりゃもうハッピーエンドまで辿り着いて、ツンデレがデレデレになってしまったリーゼロッテともう小林さんたちの助言を受けなくてもリーゼの事ならなんでもわかってしまうジークのカップルと来たら、砂糖を溶け切らないくらいに投入したお菓子どころの話じゃない甘さです。糖分過多です。おおむねひたすらイチャイチャしっぱなしだよね、この二人。ある意味もうご馳走様でありました。
というか、リーフェンシュタール家の愛は重いし突撃型というだけあって、障害や迷走のなくなったリーゼの愛が直球かつ重厚すぎて、これ普通の人だったら受け止めるのしんどいだろうなあ、という感じで。ある程度迷走してた方が圧が減って良かったのかもしれませんが、この娘は減った分の圧全部自分で引っ被ってたからなあ。まあこのくらい重い娘の方がジークには良かったのかもしれませんが。こいつはこいつで、実は粘着質だし、フィーネからはあの人心が案外狭い、と何気に辛辣な評価されてますし、色んな意味でお似合いだったのでしょう。
ってか、フィーネさんけっこう言いたい放題言ってるなw 一応ゲームでは攻略対象でもメインの相手だったと思うんだけどw

そのフィーネさんの方も、リーゼとの仲も姉妹として密接に結びつき、バルとの関係も順調、母親とも連絡が取れて憂いもなくなり、この娘はこの娘で吹っ切れたかしてただでさえゴリラ度高かったのが、もう遠慮なく漢度まで本編より高くなっているような気がするのですがw
バル先輩との婚約を了承するシーンでも、なんかもう台詞からしてオトコマエというか吹っ切った物言いでしたし。でも、この娘はそっちの方がほんと魅力的で良かったですよ。ゲームのメインヒロインらしく、本編でもリーゼと見事にダブルヒロインとして看板背負ってくれましたし。
フィーネとバルのカップルのあれこれも、見てて甘酸っぱくて、リーゼたちとは違う勢いがあって実に見応えありましたしねえ。

そういう意味では、このファンディスク編、リーゼとジークのメインカップル以外の他のカップルのその後の様子なんかも見られたのは嬉しい限り。
リーゼの妹たちのはっちゃけ具合も堪能できましたしね。ファビアンくんに出会って目覚めてしまったツェツィーリエですけど、完全に恋愛脳の恋愛沼にハマっちゃってるじゃないですか、このチビ娘。
ファビアンくんが普通にその愛情に応えてくれてるから良いものの、下手に拗れるとこのツェツィってリーゼよりもよっぽど悪役令嬢としての資質に溢れてたんじゃないだろうか、と思わされる。
変にライバルが出現してしまうと、嫌がらせどころじゃなく物理で粛清とかに走りそうだしw

愛が重いというリーフェンシュタール家のもう一組の妹たち。アデリナとカトリナの双子姉妹、この娘らの相手はいったいどんな人になるんでしょうね。なんか絶対二人で一人取り合いそうな流れなんだがw

そして今回のファンディスクで一番興奮したのが、レオン先生の粘り腰でしょう。フィーネの母であるエリーザベト。小さい頃に彼女に師事して魔法を学び、そして恋も学んでそのまま大人になるまで拗らせてしまっていたレオン先生。再会したかつての初恋の人は、今は大きくなった娘もいる未亡人だけれど、相変わらず快活で元気いっぱいの女性で、でもやっぱり亡くした夫を一途に想い続けていて、二度と誰とも恋愛はしないと、本編では振られたみたいな形になってたんですよね。
それがどうにも残念で、微妙に心残りになっていたのですけれど、レオン先生全然諦めてなかったじゃないですかー。なおも押す押す、ぐいぐい攻める攻める。あの傍若無人なエリーザベトママが圧倒されて、あたふたしている様子に思わずニヤニヤが止まりませんでした。よし、そのまま押して押して押しまくれ。これは十分脈アリですよ!? 

そして、ラストはお別れと再会の約束と……そしてやっぱりゲームの最後はエンドロールですよね。最高に粋な演出、これこそ実況の遠藤くんと解説の小林さんにとってのパーフェクトな〆だったんではないでしょうか。