あれ? 今年は上半期分のweb小説オススメ記事、書いてなかったのか。
あれもこれも、とやることやりたい事溜め込んでたらどれも片付かない、進行しないという始末。あかん、何も出来へん。とにかく、一つ一つ片付けていかないと。

これが去年の記事。22年の下半期ですので、今年じゃないんですよ。


で、こっちが今年に書いた紹介時期ですが、書いたの1月ですのでほぼ去年。



さてここから、23年度に読み始めた中からピックアップしてご紹介。
一年分あるので、分割して順次アップしていく予定。出来れば今年中を目処に。


追放をやり遂げたのでセカンドライフに移行したら教え子が続編主人公たちでした (佐遊樹)
パーティを追放された少女マリーメイアが世界を救う非王道RPG『CHORD FRONTIER』の世界に、追放を言い渡す傲慢なリーダー、ハルートとして転生した主人公。
シナリオの始まりに間に合わせるため死に物狂いで仲間を集め、最強パーティにまでのし上がった後、無事にマリーメイアを追放したハルートは『ざまあ』されないために引退しセカンドライフを楽しもうとする。
とりあえずコネで辺境の冒険者学校に教師として赴任したハルートだったが、彼が受け持った教え子は続編である『CHORD FRONTIER2』の主人公三人組だった。
悪役ロールの次は師匠ロールかよと絶叫しながらも、世界を救ってもらうためにハルートは…>>続きを読む
TS悪役令嬢神様転生善人追放配信RTA】の佐遊樹さんが書かれている新シリーズ。カクヨム、ハーメルンでも掲載しているそうです。こういう場合どこの掲載分で紹介したらいいんでしょうかね? 最近は各小説サイトでまたがって公開している事も多いですし。
本作、もう書籍化決まっているみたいですね。相変わらずネジぶっとんだ戦闘システムとその描写がかっ飛んでいて、ドライブ感凄いです。そして、それ以上にぶっ飛んでいるヒロインたちに振り回されているようで、お前が一番やべえんだよ、な主人公追放する悪役ハルート氏。
あと、追放やり遂げたとか言ってるけれど、アフターフォローを蔑ろにした結果自分も追放した子もメンタルめためたになってしまってえらいことになるの、反省しろw
おいどん騎士はちょっと面白すぎた。やたら強いし。



転生したら劉備の弟だった (ほうこうおんち)

本社の無茶振りによって海外勤務を繰り返す中年・金刀卯(かねとう) 二郎。
家族仲は最悪、妻や娘からは不用品扱いされていた。
そんな彼の趣味は「三国志」を読む事。
本の中の英雄たちとばかり親しんでいた彼は、ある日事件によって生命を落とした……筈だった。
目覚めた時、彼は劉備の弟・劉亮叔朗になっていた。
元の時代の書物にしか記述がない劉備の弟や、従兄弟たち親族衆。
そして実際に会った劉備も関羽も、曹操や袁紹も本の中の英雄とは少し異なっている。
劉亮として第二の人生を生きる事になった彼は、自分の知っている歴史とは異なる動きを見せる中、類まれなる武力も無し、兵を指揮する能力も無し、商才も謀略の才能も無しながら、最初の人生で培った知識や技能を活かして、推し武将である劉備の為に頑張ろうと決意するのであった。
定番の三国志モノではあるんですけれど、この作者のほうこうおんちさんって【薩摩転生 〜サツマン朝東ローマ帝国爆誕〜】や【武田信長の野望 〜滅亡して追放された武田信玄五代前の祖先は武田家を復興して大名に復帰するぞ!〜】など物語のベースとなる部分は突拍子もない設定持ってきたりもするんですけれど、肝心の歴史に関してはなかなか見ないアプローチをしつつ、それを物語として非常に面白い大河として描くんで面白いんですよ。三国志自体は今まで無数にこの時代を舞台とした作品あるんですけれど、それだけに描かれる内容も手を変え品を変え濃さも濃淡様々なんですが、本作は劉備に弟が居たら……ひいては彼に後援となる一族が全滅せずに居続けたら、というIFのアプローチでもありつつ、劉亮という主人公が思わぬ形で引き起こす歴史の改変と、彼の目を通して見られるこの時代の著名人たちの思わぬ姿が物語としても面白いのですよー。



魔法祖父ソルグランド 〜TS転生した祖父は魔法少女の孫娘を見守る〜 (永島ひろあき)
類が新たなエネルギーを手に入れた時代。
突如として人類を襲った新たな災害『魔物』。通常の兵器が通じない常識外の災害に対し、人類の希望となったのは可憐であどけない魔法少女達。
命を賭して魔物と戦う魔法少女達だったが、ある日、正体不明、神出鬼没の魔法少女が現れる。


ソレは、なんの因果か、孫娘と同じ魔法少女となった祖父なのだと誰も知らなかった。
TSおじいちゃん! いや、中身がお爺ちゃんという事もあってか少女の姿になることに戸惑いはあっても混乱とか動じたりとかはしないこの貫禄っぷり。ひたすら実の孫とそれ以外の世界中の魔法少女たちも孫みたいな年齢の子供なので、慈愛のオーラが半端ないんですよね。
世界観はまさに世界規模のスケールで、魔法少女たちも各国と魔法の国が全面的にバックアップしている世界戦争状態。まさに地球の危機を前に立ち上がる全世界、って感じで燃えるのですが。
その異界からの地球への侵略に対して、地上より去ったはずの神代の神々、その中の日本の神々八百万の神が密かに人の子らを救うべく総力を結集して誂えた決戦兵器こそが、これがソルグランドなんですね。こういう宇宙や別次元、異世界からの侵略に対して人間の時代となって地上より去っていた地元の神様が戻ってきて力を貸してくれる、という展開なかなか無いんですけれど、これがまた燃えます。
直接の力を行使するんじゃないのですけれど、サポート役の八咫烏とお爺ちゃんのお互いリスペクトしあったコンビがまた心地よく、いい関係なんですよね。



全滅エンドを死に物狂いで回避した。パーティが病んだ。 (雨糸雀)

 ――だからさ、別に片目片足くらいどうってことないって。俺は平気だから。大丈夫だって見捨てないから。償いとかそういうのもいいから。すべて捧げるとか言われても困るから。重い。重いってば!!
ヒロイン全員クソデカ感情がクソデカすぎて、本当にヤバい。ガチ病みだこれ。
超一流冒険者パーティーとして謳われながら、本来のゲーム展開では冒頭に主人公の初登場シーンで無惨に全員惨殺された状態ではじまる、という全滅エンドというかこれ全滅スタートだよね? というパーティーのリーダー・ウォルカが主人公。これも転生モノではあるんだけれど、全滅エンドを回避するための準備期間とか全然なく、記憶が蘇ったのは件の敵モンスター・グリムリーパーに片目片足ぶっ潰されて死にかけになった状態のとき、というこれもうここからどないせいっちゅうところからのスタートなんですよね。いやまじでどないせいっちゅうねん、という絶望的な状況をもう全身全霊魂が摩滅するほどのガチの死物狂いで倒してのけたウォルカ。
問題はここからで、完全に全滅待ったなしの死線の向こう側へ転げ落ちたのを、ウォルカのあまりにもあんまりに凄惨な死闘によってかろうじて引き戻されたパーティーメンバー。死を実感し、絶望に魂を染め上げられ、その上で死を免れ、凄まじい戦いを目の当たりにし、その結果二度とまともに戦えなくなる身体になってしまったリーダーの無惨な姿に……完全に全員脳が焼き尽くされてしまったわけですな。
そりゃもう、病んで病んでえらいことになるヒロインたち。一応普段は見てくれ普通の状態を保ててはいるんですけれど、精神状態やばいのなんの。依存と後悔、罪悪感と使命感でこれがもうメンタルぐちゃぐちゃになってるのが、またこう見ていて……そそる。なんでこんな状態の女の子たちを魅力的にかけるんだ?w
死線をかろうじてくぐり抜けて生き残ったにも関わらず、なんか引き続き断崖絶壁の上で綱渡りさせられているような主人公の危うい環境が、なんか癖になる作品なのでした。
んでこの主人公がボロボロになってまともに戦えない身体になったくせに、そこから新たな剣の領域にたどり着いていっちゃうんですね。それを目の当たりにしてさらに脳が焼かれるヒロインたち。ちょっとこんがり焼きすぎじゃね?




<ハーメルン>から二次創作小説

マージナル・アーカイブス - 子供使い、先生になる - (オーバードライヴ/ドクタークレフ)原作:ブルーアーカイブ/マージナル・オペレーション

元ニートで傭兵隊長、民間軍事の世界で『子供使い』と恐れられたアラタ。
ミャンマーでの戦争を切り抜けた先、彼の次の戦場は―――キヴォトス!?

限りなく透き通る世界で新たなるオペレーションが始まる

ブルーアーカイブ×マージナル・オペレーションのクロスオーバー作品です。

※ヨルムンガンド由来のキャラクタが一部出てきます
【ブルーアーカイブ】やってないんですよ、プレイしてないんだけれど伝え聞く断片的な情報だけでもこれ絶対面白いってわかるんですよね。わかるならやれよって話なんですけれど、これ以上ゲームに手を出す余裕がねえ。唯一ちゃんとやってるFGOですらまだ2部6章途中ですからね。イベント参加するので手一杯で本編進まない。進まなさすぎて、今年のクリスマスイベント参加資格なかったよ! 
でもブルアカ、設定からして絶対好みどストライクなんですよね。とはいえ、大して内容も把握していなくてキャラもわかんない状態なので、二次創作も読んでもわからんだろうなあ、と思っていたのですが。
先生があのアラタとなれば、ちょっと見逃せないですよ? と、ちょっと覗いてみたらドハマリしました。いやこれは、内容の充実度がやべえっすわ。戦闘描写、特にあのイヌワシと称されるアラタのオペレーションの描写がすげえのなんの。いやまじでこの描写密度と緻密さスピード感、凄くないですか? 現代戦のあの複雑怪奇さを余すことなく描ききっている。しかも、このドライブ感がたまんなく痺れる、面白い、がち面白い。