まだ最終回まで見られていなかったりするものもありますが、見終わったものから軽く雑感を。

【江戸前エルフ】
【推しの子】
【おとなりに銀河】
【神無き世界のカミサマ活動】

から。




江戸前エルフ ★★★★

東京都中央区月島。
江戸時代より400年以上の歴史を刻む『蘯神社』。
祀られたるそのご神体は、異世界から召喚され、すっかりひきこもったエルフでした。

ご神体のエルフ・エルダに仕えるのは、高耳神社15代目巫女の小金井小糸。
現代文明とオタク趣味をエンジョイするエルダに振り回されながらも、彼女が教えてくれる江戸の文化に胸をときめかせ、連綿と紡がれる月島の人々とエルダのつながりにほっこり。

でもやっぱりこのエルフ、ぐうたらすぎる!
しかも他の神社のエルフ&巫女コンビまで現れて……!?

江戸と令和をつなぐゆったり下町コメディ、始まります。
改めてみても、エルダ様のあの猫背なで肩上目遣いは自信なさげな臆病な性格がにじみ出ててよかったなあ。
興味深かったのは、エルダと小糸それぞれに一日を描いた回で、このエルフ夜型すぎだろ!? というのも驚きだったのだけれど、小糸がえらい早起きして境内の掃除して、とあれで巫女業ちゃんとやってるのがわかったところ。もっと学生生活の片手間でやってるのかと思ったけれど学生の身であの一日のスケジュールは結構大変じゃね? 一日6時間しか眠ってないみたいだし。
エルフと人間、両者の流れる時間が絶対的に違うことには匂わせつつも敢えて触れず、今の一日一日と全力で堪能しながら生きている様子、たまに見せるエルダ様の年長者としての慈愛の眼にはやっぱり来るものがありましたね。
江戸時代のうんちくや、東京という大都会の中にあるホッとするような下町の雰囲気が良く伝わってくるまさに江戸前エルフという作品でした。これは永遠に続いて欲しい作品だったよなあ。



【推しの子】 ★★★★★

地方都市で働く産婦人科医・ゴロー。
ある日"推し"のアイドル「B小町」のアイが彼の前に現れた。
彼女はある禁断の秘密を抱えており…。
そんな二人の"最悪"の出会いから、運命が動き出していく―。
衝撃に一話が衝撃的すぎたんですけれど、それ以外となるとやはり黒川あかねの本当の才能が明らかになったあれは7話で良かったのかな。あの回の終盤はぞわぞわきっぱなしの所からラストに鳥肌立ちましたからね。
一方で終盤はB小町の本格始動からの有馬かなメイン。いやー、あれ見てたら重曹ちゃん推しになっちゃいますよね。ってか、アクアめちゃくちゃかなちゃん特別扱いしてるじゃねえか。
アニメ見て衝動的に漫画全巻買ってしまうって、実のところそんなに経験ないんだよなあ。それくらい面白かったということで。そしてまだ買ったけど読んでない。少なくとも二期確定している以上、そっちの内容はまずアニメでみたいよなあ、こうなったら。




おとなりに銀河 ★★★★

幼い妹弟をひとりで養う売れない漫画家・久我一郎。
そんな彼の元に、異種族の姫・五色しおりが現れ──!

恋愛初心者2人の“婚姻契約”から始まるほんわかハートフルラブコメディ、開幕!!

宇宙人という要素が結局最後までよくわからんかった。普通に僻地の島特有の因習みたいなもんなんじゃないだろうか。
最初は五色しおりの方は恋愛そのものに興味津々、久我くんは事態に気持ちが追いついていないという感じだったのが、どんどんとお互いに惹かれていく様子がオーソドックスだけれどその分じっくりとことこと煮込むように気持ち伝わってきて、実に味わい深かった。まちとふみおの幼い姉妹が凄くよいエッセンスになっていて、この子らとも家族になるという事は久我くんにとっても五色さんにとっても重要であり、まちたちが二人を後押ししたり受け入れたりすることが物語の進展に大きな役割を果たしてたんですねえ。終盤は憎まれ役として五色さんの母親がこれでもかとそれは憎まれるだろうという言動でヘイトを集めてかぐや姫的な高貴な姫は月に帰らないといけない、という定番の盛り上がりをちゃんとクライマックスで引き出してくれましたし。うん、ほんわか良いラブストーリーでした。




神無き世界のカミサマ活動 ★★★★
怪しげな教団の教祖の息子・卜部征人は「産霊(むすび)の儀」という儀式中に命を落として異世界へ転生した。
その世界で彼に待ち受けていたのは……神と名乗るミタマの力を取り戻すために信者を集めること。
どうやらミタマが発揮できる力の大きさは、信者の数に応じて変わるらしいのだが、肝心な信者数は……まさかの“0”!?
「うそ…ボクの信者、いなさすぎ…」
征人が楽しく暮らしている「カクリ」という村を敵から守るため、
また村を発展させるためにはミタマの力が必要だという。

ミタマの力を取り戻すべく、征人はあの手この手を使いながら今日も信者集めに奔走する。
果たして、ミタマの信者は集まるのか。そして、征人はこの世界で生き残れるのか――!
神無き世界で繰り広げられる、ポンコツ神ファンタジーが今はじまる!

いやー、これなんだかわからんけどやたら面白かった。もっとこう、宗教詐欺的にみんなを騙しつつ信者を増やしていく異世界改革みたいな話かと思ったけれど、未来のディストピアというのが発覚し、さらにシリーズ通して抵抗運動起こしていくのかと思った皇都の議会が早々に崩壊している事が暴露され、神の力を持ったアルコーン同士の勢力争いになっていく目まぐるしい展開。
これにやたらと濃いキャラクターとその演出がひたすら面白愉快で。いや、どのキャラも扱い雑じゃね!? 本物の神様ミタマの扱いの雑さに笑ってたらヒロインたちの扱いもかなりヒドいもので、それがやたら面白いし。やたら雑なCGなんかもむしろ演出として面白いことになってたし、低予算だろうとなんだろうと作り方次第でなんぼでも面白くなるよ、という作品でしたね。
最初は凛々しい男として登場したにも関わらず、TSさせられてからどんどんと男の自分を忘れていき、終盤完全にメス堕ちしちゃってたベルトラン、かわいそ可愛すぎましたw