これが最後になりますね。

【便利屋斎藤さん、異世界に行く】
【魔王学院の不適合者 〜史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う〜】
【もういっぽん!】
【もののがたり】
【REVENGER】

から。

さて、新シーズンの一話目もだいたいぜんぶ見れたかな。そっちも書いていきましょうか。



便利屋斎藤さん、異世界に行く ★★★☆

今までの人生、ずっと平々凡々と生きてきた。
運動も、勉強も、そこそこ。
決して一番になれない普通の人間……
それが、斎藤さん。

職業""便利屋""の斎藤さんは、ある日、異世界に転生する。
そこで出会ったのは、強く美しいツンデレ戦士。ラエルザ。
呪文を忘れる最強魔法使い。で、エロじじいのモーロック。
姿はかわいいが守銭奴の妖精。ラファンパン。
斎藤さんは個性的すぎる仲間たちとダンジョン攻略に挑む。
鍵開けのノウハウで、宝箱を開けたり、
カバン修理のスキルで、仲間の防具を直したり。
元の世界で身につけた""便利屋""の経験を異世界で活かす。

異世界でも斎藤さんは決して「特別」ではない。
しかし、必要とされることを知り「ありがとう」を知る。
斎藤さんは充実していた。
ラエルザの事、一話で髪型短髪なんだと勘違いしてたんだが、普通に長いんですね。兜つける時はしっかり纏めていたのか。
短いスパンでコロコロと描くキャラクターを変えながら、というオムニバス形式みたいな描き方は他ではなかなか見ない形式だけに面白いものがありました。これだと、ほんとに多くのキャラクターについて描けますもんね。敵対する形となるキャラクターについても、わらわらとかなり沢山いるサブキャラについても。
それでも描くのはメインパーティとなるサイトウたちのチームが主となってくるのですけれど……なんか振り返ってみるとこれって主役ってサイトウくんというよりもモーロックさんだったんじゃね? と思わないでもない。そしてヒロインもこれラエルザじゃなくてモーロックさんだったんじゃね?と思わないでもない。……ほとんど耄碌爺ことモーロックさんの話だったんじゃね!?
サイトウくんとラエルザも、どちらかというと大事な義理の娘と頼りがいのある婿候補みたいな立ち位置に終盤なってたし! ちょっと忙しないなあ、と思う部分もありましたけれど、興味深い表現方法でありました。最後らへん、一時的に人間並みに大きくなった余波でサイトウの事を意識し始めてしまったラファが一番可愛かったです、はい。





blockquote>魔王学院の不適合者 〜史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う〜 ★★★☆
原作:秋 氏によるライトノベル。WEB小説サイト「小説家になろう」にて2017年4月より連載が開始、
そして、電撃文庫(KADOKAWA刊)より2018年3月から刊行。
現在までシリーズ累計部数は220万部を突破している大人気小説。イラストはしずまよしのりが担当。
2020年7月にTVアニメとして第1期の放送が開始し、
これまでにない主人公の圧倒的な存在感や魅力的なヒロインたちは、国内外で多くの反響を得ました。

そして、放送から2年の時を経て、《不適合者》が帰ってくる!
原作でも人気の高いシリーズ最大のエピソード《大精霊編》が遂にTVアニメ化。
魔族と人間の戦争を阻止したアノスの前に現れたのは、暴虐の魔王を滅ぼす新たな“神の子”だったー。
あらゆる理不尽をものともしない《不適合者》は新たな戦いへ。

「この平和な時代に転生し、俺も一つ手加減というものを覚えた」

魔王アノスさま第二期! 一期のシュールさにまさかの拍車がかかり、アノス構文という言葉が生まれてしまうほどのアノスさまのそれもキレキレにイカしている一方で、わりと話がごちゃごちゃしてわかりにくかったのは……これはまあ原作仕様という感じでアニメはむしろだいぶ噛み砕いてわかりやすくなってたんじゃないだろうか。
そして、もはやアノスたちを差し置いてひたすらイチャイチャしていたレイとミサが、物語のメインを担うキープレイヤーともなっていき、ほぼコイツらメインだった気がするぞ。そして誰がメインだろうとその存在感は背景に常にそびえる富士山のごとく、な自己主張の激しいアノスさま、という構図。
とまあ、なんか意味不明の面白さ相変わらずだったのですが、なかなかイイ所でコロナの影響、他ももろもろあるんでしょう、で途中で制作延期となってしまいました。なんか話の途中で記憶が途切れてるんだけど、と焦ったんだけど放映そこで終わってたのよね。見るの忘れてしまっていたのかと焦った。再開は7月だそうで、またえらい先だなあ。




もういっぽん! ★★★★

柔道はもう卒業!
高校では彼氏作って甘酸っぱい三年間を送るんだ。
日焼けすると道着が擦れて痛いし、寝技で髪の毛抜けまくるし、寒稽古つらいし、鼻血は出るし、骨折するし失神するし、たいして強くなれなかったから、もうやらないって決めたの。
だから......だから思い出させないでよぉ。
この”一本”の、気持ちよさ。
うおう、最後まで面白かった。主人公の未知、成長著しいんだけど決して最強ではない、というかそこまで強い選手じゃないんですよね。それどころか主人公なのに先鋒で試合一番に終わっちゃうし!
それでも、このお化けコミュ力で対戦する他の学校の選手とすぐに仲良くなっちゃう、強豪校だろうがエリート校だろうが関係なく、相手はただの同じ女子高生というスタンスで、終わったあとバーっと話しかけにいって仲良くなるの、あれ凄いよなあ。とんでもにゃーだわ。お陰で、ラストの全国最強高との対戦では今まで戦った学校の人達がみんな熱心に応援してくれるという形に。
それでも、相手にならずに負けてしまう、というのは恐ろしく現実的なんだけれど、その負けるに至るまでもしっかりと胸に来るドラマがあって、実に良かった。青春、スポーツの青春ってこれだよなあ。面白かった。




もののがたり ★★★

歳を経た器物は、やがて“心”を宿し、付喪神となるーー塞神より力を授かり付喪神と対話し、常世へ還す生業ーー”塞眼”。塞眼御三家の一つ・岐家の次期当主、岐兵馬は大切なヒトを奪われ付喪神を憎悪する。千年の都、京都で暮らす長月家の当主、長月ぼたんは”家族”として愛する六人の付喪神と共棲する。過去に囚われ、力ずくで付喪神を封殺し続ける兵馬に、祖父造兵は「彼らの声を聞き、導くこと」を指し示す。祖父が出す条件は今一度、付喪神を見極めるために居候として長月家で家族と共に過ごすこと。付喪神へ正反対の想いを抱く兵馬とぼたん。二人は出逢い、一つ屋根の下で暮らすこととなる。人と付喪神。縁を紡ぐ付喪ノ語り


主人公の兵馬くん、若いのに頑固ジジイかよという堅物で頑なで頭固いという三拍子揃ったような青年だったんだけれど、後半に行くほどそこに味を感じるようになってくるあたり、なかなかおもしろかったと言える。頑固だけど偏屈ではなく、わりと素直で一本気なもんだから、その揺るぎのなさにむしろ好青年味を感じるんですよね。
長月家の付喪神とも打ち解ければ実直に仲良くなるし、付喪神へのスタンスもちゃんと自分で感じた事を自分自身をごまかさずにまっすぐ受け止めるものだから、復讐心に目を曇らせる事もなく。
ぼたんとの仲もだんだんと進み始めていてイイ所だったんですけれど、これからって所でシーズン終わっちゃったなあ。なんかラブコメっぽくなってきたのですけれど。
肝心の付喪神や術師たちとのバトルは、まあずっとモッサリとした感じのままで。付喪神のデザインが、長月家のそれ以外はみんなあのモブ敵みたいな目のデザインで一貫していたのも、個人的にはちとパッとしないなあ、と思った所。






REVENGER

むかしむかし、私たちとは異なる歴史を辿った長崎で……。
信じていたものに裏切られ、卑劣な罠にかかり、許婚の父を手にかけてしまった雷蔵。
許されない罪を背負い、自らも絶体絶命の危機に陥ったところを、
町の何でも屋「利便事屋」に救われる。
実は、彼らの正体は力なき人たちの復讐を代行する殺し屋、「REVENGER」だった。

長崎で起きた事件の真相を追う中で、彼らは大きな陰謀に巻き込まれていく——。
アニメ版必殺仕事人、こうコンセプトが最後まで仕事人らしさを貫いてて、うんこの哀れと無情にまみれた結末は、胸に来るなあ。
最後が仕事人VS仕事人になるというのもこれぞ、という所で。何気に絶対「利便事屋」全滅するか、一人くらいしか生き残らないんじゃないか、と思っていたので、まさか全員生存のまま終わるとは思わなかった。先生と惣二あたりは絶対にくたばると思ってたし。
それだけに、全部が終わった後に雷蔵が結局救われることなく、自分を許すこともなく、許嫁の笑った絵を描ける事無く、横死してしまうというのは……でも、これぞ仕事人って感じの結末でもあるんですよねえ。この虚しさが響く。雷蔵自身、むしろこの救われない死こそが望んだ救いの結末でもあったでしょうし。それが尚更救われないのですけれど。
彼に、生きる道として絵師の道を示してみせた幽烟としては、どういう気持ちだったんでしょうね。雷蔵を利便事屋として拾い上げたのも、彼が厄ネタとなり狙われた際も見捨てることなく、彼を救おうとずっと動いていただけに、最後まで雷蔵の救いが死にしかなかった事を変えられなかったというのは。……この虚しさが、哀切が、胸に来るなあ。