前回の8月後半の記事です。

明日にはもう9月。とはいえ暑さはいささかも衰えずやや夏バテ気味。
そう言えば、今どきの学校ってもう夏休み31日までじゃないんですねえ。北海道とか北の寒い地方だけの話かと思ってたら、近所の小学校ももう既に集団登校が始まっているし、子供のいらっしゃる職場の方も学校が始まったから忙しくて、という話をしてらっしゃいました。
暑いんだからむしろ9月中旬くらいまで休みにすればよかろうに、なんて事も思うんですけどね。

あと周辺でコロナが爆発的に流行中。何気に今までで一番多いかも知れない。よく自分、罹ってないよなあという状況。実は発症してないだけで感染はしてるんじゃないのか?



【見た目は地雷系の世話焼き女子高生を甘やかしたら?】 藍月 要(角川スニーカー文庫)

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地雷系なあの子は甘えたがり!? 「わたしもっとキミの隣にいたいな……」

ピンクと黒を基調として、リボンやフリルをふんだんにあしらった特徴的なファッション――地雷系。そういった服装を好みながら、中身は世話焼きな女子高生・雷原甘音が秘めた願望――「誰かに甘やかされたい!」
とある出来事から、俺はバイト先の常連の甘音にそんな心中を打ち明けられた。日頃頼られすぎて、なかなか人に甘えられないとそうで……。彼女の願いを叶えるため、ゲームセンターで遊んだり、お祭りデートしたりとめいっぱい甘やかす!
「甘えちゃって、“ほんとうに”いいの?」
見た目は地雷系な彼女との、二人だけの時間が始まる。
かなりやばい系ヒロインとのラブコメがすこぶる面白かった【あなたのことならなんでも知ってる私が彼女になるべきだよね】の作者さんの新作は、またぞろヤバい系……と見せかけてこれ地雷系なの「見た目は」となっているので中身はかなり大丈夫じゃないんだろうか。大丈夫だよね? 世話好きで甘やかされたいけどこれ実際はあんまり甘えた経験のなさそうな女の子を徹底的に甘やかす、という展開はだいたいこう……えらい可愛いことになるので、期待も大。作者さん的にも期待大の一作である。


【飯楽園ーメシトピアー 崩食ソサイエティ】 和ヶ原聡司(電撃文庫)

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不健康⇒射殺!? やり過ぎ健康社会・日本に立ち向かえ!

《メシトピア》――突如施行されたヘルスケア政策は、食料自給率や健康寿命を改善し脚光を浴びた。
だが、その実態は基準に満たない「不健康な食事」、そしてそれらを摂取する「不健康な人間(アディクター)」を社会から隔離・抹消する危険な命の選別だった!

料理人を志すアディクターの少年・新島は、厚労省が率いる《食防隊》の魔の手から逃れるなか、生真面目な食防隊員の少女・矢坂弥登と出会い、ワケあって二人は禁制品であるカップ麺を口にしてしまう。

「お願い! 私もう一度、カップラーメンを食べてみたいの――!」
「おまえ食防隊だよな!?」

それ以来、ジャンクフードの味を知った矢坂弥登が捜査と称して通い詰めてくるように!? 果たしてメシは銃よりも強いのか……?
食と自由を巡るメシ×ディストピア! 命がけの逢瀬が幕を開ける!
おいおいおいおい、食い物はあかん! 日本人がもっとも執着し恨みつらみを募らせるのは、好きな食べ物を食べるのを邪魔されたときだ。戦争になるぞ!? 一心不乱の大戦争になるぞ!? 
【はたらく魔王さま!】の和ヶ原先生の最新作は、自由な食事を制限されたディストピア。以前も【はたらく魔王さま!】のスピンオフでメシをテーマにした一作を出していただけに、メシブームなのか。


【ゲームで不遇職を極めた少年、異世界では魔術師適性MAXだと歓迎されて英雄生活を自由に満喫する/スペルキャスターLv100 2】 あわむら赤光(GA文庫)

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この異世界、やっぱゲームより超おもしれー!!
神ゲー以上の体験が待つ、本物の『魔法世界』へ!
憧れの異世界を自由に満喫する、MMORPGライクファンタジー第2弾!

「クロウ殿にもぜひご同行願いたい」
女騎士さんがお仕えする『キャロシアナ姫』に政略結婚の縁談が。
一筋縄ではいかない相手国への護衛を頼みたいと、女騎士さん直々のお願いで九郎は旅に出ることに。その先で女騎士さんの意外な正体を知り……?
大人気異世界ファンタジー、第2弾!
これ、主人公が単にゲーム知識とかやりこみどころじゃなく、音声入力による呪文詠唱というリアルプレイヤースキルを極めまくってて、本物のガチゲーム廃人だったんですよね。このやり過ぎなくらいの廃人っぷりと、ゲームの中の世界を楽しみ尽くすノリノリのテンポが実に楽しい一作でした。作者の【転生魔王の大誤算】もコメディ要素が愉快で面白かったんだけれど、それ以上に底抜けの明るさが空気感にあって良かったんですよねえ。2作目も読んで楽しく元気になれる作品っぽくて楽しみ。


【鵼の碑】 京極 夏彦(講談社ノベルス)

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百鬼夜行シリーズ17年ぶりの新作長編がついに!

殺人の記憶を持つ娘に惑わされる作家。
消えた三つの他殺体を追う刑事。
妖光に翻弄される学僧。
失踪者を追い求める探偵。
死者の声を聞くために訪れた女。
そして見え隠れする公安の影。

発掘された古文書の鑑定に駆り出された古書肆は、
縺れ合いキメラの如き様相を示す「化け物の幽霊」を祓えるか。

これはちょっとライトノベルの範疇とは言い難いかもしれないが。
【京極堂】中禅寺秋彦を主人公としたミステリーの金字塔【百鬼夜行シリーズ】。【邪魅の雫】以来17年ぶりの新作である。
17年ですぜ。もうそんなになるの?
前作の【邪魅の雫】の感想の記事で最後に「待った甲斐のある、素晴らしい作品だった。
で、次はいつだ?」と書いたものですが、これはその前前作である【陰摩羅鬼の瑕】からおよそ三年間待った上で次はもっと早く読めるんだろうなあ、という期待と希望が籠もったコメントだったはずなんですよね。
まさかここまで待つことになるとは想像もしてなかっただろうなあ、これ。17年ですぜ。この歳に生まれた子供が高校生なんですよ。今出版されてるラノベの学園モノの登場人物達みんな生まれてないか産まれたばかりの赤ん坊なんですよ? すげえなあ、月日の流れって。