冬アニメ、第一話を視聴しての雑感、その2です。

【最強タンクの迷宮攻略〜体力9999のレアスキル持ちタンク、勇者パーティーを追放される〜】
【最弱テイマーはゴミ拾いの旅を始めました。】
【即死チートが最強すぎて、異世界のやつらがまるで相手にならないんですが。】
【ダンジョン飯】
【治癒魔法の間違った使い方】

の5作品について触れております。



最強タンクの迷宮攻略〜体力9999のレアスキル持ちタンク、勇者パーティーを追放される〜 

歴代最高の外皮【9999】の数値を持つルードは、勇者パーティーの盾役として迷宮攻略に挑んでいた。
それはどんな願いも叶えるとされる秘宝を見つけ、最愛の妹の病気を治すため――。

しかしある日、ルードはパーティーを追放されてしまう。理由は犹箸┐覆ぅ好ル瓩箸気譴燭……。
思いがけぬ展開により、未知なるスキルが判明。それはとてつもなく強力なスキルだった!

最高値の外皮9999とスキルを駆使した最強タンク・ルードの冒険譚!ここに開幕!
……どんな話だったっけ。見たはずなんだけど、ほとんど思い出せない。確か、ダメージを肩代わりする代わりに攻撃力があがるとかなんとかっていうスキルだったとかそんな話でしたか。とりあえず一話見終えた事からして見ている間は飽きて視聴取りやめみたいにはならなかったので、アニメとしての作りは悪くなかったと思うんだけど、とかく内容が頭に残ってない、印象が薄い作品でした。これはもうちょっといいかなあ。



最弱テイマーはゴミ拾いの旅を始めました。 ★★★

その少女のスキルは、魔物を手懐ける『テイマー』。ただしランクは、最弱の『星なし』。最弱テイマーのアイビーは、不吉な子供として村から追われ、『捨て場』のゴミを拾いながら冒険の旅を始めた。か弱いレアスライムや、凶暴な魔物アダンダラと友達になったアイビーは、魔物たちの特殊能力と、前世の記憶による大人顔負けの洞察力で、あらゆる困難をくぐり抜ける。かわいい少女と、かわいい魔物による、ほのぼのサバイバルファンタジー。

最序盤の肩掛けのカバンを4つもたすき掛けに肩にかけていくシーンの作画の丁寧さに圧倒される。アイビーという少女の細かい所作や仕草の動きにいちいち気持ちこもっているような描き方で、これは全体的にすごく丁寧に大切に描いてるんだなあ、というのが伝わってくるアニメーションでした。
一方で物語としては、ひたすら主人公アイビーの独白による状況説明に、一匹のスライムと出会い彼をテイムして主従になるまでが描かれるんだけれど、とにかく話が進まない。情感のこもった情景描写と主人公アイビーの感情のこもった情緒たっぷりの心理描写。それらは鮮烈ですらあるんだけれど、さすがに一話まるまる使うのは冗長にも思えた。テンポが早けりゃいいってもんじゃあないけれど、丁寧にやりすぎて遅々として進まないのもそれはそれで、という感じ。
次からもうちょっと回転良くなってきたら、この丁寧さが面白い方へと転がっていきそうな気配は色濃くあるのだけれど。雑に作ってるのよりよっぽどいいですもんね。
あと、アイビー、危険回避のために髪を切って男装して旅をする、と宣ってるけれど、明らかに見た目が可愛すぎて女にしか見えない!! 







即死チートが最強すぎて、異世界のやつらがまるで相手にならないんですが。 ★★★

全ての敵を即死させる!最強主人公爆誕!!
修学旅行中、高遠夜霧とクラスメイトたちは、突然異世界に召喚された。
召喚したのは賢者を名乗る女、シオン。彼女は《ギフト》と呼ばれる特殊能力を彼らに与え、
賢者になるための試練をクリアしろと一方的に宣告する。
突然の事態に動揺しつつも行動を開始する一同。
だが、なぜか《ギフト》を与えられなかった夜霧や壇ノ浦知千佳ら一部の生徒は、
ドラゴンが迫る草原に囮として置き去りにされてしまう。
飛来したドラゴンによって次々に殺されていく残された生徒たち。
夜霧と知千佳も絶体絶命の大ピンチ!
......かに思われたが......。
「死ね」
夜霧はその一言でドラゴンを撃退。
なんと彼は、任意の対象を即座に殺せる《即死チート》の持ち主だった!!!
元いた世界への帰還を目指し、旅を始める夜霧と知千佳。
そんな彼らの前に現れるのは異世界にいるチート能力者たち。不死身の吸血鬼?
やり直しの勇者?
神に溺愛されし転生者?
そんなやつら、即死チートの相手にはまるでならないんですが!
前代未聞のチート能力が武器のダウナー系少年とちょっぴり残念な美少女の異世界冒険が今、幕を開ける!!

こうしてみるとクラスメイト、それまで普通に生徒やってたのが不思議なくらい倫理観なくなってるよなあ。これ何らかの精神面の影響とかあったんだったっけ。
ウェブ版は途中まで読んでました。これも随分前から連載してたやつですよね。これ、まじで夜霧が死ねと思っただけで相手がただ死ぬので、映像映えしないと思うんですけどアニメ的にはどうなんだろう。まあ死に方にはバリエーションないのだけれど、敵に関しては普通の創作物でボスだのラスボスだの裏ボスだの設定上の最強存在だの、みたいな小悪党から訳分からん階梯の神以上の存在までよりどりみどりで出てきては問答無用で即死していくので、そういう意味では敵の種類に関してはバリエーションゆたかだと思う。アニメで映像と声がつくと思いの外良かったのが知千佳のツッコミ。けっこうキレのあるツッコミで、色んな意味で彼女がこのアニメの要になるかも知れない。まあこの娘はこの娘で相当に図太いのだけど。夜霧みたいなのと一緒に居てこの娘全然ビビったり日和ったりしなかったもんなあ。







ダンジョン飯 ★★★★☆

ダンジョン飯。 それは、""食う""か""食われる""か―――

ダンジョン深奥で、レッドドラゴンに妹が喰われた!
命からがら地上へ生還した冒険者のライオス。
再びダンジョンへ挑もうとするも、お金や食糧は迷宮の奥底……。
妹が消化されてしまうかもしれない危機的な状況の中、ライオスは決意する。
「食糧は、迷宮内で自給自足する!」
スライム、バジリスク、ミミック、そしてドラゴン!
襲い来る魔物たちを食べながらダンジョン踏破を目指せ、冒険者よ!

原作の漫画は既読、と言っても最終巻はまだ読んでないんだけど。
というわけで、漫画が出版された当初から話題沸騰だった異世界グルメの決定版。
ってか、改めて最初から見ると、妹がドラゴンに食われた、というのにとりあえず腹ごなしからはじめるライオス相当狂ってるように見えるよなあ。しかも、魔物食をしながらダンジョンに潜らなきゃいけないという状況にかなりワクワクしているし。
もちろん、復活直後に矢も盾もたまらず準備を整える間も惜しんで再びダンジョン深層に突撃していくわけだから、ライオスも焦っているのは確かなんだけど。
ここらへん、最序盤はとにかく魔物を調理して食べる話、というのを最優先して作っていたのが何となく伝わってくる構成な気がする。
それはそれとして、めちゃくちゃ面白んだけれど。いやー……マジで面白いなあ!!
最初から原作が原作だから面白いのはわかっていたけれど、それはそれとしてホントに面白いなあ!という感情の湧き立ちであります。あと、マルセルが思いの外可愛い。もっとこう、マルセルーって感じで濃い感じの顔になるかなーと勝手に思ってたんだけれど、思いの外普通に可愛かった。







治癒魔法の間違った使い方 ★★★★


平凡な高校生・兎里 健(ウサト)は、帰宅の途中、生徒会長の犬上鈴音(スズネ)、クラスメイトの龍泉一樹(カズキ)とともに突如現れた魔法陣に飲み込まれてしまう――。

気づくと、そこは異世界。
3人は王国に攻め込んでくる魔王軍に対抗できる『勇者』として召喚された……はずが、勇者の適性を持っていたのはスズネとカズキのみ。
ウサトは巻き込まれただけだった!

しかし、ウサトに“治癒魔法”の適性があることが判ると事態は一変。
救命団団長を名乗るローズが現れ、ウサトを力ずくで連れ去ってしまう。

そこでウサトを待っていたのは、想像を超える地獄の訓練の日々だった――!
ああ、最初の頃はウサトって本当に普通の平凡な高校生だったんだなあ、と連載漫画の方の彼の現状を見て遠い目になってしまったw
原作の小説の方は未接種なのですけれど、雑誌の漫画連載の方を読んでてこれがまたかなり面白くて、うふふふ。
スズネ先輩、日本にいるときは品行方正の落ち着いた感じのお嬢さんって感じで……だれ?って風だったのですけれど、異世界の方にきた途端に目をキラキラさせてオラわくわくしてきたぞっ、て感じてはっちゃけ出したのを見て、ああスズネ先輩だ、と安心した次第。
内容の方は海兵隊だかレンジャー隊員だかバリに地獄の訓練を施されて脳筋改造された挙げ句に、治癒魔法で味方を助けるのだか殴るのだかよくわからない辻ヒール殴りバーサーカーみたいな怪物と成って戦場を駆け回るやべえ集団の一員に組み込まれてしまい、無事に同類のバーサーカーになっていく平凡だった少年の物語である。
かなりテンポも良くてアニメの方も良い出来栄えの第一話でありました。ウサトの能力が治癒魔法と発覚してからの王国の人たちの反応が、ガチでウサトの行く末を心配してくれていて焦りまくってて、とりあえずこの人たちイイ人だ、とわかってしまうのがなんともはやw そして、どれだけ恐れられてるんだ救命団。