4歳以上 オープン (国際)(特指) ハンデ 京都競馬場2,400メートル(芝・右 外)

久々の京都開催での日経新春杯であります。
年明け最初の大きいレースって感じですね、日経新春杯。
とはいえ、近年はここを勝ってステップアップ、とはなかなか行かず以降燻ってしまう馬も多いのですけれど。

今年は特に、去年の暮に各世代でG1戦線を引っ張ってきたトップランナーたちがまとめて引退しちゃったこともあり、現役世代どうも小粒になった印象がどうしてもあるんですよねえ。
現5歳世代がドウデュース、スターズオンアースの両巨頭以外ではジャスティンパレスくらいしか中長距離以上のG1馬がいないだけに。……ディープボンド、まだワンチャンあるんじゃない、今年?
ボッケリーニとヒシイグアスの8歳も。
まあここから去年のクラシック世代の台頭も期待したいところですが。
そんな現4歳世代で筆頭のリバティアイランドを除くと、やはり注目はクラシック三冠をとったソールオリエンス、タスティエーラ、ドゥレッツァの3頭なわけですけれど、この3頭以外にもクラシック戦線をライバルとして戦い抜いてきた連中がいるわけで、彼らの活躍も期待したいところなんですよね。そんな世代牡馬の中長距離での有力馬と言えるのが。
チャレンジCで古馬を撃破したベラジオオペラ。共同通信杯を勝ったファントムシーフ。札幌記念で2着に入ったトップナイフ。そして今日このレースを出走したサトノグランツ、ハーツコンチェルト。このあたりがクラシック戦線を賑わせた面々でしょう。
実際、この2頭が3番人気2番人気を集めたのですが、彼らを置いて1番人気にあげられたのがブローザホーンくんでした。
この子はまた遅咲きの馬で3歳の時はなかなか勝ち上がれずに9戦目でようやく未勝利を勝ち、1勝クラスを突破したのは暮れの12月。ここで長距離路線に目覚めてとんとんと勝ち上がり、そのまま初重賞の函館記念で3着。ここらへんから新興勢力として認識され始め、続く札幌日経OPで6馬身の圧勝をキメたことで重賞を勝てる馬の新規参入だ! と盛り上がったんですよね。
ところが、続くG2京都大賞典でディープボンドの2番人気にまであげられたものの、レース途中に心房細動を発症してしまい、競走中止。一気に最上位クラスまで駆け上がっていたのが一旦躓いてしまったわけです。
その後病み上がりという事もありじっくりと調整されていたのですが、3ヶ月ぶりの実戦としてこの日系新春杯を選んだのでした。
果たして以前通りの力を発揮し、勢いが失われていないか。本当に重賞クラスの力があるのか。ここから、G1戦線で戦っていける力があるのか。その真価が問われる一戦でもありましたが。



序盤、貫太のリビアングラスとディアスティマ、そしてシンリョクカの3頭による先頭争いが生じたために相当早いことに。先頭争いというか、比較的早めにディアスティマが前に立ったんだけれどシンリョクカとリビアングラスが並んじゃってスピードが落ち着かなかったんですよね。馬場も重めだったみたいだし、消耗戦に。
ここをジワリと前にいるハーツコンチェルト、サトノグランツ、サヴォーナをまとめて差し切ったブローザホーンは一枚実力上でしたね。ちょっと地力が違うところを見せた。これは今後も楽しみな勝ち方。
2〜4着は4歳世代が占めたのだけれど、2着は実績のある上にあげた2頭と違い3歳時はあまり評価されてなかったサヴォーナが同世代を捲くってきた感じ。神戸新聞杯で10番人気ながら2着に入っているし、菊花賞でも5着と掲示板に載っているので、実力に人気と実態が追いついてきたというべきか。3着のサトノグランツがハンデ戦というのもあって57.5キロを背負い、サヴォーナが56キロと斤量に差があったのもあるんだろうけれど、クラシック三強に追いつき追い越せの中ではベラジオオペラに続く位置くらいにはつけたんじゃないだろうか。
グランツはとりあえず菊花賞10着の大敗からは立て直せたんじゃないかと。ハーツコンチェルトも外外回らされての4着は悪くはなし。ただ新馬戦以来勝ってないのも確かなんで、とりあえず2勝目欲しいわなあ。