4歳以上オープン(国際)(指定)定量 東京競馬場1,600メートル(ダート・左)


ウイニングチケットが亡くなりましたね。つい先日まで元気そうなポヤポヤした姿を見せていただけに、残念ですが大往生でした。
また福永祐一騎手が今週でJRAのレース騎乗は終了して来週海外での騎乗が残っていますが、実質引退。調教師へと転身することになります。ワグネリアンで念願のダービーを取り、またコントレイルという三冠馬と出会ったことで、騎手としての目標を全部達成できたんでしょうね。調教師試験の勉強とか色々あったんでしょう、ここ数年は以前ほどバリバリとした強烈なまでの勝とうという意欲が薄れてるなあ、という感触と実際騎乗数減ってるところがあったのですけれど、調教師試験に受かったあとの今年は、引退決まっているのが不思議なくらいガンガン勝ってましたからねえ。体力的にもまだまだ全盛期を引っ張れそうで勿体ないというか残念なのですが、新たな目標は調教師として、という事で頑張ってほしいものです。
一方で、福永より年長の、ってか貴方より上の騎手どれだけいるの? ヨシトミさんと小牧太さんくらいじゃないの? という年齢の熊沢重文騎手が大怪我から復帰して一年ぶりの騎乗。ってか熊沢さんが障害じゃなくて平地乗ってるの本当に久々に見ましたわ。現役、まだまだ頑張ってください。

さて前フリが長くなってしまいましたが、レースです。今年最初のG1レース。ダートマイルのフェブラリーステークス。
これを制したのが、前走根岸ステークスを制したレモンポップでした。ダート1400では無類の強さを誇るレモンポップでしたが、距離延長となる1600ではどうか、とも言われてたんですけれど、根岸ステークスの勝ち方見てたらあと200増えたくらいでどーってことないでしょう、って強さだったんですよね。
むしろ心配だったのは中2週というローテーション。2着に破れてしまった武蔵野Sの際は中1週で精彩を欠いていたという部分もあったみたいですし、実際今回も根岸ステークスのダメージが抜けきれてないんじゃないか、という疑惑もあったんですよね。
これまで鞍上を担ってきた戸崎騎手が、4歳の有力馬ドライスタウトの方に乗り替わり、なんて事もありましたしね。
しかし実際にレースに行ってみれば……うん、文句なしの完勝でした。先行押し切り。新たに相棒となった坂井瑠星くんが、他の有力馬を制して堂々と競馬を運び、直線でゆうゆうと突き放してのまー強い勝ち方で。自分乗ってただけでした、って坂井くんそれは謙遜だよ。
距離はなんの問題もありませんでしたね。
かつてないくらい究極の好仕上げしてきたというレッドルゼルが猛追してきましたけれど、追いつけず。この状態のレッドルゼルを寄せ付けなかったというだけでも、ほんま強いですわ。
今年の最初のG1勝利騎手となったのが坂井瑠星という若い子というのもまたいいですなあ。今年も順調に勝ち星を重ねてますし、その上で重賞G1も取れているとなったらさらに飛躍も期待できるでしょう。
また調教師のタナパクこと田中浩康師はこれが初G1。てか前回の根岸ステークスも初重賞だったのか。騎手から調教師に転身してもうすぐ丸5年。ようやく苦労が実って良かったです。

2着は上記したように、川田騎手騎乗のレッドルゼル。これだけ仕上げて勝てなかったのは悔しかろうなあ。次はドバイらしいのでそこで悔しさを晴らして初G1を獲ってほしいですけれど、しかしここがピークであと下り坂になっちゃうんじゃないか、と心配でもある。

3着にはメイショウハリオ。ハリオ、スタート直後にものすげえつんのめって、浜中くんがかなり危ない形で落ちそうになってたんですよ。いや、よく踏ん張ったよ浜中くん。しかし、そのアクシデントで馬群から相当遅れてしまって、5,6馬身は離されちゃったんですよね。そこから改めて馬追って加速しなきゃならないハンデもありましたし、もうこの時点でハリオ終わっちゃったと思った、多分見てた誰もが思ったと思うのですけれど、最終直線までになんとか馬群最後方に追いついた、かと思ったらそこから外ぶん回してまくるまくる。浜中くん、決して無理追いはしていなかったですけれど、それでも馬がぐんぐんと飛ばして追っかけてくれて、馬群まとめて抜き去っての3着入線。
これ、最初のアクシデントがなかったらレモンポップと勝ち負けなってたんじゃないの? と思わせてくれる走りっぷりでした。去年帝王賞勝ったの、伊達じゃありませんでしたね。

地方から参戦のスピーディキックは6着。4歳牝馬でこれだけ走れれば立派でしょう。牝馬限定戦、と言わずとも今後伸びていけば混合戦でもチャンス大いにあるんじゃないだろうか。
海外から参戦のシャールズスパイトは、さすがに日本のダートは合わなかったと見るべきですね。BCマイル2着の実績がありましたけど、あれは芝だしなあ。そうでなくても向こうのダートは土だけに、こっちのガチ砂の深い馬場はやっぱり難しかったか。