とりあえず継続するのも含めて、これが最後かな。


【呪術廻戦 懐玉・玉折/渋谷事変(第2期)】
【葬送のフリーレン】
【ダークギャザリング】
【ラグナクリムゾン】
【るろうに剣心 ー明治剣客浪漫譚ー】

の5作品について書いてます。




呪術廻戦 懐玉・玉折/渋谷事変 ★★★★

2018年6月、両面宿儺を己の身に宿した虎杖悠仁。
2017年12月、祈本里香の呪いを解いた乙骨憂太。

そして更に時は遡り2006年—。高専時代の五条 悟と夏油 傑。

呪術師として活躍し、向かうところ敵のない2人の元に、不死の術式を持つ呪術界の要・天元からの依頼が届く。

依頼は2つ。天元との適合者である“星漿体(せいしょうたい)” 天内理子、その少女の「護衛」と「抹消」。

呪術界存続の為の護衛任務へと赴くことになった2人だが、そこに伏黒を名乗る“術師殺し”が“星漿体(せいしょうたい)”の暗殺を狙い介入する…。

後に最強の呪術師と最悪の呪詛師と呼ばれる五条と夏油、道を違えた2人の過去が明かされる―。
過去編から渋谷事変まで、とかく辛い展開ばっかりで救いはないんですかー?
いやマジで全然救いないんですよねえ。どんだけ死んだんだろうこれ。五条先生ほんとなに捕まってるんですか、最悪じゃないかもう。虎杖、ここからメンタル復活できるんだろうか。東堂のお陰で一事持ち直したとはいえ、被害も身内の死者も尋常じゃないんだよなあ。
映像アクションはほんと凄いのばっかりだったんですが、内容がとかく心をザクザクと切り刻むものがひたすら多くて、キツかったです。東堂、そういう意味ではこの兄貴は見てるこっちにとっても救いだったわー。実質リタイアが勿体ない。





葬送のフリーレン ★★★★☆

勇者ヒンメルたちと共に、10年に及ぶ冒険の末に魔王を打ち倒し、
世界に平和をもたらした魔法使いフリーレン。
千年以上生きるエルフである彼女は、ヒンメルたちと再会の約束をし、独り旅に出る。
それから50年後、フリーレンはヒンメルのもとを訪ねるが、
50年前と変わらぬ彼女に対し、ヒンメルは老い、人生は残りわずかだった。
その後、死を迎えたヒンメルを目の当たりにし、これまで“人を知る”ことをしてこなかった自分を痛感し、
それを悔いるフリーレンは、“人を知るため”の旅に出る。
その旅路には、さまざまな人との出会い、さまざまな出来事が待っていた―。

なんか雑誌の連載読んでたときよりもフェルンとシュタルクがイチャイチャしてる気がするー。
本作、決して大衆受けするタイプの作品とは思わなかったんですけれど、なんか凄い人気なんですねえ。子供にも人気というのが意外も意外で。スタート時に映画形式で2時間放送したの、あれ効果抜群だったんだなあ。
全体的にテンションの上下幅が非常に抑制的で、どこか淡々とすらしている描き方なんだけれど、描写や背景美術、音楽なんかがとても情緒的でじんわりと心に沁み込んでくる、まさに心と記憶に焼き付く作品になっている。いや、マジでこういうタイプの作品ってなかなかなかっただけに印象深い。面白さの方向性が一般的なアニメとちょっと違うんですよねえ。元の漫画の作風でもあるんだけれど、そのポテンシャルを十全引き出しているどころか、それ以上に発露させている気がする。
しかし、これフリーレンが決して大人メンタルじゃなくて引率役としてかなり怪しいんですよね。真面目なフェルンがフリーレンのお世話係をしているけれど、彼女は彼女で思春期なところもあって結構不安定。シュタルクは完全にガキ、ということでこの三人おこさまパーティーすぎる所があるw
その分、僧侶でおっさんのザインがパーティーに加わって、実際フェルンとシュタルクの揉め事を僧侶らしくちゃんと両方から話聞いてうまいこと諭しているのを見て、こいつマジで頼りになる! と、思ってたのに速攻で離脱しちゃったもんなあ。そうだよなあ、ザインがパーティーに加わった時こんなやつ仲間に居たっけ? と、真面目にこいつの事忘れてたもんなあ。数話でいなくなっちゃってたんだ。
ともあれ、原作の良いところを何倍にもして映像化している傑作である、まじでこれは凄いと思う。






ダークギャザリング ★★★★☆

霊媒体質の幻燈河螢多朗(げんとうが けいたろう)は、かつて霊障を受け、友人を巻き込んで以来引きこもりに。社会復帰すべく家庭教師を始めたところに、不思議な瞳を持つ少女・寶月夜宵(ほうづき やよい)と出会う。

母親を悪霊に連れ去られた夜宵は、手がかりを求め心霊スポットを巡っていた。
強い霊媒体質の夜宵だが霊に避けられており、そのため螢多朗の引き寄せ体質を必要としていた。

一方、螢多朗は自分と大切な人の呪いを解くため、霊媒体質に対処できる力をつけることを決意し、二人は協力関係を結ぶことに。

最高にクレイジーな新感覚オカルトホラーがここに開幕!

絵柄は可愛い系だし、ノリはかなりコメディタッチにも関わらず、内容はガチホラー、ガチでホラー、まじで怖いんですけど!? という脳を破壊されるタイプの作品でした。
現代異能とか悪霊を倒していくアクションモノとも言えるんですけれど、構成のロジックがそっち方向じゃなくて間違いなくホラーとか怪談の側なんですよね。それでて、夜宵ちゃんが頼もしすぎるんですが、夜宵ちゃんが居てすら霊障があまりにもヤバすぎて、ガチで怖いんですけど。
でも、この悪霊怨霊への対処法が毒を持て毒を制すで、より強力な悪霊で悪霊を倒すというやり方なのは新機軸だよなあ。そんな危ない存在を制御できるのか? という点についても無分別に霊を扱っているのではなく、呪い殺される危険を捻じ伏せて使役しているんですよね。保管している最強級の悪霊を取りに行っただけで螢多朗なんど死にかけたか。というヤバいとわかってそれを御してる夜宵ちゃんが凄すぎるわけですが。あと、小学生のくせにこの少女フィジカルモンスターすぎるw
あと、幼馴染の詠子は無事に螢多朗と恋人となり、従妹の夜宵ちゃんを実の妹のように可愛がり、夜宵のオカルトにも全面的に支援して付き合ってくれている子なんですけれど、本性の病みっぷりを見るとこの娘死んだら悪霊になる資質ありまくりじゃなかろうか。
今は夜宵ちゃんって小学生で小さいからいいんですけれど、成長して女性として成熟してきたら螢多朗との関係、今でも命預けあえるような固い絆で結ばれている以上、下手したら修羅場になりそうって想像しちゃうんですよねえ。そうなると、ラスボスが詠子になっても全然不思議じゃないw
アニメの方は愛依をつけねらう神様を討伐スべく、集めた卒業生を総動員して総力戦でこれを京都で討つ。しかも人間に成り代わって暗躍する悪霊達にも対処しつつ、となんか最終決戦ののりでこれから京都編はじまるよ、という所で2クール終了して、えらいところで終わるなあ、と。
いやこれ2期目京都編やってくれんと収まらんですよ? 毎回怖いながらもめちゃくちゃ面白かったです。





ラグナクリムゾン ★★★★

翼の血族による襲撃で狩竜人の少年・ラグナの日常は崩壊した。
全てを失った未来の自分から託された最強の力と滅竜の使命、
元竜王にして最凶の相棒クリムゾンとの邂逅。何より大切な存在であるレオニカとの別離。
それは、限界を超えた過酷な日々の始まりだった。

“翼の王”アルテマティアとの戦いの果てに出会ったのは、
国内最高戦力・銀装兵団と、圧倒的なカリスマで兵を率いる”銀器姫”スターリア・レーゼ。
そしてついに""翼の血族""最強の男が立ちはだかる──。

戦いは、新たなステージへ。
戦力差30倍、今、絶望的な戦争の幕が上がる。
それまでも面白かったんですけれど、王都でのアルテマティア戦から面白さが跳ね上がりましたなあ。
翼の血族、竜の側も元々は人間だったという事もあって、仲間との親愛、熱い想いなんかは人間と変わらないもので、仲間内の結束や絆の強さの描き方なんかすごく感動的ですらあるんだけれど、それを人間をゴミクズのように踏みにじりながらやるもんだから、情緒がかき乱されるw
竜からすると、アルテマティアを蹂躙したラグナはまさに憎むべき敵なんですけれど、ラグナからすれば竜ども絶対殺すという激情、怒り、憎しみはまさに正しき怒りってやつなんで、アルテマティアを抹殺一歩手前まで追い込み、偽善の御為ごかしをご満悦で振りまいていたアルテマティアが完全にビビって泣かすまで追い詰めていくシーンは正直滾りましたよ。
一方で、戦後に怯えて力も使えなくなってダメになってしまった彼女をカムイが煽りまくりながら労り慰めるシーンなんか、なんかラブラブっぷりが伝わってきて、なんかもう色んな意味でたまらん。
こいつら翼の血族が元は人間であり、竜の血を無理やりにでも与えられた事で心のありようは変わりないのに見える価値観が変質してしまい、今のような存在になってしまっている、というのもなんか来るものがあるんですよねえ。本来なら彼らもまたラグナのように竜に怒りを憎しみを抱き、人を守るために決死の思いで戦っていた存在だったかもしれないのに、というこのグルグル心を揺さぶってくる事実。
この両者の噛み合いっぷりと噛み合わなさは、もう情緒がかき乱されるとしか言えない気持ちの揺さぶられ方させられるんですよねえ。

銀装兵団と偶然から合流してからの、連中とのすっとぼけたやり取り、コメディも愉快痛快で、いやあシンプルに面白いですわー。






るろうに剣心 ー明治剣客浪漫譚ー ★★★☆

幕末の動乱期、“人斬り抜刀斎”と恐れられた志士がいた。
その男は、新しい時代の到来と共に人々の前から姿を消し去り、「最強」という名の伝説と化していった。

時は流れ――明治十一年、東京下町。
逆刃刀を腰に下げ、不殺を誓う旅の剣客・緋村剣心は、神谷活心流の師範代・神谷薫と出会う。
剣心は、活心流を騙る辻斬り「人斬り抜刀斎」の事件を解決したことをきっかけに、薫のもとに居候することとなる。
東京府士族出身の明神弥彦、喧嘩屋を称する相楽左之助といった仲間たちとの出会い
過去の因縁によって戦うこととなる宿敵たちとの対峙。
新しい時代を懸命に生きる人々による明治剣客浪漫譚、ここに開幕――!
1996年から98年に放送されたアニメのリメイク、25年以上前になるのか旧作って。
昔のアニメはまあテレビの都合というものに山ほど左右されたため、なんでこんな事になってるんだ? という内容や展開もあったにはあったんですけれど、それでも出来うる範囲で全力で作られた良作だったと思います。声優も初挑戦という宝塚歌劇団出身の涼風真世さんの剣心の声も、あれ最初は違和感ありましたけれど演技力はさすがでしたし、最終的には馴染んでたように記憶しています。
神谷道場での斎藤一戦なんかはアクションとしても迫力満点で見応えありましたし、剣心が旅立つシーンは美しいの一言でした。
そういう意味では旧作も良いアニメだったんですよ。それをリメイクともなると、さあどうなることか、とも思ってたんですが。いやこれ期待していた以上に丁寧に丁寧に、本当に丁寧に心込めて作ってる感が伝わってきて、リメイク作品としてはほぼ満点なんじゃないでしょうか。100点をこえて120点、とまで言えるほどとんでもないいい意味でヤバい作品ではないんですけれど。細かいところまで行き届いていて、内容とはしては一度見てるんだよなあ、と思いつつも見るとついつい毎回最後まで見入ってしまっているんですよねえ。
京都編以降は旧作あんまり印象残ってないんですけど、出来栄えとしてはどうだったんだろう。そういう意味でも、ここからの期待値はちょっと上がっちゃうんですよね。ここからこそが楽しみかもしれない。